2002
CG3 + 2 : California Guitar Trio with Tony Levin and Pat Mastelotto
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Bert Lams - Guitar, Tenor Guitar
Paul Richards - Guitar, Slide Guitar
Hideyo Moriya - Guitar, Mando - Cello
Tony
Levin - Bass, Chapman Stick
Pat Mastelotto - Traps And Buttons
カリフォルニア・ギター・トリオと、レヴィン、マステロットの共作。
(追加:2006年1月25日)
Thunderbird Suite : Rhythm Buddies
The Rhythm Buddies are
Trey Gunn - Warr guitar, keyboard
Pat Mastelotto - percussive propulsion
No Overdubs! No Edits! No BS!
2 guy, 2 microphones recorded direct to 2 tracks during the King Crimson
HAPPY production rehearsal
クレジットによるならば、クリムゾンの 『 Happy With What You Have To Be Happy With 』
のレコーディング時の作品ということになる。
タイトルからするとバディ・リッチへのトリビュート色がある作品なのかもしれないが、私はバディ・リッチについての造詣が深くない、というか全くの門外漢であるためよくわからない。
15分前後✕3曲という構成は、ガンとマステロットのリハーサルを楽曲化しただけなのかもしれないが、編集行為に没頭しがちなマステロットの素の演奏を堪能することができる作品と捉えることもできる。
こういう作品に接すると、唄モノのバックでマステロットが生ドラムに専念した作品を聴いてみたくなる。
(追加:2015年7月1日)
2004
Guitar Wars DVD + Bonus CD Edition
DVD
Bonus CD
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Band:
John Paul Jones bass guitars, lap steel and mandolin
Steve Hackett guitars, vocals and harmonica
Paul Gilbert guitars and vocals
Nuno Bettencourt guitars, vocals and drums
Pat Mastelotto drums
Roger King keyboards
Mike Szuter bass guitars, vocals and guitar
Gary Cherone vocals
Hard Rock Cafe Japan 20周年記念のライヴを収録した作品。 CD単体フォーマットもリリースされているが、これはライヴのほぼ全容を収録したDVDと、ボーナスCDをセットにしたもの。
主催者側主体の企画モノであることは確かだが、内容は素晴らしい。 ジョン・ポール・ジョーンズとハケットは知っているが、ポール・ギルバートとヌーノについてはあまり詳しくない自分にも充分楽しめることができる。 知ってる知らないの組み合わせが逆の人には必ずしも勧められないのかもしれないが。
ライナーを読むと、ヌーノとマステロットの相性は悪かったらしい。 話半分で読んでいたのだが、なんと肝心のアンコールの
” Communication Breakdown ”
のドラムを叩いているのは、そのヌーノ。 ”
Red Rooster ”
でもヌーノの横で時折叩いている程度。 これはさすがに可哀想である。 他の曲でアップで映った時のマステロットはとても楽しそうに演奏しており、それだけに余計もの悲しくなってくる。
個人的にクリムゾンでのマステロットの演奏、音源編集作業は好みでないことが多い。 しかし、そんなことを忘れて応援したくなってしまう。
(追加:2004年5月10日)
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Improvised by TU. nurtured & recorded Nov 6th - 14th 2002 at Matt
Chamberlain's Seattle loft by Bill Munyon
Additional recording : The Zone, The Tracking Room and Hotel rooms around the world
Vox on ' The Noose ' by Herotaka Sunplaza Nakano
Drunken hand percussion on " Misery " by Branden Harper & Sherman Oaks
Sax sample on ' Untamed Chicken ' from Brad Houserfather
Words of Wisdom from the King, the Duke & the Baby
マステロットとガンによるデュオ作品。
正直あまり期待はしていなかった。 マステロットによる音源編集作業にお付き合いする覚悟で聴いてみたのだが、予想を裏切って良い。 マステロットとムニヨンによる自慰行為から脱していない曲も残ってはいるが、本作品のためにレコーディングを行った音源が中心になっていることが功を奏したのか、しっかりとまとまっている曲も多く収められている。
特にミックスに Machine を起用した ” Absinthe
& a Cracker ” と ” The NOOOSE ”
の出来が素晴らしい。 『 The Power To Beleive 』
での成功に気をよくした二番煎じと言ったらそれまでかもしれないが、クリムゾンを知らない世代にも受けるであろう現役度の高い楽曲である。 後者での日本語によるデッドエンドなスクリーミングだけは、さすがに止めてほしかったが。
(追加:2004年4月25日)
2005
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Trey Gunn - Warr guitar Samuli Kosminen - accordion samples, voice samples Pat Mastelotto - rhythmic devices Kimmo Pohjonen - accordion, voice
Produced : Pat Mastelotto with Kimmo Pohjonen and Phillip Page Mixed, engineered, edited and assembled : Pat Mastelotto at the Zone Studio & Pat's Garage, Austin Texas Assistant engineer : Pat Mastelotto at the Zone
Recorded : April, 2004 live at Eggman, Tokyo by Shigeru Sugiyama and Nosturi, Helsinki by Petteri Laukkanen
マステロットとガンによるTUに、アコーディオン・デュオが加えた日本でのライヴを収録した作品。
TUでのスタジオ作品に続き、本作品も良い。
私自身ライヴには足を運ばなかったので、どこまでが実際の演奏なのかよくわからないのだが、二人だけの演奏にアコーディオン(とそのサンプル)が絡むところ、及びスタジオでの加工とも成功しているように思える。
二人とも、クリムゾンとしても活動している期間より充実した作品をリリースしているように思える。 現役メンバーとして、クリムゾンとは異なるもの、を意識するより、素直に自分たちがやりたいことをやっているほうが成果が高いのは、当人達にとってはあまり面白くはない話だろう。
(追加:2007年4月30日)
Zwar : TUNER
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リリースは2010年
Pat Mastelotto : Traps & Buttons
Markus Reuter : Tuch Guitar, Keyboards, Live Looping, Samples
Prouduced By Markus Reuter And Pat Mastelotto
パット・マステロットとトレイ・ガンのユニットが TU、そこから派生したユニットが KTU なのに対し、本作品でのマステロットとマーカス・ロイターによるユニットは TUNER である。
ライヴ音源をもとにスタジオで加工が施されているだろう各楽曲の印象は、重低音をベースにひたすら重い。 キング・クリムゾンの ” Industry ” のカヴァーも、ブルッフォード&レヴィンのリズム・パターンが強烈に再現されている。
各作品の印象は大きく異るものの xTUx の作品に良作が多いのは、マステロットの手腕なのだろう。
(追加:2021年10月10日)
2006
Elysium For The Brave : Azam Ali
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Trey Gunn - Warr Guitar [ tracks 1 and 6 ]
Pat Mastelotto - Drum
Set, Toms [ track 1 ]
Niyaz というバンドでヴォーカルを務めるイラン人のアザム・アリのセカンド・ソロ・アルバム。
解説によれば、バンドと比べてこのソロ・アルバムは民族色が薄いらしいが、この手の音楽に詳しくない私にしてみれば充分に中東っぽいし、ではこれがイランっぽいのかというと残念ながらそこまでの知見は持ち合わせていない。
パット・マステロットは、” Endless Reverie
” でトレイ・ガンとリズム隊を構成している。
しかしながら本曲は特別にクリムゾン風な所はないし、他の曲と比べて特段雰囲気が変わっているところもない。
アザム・アリの活動のベースがロサンゼルスということで、ライヴ・ハウス等で知り合ったことが参加に繋がった程度のことかもしれない。
(追加:2018年11月10日)
Return To The Dark Side Of The Moon
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Adrian Belew - Vocals ( 1 )
Bill Bruford - Drums ( 5 )
Tony Levin - Bass ( 5 )
Pat Mastelotto - Drums ( 6 )
John Wetton - Vocals ( 6 ), Bass ( 9 )
フロイドの 『 The Dark Sid Of The Moon 』
のトリビュート・アルバム。
プログレ人脈の名前欲しさで雇われたものと思われるが、たいした演奏はしていない。
(追加:2006年6月25日)
2008
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Trey Gunn - Warr guitar
Kimmo Pohjonen - accordion, voice
Pat Mastelotto - Rhythmic devices, beats and noises
ガン とマステロットによる KTU の作品。
(追加:2012年10月25日)
2009
Talking With Strangers : Judy Dyble
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Ian McDonald - Flute,
Saxophone, Uklele
Robert Fripp
- Guitar and Soundscapes
Pat Mastelotto - Drums, Percussion
ジュディ・ダイブルのソロ4作品目。
フォーク・ロック調の曲にも、しっかりと対応している。
(追加:2009年8月25日)
2010
Sometime Soon : The Curator
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Judy Dyble : Vocals ( On The Great North Road, Stuck In Traffic )
Pat Mastelotto
: Drums ( If Time Allows Us To )
Alistair Murphy というキーボード&ギター奏者によるプロジェクト作品。 パット・マステロットは ”
If Time Allows Us
To ” に参加している。
この Alistair Murphy
は、本作にもゲスト参加しているジュディ・ダイブルの作品にも参加しており、マステロットの参加はその流れによるものと思われる。
この時期のマステロットの活動はスティック・メン、そしてセッションであった。
セッションといってもメジャーなアーティストの作品への参加ではなく、本作のように人脈系の作品への参加が中心であった。
軸足をぶらさなかった背景にキング・クリムゾンへの拘りがあったと思いたい。
(追加:2018年11月25日)