2001
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chris arduser - drums, vocals, mandolin, acoustic guitar
adrian belew - guitars, vocals
rob fetters - guitars, vocals
boo nyswonger - bass, keyboards, acoustic guitar
robert fripp -
guitar solo on "dave"
produced by adrian belew
ブリューによるベアーズの13年振りの作品。
丹念に作り込まれた、素晴らしい作品。
(追加:2010年1月10日)
Strange Little Girls : Tori Amos
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トーリ・エイモスによる、男性ヴォーカルの楽曲のカヴァー集。 原曲のアレンジは殆ど活かされておらず、より重くアヴァンギャルドな方向に走っているのだが、歌メロは原曲を踏襲しているという不思議な作品。 チャートでの実績を確認すると、ビルボードで4位まで獲得しているのだが、リスナー層が思い浮かばない。 そんな作品ではあるがブリューの活躍度は極めて高い。 激しく歪んだブリューのギターが根幹をなしている曲もあれば、ひたすらノイズを発振している曲もある。 楽しそうにギターを演奏しているブリューの姿が目に浮かぶ。 (追加:2015年10月25日)
2003
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the bears :
adrian belew - guitar / vocals
chris arduser - drums / vocals / mandolin
rob fetters - guitar / vocals
boo nyswonger - bass
ベアーズが、2002年2月に行ったライヴを収録したアルバム。
傑作 『 Car Caught Fire 』
リリース後のライヴということもあり、同アルバムからの作品が多く収録されている。
演奏は一言で言ってしまえばラフ。 ポップでありながら丹念につくりこまれているところが味わい深かった
『 Car Caught Fire 』
と比較するとその落差は大きい。 アルバムのプロモーションを意図したものではなく、どちらかと言えば「アルバムつくった! 次はライヴだぜ!」的な勢いでつくられた作品だと思う。
もともと仲間内の趣味でやっているバンドなわけで、ブリューの粗製作品の一つとして寛容に受け止めることが必要だと思う。 ただ、サイケデリックな熊の絵のジャケットだけはやはりいただけないと思う。
(追加:2003年7月10日)
2004
TOK10 : TOKIO
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Produced & Arranged by Adrian Belew All Instruments : Adrian Belew
TOKIO がデビュー10周年記念に発売したアルバム。 ジャニーズの先輩達の曲をカヴァーしている。
その中で、THE GOOD-BYE の ” 気まぐれOne Way Boy
” のバックの全てをブリューが担当している。
しかもその内容は、ドタバタとしたドラム、アーミングを多用したコード弾き、そしてアーミングとディストーションをかましたギター・ソロと、ブリューの良質なソロ・アルバムに収録されているような佳曲に仕上がっている。
ギター・ソロをチョロッと弾いて終わり、という選択肢もあったにもかかわらず、全力投球した作品を提供しているブリューを、素晴らしいと思う。
(追加:2013年7月10日)
2005
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All instruments and vocals by Adrian Belew
with Les Claypool bass, Danny Carey drums & tabla for Ampersand, Writing On The Wall,
& Matchless Man,
with Gary Tussing cello for Madness, Peter Hyrka violin for Madness & Pause
and Ian Wallace as
the Voice of the bbc
ブリューの最新ソロ・アルバム。 一言で言えば傑作。
クリムゾン関係のソロ・アルバムとしては、2003に発表されたウォーレスの
『 Happiness with minimal side effects 』
以来の素晴らしい作品だと思う。 バンド編成の曲も多重録音の曲も、趣味に走りすぎることなく完成度が高い。
仮にクリムゾンが固定メンバーでずっと続いていて、
メンバーによる初のソロ・アルバムが本作品だとしよう。 ミュージシャンを大袈裟に褒める70年代のライナーだったら、こんな感じになるのかもしれない。
「クリムゾンのメンバーによる初のソロ・アルバムが、エイドリアン・ブリューから届けられた。 クリムゾンの陽気な部分を担当しているイメージが強いブリューだけに、ソロ・アルバムも彼のポップな面が強調された作品になるものだと思っていた。 しかし私の想像は良い意味で裏切られた。 80年代から90年代のクリムゾンの様々なサウンドがミックスされ、より深化させたような作品である。 私は今までブリュー対して、同じギターリストであるフリップのサイド・マン的イメージを持っていた。 しかし、本作品を聴いた今、彼こそがクリムゾンのサウンドの要であると確信している!」
(追加:2005年3月25日)
Side Two : Adrian Belew
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All instruments and vocals by Adrian Belew
with Erick Cole left acoustic guitar for " I Wish I Knew " balakaika for
" Face To Fade ", and Roland Handsonic Thermin For " Asleep "
with Peter Hyrka violin & Gary Tussing cello for second half of " Asleep "
and leah belew as the whispering voice for " Asleep "
3部作としてアナウンスされている、Side
シリーズの第二弾。
前作 『 Side One 』
との決定的な違いは、バンド形式の楽曲が収録されていないこと。 もちろん前作においてもバンド形式の楽曲は3曲のみで、それ以外は本作と同じブリューによる多重録音の楽曲ばかりなのだが、その3曲の出来が素晴らしかっただけに、本作の印象は若干地味である。
とはいえ多重録音の楽曲も評価に困る実験音楽風の作品ではなく、ブリューの歪みまくったギター・ソロを堪能することができ、打ち込み(
V-Drums?)の音さえ気にしなければなかなか味わい深い。
『 Side Three 』 の予告として、「 the more eclectic approach of previous solo
efforts including surprising guests 」
とライナーに記載してあるのがとても気になる。 やっぱりフリップなのだろうか?
(追加:2005年8月10日)
Disc 1
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Steven Wilson - vocals, guitars, piano, keyboards,
hammered dulcimer, bass guitar on 1,3,5(middle section),7
Richard Barbieri - keyboards and synthesizers
Colin Edwin - bass guitar
Gavin Harrison -
drums and percussion
GUESTS:
Adrian Belew - solo guitar on 1 and 4
Mikael Akerfeldt - harmonoy vocals on 1,3,5, second guitar solo on 5
ポーキュパイン・トゥリーの日本でのデビュー・アルバム。
ブリューはギター・ソロで2曲に参加。
(追加:2008年8月10日)
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John Billings bass guitar
Michael Clay piano, keys, guitar
Mel Collins
alto and tenor saxophones, flutes, bass clarinet
Ernie Myers lead and backing vocals, guitar
Ian Wallace
lead and backing vocals, yamaha acoustic and electronic drums, percussion, keyboards
with special guests :
Adrian Belew lead guitar
Margie Pomeroy backing vocals
Hagi Wallace backing vocals
イアン・ウォーレスを中心にしたプロジェクト。 ブリューはゲストとしてクレジットされているが、どの曲で演奏しているかは不明。 (追加:2006年1月10日)
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John
Wetton - Vocals, Bass ( Disc 1-7 ) Lead Vocal, Bass ( Disc 2-1 )
Tony Levin - Bass ( Disc 1-2,12,13 ) Bass, Stick (Disc 2-10)
Adrian Belew - Lead Vocal ( Disc 1-1,Disc 2-7) Lead Guitars ( Disc 1-7 )
Acoustic Guitars ( Disc 2-1 )
『 The Wall 』
のトリビュート・アルバム。
”In The Flesh?” と ”The Show Must Go On”
といった、美味しい位置づけの曲でのヴォーカルは、一生懸命唄っています、といったところ。
ギターで参加している2曲のヴォーカルはウェットン。 スタジオで顔を合わせた可能性は少ないと思うが、珍しい組み合わせだと思う。
(追加:2006年2月10日)
2006
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All instruments and vocals by Adrian Belew
with Les Claypool bass, Danny Carey drums for whatever & men in
helicopters version 4.0
with Robert Fripp
flute guitar for water turns to wine,
with Mel Collins
saxophone for beat box car & flutes for truth is
with the voice of The Prophet Omega for troubles,
and Martha Belew as the telephone message for incompete indifferenc
3部作の最終作。
『 Side Two 』 において、「 the more eclectic approach of previous solo efforts
including surprising guests 」
と予告された結果は、フリップとコリンズの参加であった。
『 Side One 』
以来のバンド形式の楽曲が収められていることもあり、前作よりも印象は派手。 脱力感が漂うブリューのラップ(もどき)に目をつぶれば、全体に佳作が多く楽しめる内容。 個人的好みで言えば、One
-> Three -> Two の順番になる。
しかしこの3部作、なんで日本盤では発売されないのだろう? 内容が良いだけに残念。
しばらくしたら3枚組BOXセット国内独占販売!、なんてことになりそうな気もして、ちょっと怖い。
(追加:2006年5月10日)
Return To The Dark Side Of The Moon
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Adrian Belew - Vocals ( 1 )
Bill Bruford - (
5 )
Tony Levin -
Bass ( 5 )
Pat Mastelotto
- Drums ( 6 )
John Wetton
- Vocals ( 6 ), Bass ( 9 )
フロイドのアルバム・トリビュート作品に、前作に引き続きブリューは参加している。
ただ、前作ほどの活躍場面はなく、1曲でヴォーカルをとっているだけである。
(追加:2006年6月25日)
2007
Eureka! : The Bears
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Chris Arduser : drums, vocals, tenor guitar, mandolin
Adrian Belew
: guitar, vocals
Rob Fetters : guitar, vocals, keyboards
Bob
Nyswonger : bass
仲間同士の活動から始まり、ビートルズの香りが良質に漂う作品を不定期に出し続けた後、大味なライヴ・アルバムを出したことで活動が一区切りしたと思っていたベアーズのスタジオ作品。
本作品以降アルバムはリリースされていない。
仲間内で楽しみすぎたライヴ・アルバムから方向性を変えようとしたのか、プロフェッショナルかつ良質な作品に仕上がっている。
ビートルズの香りは薄まっているもののポップかつサイケな楽曲は魅力的で、この時期エイドリアン・ブリューがソロでリリースした連作 『 Side 』
にも完成度は負けていない。
日本ではフリップが参加した 『 Car Caught Fire 』
と前述したライヴしかベアーズの作品はリリースされていないのが、もったいない事だと思う。
(追加:2021年4月10日)
2008
Mike Zirkel The Album : The Gomers
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Dave Adler Key, Vocals, Percussion
Biff Blumfumgagnge Oud, Nyckelharpa, Violin, Mandolin, Vocals, Guitar
Geoff Brady Vibes, Drums, Percussion, Vocals, Theremin
Steve Burke Guitar, Baritone Guitar, Percussion, Vocals
Mark Hervey Guitar, Vocals
Gordon Ranney Bass, Percussion, Vocals, ARP Synth
Gregg Rullman Drums, Percussion
Andy Wallman Tambbourine, Vocals, Percussion
Siggi Baldursson Drums on Homosexuals & Lesbians
Adrian Belew Guitar on Things Fall Apart
Robert Fripp
Voices, Guitar Synth on Fripping the Rude Oud
Rob Haggar Ululations
マディソンを中心に活動するコメディ・バンド。
フリップの参加がサンプリングに過ぎないのに対し、ブリューはディストーションのかかったギター・ソロをしっかりと披露している。
(追加:2011年10月10日)
The Ghost I-IV : Nine Inch Nails
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3,7,14,31,32,35 : additional guitar : Adrian Belew
4 : guitar : Adrian Belew
10 : guitar : Adrian Belew
11 : guitars : Alessandro Cortini and Adrian Belew
25 : guitars and electronics : Adrian Belew
27 : guitars : Adrian Belew
30 : marimba : Adrian Belew
ナイン・インチ・ネイルズの全篇インストの作品。
ブリューが参加しているナイン・インチ・ネイルズの作品の中で、その活躍度が最も高いのが本作品である。
従来はどちらかと言えばノイズ等の飛び道具として使われることが多かったのだが、ヴォーカル・パートが無いためか、ギター・ソロがフィーチャーされるケース増えているためである。
この時期のブリューは、傑作 Side シリーズ3部作をリリースした後でもあり、充実した音楽活動を行っていたと言える。
それだけに、本作リリース同年のクリムゾンの再結成が、8月のアメリカ・ツアーで頓挫してしまったのが残念である。
(追加:2015年2月10日)
2010
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As Performed by The Adrian Belew Power Trio Live in the Studio. Adrian Belew : Guitar Julie Slick : Bass Guitar Eric Slick : Drums
エイドリアン・ブリュー・パワー・トリオ編成でのスタジオ・ライヴをブリュー名義で発表した作品。
10数回のライヴで活動が頓挫した5人編成のクリムゾン(ブリュー、フリップ、レヴィン、マステロット、ハリソン)クリムゾンの後、ブリューはパワー・トリオでの活動、それを包含した
The Crimson ProjeKct での活動を活発化させていくのだが、本作品は正にそんな中でリリースされている。
強力なベース&ドラムのリズム隊に触発されたのか、ブリューはシーケンシャル・フレーズであってもいつも以上にハードなギターを演奏している。
この路線がそのままクリムゾンに反映されたら、それはそれでとても面白かったと思う。
(追加:2016年7月25日)
The Social Network : Trent Reznor And Atticus Ross
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Track 3 contains an interpolation of " 35 Ghosts IV".
Track 14 contains an interpolation of " 14 Ghosts II ".
Both contain additional guitars by Adrian Belew
トレント・レズナーのソロ作品とリリースされた、映画 『 ソーシャル・ネットワーク 』 のサウンドトラック。
ナイン・インチ・ネイルズの 『 The Ghost I-IV 』
からの楽曲が挿入されていることで、結果としてブリューのギターがフィーチャーされている。
(追加:2015年2月10日)