2006
Resonator : Tony Levin
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トニー・レヴィン名義での4作目のソロ・アルバム。
バランスととれたとても素晴らしソロ・アルバムである。
レヴィン自身のヴォーカルをフィーチャーした唄ものの体を取りながら、実験的な曲、インスト、” 剣の舞 ” 等バラエティにも富んでいる。
個人的にはユニットとしてのスティック・メンも好きなのだが、「スティック2本で奏でる」ことが逆に縛りとなって息苦しさを感じてしまうことがあるが、
本作品は編成上の制約の無さから自由度が高くなっている。
更に取っ散らかることなくギリギリの線でその自由度が留まっているため、完成度が高く保持されている。
ブルッフォードも参加していないし、クリムゾンのカヴァーも収録されていないが、愛すべき作品である。
(追加:2020年7月25日)
Return To The Dark Side Of The Moon
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Adrian Belew - Vocals (
1 )
Bill Bruford
- Drums ( 5 )
Tony Levin - Bass ( 5 )
Pat Mastelotto
- Drums ( 6 )
John Wetton
- Vocals ( 6 ), Bass ( 9 )
『 The Dark Side Of The Moon 』
のトリビュート・アルバムにおいて、レヴィンはブルーフォードと
” Money ” を演奏している。
(追加:2006年6月25日)
2007
Stick Man : Tony Levin
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トニー・レヴィンの現段階での最新ソロ・アルバム。
後の「スティック・メン」というプロジェクトの名前も、本作のタイトルを捩ったものと思われるが、楽曲の方向性としての関連性は低い。
タイトルと異なりステックだけが強調されるのではなく、ベース、アップライトベースといった楽器やファンクフィンガー奏法が披露されており、ミュージシャンとしてのトニー・レヴィンの見本市のような作品となっている。
一方前作 『 Resonator 』 と異なりヴォーカル曲が少なく、インストゥルメンタルを主体にした楽曲の魅力度も欠けていることは否めない。
本作リリース後にレヴィンは、頓挫したキング・クリムゾンの Lineup 7、スティック・メン、Jakszyk, Fripp and
Collin、The Crimson ProjeKct
とプログレ色が濃い活動が増えた後に、7人クリムゾンのメンバーの一員として活動していくことになる。
(追加:2020年7月25日)
2010
Soup : Stick Men
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Michael Bernier Chapman Stick and
vocals
Tony Levin Chapman Stick and vocals
Pat Mastelotto Traps and buttons and vocals
レヴィンとマステロットに、もう一人スティック奏者を加えた
Stick Men の作品。
フュージョン風、インダストリアル風、クラッシックのカヴァーと、列挙だけしてしまうとバラバラなようだが、どの曲もロックの疾走感に溢れており、楽器の特異性だけが目立つことのない、素晴らしい作品である。 スティックを限界まで究めた結果、逆にスティックを意識させることのない作品に仕上がっている。
レヴィンのリーダー作はこれまでも多くリリースされているが、殆どが傑作である。 ただセッションを含めた活動があまりにも多忙なためか、大抵が2,3作、場合によっては1作品で終わってしまうことだけが、難点かもしれない。
(追加:2010年7月25日)
Ultimate Zero Tour - Live : Eddie Jobson
Disc U
Disc Z
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The U-Z Project :
Eddie Jobson
- Keyboards, Electric Violin
with:
John Wetton
- Vocals, Bass, Acoustic Guitar U3-4, U-6,U8-10, Z6-8
Tony Levin - Stick U3-4, U6,U8-10, Z7-8
Greg Howe - Guitar U1-4, U8-10, Z2, Z4, Z7-8
Trey Gunn
- Touch Guitar Z3-4
Ric Fierabracci - Bass U1-2, U5, Z2
Simon Phillips - Drums Z4
Marco Minnemann - Drums U1-4, U7-10, Z2, Z4, Z6-8
エディ・ジョブソンによるプログレ再演バンド。
レヴィンはクリムゾン、U.K.の結構美味しいところで演奏している。
(追加:2010年12月10日)