King Crimson Data Base
    Tony Levin Discography 

1969-1971

White Elephant : Mike Mainieri & Friends

White Elephant

  • リリースは1996年
  Disc 1
  1. The Jones
  2. Battle Royal
  3. White Elephant
  4. Easy On
  5. Monkey
  6. Broadway Joe
  7. Animal Fat
  Disc 2
  1. More To Love
  2. Gunfighter
  3. Peace Of Mind
  4. Sunshine Clean
  5. Dreamsong
  6. Right Back
  7. Look In His Eyes
  8. Auld Lang Syne
  9. Save The Water ( Party )
  • Tony Levin    Bass

  • レヴィンの最初期のスタジオ・レコーディングを収録した作品。
    と、いうことだけで購入した作品なのだが、内容自体も素晴らしかったりする。 スティーブ・ガットを始め、メンバーだけを見ればフュージョン色がプンプンとするのだが、演奏メインのロック・アルバムとして見事に機能している。
    全編にわたってフィーチャーされているレヴィンのベースだが、スティックを演奏していないという点を差し引いたとしても、「トニー・レヴィンです」と言い切れるほどの自己主張はない。 手堅い演奏と言ってしまえばそれまでなのかもしれないが、後のプログレ人脈での活躍を予測することはできない。 そんな良い意味での中途半端さが、後の活動範囲の広さにつながったのかもしれない。
    そして、特筆しなければならないことがひとつ。
    スキン・ヘッドにする前の、かつ顎髭を蓄えたレヴィンの写真が本作品には収録されている。
    モノクロ写真で肌の艶までわからないためか、60歳になった今よりも老けて見えたりする。
    (追加:2006年8月10日)

 

1971

Carly Simon : Carly Simon

  1. That's The Way I've Always Heard It Should Be
  2. Alone
  3. One More Time
  4. The Best Thing
  5. Just A Sinner
  1. Dan, My Fling
  2. Another Door
  3. Reunions
  4. Rolling Down The Hills
  5. The Loves Still Growing
  • Thanks to the following assisting musicians :
    Tony Levin
  • カーリー・サイモンのファースト・アルバム。 後の 『 No Secrets 』 と比べることはできないまでも、そこそこにヒットした作品である。
    フォーク、フォーク・ロック調のアレンジはカーリー・サイモンの唄と曲を強調することに成功しているが、その結果としてレヴィンを含めたミュージシャンの個性は埋没してしまっている。
    新人とはいえ出事から鳴り物入りのデビュー・アルバムだっただけに、求められていたことはわかっていたはずである。 それだけに、未だスタジオ・ミュージシャンとしてのキャリアが浅かったレヴィンが、的確に仕事をこなした作品と捉えることができる。
    (追加:2015年9月25日)

 

Live In Tokyo : The Gary Burton Quartet

  1. Ballet
  2. On The Third Day
  3. Sunset Bell
  1. The Green Mountains
  2. African Flower
  3. Portsmouth Figurations
  • Gary Burton (vib)    Bill Goodwin (ds)    Tony Levin (b)    Sam Brown (g)
  • Recorded At Sankei Hall    June 12 1971
  • ヴィブラフォーン奏者ゲイリー・バートンの来日公演を収録したライヴ・アルバム。
    1971年である。 グレッグ・レイクがELPで来日した前年に、場所こそ後楽園に比べサンケイホールと地味ではあるが、トニー・レヴィンは既に来日して演奏をしていたことになる。
    裏ジャケのレヴィンは、てっぺんハゲの両枠長めという、ハゲ仲間の間でもタブー視される姿をしているのだが、演奏はタイト。 演奏者の動きが激しい割に音色のヴァリエーションが少ない(失礼)ヴィブラフォーンのバックでの演奏となると、自己主張が激しくなってもしかたないと思うのだが、無駄に目立つことはなく、しっかりとした演奏をしている。
    (追加:2017年4月25日)

 

1973

Berlin : Lou Reed

  1. Berlin
  2. Lady Day
  3. Men Of Good Fortune
  4. Caroline Says I
  5. How Do You Think It Feels
  6. Oh Jim
  1. Caroline Says II
  2. The Kids
  3. The Bed
  4. Sad Song
  • Tony Levin    Bass On " The Kids "
  • 名作との誉れ高いルー・リードのソロ3作品目。
    ドラマチックに展開するコンセプト・アルバムである一方、トリッキーな点は少なくオーソドックスな楽曲で構成されている所が、時の流れに風化しない作品となっている。
    レヴィンが参加しているのは” The Kids ” 1曲のみだが、シンプルな楽曲であるが故にベースの活躍度がわかり易い。 ジャズやフージョン系の作品で活動が主だったトニー・レヴィンをロックの世界に誘い込み、フリップとの出会いも演出したプロデューサーのボブ・エズリンの貢献度は、ロック史に刻まれることである。
    (追加:2016年7月10日)

 

1974

First Light : The Family Of Mann

The Family of Mann - First Light/This Is My Beloved

  1. Toot Stick
  2. Davey Blue
  3. Daffodil [ writes ]
  4. The Turtle And The Frog
  5. Muh Hoss Knows The Way
  6. Music Is A Game We Way  [ writes ]
  1. Sunrise Highs
  2. Thank you Mr. Rushing
  3. Mexicali
  4. Lullaby For Mary Elizabeth
  • Sam Brown : guitar
    Steve Gadd : drums, kalimba (african thumb piano) on Lullaby For Mary Elizabeth and "knees" on The Turtle Ant The Flag
    Armen Halburian : percussion
    Tony Levin : bass
    Herbie Mann : flute & alto flute
    David Newman : tenor sax, flute on Muh Hoss Knows The Way
    Pat Rebillot : keyboards
    Carlos "Potato" Valdez : conga on Toot Stick only
  • トニー・レヴィンが、ハービー・マンと活動していた頃の作品。
    全般にムーディーなジャズ路線で、これといって特徴のある作品ではない。 スティーヴ・ガットとレヴィンのリズム隊というのも豪華なようで、本作品では際立ったコンビネーションには至っていない。
    バンド名義の作品のためか、各メンバーの作品が収録されており、レヴィンの名前もしっかりとクレジットされている。 ただ作品が2曲も採用されている。 ただ、この時期のレヴィンがどれだけ作曲に興味を持っていたかは、限りなく疑問が残る。 そんな程度の楽曲である。
    (追加:2009年3月25日)

 

Whirlwinds : Deodato

  1. Moonlight Serenade
  2. Ave Maria
  3. Do It Again
  1. West 42nd Street
  2. Havana Strut
  3. Whirlwinds
  • Bass    Tony Levin ( center section and solo on " Moonlight Serenade " )
  • エウミール・デオダートによる、良質なインスト作品集。
    正に良質な、という表現が適切な作品である。 テクニックだけを前面に出すこともなく、甘く媚び過ぎることもなく、絶妙なバランスで成り立っている。 個人的にはカヴァーで固めたA面の、際物ギリギリの内容がより好みである。
    トニー・レヴィンは、アルバムの冒頭、かつ本作品の良質な部分が凝縮されたような ” Moonlight Serenade ” に参加している。 1曲のみであるがベース・ソロも担い、存在感たっぷりである。
    (追加:2017年11月25日)

 

1975

Welcome To My Nightmare : Alice Cooper

  1. Welcome To My Nightmare
  2. Devil's Food
  3. The Black Widow
  4. Some Folks
  5. Only Women Bleed
  1. Department Of Youth
  2. Cold Ethyl
  3. Years Ago
  4. Steven
  5. The Awakening
  6. Escape
  • Tony Levin : bass
  • ソロ名義としてのアリス・クーパーの最初の作品。
    作品全体がドラマチックな一方で、個々の楽曲をシンプルにまとめる手法は、プロデューサーのボブ・エズリンがルー・リードの 『 Berlin 』 で展開させた手法である。 そしてそこから更にサウンド・プロダクションを判りやすくした結果、ポピュラリティの高い作品となっている。
    レヴィンはベーシストとしてプラカッシュ・ジョンとともにクレジットされている。 次作 『 Goes To Hell 』 でクレジットされている活躍度から、本作品でも多くの楽曲に参加していると想定できる。
    (追加:2016年7月10日)

 

Funk Factory : Funk Factory

  1. Watusi Dance
  2. Horsing Around
  3. Rien Ne Va Plus
  4. After All The World Goes Home
  1. Next Please
  2. The Music In Me
  3. Funk It
        Tony Levin, bass
  4. Lilliput
        Tony Levin, bass
  5. Sinkin' Low
  • 後にマイルス・ディヴィスとも共演する、ポーランド出身のヴァイオリンとサックスの奏者マイケル・ウルバニアクによるプロジェクト。
    総じてジャズ・フィールドで活躍する人らしいのだが、本作品はタイトル通りファンク。 ファンクのリズムにヴァイオリンがソロ楽器として絡むという一風変わった作品。 バリバリにファンク大好きな人にとってどういう位置づけなのかよくわからないが、この分野に初心者の私には充分楽しめた。
    この時期のレヴィンは、ハービー・マン等との作品でスティーヴ・ガットとのコンビでのセッションに参加しており、本作品への参加もその流れと思われる。 もちろんこのコンビは素晴らしいのだが、レヴィンがこの路線に留まらず、ロック、プログレの世界に来てくれたのは良かったと思う。
    (追加:2017年4月25日)

 

Discotheque : Herbie Mann

Turtle Bay / Discotheque

  1. Hi-Jack
  2. Pick Up The Pieces
  3. Lady Marmalade
  4. Mediterranean
  1. I Can't Turn You Loose
  2. I Won't Last A Day Without You
  3. High Above The Andes
  4. Bird Of Beauty
  5. Guava Jelly
  • The Personnel is :
    Hervie Mann, flutes
    Pat Rebillot, keyboards
    Steve Gadd, drums
    Tony Levin, bass
    Jeffy Friedman, Hugh McCracken & Bob Mann, guitars
    Ralph MacDonald, Armen Halburian, Ray Barretto & Fay Mantilla, percussion
    Barry Rogers & Sam Burtis, trombones
  • 雑食系フルート奏者ハービー・マンがディスコの挑戦した作品。
    時代が時代なもので、当然ながらハイパーなディスコではなく、アフロでステップを踏むようなディスコ・ミュージック。 もっとわかりやすく言えば、ドリフのヒゲダンスのような楽曲が並ぶ。 あ、増々わからなくなったヤングな人には申し訳ない。
    スティーヴ・ガッドとレヴィンという組み合わせは、レヴィンがスタジオ・ミュージシャンとして成功する&プログレ人脈での活動開始によって消滅したのだが、やはりもったいない。 ブルーフォードとのリズム隊以上になんでもできちゃったかもしれないし、もしかしたらTOP40の作品の多くを占めることもできたかもしれない。 レヴィンとガッドにしてもそれなりの感触があったはずで、にも拘わらず違う選択をしたのは、二人の目指すところが違ってたことによるのかもしれない。 つくづく深いな、この世界は。
    (追加:2011年10月10日)

 

Waterbed : Herbie Mann

  1. Waterbed
  2. Comin' Home Baby
  3. Paradise Music
  4. Bang! Bang!
  1. Deus Xango
  2. Violet Don't Be Blue
  3. I Got A Woman
  4. Body Oil
  • Tony Levin, bass
  • 前作 『 Discotheque 』 に収録された ” Hi-Jack ” がチャート上で成功した勢いそのままでリリースされたディスコ・ミュージック。 変わり身が早い一方で売れたとなると同傾向の作品をリリースするところが、ハービー・マンのしたたかなところなんだと思う。
    前作同様ディスコといってもハイパーなディスコではなく、大人の汗がプンプンと香ってくるような肉体的なディスコである。 そんなディスコのリズムを、スティーブ・ガットとともにレヴィンが見事に構築をしている。 レヴィンのベースをバックに、ディスコという箱の中で男女が下心を隠しながらステップしていた場面を想像すると、それだけで嬉しくなってくる。
    (追加:2016年12月10日)

 

Kate & Anna McGarrigle : Kate & Anna McGarrigle

  1. Kiss And Say Goodbye    [ Tony Levin, Bass ]
  2. My Town    [ Tony Levin, Bass ]
  3. Blues In D
  4. Heart Like A Wheel
  5. Foolish You
  6. ( Talk To Me Of ) Mendocino
  1. Complainte Pour Ste-Catherine    [ Tony Levin, Bass ]
  2. Tell My Sister
  3. Swimming Song
  4. Jigsaw Puzzle Of Life    [ Tony Levin, Bass ]
  5. Go Leave
  6. Travelling On For Jesus    [ Tony Levin, Bass ]
  • カナダ出身のケイトとアンナのマッガリクル姉妹による作品。
    フォーク、及びフォーク・ロックの女性デュオ作品となると、このジャンルが好きな人にとっては、堪らない作品なのだろう。
    オリジナルであれカヴァーであれ、姉妹が元々2人だけで演奏していたアレンジはフォーク調のはずで、そこに下手なリズム隊が加わればその良さを消えてしまう可能性があったはずである。 だが流石そこはスティーヴ・ガットとトニー・レヴィンのコンビネーションである。 テクニカルに長けている2人が、その技巧的な面だけを強調するのではなく、唄を引き立てることに重きを置いたことによって、作品全体の完成度をあげることに成功している。
    (追加:2017年11月25日)

 

Still Crazy After All These Years : Paul Simon

  1. Still Crazy After All These Years
  2. My Little Town
  3. I Do It For Your Love    [ Bass : Tony Levin ]
  4. 50 Ways To Leave Your Lover    [ Bass : Tony Levin ]
  5. Night Game    [ Bass : Tony Levin ]
  1. Gone At Last
  2. Some Folks' Lives Roll Easy    [ Bass : Tony Levin ]
  3. Have A Good Time    [ Bass : Tony Levin ]
  4. You're Kind    [ Bass : Tony Levin ]
  5. Silent Eyes    [ Bass : Tony Levin ]
  • ポール・サイモンが1975年に発表した大ヒット・ソロ・アルバム。
    今更ポール・サイモンのチャート上での成功を語るのも憚れるが、ビルボードでNo.1を獲得した本作品は突出している。 しかも、” 恋人と別れる50の方法 ” という邦題もポピュラーな ” 50 Ways To Leave Your Lover ” も、シングル・チャートでNo.1を獲得している。
    そして何よりも凄いのは、そんな大ヒット作品にトニー・レヴィンが参加していることである。 繰り返すけど、全米No.1の作品に、70年代半ばに既にクリムゾンのメンバーが参加しているのである。
    スティーヴ・ガットとのコンビネーションは、レヴィンがプログレ系作品に参加するようになってからは解消されてしまったのだが、テクニカルでありながらもヴォーカルを際立たせるリズム隊は、70年代において異彩を放っていたと言っても過言ではない。
    (追加:2017年11月25日)

 

1976

Goes To Hell : Alice Cooper

  1. Go To Hell
  2. You Gotta Dance
  3. I'm The Coolest
  4. Didn't We Meet
  5. I Never Cry
  1. Give The Kid A Break
  2. Guilty
  3. Wake Me Gently
  4. Wish You Were Here
  5. I'm Always Chasing Rainbows
  6. Going Home
  • Tony Levin / Bass
  • アリス・クーパーのソロ名義2作目。
    『 Welcome To My Nightmare 』 と路線は同じなのだが、サービス精神が過剰に出たのか、それとも時代に迎合しすぎたのか、ディスコ、バラードとバラエティに富みすぎている。 聴いていて楽しいのが本作であることは間違いないのだが、大味であることも否めない。
    レヴィンは、The Hollywood Vampires(現在の余興バンドとは別物)の一員としてクレジットされている。 バックバンドというよりは、参加ミュージシャンの総称にすぎないのだが、バラエティに富んだ楽曲全てに対応しているレヴィンの底力が見事に発揮されている。
    (追加:2016年7月10日)

 

Surprises : Herbie Mann featuring Cissy Houston

  1. Draw Your Breaks
  2. Cajun Moon
  3. Creepin'
  4. Easter Rising
  1. Asa Branca
  2. The Sound Of Windwood
  3. Cricket Dance
  4. The Butterfly In A Stone Garden
  5. Anata ( I Wish You Were Here With Me )
  • Tony Levin, bass
  • ハービー・マンが1976年にリリースした作品。 レコーディングされたのは、前作 『 Waterbed 』 の楽曲より前で、平たく言ってしまうとボツ・テイクを含めた編集盤ということになる。 ホイットニー・ヒューストンの母、シシー・ヒューストンの名前をジャケットにクレジットしていることで統一感をだしているようで、実際にはシシーが参加していない楽曲も含まれている。
    それよりも、ハービー・マンが1974年に来日した際にレコーディングした3曲の方が興味深い。 小坂明子本人のヴォーカルもフィーチャーした ” Anata ” はキワモノ曲としても、和楽器と共演した ” The Sound Of Windwood ” と ” The Butterfly In A Stone Garden ” は、ハービー・マンの思いつきの結果として、レヴィンのベースと和楽器の絡みを堪能することができる。
    (追加:2016年12月10日)

 

Peter Gabriel : Peter Gabriel

  1. Moribund The Burgermeister
  2. Solsbury Hill
  3. Modern Love
  4. Excuse Me
  5. Humdrum
  1. Slowburn
  2. Waiting For The Big One
  3. Down The Dolce Vita
  4. Here Comes The Flood
  • Tony Levin : Bass, Tuba, Leader of Barbershop Quartet

  • ジェネシスを脱退したピーター・ガブリエルのファースト・アルバム。
    ジェネシスの作品の中でもガブリエルの意向が大きく反映された言われている  『 The Lamb Lies Down On  Broadway 』 を更に極めたい、でもジェネシスとの差異は明確にしたい、とガブリエルが考えたのかはわからないが、同作のドラマチックさはそのままで、息苦しさを取り除いたような作品となっている。
    ボブ・エズリンのプロデュースも本作品の成功にが大きく寄与しているものと思われるが、それ以上にレヴィンとガブリエル、そしてフリップとの出会いを演出した功績を讃えたい。 トニー・レヴィンは、2016年7月3日の Facbook において、40年前(1976年)の7月にピーター・ガブリエルに初めて会ったとコメントとしている程、ガブリエルとの出会いを尊重している。 本作のレコーディングのロック史における意義は大きい。
    (追加:2016年7月10日)

 

1977

Libby Titus : Libby Titus

  1. Fool That I Am
  2. Kansas City
  3. Can This Be my Love Affair
  4. The Night you Took Me To Barbados In My Dreams
  5. Love has No Pride
  1. Yellow Beach Umbrella
  2. Can't Believe You're Mine
  3. Miss Otis Regrets
  4. Wish I Could
  5. Darkness 'til Dawn
  • Bass / Tony Levin
  • ドナルド・フェイゲンと結婚したリビー・タイタスの作品。
    カーリー・サイモンが作曲やプロデュースで関与した楽曲がある一方で、レヴィンが参加しているのはそれ以外の3曲。 本来一番の目玉は、リンダ・ロンシュタットの ” Love has No Pride ” (タイタスによる楽曲のセルフ・カヴァー)だと思うのだが、最も地味な演奏をしていたりする。
    (追加:2015年9月25日)

 

Ringo The 4th : Ringo Starr

  1. Drowning In The Sea Of Love
  2. Tango All Night
  3. Wings
  4. Gave It All Up
  5. Out On The Streets
  1. Can She Do It Like She Dances
  2. Sneaking Sally Through The Alley
  3. It's No Secret
  4. Gypsies In Flight
  5. Simple Love Song
  • Tony Levin : Bass

  • リンゴ・スターのソロ・アルバム。
    元ビートルズのメンバーが客演していない作品であり、チャート上の成果も出なかった作品ではあるが、スティーヴ・ガット&レヴィンという豪華なリズム隊で構築されている。
    レヴィンが参加している元ビートルズ・メンバーによる代表作としてジョン・レノンの 『 Double Fantasy 』 があるが、同作でのメロディアスなベース演奏とは異なり、ここではスティーヴ・ガットとのコンビネーションを重視したかようなタイトな演奏で、リンゴのヴォーカルを際立たせている。
    (追加:2015年9月10日)

 

異邦人 Goro In New York : 野口五郎

異邦人〜ゴロー・イン・ニューヨーク

  1. 異邦人
  2. 二死満塁の青春
  3. 愛撫
  4. 24時間の恋人
  5. 夕凪海岸
  1. FROM TOKYO TO NEW YORK <メンバー紹介>
  2. 暖流
  3. エアポート・ストーリー
  4. マンハッタン・スクランブル
  5. ドライ・フラワー
  6. 傷心スピード・ウェイ
  • E.Bass : Tony Levin

  • 「世界的ミュージシャンが参加!」とのキャッチが帯に踊る野口五郎の作品。 勉強不足なもので、世界的ミュージシャンの殆どを知りませんでした。
    正直内容は辛い。 コミュニケーションがほとんど無いまま渡された楽譜に基づいて世界的ミュージシャン達が演奏したのだろうけど、曲に魅力が無い上に演奏も面白くない。 ニューヨーク録音、などと肩肘張らず純歌謡曲路線を追求したほうがケミストリーが発生したかもしれない。
    写真満載の歌詞カードには、短髪のレヴィンを確認することができる。 短髪といってもサイド部分だけだけど。
    ピーター・ガブリエルとの活動で、少しずつ注目され始めたとはいえ、まだまだ下積み時代のレヴィンを確認することができるのが、最大の特徴か。
    (追加:2007年12月25日)

 

1978

Boys In The Trees : Carly Simon

  1. You Belong To Me
  2. Boys In The Trees
  3. Back Down To Earth
  4. Devoted To You
  5. De Bat ( Fly In Me Face )
  6. Haunting
  1. Tranquillo ( Melt My Heart )  [ Bass : Tony Levin ]
  2. You're The One  [ Bass : Gordon Edwards & Tony Levin]
  3. In A Small Moment  [ Bass : Tony Levin ]
  4. One Man Woman
  5. For Old Times Sake  [ Bass : Tony Levin ]
  • カーリー・サイモンの7枚目の作品。 ファースト・アルバム以来のトニー・レヴィンがクレジットされている。
    この間にリリースされた 『 No Secrets 』 や 『 Hotcakes 』 といったセールス面でも大成功したヴォーカル・オリエンテッドな作品とは異なり、ロック色が強まっている。 これは本作前年に公開された007の映画 『 007 私を愛したスパイ 』 のテーマ曲の大ヒットを受けたものと思われるが、その結果がトニー・レヴィンの起用に繋がっている。
    4曲の参加曲の内、特に ” Tranquillo ( Melt My Heart ) ” でのファンキーな演奏は、流石レヴィンと思わせる程のものである。
    (追加:2015年9月25日)

 

Brazil - Once Again : Herbie Mann

  1. Pele
  2. Oh How I Want To Love You
  1. Dingue Li Bangue
  2. Lugar Comum ( Common Place )
  3. O Meu Amor Chorou ( Cry Of Love )
  • Tony Levin : bass
  • 1960年代にブラジルをテーマにした作品をリリースしていたハービー・マンが、再びブラジルをテーマに取り組んだ作品。 まぁあ、アルバム・タイトルそのままの話ですが。
    ブラジルの香りをそこはかとなく借用する、などという発想はハービー・マンには全く無く、サンバやボサノバのリズムが判りやすく提示されれ、そこにマンのフルート・ソロが被さるという、身も蓋もない内容なのだが、聴いていて楽しくなる内容ではある。
    こういう作品での演奏に、レヴィンの真骨頂はよく現れてくる。 間違ってもプログレではないし、ロックでも、ジャズでも、フュージョンでもない。 そんな作品での演奏をそつなくこなしてしまうレヴィンの底力を充分に堪能することができる。
    ちなみにレヴィンは、本作品の前年となる1978年に野口五郎のニューヨーク録音アルバムに参加、そして本作と同じ1978年にはフリップがプロデュースしたピーター・ガブリエルのセカンド・ソロに参加している。
    (追加:2016年12月10日)

 

Peter Gabriel : Peter Gabriel

  1. On The Air
  2. D.I.Y.
  3. Mother Of Violence
  4. A Wonderful Day In A One-way World
  5. White Shadow
  1. Indigo
  2. Animal Magic
  3. Exposure
  4. Flotsam And Jetsam
  5. Perspective
  6. Home Sweet Home
  • Tony Levin Bass on: 1,5,7,8,10,11
         Chapman Stick on: 2,4,9
         String Bass on: 6
         Recorder arrangement on 6.9
    Jerry Marotta, Tony Levin & Peter Gabriel  Backing Vocals on: 1,4,10,11

  • ロバート・フリップがプロデュースを担当した、ピーター・ガブリエルのセカンド・アルバム。
    ジェネシスとの差異化を狙いながらも未消化な部分も残ってしまったファースト・アルバムの問題点を、プロデュース業に長けているわけでもないフリップに託したのは流石に無理があったと思う。 非ジェネシス的な要素をものを求めていただろうガブリエルの意向に反しているのではなく、単にその意向を汲むことができなかった中途半端さが本作品には残っている。
    そんな作品ではあるが、レヴィンの貢献度は前作を上廻っている。 レヴィンは前作レコーディング後のツアーに参加する意向を自らガブリエルに伝えたと言われているが、その真偽はともかく、ツアーでの経験・実績が本作での成果におおきく現れている。
    (追加:2017年6月25日)

 

1979

Watermark : Art Garfunkel

  1. Crying In My Sleep
  2. Marionette
  3. Shine It On Me
  4. Watermark
  5. Saturday Suit
  6. All My Love's Laughter
  1. ( What  A ) Wonderful World    [ Tony Levin : Bass, ]
  2.  Mr. Shuck'n' Jive
  3. Paper Chase
  4. She Moved Through The Fair
  5. Someone Else ( 1958 )
  6. Wooden Planes
  • アート・ガーファンクルのソロ・アルバム。
    ライナーによると、一旦完成した作品から1曲差し替えた上でリリースされたとのこと。
    そしてその差し替えられた曲、” ( What  A ) Wonderful World ” にレヴィンは参加している。 サム・クックのオリジナルがもったりとしたアレンジで展開されており、かつベースの音も引っ込んでいるため、レヴィンの活躍が目立たないのが残念なのだが、シングル・カットされてそこそこにヒットしている。
    (追加:2016年3月10日)

 

Spy : Carly Simon

  1. Vengeance  [ Tony Levin : Bass ]
  2. We're So Close
  3. Just Like You Do
  4. Coming To Get You
  5. Never Been Gone
  1. Pure Sin  [ Tony Levin : Bass ]
  2. Love you By Heart  [ Tony Levin : Bass ]
  3. Spy
  4. Memorial Day
  • カーリー・サイモンの8枚目のアルバム。
    中途半端なAOR、としか言い様が無い作品で、結果としてセールス的にも落ち込んだ作品である。 フォーク・ロックの世界から脱して新たな作風にチャレンジした結果、この後続くカーリー・サイモンの迷走期間を象徴している。
    ヴォーカルそのものを際立たせることよりも、バックの演奏がお洒落であることにこだわった結果、ミュージシャンの個性はより際立っている。 レヴィンのベースも裏メロ演奏しまくりで、味わい深いものとなっている。
    (追加:2015年9月25日)

 

Power : John Hall

  1. Home At Last
  2. Power
  3. Heartbreaker
  4. So
  1. Run Away With Me
  2. Firefly Lover
  3. Arms
  4. Half Moon
  5. Cocaine Drain
  • Tony Levin : bass
  • カーリー・サイモン、ジェームス・テイラーのバックでギターを演奏していたジョン・ホールのソロ・アルバム。
    フュージョン風なジャケットからバリバリにギターを弾きまくっている作品にも思えるが、ゲストを含めたヴォーカルを全面にフィーチャーしているため、どっちつかずの中途半端な作品になってしまっている。
    レヴィンはタイトル曲 ” Power ” と ” So ” でベースを演奏している。 タイトル曲での演奏のほうがより地味ではあるが、いずれにせよたいした演奏ではない。
    (追加:2015年9月25日)

 

1980

Come Upstairs : Carly Simon

  1. Come Upstairs  [ Tony Levin - Bass ]
  2. Stardust  [ Tony Levin - Bass ]
  3. Them  [ Tony Levin - Bass ]
  4. Jesse  [ Tony Levin - Bass ]
  5. James  [ Tony Levin - Electric fretless bass ]
  1. In Pain  [ Tony Levin - Bass ]
  2. The Three Of Us In The Dark  [ Tony Levin - Bass ]
  3. Take Me As I Am  [ Tony Levin - Bass ]
  4. The Desert  [ Tony Levin - Electric fretless bass ]
  • カーリー・サイモンの9枚目のアルバム。
    前作同様、セールス的には失敗した作品であるが、個人的には最も聴きやすい作品である。 前作までにみられた「ロックっぽい曲調も導入してみました」といったアレンジではなく、正しくロックな演奏が繰り広げられているからである。 ただ、カーリー・サイモンの作品にロックを求めるひとはいないわけで、セールス的に失敗したのは致し方ないことだと思う。
    レヴィンは全曲に参加、特に ” Them ” では、ラリー・ホワイトがシンセサイザーで参加(但しイントロのみ)しており、プログレ的にも豪華な編成である。
    (追加:2015年9月25日)

 

Double Fantasy : John Lennon / Yoko Ono

ダブル・ファンタジー(紙ジャケット仕様)

  1. ( Just Like ) Starting Over
  2. Kiss Kiss Kiss
  3. Cleanup Time
  4. Give Me Something
  5. I'm Loosing You
  6. I'm Moving On
  7. Beautiful Boy ( Darling Boy )
  1. Watching The Wheels
  2. I'm Your Angele
  3. Woman
  4. Beautiful Boys
  5. Dear Yoko
  6. Every Man Has A Woman Who Loves Him
  7. Hard Times Are Over

Milk And Honey : John Lennon Yoko Ono

ミルク・アンド・ハニー(紙ジャケット仕様)

  • 1984年 Album
  1. I'm Stepping Out
  2. Sleepless Night
  3. I Don't Wanna Face It
  4. Don't Be Scared
  5. Nobody Told Me
  6. O'Sanity
  1. Borrowed Time
  2. Your Hands
  3. ( Forgive Me ) My Little Flower Princess
  4. Let Me Count The Ways
  5. Grow Old With Me
  6. You're The One
  • BASS GUITAR    Tony Levin
  • ジョン・レノンの遺作、及びその後に発表されたオリジナルに近い編集盤。
    ストーンズ関連作品におけるクリムゾン・メンバーの貢献となると、『 Some Girls 』 におけるコリンズのサックスだが、ビートルズ関連だと、『 Double Fantasy 』 におけるレヴィンを挙げることになる。
    ポール・マッカートニーのベースを意識したかのような演奏は、特に ” ( Just Like ) Starting Over ” で顕著で、スタジオ・ミュージシャンとしてのレヴィンの凄さがわかる。
    クレジットによれば、『 Double Fantasy 』 のベース奏者はレヴィンだけだが、『 Milk And Honey 』 は3名いるため、どの曲で演奏しているかわからないのが残念。
    (追加:2007年5月15日)

 

One-Trick Pony : Paul Simon

  1. Late In The Evening
  2. That's Why God Made The Movies
  3. One-Trick Pony
  4. How The Heart Approaches What It Yearns
  5. Oh, Marion
  1. Ace In The Hole
  2. Nobody
  3. Jonah
  4. God Bless The Absentee
  5. Long, Long Day
  • Bass - Tony Levin
  • ポール・サイモンが自ら出演した映画のサウンドトラックを兼ねた作品。  トニー・レヴィンは1曲を除きクレジットされている。
    本作品、そして同時期のジョン・レノンの 『 Double Fantasy 』 への参加が、レヴィンのセッション・ミュージシャンとしての知名度を一気に上げたことは間違いない。 それだけに、プログレ方面はガブリエルとの活動に止め、クリムゾンに加入することがなければ、この後のアメリカでのTOP40作品の多くに、レヴィンの名前がクレジットされることになっていたかもしれない。
    ヴォーカルに絡むメロディアスなベースの格好良さが、そんな思いを大きく掻き立てる。
    (追加:2015年4月25日)

 

Peter Gabriel : Peter Gabriel

  1. Intruder
  2. No Self Control
  3. Start
  4. I Don't Remember
  5. Family Snapshot
  6. And Through The Wire
  1. Game Without Frontiers
  2. Not One Of Us
  3. Lead A Normal Life
  4. Biko
  • Stick - Tony Levin

  • ソロとしての商業的成功を収めることができたピーター・ガブリエルのサード・アルバム。
    非ジェネシス的なものを模索した結果、構成も音触りも難しい非ポップスに行き着いたところが、本作品の完成度の高さに繋がっている。 表面上の歪さや過激さが、メロディの良さを際立たせる結果となり、稀有な作品を生み出すことに成功している。
    本作品の唯一残念なところは、フリップとレヴィンの参加が少ないところである。 もちろんそれはクリムゾン視点の話に過ぎないのだが、” I Don't Remember  ” でのフリップのギターとレヴィンのスティックのゾクゾクするような絡みを聴いてしまうと、やはり残念に思えてくる。 
    (追加:2017年10月25日)

 

U.S.A. STUDIO CONNECTION : 野口五郎

  1. オープニング
  2. 女になって出直せよ
  3. CHARGE & GET IN
  4. 異邦人
  5. 愛撫
  1. U.S.A. STUDIO CONNECTION
  2. パラダイス
  3. 夜間飛行
  1. 甘い生活
  2. 君が美しすぎて
  3. 博多みれん
  4. 愛の証明
  5. やさしく数えて
  6. 地下街遊戯
  1. コーラス・ライン
  2. 君こそ我が青春
  3. 新宿午前4時
  4. 真夏の夜の夢
  5.  SEE YOU AGAIN
  • Bass : Tony Levin
  • Recorded at NAKANO SUNPLAZA HALL on March 27 thru 30 '80
  • 1970年代末に、アメリカでの録音作品をリリースしていた野口五郎が、それらの作品に参加していたミュージシャンを含むメンバーで行ったライヴを収録した作品。 1977年のニューヨークでの録音作品 『 異邦人 Goro In New York 』 にもクレジットされていたレヴィンが全面参加している。
    本作品の聴きどころは、演歌要素が強い歌謡曲でのレヴィンの演奏だと思う。 勿論フュージョン調の楽曲での演奏での安定感も良いのだが、慣れないタイプの楽曲でのレヴィンのベース・ラインを追いながら聴いてしまう。
    あと本作品にはステージでの写真が多数掲載されているのだが、そこの写っているレヴィンは、幾分ふっくらとしているのが特徴である。
    (追加:2015年10月25日)

 

To Chi Ka : 渡辺香津美

Better Days レプリカ・コレクション-6 TO CHI KA(紙ジャケット仕様)

  1. Liquid Fingers
  2. Black Canal
  3. To Chi Ka
  4. Cokumo Island [ Fretless Bass Guitar ]
  1. Unicorn
  2. Don't Be Silly
  3. Sayonara [ Fretless Bass Guitar ]
  4. Manhattan Flu Dance [ Bass Guitar ]
  • 今は無きLo-DのCM曲に採用された ” Unicorn ” が収録されている、渡辺香津美の出世作。
    フュージョン、という言葉が100%当てはまる作品。 レヴィンの凄いところは、そんな作品に100%とけ込んでいることだと思う。 スタジオ・ミュージシャンのお仕事と言ってしまえばそれまでなのかもしれないが、リーダーやプロデューサーの意図に完璧に応えることがレヴィンの自己主張なのだと思う。
    ロック耳の私には、正直ピンっとこないところもあるのだが、ディシプリン前のレヴィンを確認するには最適な作品。
    (追加:2007年2月10日)

 

1981

Scissors Cut : Art Garfunkel

  1. Scissors Cut
  2. A Heart In New York    [ Tony Levin, bass ]
  3. Up In The World
  4. Hang On In
  5. So Easy To Begin
  1. Can't Turn My Heart Away
  2. The French Waltz
  3. The Romance
  4. In Cars
  5. That's All I've Got To Say
  • セールス的に惨敗したアート・ガーファンクルのソロ・アルバム。
    同じくセールスが振るわなかったシングル ” A Heart In New York ” にレヴィンがクレジットされている。 中途半端なフォーク調の曲のバックでの演奏にはフラストレーションが溜まるのだが、ラスト近くでロック的(笑)な盛り上がりをする時に、ちょこっとだけメロディアスなベース演奏があり、そこだけは格好良かったりする。
    (追加:2016年3月10日)

 

Season Of Glass : Yoko Ono

  1. Goodbye Sadness
  2. Mindweaver
  3. Even When You're Far Away
  4. Nobody Sees Me Like You Do
  5. Turn Of The Wheel
  6. Dogtown
  7. Silver Horse
  1. I Don't Know Why
  2. Extension 33
  3. No, No, No
  4. Will You Touch Me
  5. She Gets Down On Her Knees
  6. Toyboat
  7. Mother Of The Universe
  • Bass Guitar    Tony Levin
  • ジョン・レノンの死後発表されたオノ・ヨーコのソロ・アルバム。
    バックの演奏がヴしっかりと支えている唄モノ作品である。 これ以上は無い程過激なジャケットに包まれながらも、音楽面での前衛性は抑えられ、オノ・ヨーコのヴォーカルが全面フィーチャーされている。
    こうした作品でのレヴィンのベースはやはり凄い。 タイトかつメロディアスなベースが、目立つのではなくヴォーカルを引き立てている。 どうしてこんなことができるのか、異次元な世界に思えてくる。
    唄モノでのレヴィンの演奏としては、『 Double Fantasy 』 と双璧をなす作品である。
    (追加:2016年3月10日)

 

1982

Peter Gabriel : Peter Gabriel

Security

  1. The Rhythm Of The Heat
  2. San Jacinto
  3. I Have The Touch
  4. The Family And The Fishing Net
  1. Shock The Monkey
  2. Lay Your Hands On Me
  3. Wallflower
  4. Kiss Of Life
  • Jerry Marotta : Drums, Surdo Drums, Percussion
    Ekome Dance Company : Ghanaian Drums
    Peter Gabriel : Vocals, Surdo Drums, Linn Programming, CMI, Prophet, Additional Drums, Piano, Backing Vocals
    Tony Levin : Bass (1,6,7,8) Stick (2,3,4,5) Fretless Bass (6)
    Larry Fast : Moog, Prophet, Moog Brass, Moog Bass, Electronic Percussion
    David Rhodes : Guitar, Backing Vocals
    John Ellis : Guitar, Additional Guitar, Backing Vocals
    Jill Gabriel : Backing Vocals
    Roberto Laneri : Treated Saxophone
    Stephen Paine : CMI
    Peter Hammill : Backing Vocals
    David Lord : Polymoog, Prophet, CMI, Piano
    Morris Pert : Timbales, Percussion, Traditional Ethiopian Pipes

  • ピーター・ガブリエルのソロ4作品目。
    過渡期の作品、と表現すれば良いのだろうか。 前作から顕著になりはじめたワールド・ミュージック色が色濃く現れた結果、プログレ色は殆ど無くなっている。 その一方で次作以降にみられる大衆性が無く、取っ付きにくい作品になってしまっている。
    Shock The Monkey ” のようなわかりやすい曲がもっと収録されていれば、印象も大きく違っていたと思う。
    レヴィンのプレイは的確で、ガブリエルの音楽性の変化に柔軟に対応をしている。 
    (追加:2008年7月11日)

 

1983

Hello Big Man : Carly Simon

  1. You Know What To Do  [ Tony Levin - bass ]
  2. Menemsha  [ Tony Levin - bass ]
  3. Damn you Get To Me  [ Tony Levin - bass ]
  4. Is This Love?
  5. Orpheus
  1. It Happens Everyday  [ Tony Levin - bass ]
  2. Such A Good Boy
  3. Hello Big Man
  4. You Don't Feel The Same  [ Tony Levin - bass ]
  5. Floundering  [ Tony Levin - bass ]
  • カーリー・サイモンが、ジェームス・テイラーと別れた後に発表した作品。
    新機軸として、トロピカルなテイストやレゲエのフォーマットを導入しました、といったつもりなのだろうが、借用感がメチャクチャ強く、なんだかよくわからない作品になってしまっている。
    ただそこはトニー・レヴィン。 作品自体が明らかに迷走していても、正しくスタジオ・ミュージシャンとしての実力を発揮し、見事なまでに役割を果たしている。 ちなみに本作品がリリースされたのは、クリムゾンの 『 Beat 』 と 『 Three Of A Perfect Pair 』 の間だったりする。
    (追加:2015年9月25日)

 

Plays Live : Peter Gabriel

Plays Live
  1. The Rhythm Of The Heat
  2. I Have The Touch
  3. Not One Of Us
  4. Family Snapshot
  5. D.I.Y.
  6. The Family And The Fishing Net
  7. Intruder
  8. I Go Swimming
  1. San Jacinto
  2. Solsbury Hill
  3. No Self Control
  4. I Don't Remember
  5. Shock The Monkey
  6. Humdrum
  7. On The Air
  8. Biko
  • Drums, Percussion And B. Vox By Jerry Marotta.
    Stick, Bass And B. Vox By Tony Levin.
    Guitar And B. Vox By David Rhodes.
    Synthesiser And Piano By Larry Fast ( Synergy )
    Synthesiser And Piano By Peter Gabriel.
  • 『 Peter Gabriel 』 というタイトルで4枚のアルバムをリリースした上での、集大成的なライヴ・アルバム。
    非常に濃厚な作品であるにも拘らず、もたれることがない。 美メロが頻出するわけでもなく、テクニックが押し付けられることも無いのだが、これ以上は無いと思わせる程の圧倒的な内容である。 超個人的には、この路線をひたすら追求してもらいたかったのだが、ここで留まらないのが私のような凡人との違いなのだと思う。
    レヴィンの演奏は、目立つ所と支える所のバランスが素晴らしい。 演奏の自由度はそれなりに与えられていると思うのだが、その自由度をスタンド・プレイに使うのではなく、楽曲の完成度を高めることに徹っしている。 そしてそのスタンスが、またレヴィンの素晴らしさを際立たせている。
    (追加:2013年3月10日)

 

Sophia : 山下久美子

  • 1983年 Album
  1. ちょいまち Baby なごりのキスが
  2. Lover ステッカー
  3. 恋する乙女
  4. 今夜も Bad Trip
  5. 気持ちいいじゃない Tonight
  1. こっちをお向きよソフィア
  2. I Know, You Know
  3. Please Don't Go
  4. Darlin' Darlin'
  5. 秋ラメられない Night Movie
  • Bass : Tony Levin
  • 山下久美子が布袋寅泰と結婚前、ニューヨークのパワー・ステーションでレコーディングした作品。
    コーラスでカーリー・サイモンが参加しており、これはどういうことかというと、当時カーリー・サイモンが 『 Hello Big Man 』 という作品を同じパワー・ステーションでレコーディングしたことによる。 そして、バックのミュージシャンも殆ど被っており、彼らがスタジオを行き来しながらスコア通りに演奏したことも窺える。 バブル期までの時代に使われた 「海外レコーディング!」 という箔を付けも、玉石混交であったことがよくわかる。
    クレジット通りであれば、レヴィンは全曲でベースを演奏していることになる。 80年代においてもセンスレスなタイトルがつけられた楽曲のバックで演奏しているのは感慨深いが、多分レヴィンの記憶には全く残っていないセッションのはず。
    (追加:2017年8月25日)

 

1984

CONFUSION : 大沢誉志幸

  1. CONFUSION
    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew & G.E. Smith ]
  2. そして僕は、途方に暮れる    [ Bass : Tony Levin ]
  3. 雨のタップダンス    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew ]
  4. FREE WAY まで泣くのはやめろ
    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew ]
  5. その気XXX
  1. Living Inside    [ Bass : Tony Levin ]
  2. 彼女の向こう側    [ Bass : Tony Levin ]
  3. ダーリン小指を立てないで    [ Bass : Tony Levin ]
  4. BROKEN HEART
    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew & G.E. Smith ]
  5. ウーレイ
    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew & G.E. Smith ]
  • 大ヒットしたシングル、” そして僕は、途方に暮れる ” (本アルバムのテイクはタイトル途中に句点が入る)が収録されている大沢誉志幸の大ヒットアルバム。
    シンセサイザーを多用したジャパニーズR&B、と一言でまとめてしまうのは簡単だが、ブリューとレヴィンが参加しているという贔屓目を差し引いても、丁寧に作り込まれた作品であることがよく分かる。
    そして僕は、途方に暮れる ” は、カップヌードルのCM曲としてもお茶の間に流れたこともあり、40代以上の人の多くはこの曲のサビのメロディを今でも覚えていると言っても過言ではなく、そんな曲にレヴィンのベースがクレジットされていることは、果てしなく嬉しい。
    (追加:2015年10月25日)

 

1985

Boys And Girls : Bryan Ferry

  1. Sensation
  2. Slave To Love
  3. Don't Stop The Dance
  4. A Waste Land
  5. Windsewpt
  1. The Chosen One
  2. Valentine
  3. Stone Woman
  4. Boys And Girls
  • Musicians    Tony Levin
  • 『 Avalon 』 後に発表されたブライン・フェリーのソロ・アルバム。
    その 『 Avalon 』 の大ヒット後ということもあり、贅沢の限りをつくした作品となっている。 基本路線は 『 Avalon 』 を世襲しているのだが、ただフェリー特有の、べたーっとした感触が強く出すぎてしまっているところがあり、空間上の全てを埋めてしまうような音の壁に疲れてしまうところがある。
    フェリーのコンセプト下で、豪華な参加ミュージシャンも何処で何を弾いているかは意味しなくなっており、レヴィンの演奏も識別不能となっている。
    (追加:2015年6月10日)

 

Spoiled Girl : Carly Simon

  1. My New Boyfriend
  2. Come Back Home
  3. Tonight And Forever
  4. Spoiled Girl
  5. Tired Of Being Blonde
  6. The Wives Are In Connecticut
  7. Anyone But Me
  8. Interview
  9. Make Me Feel Something
  10. Can't Give It Up
  11. Black Honeymoon
  • なんだか本当に何をしたいのか理解できなくなってきた時期のカーリー・サイモンの作品。
    ジェームス・テイラーとの離婚、そして再婚を経てリリースされた作品なのだが、私生活の激動とは関係なく、只々つまらない作品としか言いようがない。
    2000年代になってカーリー・サイモンはスタンダードのカヴァーで再浮上するのだが、ひたすら新作のリリースを要求されたこの時期が、彼女にとって一番浮かばれない時期だったのであろう。
    レヴィンが参加しているのは、アルバムにオリジナルで収録されている曲ではなくシングルのB面曲でボーナス・トラック扱い。 たいした曲ではない。
    (追加:2016年10月10日)

 

Explorers : The Explorers

  1. Ship Of Fools [ Tony Levin : Stick ]
  2. Lorelei
  3. Breath Of Life
  4. Venus De Milo
  5. Soul Fantasy [ Tony Levin : Bass ]
  1. Prussian Blue
  2. Two Worlds Apart
  3. Robert Louis Stevenson [ Tony Levin : Bass ]
  4. You Go Up In Smoke
  • ゴージャス極まりないフェリーの 『 Boys And Girls 』 とほぼ同時期にリリースされた、フィル・マンザネラとアンディ・マッケイによる作品。
    バンド自体が存続したまま、フロント・マンのフィル・コリンズでけではなく、マイク&ザ・メカニクスまで売れたジェネシスはレコード会社にとって理想系であったはずだし、そのことがまたバンドの活動にも還元されていたはずだ。 同じことがロキシー・ミュージックにも起こっていれば、ロキシー・ミュージックのその後も大きく変わっていたと思うのだが、残念ながら本作品は驚く程売れなかった。 『 Avalon 』 とフェリーの声を、各々7割り程度の再現性でコピーしたのが災いしたのかもしれない。
    当時フェリーとマンザネラ&マッケイの間にどのような感情があったのかわからないが、そんな二組の作品両方にレヴィンは参加している。 この辺りのバランス感覚というか、屈託のなささというか、プロに徹しているところがレヴィンらしい。
    (追加:2015年6月10日)

 

That's Why I'm Here : James Taylor

  1. That's Why I'm Here  [ Tony Levin - Bass ]
  2. Song For You Far Away  [ Tony Levin - Bass ]
  3. Only A Dream In Rio  [ Tony Levin - Bass ]
  4. Turn Away
  5. Going Around One More Time  [ Tony Levin - Bass ]
  1. Everyday
  2. Limousine Driver  [ Tony Levin - Bass ]
  3. Only One  [ Tony Levin - Bass ]
  4. Mona  [ Tony Levin - Bass ]
  5. The Man Who Shot Liberty Valance  [ Tony Levin - Bass ]
  • ジェームス・ティラーが、その頭部の特徴をジャケットもカミング・アウトした作品。
    1982年にカーリー・サイモンと離婚をした後の作品ではあるが、元々内省的な歌詞を特徴にしてきた人だけに、本作品に離婚の影響が特別に現れていることもない。
    レヴィンはこの時期のジャームス・テイラーとカーリー・サイモンの両方の作品に参加しているのだが、この辺りはレヴィンの屈託の無ささというか、そもそもそれ以前にそんな事情を全く知らないことによるものだと思う。 プロフェッショナルに徹するというのは、こういうことなのかもしれない。
    (追加:2016年10月10日)

 

Birdy : Music from the Film by Peter Gabriel

  1. At Night
  2. Floating Dogs
  3. Quiet And Alone
  4. Close Up ( from Family Snapshot )
  5. Slow Water
  6. Dressing The World
  7. Birdy's Flight ( from Not One Of Us )
  8. Slow Marimbas
  9. The Heat ( from Rhythm of the Heat )
  10. Skctchpad With Trumpet And Voice
  11. Under Lock And Key ( from Wallflower )
  12. Powerhouse At The Foot Of The Mountain ( from San Jacinto )
  • All titles written and performed by Peter Gabriel
    with special musical contributions from :
    John Hassell, The Drummers Of Ekome, Larry Fast, Tony Levin, Jerry Marotta, David Rhodes

  • ニコラス・ケイジが主演した映画のサウンド・トラックをピーター・カブリエルが担当している。
    ポピュラリティに高さでは、翌年リリースされる 『 So 』 にも本作品以前のソロにも劣ってしまうが、 内容は良い。 時々挟み込まれるソロ曲のフレーズにも興奮するし、シンセ(デジタル・シンセ)の音色もこの時代特有の下品なものではなく安心して聴いていられる。
    プロダクションに多大な時間をかけた作品ではないはずだけに、レヴィンの演奏が新しくレコーディングされたものか、レコーディングされていたマテリアルから活用したものかはわからないが、こうした作品にもしっかりとクレジットされているところからも、カブリエルとレヴィンの関係の深さが推し量られる。
    (追加:2015年7月1日)

 

Starpeace : Yoko Ono

  1. Hell In Paradise
  2. I Love All Of Me
  3. Children Power
  4. Rainbow Revelation
  5. The King Of The Zoo
  6. Remember Raven
  1. Cape Clear
  2. Sky People
  3. You And I
  4. It's Gonna Rain ( Living On Tiptoe )
  5. Starpeace
  6. I Love You, Earth
  • Tony Levin : whistle.
  • 2016年2月、「オノ・ヨーコ、インフルエンザ!」とか「オノ・ヨーコ退院」とか、それだけで記事になってしまうことで、オノ・ヨーコの凄さを再認識したのだが、その凄さに近いものを本作品に感じてしまう。
    参加しているトニー・レヴィンのクレジットが whistle、口笛である。 当然レヴィンは口笛を吹きにスタジオに来たわけではなく、ベースを演奏したはずである。 それどころか実際にはレヴィンのベース演奏も採用されているのかもしれない。
    にもかかわらず口笛である。 そうクレジットされていても、オノ・ヨーコなのだからと思わせてしまうところが凄いと思う。
    (追加:2016年3月10日)

 

1986

Park Hotel : Alice

  1. Il Senso Dei Desideri
  2. Viali Di Solitudine
  3. Conoscersi
  4. Citta Chiusa
  5. Nuvole Rosse
  1. Luci Lontane
  2. Nomadi
  3. Vold Di Notte
  4. Segni Nel Cielo
  • Alice    Voci
    Jerry Marotta    Batteria E Programmazione Linn
    Tony Levin    Basso E Stick Bass
    Phil Manzanera    Chitarre
    Michele Fedrigotti    Tastiere
  • イタリアの女性シンガー、アリーチェの作品。
    イタリア語が全くわからないので、アリーチェの低音を強調したヴォーカルを意識することなく、バックの演奏を中心に聴き込むことになる。 仮にこのメンバーでヴォーカルレスのインスト作品を出したならば、テクニカル志向の演奏になったのだろうが、本作品がヴォーカルを支える歌心のある演奏となっていることがよくわかる。
    仮にイタリア語で何か喋れと言われても「スパゲッティー・イタリアーノ」位しか言えないし、そもそもそれがホントにイタリア語なのかもわからないことが功を奏しているのかもしれない。(一昔前の)小学生が英語がしゃべれる、と自慢して「ディス・イズ・ア・ペン!」と叫ぶのと同じレベルの言い訳なのかもしれないが。
    (追加:2012年5月25日)

 

So : Peter Gabriel

So

  1. Red Rain
  2. Sledgehammer
  3. Don't Give Up
  4. That Voice Again
  5. Mercy Street
  6. Big Time
  7. We Do What We're Told   milgram's 37
  8. This Is The Picture   excellent birds
  9. In Your Eyes
  • Peter Gabriel : Lead Vocals, CMI, Piano, Prophet, Linn, Linn Drum, Synthesizer, Percussion, Backing Vocals, CS80, Synclavier
    Tony Levin : Bass (1,2,3,4,5) Drumstick Bass (7)
    David Rhodes : Guitar, Backing Vocals
    Jerry Marotta : Drums, Drumstick Bass, Additional Drums
    Chris Hughes : Linn Programming
    Stewart Copeland : Hi-hat, Drums
    Daniel Lanois : Guitar, Tambourine, Surf Guitar, 12 String Guitar
    Manu Katche : Drums, Percussion, Talking Drums
    Mark Rivera : Saxophones, Processed Saxophone
    Wayne Jackson : Cornet, Trumpet
    Don Mikkelsen : Trombone
    PP Arnold, Coral Gordon,  Dee Lewis, Michael Been, Jim Kerr : Backing Vocals
    Kate Bush, Youssou N'Dour, Laurie Anderson : Guest Vocal
    Ronnie Bright : Bass Vocal
    Richard Tee : Piano
    Simon Clark : CS80, CMI, Hammond, Bass
    I. Shankar : Violin
    Larry Klein, Bill Laswell : Bass
    Djalma Correa : Surdu, Congas and Triangles
    Jimmy Bralower : Linn Kick
    Nile Rodgers : Guitar
  • 世界的大ヒットを記録した、ピーター・ガブリエルの5作目。 
    Sledgehammer ” の映像が毎日流れていた、とまで言うとさすがに誇張表現だが、TVではミュージック・ビデオ番組が複数放送され、喫茶店にはレーザー・ジュークボックスなるものが設置されてた時代、見ようと思わなくても目には入った。 そんなシングル・ヒット以外にも、分かり易いアルバム・ジャケットの導入等、「売る」ことを明確に意図した作品ではあるが、旧来のフアン層を逃がさなかったのが、本作品の凄いところ。
    アルバムだけではなくライヴでも重用され、名声も(多分)ギャラもクリムゾンより遙かにもらえるわけで、レヴィンにとってはこれ以上ない環境のはず。 ただそこを安住の地としないところが、レヴィンの偉い(笑)ところだと思う。
    (追加:2009年6月25日)

 

This Side Of Paradise : Ric Ocasek

  • 1986年 Album
  1. Keep On Laughin'
  2. True To Love
  3. Emotion In Motion
  4. Look In Your Eyes
  5. Coming For You
  1. Mystery
  2. True Love
  3. P.F.J.
  4. Hello Darkness
  5. This Side Of Paradise
  • Stick Bass : Tony Levin
  • カーズのリック・オケイセックの2枚目のソロ・アルバム。
    本作品がリリースされたのは、カーズの最大ヒット作の 『 Heartbeat City 』 と ラスト・アルバムとなってしまった 『 Door To Door 』 の間である。 過度なまでに売れることを狙った作品と、解散にも繋がったメンバー間の不仲が原因なのか前作の80%程度の焼き直し作品ではあるが、ロックの疾走感とどこかクールな佇まいの共存というカーズ最大の魅力が、その両作品とも充分に発揮されている。
    一方本作品は陰鬱な印象こそないが、重くて暗い。 ロックの疾走感も無いし、クールな佇まいもない。 カーズの求めるものを求めさえしなければ良いのだろうが、驚かされる程の違いである。 レヴィンは、そんな楽曲群の中でも最も重さと暗さを感じる楽曲で、ヘヴィなベースを演奏している。 レヴィンのセッション活動としては珍しいパターンではあるが、オケイセックの意向に見事に応えているところが凄い。
    (追加:2017年8月25日)

 

1987

Coming Around Again : Carly Simon

  1. Coming Around Again
  2. Give Me All Night  [ Bass : Tony Levin ]
  3. As Time Goes By
  4. Do The Walls Come Down
  5. It Should Have Been Me
  6. The Stuff That Dreams Are Made Of
  7. Two Hot Girls ( On A Hot Summer Night ) 
    [ Bass : Tony Levin ]
  8. You Have To Hurt
  9. All I Want Is You
  10. Hold What You've Got
  11. Itsy Bitsy Spider
  • MTV 全盛時代にカーリー・サイモンがリリースした作品。
    常に時代に迎合してきたというか、迎合しようとして失敗してきたカーリー・サイモンが、この時代にデジタル・シンセをバックに大味なヴォーカル・アルバムをリリースするのは容易遂行なのだが、そもそもヒットしなかったのは恋愛感情を伴わないブレーンが周りにいなかったことが原因に違いない。
    本作品においけるレヴィンのベースについては、特にコメントするようなものではない。 スタジオに到着して譜面を見て30分で演奏終了して次のスタジオに、そんな程度なのだと思う。
    (追加:2015年9月25日)

 

Cher : Cher

  1. I Found Someone
  2. We All Sleep Alone
  3. Bang-Bang
  4. Main Man
  5. Give Our Love A Fightin' Chance
  1. Perfection  [ Bass : Tony Levin ]
  2. Dangerous Times
  3. Skin Deep
  4. Working Girl  [ Bass : Tony Levin ]
  5. Hard Enough Getting Over You
  • シェールが、ゲフィン・レコードに移籍して発表したソロ・アルバム。
    ネーム・バリューのある人間を担ぎ出して、下品なデジタル・シンセと歪んでいるだけで深みのない速弾きギターを組み合わせれば大ヒット、とゲフィン・レコードの会議室での検討結果がそのまま具現化した作品である。 大々的に行われたプロモーションとTOP40に何とか入っただけのセールス結果は見合っていないだろう、という突っ込みが本作品に相応の評価であろう。
    トニー・レヴィンは2曲に参加しているが、スケジュールの合間にスタジオに来て、譜面渡されて5分後にワン・テイクだけ演奏して終了、といった程度の目立たない内容である。
    (追加:2016年10月10日)

 

A Momentary Lapse Of Reason : Pink Floyd

  1. Sign Of Life
  2. Learning To Fly
  3. The Dogs Of War
  4. One Slip
  5. On The Turning Away
  6. Yet Another Movie
  7. Round And Around
  8. A New Machine Part 1
  9. Terminal Frost
  10. A New Machine Part 2
  11. Sorrow
  • Tony Levin    Bass Guitar & Stick

  • ロジャー・ウォーターズ脱退後のピンク・フロイドの作品。
    そのロジャー・ウォーターズの代わりにベースを演奏することは、誰にとっても相当のプレッシャーになるはずなのだが、そんなことを全く感じさせずにレヴィンは演奏している。 もしかしたらレヴィンは、ピンク・フロイドを聴いたこともなく、ロジャー・ウォーターズが脱退したことの衝撃も知らず、ただのセッションとして参加演奏していたのかもしれない。 本気でそう感じさせてしまうところが、レヴィンの凄さである。
    ボブ・エズリンのプロデュース作品にレヴィンが参加するのは10数年ぶりとなるのだが、その間にレヴィンの評価とギャラは大きく上がっている。 そうなるきっかけを作ってくれたボブ・エズリンへの恩返しもあったのかもしれない。
    (追加:2016年7月10日)

 

Robbie Robertson : Robbie Robertson

  1. Fallen Angel
  2. Showdown At Big Sky
  3. Broken Arrow
  4. Sweet Fire Of Love
  1. American Roulette    [ Bass ( Stick ) : Tony Levin ]
  2. Somewhere Down The Crazy River    [ Bass : Tony Levin ]
  3. Hell's Half Acre    [ Bass ( Stick ) : Tony Levin ]
  4. Sonny Got Caught In The Moonlight    [ Bass : Tony Levin ]
  5. Testimony
  • ザ・バンドのロビー・ロバートソンのファースト・ソロ・アルバム。
    プロデューサーがダニエル・ラノワでミックスがボブ・クリアマウンテン、ピーター・ガブリエルとU2が参加と、80年代のアイコンがそのまま音触りに現れている作品。 私はザ・バンドを聴いたことがないので、音そのものの変化については判らないが、音触りについては好き嫌いが分かれる作品である。
    そんな作品の半数の曲にレヴィンは参加しているのだが、” American Roulette ” での爆発したくてもしきれないテリー・ボジオのドラムと、レヴィンのスティックとの絡みが面白かったりする。
    (追加:2016年10月10日)

 

1989

Strange Angles : Laurie Anderson

  • 1989年 Album
  1. Strange Angels
  2. Monkey's Paw
  3. Coolsville
  4. Ramon
  5. Babydoll
  6. Beautiful Red Dress
  7. The Day The Devil    [ Tony Levin : Chapman stick. ]
  8. The Dream Before
  9. My Eyes
  10. Hiwatha
  • 流行の最先端について行けない人は聴いてはいけない、ローリー・アンダーソンの作品。
    私は生まれながらオシャレだし、私の三歩程後に流行の最先端がついてくるような経験を何度もしているので、1981年にローリー・アンダーソンの ” O Superman ” がヒットした時は、雑誌の紹介記事だけを頼りにして「3年位前から来るのはわかっていたよ」と赤羽の中華料理屋でレバニラ炒め(餃子3個サービス)を食べながらヒップな仲間たちと語り合ったものである。
    物事の本質を見抜き、一時ブームに左右されることのない私達のようなトレンドセッターの判断力は常に正しく、それはローリー・アンダーソンが新譜を出すと今でも音楽関係のみならず、ファッション系を含めた殆どの全ての雑誌の表紙を彼女が飾ることでも立証されている。
    何度も聴き返す気にはとてもならない程素晴らしい楽曲群の中で、レヴィンは1曲のみ目立たず演奏している。
    (追加:2017年8月25日)

 

Maria McKee : Maria McKee

  1. I've Forgotten What It Was In You (That Put The Need In Me )
  2. To Miss Someone
  3. Am I The Only One ( Who's Ever Felt This Way? )
  4. Nobody's Child
  5. Panic Beach
  1. Can't Pool The Wool Down ( Over The Little Lamb's Eyes )
  2. More Than A Heart Can Hold
  3. This Property Is Condemned
  4. Breathe
  5. Has He Got A Friend Foe Me?
  • Bass : Tony Levin, Jerry Scheff
  • 元ローン・ジャスティスのヴォーカリスト、マリア・マッキーのソロ・アルバム。
    ローン・ジャスティスのファースト・アルバムのジャケットにおけるマリア・マッキーは最高であった。 ブロンドに染めたタヌキ顔の彼女の写真は、タワーレコードの棚から手にとって見たいと思わせるだけの説得力があった。
    だけど...すみません。 ジャケットは強烈に覚えているのだけど購入には至らず、ローン・ジャスティスを聴いたことないまま、本作品でマリア・マッキーに初めて接しました。 カントリー色を味付け程度に残してポピュラー色をもっと強めれば、後のテイラー・スウィフトのような成功も可能であったかもしれないが、いかんせん中途半端な内容に留まっている。 この辺り、ゲフィン・レコードの会議室での議論の失敗なのであろう。 ベーシストは2人クレジットされており、レヴィンの参加曲は不明。
    (追加:2017年8月25日)

 

The Other Side Of The Mirror : Stevie Nicks

  1. Rooms on Fire
  2. Long Way to Go    [ Stick Bass - Tony Levin ]
  3. Two Kinds of Love    [ Bass - Tony Levin ]
  4. Ooh My Love
  5. Ghosts
  6. Whole Lotta Trouble    [ Stick Bass - Tony Levin ]
  7. Fife Burning
  8. Cry Wolf    [ Bass - Tony Levin ]
  9. Alice
  10. Juliet
  11. Doing the Best I Can ( Escape from Berlin )
    [ Stick Bass - Tony Levin ]
  12. I Still Miss Someone ( Blue Eyes )
    [ Bass - Tony Levin, Rupert Hine ]
  • スティーヴィー・ニックスの4枚目のソロ・アルバム。 爆発的なヒット・アルバムではないが、それは彼女の作品の売れ方を基準にした尺度であって、全米TOP10にしっかりとランキングされている。
    恋多き女性とか、妖精とか、彼女にまつわるその種の呼称についてよく判らなかったし、そもそも彼女のファン層というのが私にはよく判らなかったのだが、それを一気に解決してくれたのが映画 『スクール・オブ・ロック』 であった。 ちょっと野暮ったくてお硬いキャラの女性校長先生(マリンズ校長)が、スティーヴィー・ニックスの曲がかかるとはしゃいでしまう場面で、彼女のファン層を完全に理解できた気がする。
    本作品にもそんなマリンズ校長がはしゃいでしまうような楽曲が多く収録されており、かつそこにトニー・レヴィンがしっかりとクレジットされている。 セッション数が単に多いだけでなく多岐に渡っているが故に、所謂ポピュラー・ミュージックを聴いたことがある人の中で、トニー・レヴィンの演奏聴いたことが無い人はいないのでは無いかと思えてくる。
    (追加:2016年10月10日)

 

1992

Us : Peter Gabriel

  1. Come Talk To Me
  2. Love To Be Loved
  3. Blood Of Eden
  4. Steam
  5. Only Us
  6. Washing of the Water
  7. Digging in the Dirt
  8. Fourteen Black Paintings
  9. Kiss That Frog
  10. Secret World
  • Bass : Tony Levin

  • ピーター・ガブリエルの 『 So 』 に続くオリジナル・アルバム。
    一聴地味な印象があるが、各曲の良さ、アルバムとしての完成度は高く聴いていて飽きない作品である。 過度な大衆性が無いだけで、意外なほど 『 So 』 と路線は同じである。 知ってもらうこと、が必要無くなったガブリエルが、『 So 』 を突き詰めていった作品なのかもしれない。
    本作品がリリースされた1992年は、クリムゾンの存在がフリップの脳内にしかなかった頃で、レヴィンは本作、そして本作品後のライヴにおいて、正にピーター・ガブリエル・バンドの一員として大活躍している。
    (追加:2015年8月10日)

 

Steam : Peter Gabriel

  1. Steam [ album version ]
  2. Games Without Frontiers [ Massive / DB mix ]
  3. Steam [ Oh, Oh, Let Off Steam Mix 12" ]
  4. Steam [ Oh, Oh, Let Off Steam dub ]
  • 『 US 』 からのシングル。
    アルバム・ヴァージョンの ” Steam ” と、そのリミックスにレヴィンのベースがレヴィン。
    スティームを爆発( let off )させてはマズいと思うが、なんとなくそんな風のミックスがされている。
    (追加:2017年6月25日)

 

Digging in the Dirt : Peter Gabriel

  1. Digging in the Dirt [ lp version ]
  2. Digging in the Dirt [ instrumental ]
  3. Quiet Steam
  4. Bashi - Bazouk
  • 『 US 』 からのシングル。
    ” Digging in the Dirt ” はアルバム・テイクとインストを収録。 そして ” Steam ” は爆発 ( let off ) ではなく、穏やかな( Quiet ) なヴァージョンが収録されている。
    (追加:2017年6月25日)

 

Blood of Eden : Peter Gabriel

  1. Blood Of Eden [ album version ]
  2. Mercy Street
  3. Sledgehammer
  • Bass    Tony Levin
  • 『 US 』 からのシングル。
    『 So 』  から ” Mercy Street ” のリミックスと、” Sledgehammer ” も収録されている。
    クレジットは ” Blood Of Eden ” にのみ記載されているが、『 So 』 のクレジットによれば残り2曲にもレヴィンは参加していることになる。
    (追加:2016年6月25日)

 

Drawing : 大貫妙子

  1. OKAVANGO [ Bass : Tony Levin ]
  2. White Wolf [ Bass : Tony Levin ]
  3. 素直になりたい [ Bass : Tony Levin ]
  4. dreamland
  5. 哀しみの足音
  6. Dr. ドリトル [ Bass : Tony Levin ]
  7. What to do 'cause love you [ Bass : Tony Levin ]
  8. 静かな約束 [ Bass : Tony Levin ]
  9. 恋に落ちて
  10. あなたと私
  • 大貫妙子のソロ・アルバムに、レヴィンはジェリー・マロッタとのリズム隊で参加している。
    シャレオツの音楽は私の日時用生活の範疇外なのだが、レヴィン&マロッタのリズム隊のタイトな演奏がそこにフィットしていることは良く分かる。 クレジットを見るとレコーディングは複数箇所で行われており、レヴィン&マロッタの演奏はニューヨークで行われたものと推測されるのだが、そこでケミストリーが発生する機会があったとは思えず、スタジオに到着したレヴィンがスコアを渡されてそのまま演奏した、という可能性が非常に高い。
    (追加:2015年10月25日)

 

1993

Spin 1ne 2wo : Spin 1ne 2wo

スピン・ワン・ツー

  1. All Along The Watchtower
  2. Can't Find My Way Home
  3. Angel
  4. White Room
  5. Reason To Believe
  6. You Keep Me Hanging On
  7. Black Dog
  8. On The Road Again
  9. Feel Like Makin' Love
  10. Reeling In The Years
  11. Who Are You
  12. Kashmir
  • Paul Carrack     Lead vocals, backing vocals and Hammond
    Steve Ferrone    Drums and percussion
    Rupert Hine    Keyboards, harmonica and backing vocals
    Tony Levin    Basses and stick
    Phil Palmer    Guitars

  • ロック・スタンダードのカヴァー・アルバム。 1993年に発売された(らしい)作品が、この度再発された。
    アレンジはオーソドックス。 こうしたカヴァーの場合、当人達にしてみると一捻りしたつもり、でも聴いている側にしてみると奇をてらいすぎ、というパターンが多いのだが、本作品の場合そのようなことはなく、安心して聴き続けることができる。 この辺りは、プロデュースも行ったルパート・ハインのセンスの良さによるものだと思う。
    レコーディングの準備にどれだけ時間をかけたかはクレジットがないため不明だが、レヴィンにしてみれば一瞬の作業であった可能性が高い。 ただ、後に Tony Levin Band で ”
    Black Dog ” をとりあげたりするきっかけは、このあたりにあったのかもしれない。
    (追加:2010年2月25日)

 

1994

Healing Bones : Jules Shear

Healing Bones

  1. Listen To What She Says
  2. A Bird In That Cage
  3. Healing Bones
  4. The Sun Ain't Gonna Shine Anymore
  5. Over The Lane
  6. When You Finally Gonna Come Through
  7. Never Again Or Forever
  8. Heaven / Hell
  9. Two Friends
  10. How Many Wheels
  11. A Prayer ( For Those Not Here )
  12. By And By
  • Musicians
    Jules Shear with
    Jerry Marotta ・ drums
    Tony Levin ・ basses
    Elliot Easton ・ guitar
    Rod Argent ・ keyboards
  • セッション・ミュージシャンとしてのレヴィンの活動を的確にとらえた作品。
    ライナーによれば、ジュールズ・シアーという人はシンディ・ローパーやバングルスのヒット曲の作者であったり、MTVアンプラグドの初代司会者であったりしたとのこと。 好意的にとらえようとすれば通好みのキャリアということになるのだろうが、実際のところは二線のミュージシャンなのだと思う。
    楽曲も平凡でヴォーカルに魅力があるわけでもなく、それなり以上のミュージシャンを揃えておいてこれはないだろう、と思わず突っ込みたくなるような作品。
    レヴィンのプレイは正しくセッション・ミュージシャンとしての演奏で、目立つことなく淡々とこなされている。 レコーディングに来て譜面渡されて1時間で演奏、そんな世界なんだと思う。
    (追加:2005年6月10日)

 

SW Live EP : Peter Gabriel

  1. Red Rain
  2. San Jacinto
  3. Mercy Street
  • bass, vocals : Tony Levin
  • 『 Secret World Live 』 に先行して発表されたピーター・ガブリエルのライヴEP。
    同作未収録の ” San Jacinto ” と ” Mercy Street ” が含まれており、特に 『 Plays Live 』 との重複を避けるためにオミットされたと思わえる ” San Jacinto ” が嬉しい。
    アルバムからのシングル・カットではなく、先行作品と位置づけられているためか、レヴィンの参加もしっかりとクレジットされている。
    (追加:2016年6月25日)

 

Secret World Live : Peter Gabriel

  1. Come Talk To Me
  2. Steam
  3. Across the River
  4. Slow Marimbas
  5. Shaking the Tree
  6. Red Rain
  7. Blood of Eden
  8. Kiss That Frog
  9. Washing of the Water
  10. Solsbury Hill
  1. Digging in the Dirt
  2. Sledgehammer
  3. Secret World
  4. Don't Give Up
  5. In Your Eyes
  • Peter Gabriel      harmonica
    Manu Katche      drums
    Tony Levin      bass, vocals
    David Rhodes      guitar, vocals
    Jean Claude Naimro      keyboards, vocals
    Paula Cole      vocals
    Shankar      violin, vocals
    Levon Minassian      doudouk

  • 16-17,11,93
    Palasport Nuovo, Modena, Italy

  • 1993年にイタリアで行われたライヴ・アルバム。
    『 So 』 と 『 Us 』 の楽曲を中心としたこの時期のベスト選曲であり、『 Plays Live 』 と唯一重複収録されている ” Solsbury Hill ” もこの時期の音の肌触りになっている。
    アルバムは世界中で大ヒット、ライヴは超満員。 そんなガブリエルとの活動に一旦区切りを着け、レヴィンはこの作品後ダブル・トリオ編成のクリムゾンで活動していくことになる。
    (追加:2015年8月10日)

 

1995

What's Inside : Joan Armatrading

What's Inside

  1. In Your Eyes [ Bass ]
  2. Everyday Boy [ Bass ]
  3. Merchant Of Love [ Bass ]
  4. Shapes And Sizes [ Bass ]
  5. Back On The Road [ Bass ]
  6. Lost The Love
  7. Songs [ Bass ]
  8. Would You Like To Dance
  9. Recommend My Love
  10. Beyond The Blue
  11. Can't Stop Loving You [ Bass ]
  12. Shape Of A Pony [ Bass ]
  13. Trouble [ Bass ]
  • ジョアン・アーマトレイディグというソウル系ヴォーカリストの作品。
    取り立てて特徴もない作品とヴォーカルだが、ベースだけが唐突に豪華。 レヴィンの他にクレジットされているのが、ストーンズと活動をしているダリル・ジョーンズで、” Everyday Boy ” はツイン・ベースで演奏されている。
    正直ちょっと、もったいない...
    なお、” Shape Of A Pony ” には、ボズが Penny Whistle を演奏(?)している。
    (追加:2006年10月10日)

 

1997

From The Caves Of The Iron Mountain : Steve Gorn  Tony Levin  Jerry Marotta

FROM THE CAVES of The Iron Mountain

  1. Approaching The Cavern
  2. Man Walking from A to B
  3. In the Caves of the Iron Mountain
  4. Drumming on Water
  5. Devil's Kitchen
  6. Shakers in Five
  7. Glass Beads
  8. Joyous Lake
  9. Catskill Gallery :
      The Abandoned IBM Plant
      Woodstock, the Indian Burial Ground
      Swimming the Shokan Rooftops
      Overlook Mountain
  10. Shepherd's Song
  11. Catacombs
  12. Magic Meadow
  13. The Window Jane Mine
  14. Squeeze Box
  • Steve Gorn    East Indian Flute, Reeds
    Tony Levin    Chapman Stick, Basses
    Jerry Marotta    Taos Drums, Percussion

  • Recorded inside the Window Jane Mine Catskill Mountains, New York

  • レヴィン、ジェリー・マロッタ、そしてリード奏者のステイーヴ・ゴーンによる作品。
    ニューヨークにある洞窟の中で録音されたとのことで、残響音やその場のノイズ等全てが演奏と一緒になって提示されている。 所謂ロック的なノリは全く無く、音響効果の面白さを除けば冗長的な面があるのも否めない。 たまにCD棚から取り出して聴くのに適していると思う。
    当時、Pony Canyon がクリムゾン関連の作品を積極的にリリースしていたのが懐かしい。 今後同じような状況になるとは思いがたく、こうした作品が紹介される機会が益々減っていくのは、残念である。
    (追加:2006年11月10日)

 

Black Light Syndrome : Bozzio Levin Stevens

Black Light Syndrome

  1. The Sunroad
  2. Dark Corners
  3. Duende
  4. Black Light Syndrome
  5. Falling In Circles
  6. Book Of Hours
  7. Chaos / Control
  • Terry Bozzio    Drums
    Tony Levin    Basses and Stick
    Steve Stevens    All Guitars
  • テリー・ボジオとスティーヴ・スティーヴンスが、レヴィンを巻き込んだセッション・アルバム。 レヴィンのスケジュールに合わせたこともあり、顔合わせからレコーディングまでわずか5日間で終了している。
    3人ともスタジオ・ミュージシャンとしての活動、セッション・メンバーとしての活動が中心になっていることは否めないが、そんな3人がロック・ミュージシャン魂(笑)をポジティブに発揮しているところが本作品の魅力だと思う。 レコーディングまでの期間が短かったためか、1曲1曲が長く冗長的な所も散見するが、それを補って余りあるほどの緊張感が溢れた作品である。
    発表された年に来日公演が予定、告知されたにも拘わらず、あっさりキャンセルされてしまったのが残念でならない。 3人のスケジュール(とギャラ)を考えれば、想像できたことではあるが。
    (追加:2004年8月25日)

 

1998

First : 黒沢健一

first
  1. Oh Why
  2. Rock'n Roll
  3. Round Wound
  4. Love Love
  5. Mad man Across The Water
  6. Easy Romances
  7. Morning Sun
  8. Wondering
  9. FAR EAST NETWORK
  10. Really I Wanna Know
  11. Rock'n Roll ( reprise )
  • バンド L⇔R や、森高千里の名曲 ” 気分爽快 ” の作曲等で知られる黒沢健一のソロ・アルバム。 5曲においてトニー・レヴィンがベースで参加している。
    シングル・カットされた ” Rock'n Roll ” 以外は花のある楽曲はなく、レヴィンの参加・不参加によるクオリティの差は感じられない。 ただ、その ” Rock'n Roll ” の躍動感は素晴らしく、これはレヴィンでなければ出せなかったであろうと思える程の説得力がある。
    レヴィンのセッション活動の中でも、極めて記名性の高い楽曲である。
    (追加:2013年6月25日)

 

2000

Aura : ASIA

Aura
  1. Awake
  2. Wherever You Are
  3. Ready To Go Home
  4. The Last Time
  5. Forgive Me
  6. Kings Of The Day
  7. On The Coldest day In Heel
  8. Free
  9. You're The Stranger
  10. The Longest Night
  11. Aura
  • Tony Levin - Bass: Chapman Stick, Music Man

  • ジョン・ペイン時代のエイジアの作品。
    エイジアはジョン・ペイン時代の編成が最も素晴らしい。 スター・プレイヤーこそいないが、バンドとしての結束は逆に高まっている。 そんなベストな編成で制作された本作品は、ドラマチックでシンフォニックで美メロに溢れ、エイジアの最高傑作と呼んでも過言ではない。
    ...ウソです。 そんなわけありません、駄作です。 黄金期のメンバーがいないから厳しい評価になるわけではありません。 エイジアの冠が無かったとしても評価は同じです。
    そんな作品にレヴィンが1曲のみクレジットされている。 ベース・プレイヤーであるジョン・ペインがいる中、レヴィンが参加する意義がどこにあったのかよくわからないのだが、少なくとも私のようにレヴィン目当てで購入した人もいるはずで、それが狙いだったのかもしれない。
    レヴィンがいいように使われてしまっているようで、また悔しい。
    (追加:2012年10月10日)

 

Situation Dangerous : Bozzio Levin Stevens

Situation Dangerous

  1. Dangerous
  2. Endless
  3. Crash
  4. Spiral
  5. Melt
  6. Tragic
  7. Tziganne
  8. Lost
  • Terry Bozzio - drums
    Tony Levin - bass and stick
    Steve Stevens - guitars
  • 『 Black Light Syndrome 』 に続く、テリー・ボジオ、スティーヴ・スティーヴンス、レヴィンによるセッション・アルバム。
    前作はレコーディングをわずか5日間で終了させた文字通りのセッション・アルバムであったのに対し、本作品ではレコーディング前に1週間ほどのリハーサルを行っていることが大きく異なっている。
    リハーサルの結果、冗長的な所は見られなくなっているものの、緊張感については前作に劣っている。 この辺りが1週間という微妙な期間の難しさなのかもしれない。 一発勝負での問題点はクリアにできるかもしれないが、バンド(セッション)としてのケミストリーが生じるところまでいっていない。 曲の完成度こそ上がっているものの、前作の最大の特徴であった緊張感があまり感じられなくなってしまっているのが残念である。
    となると、次はリハーサルなしで観客を前にしたライヴ・レコーディングだ、などと勝手に妄想してみたが、残念ながら本作品以降このメンバーでのセッションは実現していない。 3人のギャラとスケジュールを踏まえれば、妙案だと思うんだけどなぁ...
    (更新:2004年9月26日)

 

Voices Of Life : The Bulgarian Women's Choir - Angelite

Voices of Life

  1. Nov Den ( A New Day )
  2. Polegnala e Toudora ( Todora's Dream )
  3. Pilentze Pee ( A Little Bird is Singing )
  4. Kalimanko Denko ( Godmother Denka )
  5. Triptih ( Three Customs )
  6. Utopia [ Chapman Stick ]
  7. Begala e Vena ( Vena Has Run Away )
  8. Mechmetio
  9. Sestro Dobriano ( Sister Dobriana )
  10. Jano, Hubavo Jano ( Yana, Beautiful Yana )
  11. Trista Pushki ( Three Hundred Rifles )
  12. Zavesta Pada ( The Curtain Falls )
  • エディ・ジョブソンがプロデュースをしたブルガリアン・ヴォイスの作品。 レヴィンは ” Utopia ” にスティックでセッション参加している。
    他の殆どの曲がコーラスを中心に曲を構成している中、本曲においては、レヴィンのスティックがその骨格をなしている。
    詳細は、ブルーフォードのページを参照してください。。
    (追加:2002年8月25日)

 

Rocks The West : California Guitar Trio

Rocks the West

  1. Scramble
  2. Symphony No.9
  3. Bohemian Rhapsody
  4. Caravan    Moroccan Roll w/drum solo
  5. Punta Patri
  6. Waters of Eden
  7. Blue-eyed Monkey
  8. Pathways
  9. Pictures at ah Exhibition    Hut of the Baba Yaga and the Great Gate of Kiev
  10. Happy Time in Fun Town
  11. Misirlou
  12. Rokudan
  13. Blockhead
  • Bert Lams, Paul Richards, Hideyo Moriya     Acoustic Guitars
    Tony Levin    Fretless bass, Chapman Stick (Tracks 1,5,6,8,10,11,13)
    Bill Janssen    Saxphone (Tracks 7,8,10,11,13)

 

OVO : Peter Gabriel

  1. The Story Of OVO
  2. Low Light
  3. The Time Of The Turning
  4. The Man Who Loved The Earth / The Hand That Sold Shadows
  5. The Time Of The Turning ( Reprise ) / The Weavers Reel
  6. Father, Son    [ Bass: Tony Levin ]
  7. The Tower That Ate People
  8. Revenge
  9. White Ashes
  10. Downside-Up    [ Bass: Tony Levin ]
  11. The Nest That Sailed The Sky
  12. Make Tomorrow    [ Mid section bass: Tony Levin ]
  • ピーター・ガブリエルによる、ロンドンのミレニアム・ドームで行われたショーのための音楽。 家族3代をテーマに、世界中から時代を問わず様々な音楽が取り込まれている。
    位置づけとしてはガブリエルのオリジナル・アルバムなのだが、他の作品と比べ取っ付きにくい作品であることは否めない。 多分本作品を理解するためには語学だけではなく、イギリスの文化、そして世界の民族音楽に対しての造詣が必要になるのだと思う。
    そうした理解が無い私は、ややもすると集中して聴いていられなくなることがあるのだが、レヴィンのベースはやはり凄いと思う。 参加している3曲がそもそも聴きやすい曲であることもあるが、レヴィンのベースはメロディアスでとても美しい。
    (追加:2016年6月25日)

 

2002

Heathen : David Bowie

  1. Sunday
  2. Cactus
  3. Slip Away
  4. Slow Burn
  5. Afraid
  6. I've Been Waiting For You
  7. I Would Be Your Slave
  8. I Took A Trip On A Gemini Spaceship
  9. 5.15 The Angels Have Gone
  10. Everyone Says ' Hi '
  11. A Better Future
  12. Heathen ( The Rays )
  • Tony Levin : Bass

  • デヴィッド・ボウイが、トニー・ヴィスコンティを改めてプロデューサーに迎えて制作した作品。
    レコード会社の移籍を挟んでいるものの、本作及びその前後の 『 Hours 』 と 『 Reality 』 を個人的には秀逸のヴォーカル・アルバム3連作と捉えている。 本作品もボウイとヴィスコンティを中心に演奏が構築されており、音触りの複雑さより、ヴォーカルを前面に出した楽曲としての完成度高さを強調している。
    こういうヴォーカル・アルバムのバックだと、レヴィンのメロディアスなベースは最高に格好良いのだが、ヴィスコンティ他もベース奏者としてクレジットされており、特定が出来ない。 このベースがレヴィンか、と想像しながら聴くのも楽しいが、本作品においてはやはりクレジットが明確だと嬉しかった。
    (追加:2017年1月10日)

 

Pieces Of The Sun : Tony Levin

Pieces of the Sun

  1. Pieces Of The Sun ( Japanese version ) [ cello, bass ]
  2. Silhouette [ bass ]
  3. Dog One [ stick, vocals ]
  4. Apollo [ basses stick ]
  5. Tequila [ bass, vocals ]
  6. Blue Nude Reclining  [ bass, stick ]
  7. Phobos [ stick ]
  8. Ooze [ guitar, cello ]
  9. The Fifth Man ( Japanese version ) [ stick ]
  10. Helios ( bonus track for Japan only ) [ piano, bass ]
  11. Geronimo [ stick, bass ]
  12. Aquafin [ bass, omnichord ]
  13. Ever The Sun Will Rise [ cello, stick ]
  • Produced by Tony Levin
  • トニー・レヴィンの3枚目のソロ・アルバム。
    ジェリー・マロッタやラリー・ファストといったピーター・ゲイブリエルのバンド時代からの旧知のミュージシャンとライヴを重ね、そのままバンド形態でレコーディングを行ったためか、ロック色が濃い作品となっている。
    過去2作は、どちらかと言えば曲自体のバラエティさや演奏能力のキャパシティの広さがそのまま提示されている感が強かったが、本作品は 「バンド」というフォーマットにこだわった(?)ことが幸いしたのか作品としての統一感があり、個人的には名作だと思う。
    (過去のソロと同様に)1曲毎の解説やクレジットが明確になされている。 自ら作品の理解を深めるためのヒントを与えてくれる姿勢はとっても正しいと思う。、
    (追加:2002年3月10日)

 

Double Espresso : Tony Levin Band

Double Espresso

  1. Pieces Of The Sun
  2. Geronimo
  3. Silhouette
  4. Dog One
  5. Tequila
  6. Black Dog
  7. Ooze
  8. Apollo
  9. L'Abito della Sposa
  10. Sleepless
  1. Pillar Of Water
  2. Ever The Sun Will Rise
  3. Phobos
  4. The Fifth Man
  5. Back in N.Y.C.
  6. Utopia
  7. Elephant Talk
  8. Peter Gunn
  9. Belle
  10. Jam back at the House
  11. I Go Swimming
  • THE BAND :
    Larry Fast : synthesizers, bass drum on Ooze
    Jesse Gress : guitars, vocals on Tequila, Dog One, I Go Swimming
    Tony Levin : bass, cello, Chapman Stick, acoustic guitar on Apollo ; lead vocals on L'Abito della Sposa, Elephant Talk ; vocals on Tequila, Dog One, Sleepless, I Go Swimming
    Jerry Marotta : drums, sax, percussion on Tequila : acoustic guitar on Apollo : Funk Finger guitar on Ooze ; lead vocals on Sleepless, Back in N.Y.C. , vocals on Tequila, Dog One, I Go Swimming

    OTHER MUSICIANS
    Doug Stringer : drums on Tequila
    California Guitar Trio : acoustic guitars on Peter Gunn
    Pete Levin : keyboards on Belle
  • Recording :
    Recorded Live at Bearsville Theater, Woodstock, NY
    except Peter Gunn recorded at Blueberry Hill, St.Louis
  • トニー・レヴィン・バンド名義による、2枚組ライヴ・アルバム。
    『 Pieces Of The Sun 』 リリース前から固定メンバーで行ってきたライヴを収録していることもあり、演奏はタイトでしっかりしている。 複雑な楽曲が見事なまでの演奏力で提示され続けることに圧倒されるが、圧倒されすぎて息苦しさを感じてしまうところがあるのも事実。 それだけに絶妙なタイミングで差し込まれるツェッペリンやクリムゾンのカヴァーにほっとさせられる。
    Sleepless ” と ” Elephant Talk ” といった誰もが納得する選曲だけだはなく、日本盤のみのボーナス・トラックとして収録されている ” Jam back at the House ” のコーダに ” Red ”からのフレーズを借用するなど、聴き手のツボがちゃんど押さえられており、レヴィンのエンターテイメント性の高さをあらためて感じることができる。
    (追加:2003年6月10日)

 

CG3 + 2 : California Guitar Trio with Tony Levin and Pat Mastelotto

Cg3+2

  1. Melrose Avenue
  2. Skyline
  3. Dancing Ann
  4. Heart Of Sunrise
  5. Hanagasa
  6. Zundoko Bushi
  7. Blockhead
  8. Dance Of Maya
  9. Swampy Space [ co-writes ]
  10. Swampy Return [ co-writes ]
  11. Train To Lamy
  12. Eve
  13. What I Am [ co-writes ]
  14. The Chase [ co-writes ]
  15. Apache
  16. Discipline
  • Bert Lams - Guitar, Tenor Guitar
    Paul Richards - Guitar, Slide Guitar
    Hideyo Moriya - Guitar, Mando - Cello
    Tony Levin - Bass, Chapman Stick
    Pat Mastelotto - Traps And Buttons

 

2005

Back Against The Wall

Back Against THE WALL ~PINK FLOYD Tribute Album~

  1. In The Flesh?
  2. The Thin Ice
  3. Another Brick In The Wall Part 1
  4. Goodbye Blue Sky
  5. The Happiest Days Of Our Lives
  6. Another Brick In The Wall Part 2
  7. Mother
  8. Empty Spaces
  9. Yound Lust
  10. One Of My Turns
  11. Don't Leave Me Now
  12. Another Brick In The Wall Part 3
  13. Goodby Cruel World
  1. Hey You
  2. Is There Anybody Out There?
  3. Nobody Home
  4. Vera
  5. Bring The Boys Back Home
  6. Comfortably Numb
  7. The Show Must Go On
  8. In The Flesh
  9. Run Like Hell
  10. Waiting For The Worms
  11. Stop
  12. The Trial
  13. Outside The Wall
  14. Isn't This Where We Came In?
  • John Wetton - Vocals, Bass ( Disc 1-7 )   Lead Vocal, Bass ( Disc 2-1 )
    Tony Levin - Bass ( Disc 1-2,12,13 )   Bass, Stick (Disc 2-10)
    Adrian Belew - Lead Vocal ( Disc 1-1,Disc 2-7)  Lead Guitars ( Disc 1-7 )  Acoustic Guitars ( Disc 2-1 )

  • 『 The Wall 』 のトリビュート・アルバム。
    プログレ界からからの参加ミュージシャンの多さにこだわった作品だけに、レヴィンもクリムゾン・ブランドとして大いに期待された活用だったと思われる。
    一方レヴィン自身にとってみれば、セッションの一つとして完璧な演奏をこなしただけで、クリムゾンとかプログレとか一切意識はしていないように思える。
    その方が、レヴィンらしくて格好良いと思う。
    (追加:2006年2月10日)

 

2006

Return To The Dark Side Of The Moon

RETURN TO THE DARK SIDE OF THE MOON A TRIBUTE TO PINK FLOYD

  1. Speak To Me / Breathe
  2. On The Run
  3. Time
  4. The Great Gig In The Sky
  5. Money
  6. Us And Them
  7. Any Colour You Like
  8. Brain Damage
  9. Eclipse
    Exclusive Bonus Original Track
  10. Where We Belong
  • Adrian Belew - Vocals ( 1 )
    Bill Bruford - Drums ( 5 )
    Tony Levin - Bass ( 5 )
    Pat Mastelotto - Drums ( 6 )
    John Wetton - Vocals ( 6 ), Bass ( 9 )

  • 『 The Dark Side Of The Moon 』 のトリビュート・アルバムにおいて、レヴィンはブルーフォードと ” Money ” を演奏している。
    (追加:2006年6月25日)

 

2010

Soup : Stick Men

Soup

  1. Soup
  2. Hands parts 1
  3. Hands parts 2
  4. Hands parts 3
  5. Inside the  Red Pyramid
  6. Fugue
  7. Scarlet Wheel
  8. The Firebird Suite
  9. The Firebird Suite
  10. The Firebird Suite
  11. The Firebird Suite
  12. Relentless
  • Michael Bernier    Chapman Stick and vocals
    Tony Levin    Chapman Stick and vocals
    Pat Mastelotto    Traps and buttons and vocals

  • レヴィンとマステロットに、もう一人スティック奏者を加えた Stick Men の作品。
    フュージョン風、インダストリアル風、クラッシックのカヴァーと、列挙だけしてしまうとバラバラなようだが、どの曲もロックの疾走感に溢れており、楽器の特異性だけが目立つことのない、素晴らしい作品である。 スティックを限界まで究めた結果、逆にスティックを意識させることのない作品に仕上がっている。 
    レヴィンのリーダー作はこれまでも多くリリースされているが、殆どが傑作である。 ただセッションを含めた活動があまりにも多忙なためか、大抵が2,3作、場合によっては1作品で終わってしまうことだけが、難点かもしれない。
    (追加:2010年7月25日)

 

Ultimate Zero Tour - Live : Eddie Jobson

アルティメット・ゼロ・ツアー-ライヴ(Ultimate Zero Tour-Live)

Disc U
  1. Alaska
  2. Presto Vivace
  3. In The Dead Of The Night
  4. Starless
  5. Zero 1 [ Ric ]
  6. Book Of Saturday
  7. Zero 2 [ Marco ]
  8. One More Red Nightmare
  9. Caesar's Palace Blues
  10. Sahara Of Snow Pt. II
Disc Z
  1. Zero 3 [ Tony ]
  2. Red
  3. Zero 4 [ Trey ]
  4. Awakening
  5. Zero 5 [ Eddie ]
    - Ice Festival, Theme Of Secrets,Prelude
  6. Carryin No Cross
  7. The Only Thing She Needs
  8. Nevermore ( Ending )
  • The U-Z Project :
    Eddie Jobson - Keyboards, Electric Violin
    with:
    John Wetton - Vocals, Bass, Acoustic Guitar    U3-4, U-6,U8-10, Z6-8
    Tony Levin -   Stick  U3-4, U6,U8-10, Z7-8
    Greg Howe - Guitar    U1-4, U8-10, Z2, Z4, Z7-8
    Trey Gunn - Touch Guitar    Z3-4
    Ric Fierabracci - Bass    U1-2, U5, Z2
    Simon Phillips - Drums    Z4
    Marco Minnemann - Drums    U1-4, U7-10, Z2, Z4, Z6-8
  • エディ・ジョブソンによるプログレ再演バンド。
    レヴィンはクリムゾン、U.K.の結構美味しいところで演奏している。
    (追加:2010年12月10日)

 

2013

The Next Day : David Bowie

  1. The Next Day
  2. Dirty Boys
  3. The Stars ( Are Out Tonight )
  4. Love Is Lost
  5. Where Are We Now ?
  6. Valentine's Day
  7. If You Can See Me
  8. I'd Rather Be High
  9. Boss Of Me
  10. Dancing Out In Space
  11. How Does The Grass Grow ?
  12. ( You Will ) Set The World On Fire
  13. You Feel So Lonely you Could Die
  14. Heat
  • Tony Levin : Bass
  • デヴィッド・ボウイが2013年に発表した、力強いロックなアルバム。
    ジャケット写真、トニー・ヴィスコンティの起用、PV、そしてツアーをやらなかったことを含め、全てが用意周到に企画された作品だが、その本質は正に力強いロック。 何故ボウイが今この路線に走ったのはわからない、というか、わかろうとする必要もなく、ただただ圧倒されれば良いのだと思う。
    ボウイのアルバムにレヴィンの参加するのは 『 Heathen 』 以来である。どんな作品傾向にも対応できるレヴィンだけにボウイの作品への参加が少ないのは意外な印象ではあるが、こうした完成度が高い作品での起用というのは、はやり嬉しい。 レヴィンでなければ、という記名性も充分に感じられる。
    (追加:2015年7月10日)
    (変更:2016年10月10日)

 

Deep : Stick Men

Deep-Special Edition
  1. Nude Ascending Staircase
  2. On / Off
  3. Cusp
  4. Hide The Trees
  5. Crack In The Sky
  6. Horatio
  7. Concussion
  8. Sepia
  9. Whale Watch
  • Tony Levin : Chapman Stick, Voice
    Pat Mastelotto : Acoustic And Electronic Drums & Percussion
    Markus Reuter : 8 - And 10 - Strings Touch Guitars, Live Electronics
  • DVD :
    Full Album 5.1 DTS, Hi-Res 24bit 96kHz Stereo Mixes,
    " A Little Deeper " Concert Film, And Bonus Materials

  • ハズレが絶対ない、Stick Men の作品。 今回の作品も素晴らしい。
    スティックを極めたらスティックを意識させなくなった、と 『 Soup 』 の時にも書いだのだが、今回もまさに同じ。
    さらに、クリムゾンの 『 The Power To Believe 』 でミキサーを担当したマシーンを起用したことで、ヘヴィネスが増しており、特にその成果が ” Nude Ascending Staircase ” に顕著に現れている。
    どうせ購入するなら、ハイレゾ音源、コンサートとその幕内を収録した映像まで収めた DVD 盤がおすすめだと思う。
    (追加:2013年8月10日)

 

2014

Levin Brothers : Levin Brothers

  • 2014年  Album
  1. Bassics
  2. Brothers
  3. Mysterioso
  4. Not So Square Dance
  5. Jumpin' Jammies
  6. Cello In The Night
  7. Havana
  8. Special Delivery
  9. I Got Your Bach
  10. Matte Kudasai
  11. Ostropolya
  12. Gimme Some Scratch
  13. I Remember
  14. When Sasha Gets The Blues
  15. Brookline Boyz
  16. Fishy Takes A Walk
  • Pete Levin : Piano And Organ
    Tony Levin : Cello And Bass
    Jeff Siegel : Drums
    David Spinozza : Guitar
    Erik Lawrence : Sax
    Steve Gadd : Drums On Bassics And Fishy Takes A Walk

  • レヴィン兄弟による正統派ジャズ・アルバム。
    サックス、ギターによるソロもフィーチャーされてはいるものの、2人による演奏が骨格を占めている。 もろジャズな内容であるため、クリムゾン耳である私は全くの門外漢で、「レヴィンによる演奏だから」以外の聴き方ができないのが残念である。 ジャズの世界で本作品がどのように評価されるのか、確認をしてみたい。
    クリムゾンのカヴァー、” Matte Kudasai ” は、原曲の良さもあり、これはこれで中々のカヴァーだと思うのだが、ブリュー要素が全く排除されているが、ちょっともったいない。
    (追加:2014年10月10日)

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