King Crimson Data Base
    Tony Levin Discography / the early 1970s

1969-1971

White Elephant : Mike Mainieri & Friends

White Elephant

  • リリースは1996年
  Disc 1
  1. The Jones
  2. Battle Royal
  3. White Elephant
  4. Easy On
  5. Monkey
  6. Broadway Joe
  7. Animal Fat
 
Disc 2
  1. More To Love
  2. Gunfighter
  3. Peace Of Mind
  4. Sunshine Clean
  5. Dreamsong
  6. Right Back
  7. Look In His Eyes
  8. Auld Lang Syne
  9. Save The Water ( Party )
  • Tony Levin    Bass

  • レヴィンの最初期のスタジオ・レコーディングを収録した作品。
    と、いうことだけで購入した作品なのだが、内容自体も素晴らしかったりする。 スティーブ・ガットを始め、メンバーだけを見ればフュージョン色がプンプンとするのだが、演奏メインのロック・アルバムとして見事に機能している。
    全編にわたってフィーチャーされているレヴィンのベースだが、スティックを演奏していないという点を差し引いたとしても、「トニー・レヴィンです」と言い切れるほどの自己主張はない。 手堅い演奏と言ってしまえばそれまでなのかもしれないが、後のプログレ人脈での活躍を予測することはできない。 そんな良い意味での中途半端さが、後の活動範囲の広さにつながったのかもしれない。
    そして、特筆しなければならないことがひとつ。
    スキン・ヘッドにする前の、かつ顎髭を蓄えたレヴィンの写真が本作品には収録されている。
    モノクロ写真で肌の艶までわからないためか、60歳になった今よりも老けて見えたりする。
    (追加:2006年8月10日)

 

1971

Carly Simon : Carly Simon

  1. That's The Way I've Always Heard It Should Be
  2. Alone
  3. One More Time
  4. The Best Thing
  5. Just A Sinner
  1. Dan, My Fling
  2. Another Door
  3. Reunions
  4. Rolling Down The Hills
  5. The Loves Still Growing
  • Thanks to the following assisting musicians :
    Tony Levin
  • カーリー・サイモンのファースト・アルバム。 後の 『 No Secrets 』 と比べることはできないまでも、そこそこにヒットした作品である。
    フォーク、フォーク・ロック調のアレンジはカーリー・サイモンの唄と曲を強調することに成功しているが、その結果としてレヴィンを含めたミュージシャンの個性は埋没してしまっている。
    新人とはいえ出事から鳴り物入りのデビュー・アルバムだっただけに、求められていたことはわかっていたはずである。 それだけに、未だスタジオ・ミュージシャンとしてのキャリアが浅かったレヴィンが、的確に仕事をこなした作品と捉えることができる。
    (追加:2015年9月25日)

 

Live In Tokyo : The Gary Burton Quartet

  1. Ballet
  2. On The Third Day
  3. Sunset Bell
  1. The Green Mountains
  2. African Flower
  3. Portsmouth Figurations
  • Gary Burton (vib)    Bill Goodwin (ds)    Tony Levin (b)    Sam Brown (g)
  • Recorded At Sankei Hall    June 12 1971
  • ヴィブラフォーン奏者ゲイリー・バートンの来日公演を収録したライヴ・アルバム。
    1971年である。 グレッグ・レイクがELPで来日した前年に、場所こそ後楽園に比べサンケイホールと地味ではあるが、トニー・レヴィンは既に来日して演奏をしていたことになる。
    裏ジャケのレヴィンは、てっぺんハゲの両枠長めという、ハゲ仲間の間でもタブー視される姿をしているのだが、演奏はタイト。 演奏者の動きが激しい割に音色のヴァリエーションが少ない(失礼)ヴィブラフォーンのバックでの演奏となると、自己主張が激しくなってもしかたないと思うのだが、無駄に目立つことはなく、しっかりとした演奏をしている。
    (追加:2017年4月25日)

 

1973

Berlin : Lou Reed

  1. Berlin
  2. Lady Day
  3. Men Of Good Fortune
  4. Caroline Says I
  5. How Do You Think It Feels
  6. Oh Jim
  1. Caroline Says II
  2. The Kids
  3. The Bed
  4. Sad Song
  • Tony Levin    Bass On " The Kids "
  • 名作との誉れ高いルー・リードのソロ3作品目。
    ドラマチックに展開するコンセプト・アルバムである一方、トリッキーな点は少なくオーソドックスな楽曲で構成されている所が、時の流れに風化しない作品となっている。
    レヴィンが参加しているのは” The Kids ” 1曲のみだが、シンプルな楽曲であるが故にベースの活躍度がわかり易い。 ジャズやフージョン系の作品で活動が主だったトニー・レヴィンをロックの世界に誘い込み、フリップとの出会いも演出したプロデューサーのボブ・エズリンの貢献度は、ロック史に刻まれることである。
    (追加:2016年7月10日)

 

1974

First Light : The Family Of Mann

The Family of Mann - First Light/This Is My Beloved

  1. Toot Stick
  2. Davey Blue
  3. Daffodil [ writes ]
  4. The Turtle And The Frog
  5. Muh Hoss Knows The Way
  6. Music Is A Game We Way  [ writes ]
  1. Sunrise Highs
  2. Thank you Mr. Rushing
  3. Mexicali
  4. Lullaby For Mary Elizabeth
  • Sam Brown : guitar
    Steve Gadd : drums, kalimba (african thumb piano) on Lullaby For Mary Elizabeth and "knees" on The Turtle Ant The Flag
    Armen Halburian : percussion
    Tony Levin : bass
    Herbie Mann : flute & alto flute
    David Newman : tenor sax, flute on Muh Hoss Knows The Way
    Pat Rebillot : keyboards
    Carlos "Potato" Valdez : conga on Toot Stick only
  • トニー・レヴィンが、ハービー・マンと活動していた頃の作品。
    全般にムーディーなジャズ路線で、これといって特徴のある作品ではない。 スティーヴ・ガットとレヴィンのリズム隊というのも豪華なようで、本作品では際立ったコンビネーションには至っていない。
    バンド名義の作品のためか、各メンバーの作品が収録されており、レヴィンの名前もしっかりとクレジットされている。 ただ作品が2曲も採用されている。 ただ、この時期のレヴィンがどれだけ作曲に興味を持っていたかは、限りなく疑問が残る。 そんな程度の楽曲である。
    (追加:2009年3月25日)

 

Whirlwinds : Deodato

  1. Moonlight Serenade
  2. Ave Maria
  3. Do It Again
  1. West 42nd Street
  2. Havana Strut
  3. Whirlwinds
  • Bass    Tony Levin ( center section and solo on " Moonlight Serenade " )
  • エウミール・デオダートによる、良質なインスト作品集。
    正に良質な、という表現が適切な作品である。 テクニックだけを前面に出すこともなく、甘く媚び過ぎることもなく、絶妙なバランスで成り立っている。 個人的にはカヴァーで固めたA面の、際物ギリギリの内容がより好みである。
    トニー・レヴィンは、アルバムの冒頭、かつ本作品の良質な部分が凝縮されたような ” Moonlight Serenade ” に参加している。 1曲のみであるがベース・ソロも担い、存在感たっぷりである。
    (追加:2017年11月25日)

 

1975

Welcome To My Nightmare : Alice Cooper

  1. Welcome To My Nightmare
  2. Devil's Food
  3. The Black Widow
  4. Some Folks
  5. Only Women Bleed
  1. Department Of Youth
  2. Cold Ethyl
  3. Years Ago
  4. Steven
  5. The Awakening
  6. Escape
  • Tony Levin : bass
  • ソロ名義としてのアリス・クーパーの最初の作品。
    作品全体がドラマチックな一方で、個々の楽曲をシンプルにまとめる手法は、プロデューサーのボブ・エズリンがルー・リードの 『 Berlin 』 で展開させた手法である。 そしてそこから更にサウンド・プロダクションを判りやすくした結果、ポピュラリティの高い作品となっている。
    レヴィンはベーシストとしてプラカッシュ・ジョンとともにクレジットされている。 次作 『 Goes To Hell 』 でクレジットされている活躍度から、本作品でも多くの楽曲に参加していると想定できる。
    (追加:2016年7月10日)

 

Funk Factory : Funk Factory

  1. Watusi Dance
  2. Horsing Around
  3. Rien Ne Va Plus
  4. After All The World Goes Home
  1. Next Please
  2. The Music In Me
  3. Funk It    [ Tony Levin, bass ]
  4. Lilliput    [ Tony Levin, bass ]
  5. Sinkin' Low
  • 後にマイルス・ディヴィスとも共演する、ポーランド出身のヴァイオリンとサックスの奏者マイケル・ウルバニアクによるプロジェクト。
    総じてジャズ・フィールドで活躍する人らしいのだが、本作品はタイトル通りファンク。 ファンクのリズムにヴァイオリンがソロ楽器として絡むという一風変わった作品。 バリバリにファンク大好きな人にとってどういう位置づけなのかよくわからないが、この分野に初心者の私には充分楽しめた。
    この時期のレヴィンは、ハービー・マン等との作品でスティーヴ・ガットとのコンビでのセッションに参加しており、本作品への参加もその流れと思われる。 もちろんこのコンビは素晴らしいのだが、レヴィンがこの路線に留まらず、ロック、プログレの世界に来てくれたのは良かったと思う。
    (追加:2017年4月25日)

 

Discotheque : Herbie Mann

Turtle Bay / Discotheque

  1. Hi-Jack
  2. Pick Up The Pieces
  3. Lady Marmalade
  4. Mediterranean
  1. I Can't Turn You Loose
  2. I Won't Last A Day Without You
  3. High Above The Andes
  4. Bird Of Beauty
  5. Guava Jelly
  • The Personnel is :
    Hervie Mann, flutes
    Pat Rebillot, keyboards
    Steve Gadd, drums
    Tony Levin, bass
    Jeffy Friedman, Hugh McCracken & Bob Mann, guitars
    Ralph MacDonald, Armen Halburian, Ray Barretto & Fay Mantilla, percussion
    Barry Rogers & Sam Burtis, trombones
  • 雑食系フルート奏者ハービー・マンがディスコの挑戦した作品。
    時代が時代なもので、当然ながらハイパーなディスコではなく、アフロでステップを踏むようなディスコ・ミュージック。 もっとわかりやすく言えば、ドリフのヒゲダンスのような楽曲が並ぶ。 あ、増々わからなくなったヤングな人には申し訳ない。
    スティーヴ・ガッドとレヴィンという組み合わせは、レヴィンがスタジオ・ミュージシャンとして成功する&プログレ人脈での活動開始によって消滅したのだが、やはりもったいない。 ブルーフォードとのリズム隊以上になんでもできちゃったかもしれないし、もしかしたらTOP40の作品の多くを占めることもできたかもしれない。 レヴィンとガッドにしてもそれなりの感触があったはずで、にも拘わらず違う選択をしたのは、二人の目指すところが違ってたことによるのかもしれない。 つくづく深いな、この世界は。
    (追加:2011年10月10日)

 

Waterbed : Herbie Mann

  1. Waterbed
  2. Comin' Home Baby
  3. Paradise Music
  4. Bang! Bang!
  1. Deus Xango
  2. Violet Don't Be Blue
  3. I Got A Woman
  4. Body Oil
  • Tony Levin, bass
  • 前作 『 Discotheque 』 に収録された ” Hi-Jack ” がチャート上で成功した勢いそのままでリリースされたディスコ・ミュージック。 変わり身が早い一方で売れたとなると同傾向の作品をリリースするところが、ハービー・マンのしたたかなところなんだと思う。
    前作同様ディスコといってもハイパーなディスコではなく、大人の汗がプンプンと香ってくるような肉体的なディスコである。 そんなディスコのリズムを、スティーブ・ガットとともにレヴィンが見事に構築をしている。 レヴィンのベースをバックに、ディスコという箱の中で男女が下心を隠しながらステップしていた場面を想像すると、それだけで嬉しくなってくる。
    (追加:2016年12月10日)

 

Kate & Anna McGarrigle : Kate & Anna McGarrigle

  1. Kiss And Say Goodbye    [ Tony Levin, Bass ]
  2. My Town    [ Tony Levin, Bass ]
  3. Blues In D
  4. Heart Like A Wheel
  5. Foolish You
  6. ( Talk To Me Of ) Mendocino
  1. Complainte Pour Ste-Catherine    [ Tony Levin, Bass ]
  2. Tell My Sister
  3. Swimming Song
  4. Jigsaw Puzzle Of Life    [ Tony Levin, Bass ]
  5. Go Leave
  6. Travelling On For Jesus    [ Tony Levin, Bass ]
  • カナダ出身のケイトとアンナのマッガリクル姉妹による作品。
    フォーク、及びフォーク・ロックの女性デュオ作品となると、このジャンルが好きな人にとっては、堪らない作品なのだろう。
    オリジナルであれカヴァーであれ、姉妹が元々2人だけで演奏していたアレンジはフォーク調のはずで、そこに下手なリズム隊が加わればその良さを消えてしまう可能性があったはずである。 だが流石そこはスティーヴ・ガットとトニー・レヴィンのコンビネーションである。 テクニカルに長けている2人が、その技巧的な面だけを強調するのではなく、唄を引き立てることに重きを置いたことによって、作品全体の完成度をあげることに成功している。
    (追加:2017年11月25日)

 

Still Crazy After All These Years : Paul Simon

  1. Still Crazy After All These Years
  2. My Little Town
  3. I Do It For Your Love    [ Bass : Tony Levin ]
  4. 50 Ways To Leave Your Lover    [ Bass : Tony Levin ]
  5. Night Game    [ Bass : Tony Levin ]
  1. Gone At Last
  2. Some Folks' Lives Roll Easy    [ Bass : Tony Levin ]
  3. Have A Good Time    [ Bass : Tony Levin ]
  4. You're Kind    [ Bass : Tony Levin ]
  5. Silent Eyes    [ Bass : Tony Levin ]
  • ポール・サイモンが1975年に発表した大ヒット・ソロ・アルバム。
    今更ポール・サイモンのチャート上での成功を語るのも憚れるが、ビルボードでNo.1を獲得した本作品は突出している。 しかも、” 恋人と別れる50の方法 ” という邦題もポピュラーな ” 50 Ways To Leave Your Lover ” も、シングル・チャートでNo.1を獲得している。
    そして何よりも凄いのは、そんな大ヒット作品にトニー・レヴィンが参加していることである。 繰り返すけど、全米No.1の作品に、70年代半ばに既にクリムゾンのメンバーが参加しているのである。
    スティーヴ・ガットとのコンビネーションは、レヴィンがプログレ系作品に参加するようになってからは解消されてしまったのだが、テクニカルでありながらもヴォーカルを際立たせるリズム隊は、70年代において異彩を放っていたと言っても過言ではない。
    (追加:2017年11月25日)

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