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Tony Levin Discography / the early 1990s

1992

Us : Peter Gabriel

  1. Come Talk To Me 
  2. Love To Be Loved 
  3. Blood Of Eden 
  4. Steam 
  5. Only Us 
  6. Washing of the Water 
  7. Digging in the Dirt 
  8. Fourteen Black Paintings
  9. Kiss That Frog
  10. Secret World 

Bass : Tony Levin

ピーター・ガブリエルの 『 So 』 に続くオリジナル・アルバム。
一聴地味な印象があるが、各曲の良さ、アルバムとしての完成度は高く聴いていて飽きない作品である。 過度な大衆性が無いだけで、意外なほど 『 So 』 と路線は同じである。 知ってもらうこと、が必要無くなったガブリエルが、『 So 』 を突き詰めていった作品なのかもしれない。
本作品がリリースされた1992年は、クリムゾンの存在がフリップの脳内にしかなかった頃で、レヴィンは本作、そして本作品後のライヴにおいて、正にピーター・ガブリエル・バンドの一員として大活躍している。
(追加:2015年8月10日)

 

Steam : Peter Gabriel

  1. Steam [ album version ]
  2. Games Without Frontiers [ Massive / DB mix ]
  3. Steam [ Oh, Oh, Let Off Steam Mix 12" ]
  4. Steam [ Oh, Oh, Let Off Steam dub ]

『 US 』 からのシングル。
アルバム・ヴァージョンの ” Steam ” と、そのリミックスにレヴィンのベースがレヴィン。
スティームを爆発( let off )させてはマズいと思うが、なんとなくそんな風のミックスがされている。
(追加:2017年6月25日)

 

Digging in the Dirt : Peter Gabriel

  1. Digging in the Dirt [ lp version ]
  2. Digging in the Dirt [ instrumental ]
  3. Quiet Steam
  4. Bashi - Bazouk

『 US 』 からのシングル。
” Digging in the Dirt ” はアルバム・テイクとインストを収録。 そして ” Steam ” は爆発 ( let off ) ではなく、穏やかな( Quiet ) なヴァージョンが収録されている。
(追加:2017年6月25日)

 

Blood of Eden : Peter Gabriel

  1. Blood Of Eden [ album version ]
  2. Mercy Street
  3. Sledgehammer

Bass    Tony Levin

『 US 』 からのシングル。
『 So 』  から ” Mercy Street ” のリミックスと、” Sledgehammer ” も収録されている。
クレジットは ” Blood Of Eden ” にのみ記載されているが、『 So 』 のクレジットによれば残り2曲にもレヴィンは参加していることになる。
(追加:2016年6月25日)

 

Drawing : 大貫妙子

  1. OKAVANGO [ Bass : Tony Levin ]
  2. White Wolf [ Bass : Tony Levin ]
  3. 素直になりたい [ Bass : Tony Levin ]
  4. dreamland
  5. 哀しみの足音
  6. Dr. ドリトル [ Bass : Tony Levin ]
  7. What to do 'cause love you [ Bass : Tony Levin ]
  8. 静かな約束 [ Bass : Tony Levin ]
  9. 恋に落ちて
  10. あなたと私

大貫妙子のソロ・アルバムに、レヴィンはジェリー・マロッタとのリズム隊で参加している。
シャレオツの音楽は私の日時用生活の範疇外なのだが、レヴィン&マロッタのリズム隊のタイトな演奏がそこにフィットしていることは良く分かる。 クレジットを見るとレコーディングは複数箇所で行われており、レヴィン&マロッタの演奏はニューヨークで行われたものと推測されるのだが、そこでケミストリーが発生する機会があったとは思えず、スタジオに到着したレヴィンがスコアを渡されてそのまま演奏した、という可能性が非常に高い。
(追加:2015年10月25日)

 

1993

Spin 1ne 2wo : Spin 1ne 2wo

  1. All Along The Watchtower
  2. Can't Find My Way Home
  3. Angel
  4. White Room
  5. Reason To Believe
  6. You Keep Me Hanging On
  7. Black Dog
  8. On The Road Again
  9. Feel Like Makin' Love
  10. Reeling In The Years
  11. Who Are YouKashmir

Paul Carrack     Lead vocals, backing vocals and Hammond
Steve Ferrone    Drums and percussion
Rupert Hine    Keyboards, harmonica and backing vocals
Tony Levin    Basses and stick
Phil Palmer    Guitars

ロック・スタンダードのカヴァー・アルバム。 1993年に発売された(らしい)作品が、この度再発された。
アレンジはオーソドックス。 こうしたカヴァーの場合、当人達にしてみると一捻りしたつもり、でも聴いている側にしてみると奇をてらいすぎ、というパターンが多いのだが、本作品の場合そのようなことはなく、安心して聴き続けることができる。 この辺りは、プロデュースも行ったルパート・ハインのセンスの良さによるものだと思う。
レコーディングの準備にどれだけ時間をかけたかはクレジットがないため不明だが、レヴィンにしてみれば一瞬の作業であった可能性が高い。 ただ、後に Tony Levin Band で ” Black Dog ” をとりあげたりするきっかけは、このあたりにあったのかもしれない。
(追加:2010年2月25日)

 

1994

Healing Bones : Jules Shear

  1. Listen To What She Says
  2. A Bird In That Cage
  3. Healing Bones
  4. The Sun Ain't Gonna Shine Anymore
  5. Over The Lane
  6. When You Finally Gonna Come Through
  7. Never Again Or Forever
  8. Heaven / Hell
  9. Two Friends
  10. How Many Wheels
  11. A Prayer ( For Those Not Here )
  12. By And By

Musicians
Jules Shear with
Jerry Marotta ・ drums
Tony Levin ・ basses
Elliot Easton ・ guitar
Rod Argent ・ keyboards

セッション・ミュージシャンとしてのレヴィンの活動を的確にとらえた作品。
ライナーによれば、ジュールズ・シアーという人はシンディ・ローパーやバングルスのヒット曲の作者であったり、MTVアンプラグドの初代司会者であったりしたとのこと。 好意的にとらえようとすれば通好みのキャリアということになるのだろうが、実際のところは二線のミュージシャンなのだと思う。
楽曲も平凡でヴォーカルに魅力があるわけでもなく、それなり以上のミュージシャンを揃えておいてこれはないだろう、と思わず突っ込みたくなるような作品。
レヴィンのプレイは正しくセッション・ミュージシャンとしての演奏で、目立つことなく淡々とこなされている。 レコーディングに来て譜面渡されて1時間で演奏、そんな世界なんだと思う。
(追加:2005年6月10日)

 

SW Live EP : Peter Gabriel

  1. Red Rain
  2. San Jacinto
  3. Mercy Street

bass, vocals : Tony Levin

『 Secret World Live 』 に先行して発表されたピーター・ガブリエルのライヴEP。
同作未収録の ” San Jacinto ” と ” Mercy Street ” が含まれており、特に 『 Plays Live 』 との重複を避けるためにオミットされたと思わえる ” San Jacinto ” が嬉しい。
アルバムからのシングル・カットではなく、先行作品と位置づけられているためか、レヴィンの参加もしっかりとクレジットされている。
(追加:2016年6月25日)

 

Secret World Live : Peter Gabriel

  1. Come Talk To Me
  2. Steam
  3. Across the River
  4. Slow Marimbas
  5. Shaking the Tree
  6. Red Rain
  7. Blood of Eden
  8. Kiss That Frog
  9. Washing of the Water
  10. Solsbury Hill
  1. Digging in the Dirt
  2. Sledgehammer
  3. Secret World
  4. Don't Give Up
  5. In Your Eyes

Peter Gabriel      harmonica
Manu Katche      drums
Tony Levin      bass, vocals
David Rhodes      guitar, vocals
Jean Claude Naimro      keyboards, vocals
Paula Cole      vocals
Shankar      violin, vocals
Levon Minassian      doudouk

16-17,11,93
Palasport Nuovo, Modena, Italy

1993年にイタリアで行われたライヴ・アルバム。
『 So 』 と 『 Us 』 の楽曲を中心としたこの時期のベスト選曲であり、『 Plays Live 』 と唯一重複収録されている ” Solsbury Hill ” もこの時期の音の肌触りになっている。
アルバムは世界中で大ヒット、ライヴは超満員。 そんなガブリエルとの活動に一旦区切りを着け、レヴィンはこの作品後ダブル・トリオ編成のクリムゾンで活動していくことになる。
(追加:2015年8月10日)

 

7 : dip in the pool

  1. RAbbit    [ Tony Levin ; Rubber Bass ]
  2. カミラ    [ Tony Levin ; Electric Bass ]
  3. The light's gone    [ Tony Levin ; Stick ]
  4. NOSTALGIA    [ Tony Levin ; Electric Bass ]
  5. Atlantis    [ Tony Levin ; Electric Bass ]
  6. 君の瞳に映る私    [ Tony Levin ; Electric Bass ]
  7. II columns    [ Tony Levin ; Stick Solo ]
  8. 青く光る夜のプール
  9. なな

dip in the pool の作品。 オシャレである。
本アルバム制作時は既にバブルは崩壊しており、それにもかかわらず海外でレコーディングとミックスを行っていることから、レコード会社側にもそれなり以上の期待があったものと思われる。 浮遊感あふれるヴォーカルが、抑揚の少ないバック、そして意図的に目立たないようミックスしているだろう楽器のソロに包み込まれている。 もし本作品がアナログでもリリースされていたら、何だかよく判らない昨今のシティ・ポップ・ブームに乗って中古盤が高値で取引されたに違いない。
トニー・レヴィンは9曲中7曲に参加している。 クレジット上、ベースだけではなくスティックも演奏しているが、何れにせよ主に低音部を担っている。
(追加:2019年9月25日)

 

1995

World Diary : Tony Levin

  1. Chasms
  2. The Train
  3. We Stand In Sapphire Silence
  4. Smoke
  5. Etude In The Key Of Guildford
  6. Espresso & The Bed Of Nails
  7. Mingled Roots
  8. Nyatiti
  9. Jewels
  10. La Tristesse Amoureuse De La Nuit
  11. Heat
  12. I Cry To The Dolphined Sea
  13. The Sound Of Goodbye

Tony Levin    Stick & Bass
with
Shankar    Double Violin & Vocal
Ayub Ogada    Nyatti & Vocal
Brian Yamakoshi    Koto
Jerry Marotta    Taos Drums
Bendik    Tenor & Soprano Sax
Bill Bruford    Electronic Percussion
Nexus    Percussion Ensemble
Levon Minassian    Doudouk
Manu Katche    Drums

トニー・レヴィンのファースト・ソロ・アルバム。 
ビル・ブルーフォードの自宅を含め、世界各地で現地のミュージシャンとの共演した楽曲を集めた作品であるが、寄せ集め感は全く無い。 各楽器とレヴィンのベース&スティックが正面から対峙することで、徒に民族音楽に傾斜することなく魅力的な楽曲、演奏となっている。 Double Trio Crimson のライヴが開始された時期にリリースされた作品だけに、” Etude In The Key Of Guildford ” や ” Jewels ” といったビル・ブルーフォードとの共演曲に当時は耳が奪われてしまったが、今改めて魅力的な作品だと思う。
自身の名前を冠した最初の作品をプライベートに録り溜めたような楽曲で構成し、気負いなく名作を創り上げるレヴィンの凄さ、判ってなかったことを反省せざるを得ない。
(追加:2020年11月10日)

 

What's Inside : Joan Armatrading

  1. In Your Eyes [ Bass ]
  2. Everyday Boy [ Bass ]
  3. Merchant Of Love [ Bass ]
  4. Shapes And Sizes [ Bass ]
  5. Back On The Road [ Bass ]
  6. Lost The Love
  7. Songs [ Bass ]
  8. Would You Like To Dance
  9. Recommend My Love
  10. Beyond The Blue
  11. Can't Stop Loving You [ Bass ]
  12. Shape Of A Pony [ Bass ]
  13. Trouble [ Bass ]

ジョアン・アーマトレイディグというソウル系ヴォーカリストの作品。
取り立てて特徴もない作品とヴォーカルだが、ベースだけが唐突に豪華。 レヴィンの他にクレジットされているのが、ストーンズと活動をしているダリル・ジョーンズで、” Everyday Boy ” はツイン・ベースで演奏されている。
正直ちょっと、もったいない...
なお、” Shape Of A Pony ” には、ボズが Penny Whistle を演奏(?)している。
(追加:2006年10月10日)