King Crimson Data Base
    Tony Levin Discography / the late 1980s

1986

Park Hotel : Alice

  1. Il Senso Dei Desideri
  2. Viali Di Solitudine
  3. Conoscersi
  4. Citta Chiusa
  5. Nuvole Rosse
  1. Luci Lontane
  2. Nomadi
  3. Vold Di Notte
  4. Segni Nel Cielo
  • Alice    Voci
    Jerry Marotta    Batteria E Programmazione Linn
    Tony Levin    Basso E Stick Bass
    Phil Manzanera    Chitarre
    Michele Fedrigotti    Tastiere
  • イタリアの女性シンガー、アリーチェの作品。
    イタリア語が全くわからないので、アリーチェの低音を強調したヴォーカルを意識することなく、バックの演奏を中心に聴き込むことになる。 仮にこのメンバーでヴォーカルレスのインスト作品を出したならば、テクニカル志向の演奏になったのだろうが、本作品がヴォーカルを支える歌心のある演奏となっていることがよくわかる。
    仮にイタリア語で何か喋れと言われても「スパゲッティー・イタリアーノ」位しか言えないし、そもそもそれがホントにイタリア語なのかもわからないことが功を奏しているのかもしれない。(一昔前の)小学生が英語がしゃべれる、と自慢して「ディス・イズ・ア・ペン!」と叫ぶのと同じレベルの言い訳なのかもしれないが。
    (追加:2012年5月25日)

 

So : Peter Gabriel

So

  1. Red Rain
  2. Sledgehammer
  3. Don't Give Up
  4. That Voice Again
  5. Mercy Street
  6. Big Time
  7. We Do What We're Told   milgram's 37
  8. This Is The Picture   excellent birds
  9. In Your Eyes
  • Peter Gabriel : Lead Vocals, CMI, Piano, Prophet, Linn, Linn Drum, Synthesizer, Percussion, Backing Vocals, CS80, Synclavier
    Tony Levin : Bass (1,2,3,4,5) Drumstick Bass (7)
    David Rhodes : Guitar, Backing Vocals
    Jerry Marotta : Drums, Drumstick Bass, Additional Drums
    Chris Hughes : Linn Programming
    Stewart Copeland : Hi-hat, Drums
    Daniel Lanois : Guitar, Tambourine, Surf Guitar, 12 String Guitar
    Manu Katche : Drums, Percussion, Talking Drums
    Mark Rivera : Saxophones, Processed Saxophone
    Wayne Jackson : Cornet, Trumpet
    Don Mikkelsen : Trombone
    PP Arnold, Coral Gordon,  Dee Lewis, Michael Been, Jim Kerr : Backing Vocals
    Kate Bush, Youssou N'Dour, Laurie Anderson : Guest Vocal
    Ronnie Bright : Bass Vocal
    Richard Tee : Piano
    Simon Clark : CS80, CMI, Hammond, Bass
    I. Shankar : Violin
    Larry Klein, Bill Laswell : Bass
    Djalma Correa : Surdu, Congas and Triangles
    Jimmy Bralower : Linn Kick
    Nile Rodgers : Guitar
  • 世界的大ヒットを記録した、ピーター・ガブリエルの5作目。 
    Sledgehammer ” の映像が毎日流れていた、とまで言うとさすがに誇張表現だが、TVではミュージック・ビデオ番組が複数放送され、喫茶店にはレーザー・ジュークボックスなるものが設置されてた時代、見ようと思わなくても目には入った。 そんなシングル・ヒット以外にも、分かり易いアルバム・ジャケットの導入等、「売る」ことを明確に意図した作品ではあるが、旧来のフアン層を逃がさなかったのが、本作品の凄いところ。
    アルバムだけではなくライヴでも重用され、名声も(多分)ギャラもクリムゾンより遙かにもらえるわけで、レヴィンにとってはこれ以上ない環境のはず。 ただそこを安住の地としないところが、レヴィンの偉い(笑)ところだと思う。
    (追加:2009年6月25日)

 

This Side Of Paradise : Ric Ocasek

  1. Keep On Laughin'
  2. True To Love
  3. Emotion In Motion
  4. Look In Your Eyes
  5. Coming For You
  1. Mystery
  2. True Love
  3. P.F.J.
  4. Hello Darkness
  5. This Side Of Paradise
  • Stick Bass : Tony Levin
  • カーズのリック・オケイセックの2枚目のソロ・アルバム。
    本作品がリリースされたのは、カーズの最大ヒット作の 『 Heartbeat City 』 と ラスト・アルバムとなってしまった 『 Door To Door 』 の間である。 過度なまでに売れることを狙った作品と、解散にも繋がったメンバー間の不仲が原因なのか前作の80%程度の焼き直し作品ではあるが、ロックの疾走感とどこかクールな佇まいの共存というカーズ最大の魅力が、その両作品とも充分に発揮されている。
    一方本作品は陰鬱な印象こそないが、重くて暗い。 ロックの疾走感も無いし、クールな佇まいもない。 カーズの求めるものを求めさえしなければ良いのだろうが、驚かされる程の違いである。 レヴィンは、そんな楽曲群の中でも最も重さと暗さを感じる楽曲で、ヘヴィなベースを演奏している。 レヴィンのセッション活動としては珍しいパターンではあるが、オケイセックの意向に見事に応えているところが凄い。
    (追加:2017年8月25日)

 

1987

Coming Around Again : Carly Simon

  1. Coming Around Again
  2. Give Me All Night  [ Bass : Tony Levin ]
  3. As Time Goes By
  4. Do The Walls Come Down
  5. It Should Have Been Me
  6. The Stuff That Dreams Are Made Of
  7. Two Hot Girls ( On A Hot Summer Night ) 
    [ Bass : Tony Levin ]
  8. You Have To Hurt
  9. All I Want Is You
  10. Hold What You've Got
  11. Itsy Bitsy Spider
  • MTV 全盛時代にカーリー・サイモンがリリースした作品。
    常に時代に迎合してきたというか、迎合しようとして失敗してきたカーリー・サイモンが、この時代にデジタル・シンセをバックに大味なヴォーカル・アルバムをリリースするのは容易遂行なのだが、そもそもヒットしなかったのは恋愛感情を伴わないブレーンが周りにいなかったことが原因に違いない。
    本作品においけるレヴィンのベースについては、特にコメントするようなものではない。 スタジオに到着して譜面を見て30分で演奏終了して次のスタジオに、そんな程度なのだと思う。
    (追加:2015年9月25日)

 

Cher : Cher

  1. I Found Someone
  2. We All Sleep Alone
  3. Bang-Bang
  4. Main Man
  5. Give Our Love A Fightin' Chance
  1. Perfection  [ Bass : Tony Levin ]
  2. Dangerous Times
  3. Skin Deep
  4. Working Girl  [ Bass : Tony Levin ]
  5. Hard Enough Getting Over You
  • シェールが、ゲフィン・レコードに移籍して発表したソロ・アルバム。
    ネーム・バリューのある人間を担ぎ出して、下品なデジタル・シンセと歪んでいるだけで深みのない速弾きギターを組み合わせれば大ヒット、とゲフィン・レコードの会議室での検討結果がそのまま具現化した作品である。 大々的に行われたプロモーションとTOP40に何とか入っただけのセールス結果は見合っていないだろう、という突っ込みが本作品に相応の評価であろう。
    トニー・レヴィンは2曲に参加しているが、スケジュールの合間にスタジオに来て、譜面渡されて5分後にワン・テイクだけ演奏して終了、といった程度の目立たない内容である。
    (追加:2016年10月10日)

 

A Momentary Lapse Of Reason : Pink Floyd

  1. Sign Of Life
  2. Learning To Fly
  3. The Dogs Of War
  4. One Slip
  5. On The Turning Away
  6. Yet Another Movie
  7. Round And Around
  8. A New Machine Part 1
  9. Terminal Frost
  10. A New Machine Part 2
  11. Sorrow
  • Tony Levin    Bass Guitar & Stick

  • ロジャー・ウォーターズ脱退後のピンク・フロイドの作品。
    そのロジャー・ウォーターズの代わりにベースを演奏することは、誰にとっても相当のプレッシャーになるはずなのだが、そんなことを全く感じさせずにレヴィンは演奏している。 もしかしたらレヴィンは、ピンク・フロイドを聴いたこともなく、ロジャー・ウォーターズが脱退したことの衝撃も知らず、ただのセッションとして参加演奏していたのかもしれない。 本気でそう感じさせてしまうところが、レヴィンの凄さである。
    ボブ・エズリンのプロデュース作品にレヴィンが参加するのは10数年ぶりとなるのだが、その間にレヴィンの評価とギャラは大きく上がっている。 そうなるきっかけを作ってくれたボブ・エズリンへの恩返しもあったのかもしれない。
    (追加:2016年7月10日)

 

Robbie Robertson : Robbie Robertson

  1. Fallen Angel
  2. Showdown At Big Sky
  3. Broken Arrow
  4. Sweet Fire Of Love
  1. American Roulette    [ Bass ( Stick ) : Tony Levin ]
  2. Somewhere Down The Crazy River    [ Bass : Tony Levin ]
  3. Hell's Half Acre    [ Bass ( Stick ) : Tony Levin ]
  4. Sonny Got Caught In The Moonlight    [ Bass : Tony Levin ]
  5. Testimony
  • ザ・バンドのロビー・ロバートソンのファースト・ソロ・アルバム。
    プロデューサーがダニエル・ラノワでミックスがボブ・クリアマウンテン、ピーター・ガブリエルとU2が参加と、80年代のアイコンがそのまま音触りに現れている作品。 私はザ・バンドを聴いたことがないので、音そのものの変化については判らないが、音触りについては好き嫌いが分かれる作品である。
    そんな作品の半数の曲にレヴィンは参加しているのだが、” American Roulette ” での爆発したくてもしきれないテリー・ボジオのドラムと、レヴィンのスティックとの絡みが面白かったりする。
    (追加:2016年10月10日)

 

1989

Strange Angles : Laurie Anderson

  1. Strange Angels
  2. Monkey's Paw
  3. Coolsville
  4. Ramon
  5. Babydoll
  6. Beautiful Red Dress
  7. The Day The Devil    [ Tony Levin : Chapman stick. ]
  8. The Dream Before
  9. My Eyes
  10. Hiwatha
  • 流行の最先端についていけない人は、決して聴いてはいけないローリー・アンダーソンの作品。
    私は生まれながらオシャレだし、私の三歩程後に流行の最先端がついてくるような経験を何度もしているので、1981年にローリー・アンダーソンの ” O Superman ” がヒットした時は、雑誌の紹介記事だけを頼りにして「3年位前から来るのはわかっていたよ」と赤羽の中華料理屋でレバニラ炒め(餃子3個サービス)を食べながらヒップな仲間たちと語り合ったものである。
    物事の本質を見抜き、一時ブームに左右されることのない私達のようなトレンドセッターの判断力は常に正しく、それはローリー・アンダーソンが新譜を出すと今でも音楽関係のみならず、ファッション系を含めた殆どの全ての雑誌の表紙を彼女が飾ることでも立証されている。
    何度も聴き返す気にはとてもならない程素晴らしい楽曲群の中で、レヴィンは1曲のみ目立たず演奏している。
    (追加:2017年8月25日)

 

Maria McKee : Maria McKee

  1. I've Forgotten What It Was In You (That Put The Need In Me )
  2. To Miss Someone
  3. Am I The Only One ( Who's Ever Felt This Way? )
  4. Nobody's Child
  5. Panic Beach
  1. Can't Pool The Wool Down ( Over The Little Lamb's Eyes )
  2. More Than A Heart Can Hold
  3. This Property Is Condemned
  4. Breathe
  5. Has He Got A Friend Foe Me?
  • Bass : Tony Levin, Jerry Scheff
  • 元ローン・ジャスティスのヴォーカリスト、マリア・マッキーのソロ・アルバム。
    ローン・ジャスティスのファースト・アルバムのジャケットにおけるマリア・マッキーは最高であった。 ブロンドに染めたタヌキ顔の彼女の写真は、タワーレコードの棚から手にとって見たいと思わせるだけの説得力があった。
    だけど...すみません。 ジャケットは強烈に覚えているのだけど購入には至らず、ローン・ジャスティスを聴いたことないまま、本作品でマリア・マッキーに初めて接しました。 カントリー色を味付け程度に残してポピュラー色をもっと強めれば、後のテイラー・スウィフトのような成功も可能であったかもしれないが、いかんせん中途半端な内容に留まっている。 この辺り、ゲフィン・レコードの会議室での議論の失敗なのであろう。 ベーシストは2人クレジットされており、レヴィンの参加曲は不明。
    (追加:2017年8月25日)

 

The Other Side Of The Mirror : Stevie Nicks

  1. Rooms on Fire
  2. Long Way to Go    [ Stick Bass - Tony Levin ]
  3. Two Kinds of Love    [ Bass - Tony Levin ]
  4. Ooh My Love
  5. Ghosts
  6. Whole Lotta Trouble    [ Stick Bass - Tony Levin ]
  7. Fife Burning
  8. Cry Wolf    [ Bass - Tony Levin ]
  9. Alice
  10. Juliet
  11. Doing the Best I Can ( Escape from Berlin )
    [ Stick Bass - Tony Levin ]
  12. I Still Miss Someone ( Blue Eyes )
    [ Bass - Tony Levin, Rupert Hine ]
  • スティーヴィー・ニックスの4枚目のソロ・アルバム。 爆発的なヒット・アルバムではないが、それは彼女の作品の売れ方を基準にした尺度であって、全米TOP10にしっかりとランキングされている。
    恋多き女性とか、妖精とか、彼女にまつわるその種の呼称についてよく判らなかったし、そもそも彼女のファン層というのが私にはよく判らなかったのだが、それを一気に解決してくれたのが映画 『スクール・オブ・ロック』 であった。 ちょっと野暮ったくてお硬いキャラの女性校長先生(マリンズ校長)が、スティーヴィー・ニックスの曲がかかるとはしゃいでしまう場面で、彼女のファン層を完全に理解できた気がする。
    本作品にもそんなマリンズ校長がはしゃいでしまうような楽曲が多く収録されており、かつそこにトニー・レヴィンがしっかりとクレジットされている。 セッション数が単に多いだけでなく多岐に渡っているが故に、所謂ポピュラー・ミュージックを聴いたことがある人の中で、トニー・レヴィンの演奏聴いたことが無い人はいないのでは無いかと思えてくる。
    (追加:2016年10月10日)

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