King Crimson Data Base
    Tony Levin Discography / the early 1980s

1981

Scissors Cut : Art Garfunkel

  1. Scissors Cut
  2. A Heart In New York    [ Tony Levin, bass ]
  3. Up In The World
  4. Hang On In
  5. So Easy To Begin
  1. Can't Turn My Heart Away
  2. The French Waltz
  3. The Romance
  4. In Cars
  5. That's All I've Got To Say
  • セールス的に惨敗したアート・ガーファンクルのソロ・アルバム。
    同じくセールスが振るわなかったシングル ” A Heart In New York ” にレヴィンがクレジットされている。 中途半端なフォーク調の曲のバックでの演奏にはフラストレーションが溜まるのだが、ラスト近くでロック的(笑)な盛り上がりをする時に、ちょこっとだけメロディアスなベース演奏があり、そこだけは格好良かったりする。
    (追加:2016年3月10日)

 

Season Of Glass : Yoko Ono

  1. Goodbye Sadness
  2. Mindweaver
  3. Even When You're Far Away
  4. Nobody Sees Me Like You Do
  5. Turn Of The Wheel
  6. Dogtown
  7. Silver Horse
  1. I Don't Know Why
  2. Extension 33
  3. No, No, No
  4. Will You Touch Me
  5. She Gets Down On Her Knees
  6. Toyboat
  7. Mother Of The Universe
  • Bass Guitar    Tony Levin
  • ジョン・レノンの死後発表されたオノ・ヨーコのソロ・アルバム。
    バックの演奏がヴしっかりと支えている唄モノ作品である。 これ以上は無い程過激なジャケットに包まれながらも、音楽面での前衛性は抑えられ、オノ・ヨーコのヴォーカルが全面フィーチャーされている。
    こうした作品でのレヴィンのベースはやはり凄い。 タイトかつメロディアスなベースが、目立つのではなくヴォーカルを引き立てている。 どうしてこんなことができるのか、異次元な世界に思えてくる。
    唄モノでのレヴィンの演奏としては、『 Double Fantasy 』 と双璧をなす作品である。
    (追加:2016年3月10日)

 

1982

Peter Gabriel : Peter Gabriel

Security

  1. The Rhythm Of The Heat
  2. San Jacinto
  3. I Have The Touch
  4. The Family And The Fishing Net
  1. Shock The Monkey
  2. Lay Your Hands On Me
  3. Wallflower
  4. Kiss Of Life
  • Jerry Marotta : Drums, Surdo Drums, Percussion
    Ekome Dance Company : Ghanaian Drums
    Peter Gabriel : Vocals, Surdo Drums, Linn Programming, CMI, Prophet, Additional Drums, Piano, Backing Vocals
    Tony Levin : Bass (1,6,7,8) Stick (2,3,4,5) Fretless Bass (6)
    Larry Fast : Moog, Prophet, Moog Brass, Moog Bass, Electronic Percussion
    David Rhodes : Guitar, Backing Vocals
    John Ellis : Guitar, Additional Guitar, Backing Vocals
    Jill Gabriel : Backing Vocals
    Roberto Laneri : Treated Saxophone
    Stephen Paine : CMI
    Peter Hammill : Backing Vocals
    David Lord : Polymoog, Prophet, CMI, Piano
    Morris Pert : Timbales, Percussion, Traditional Ethiopian Pipes

  • ピーター・ガブリエルのソロ4作品目。
    過渡期の作品、と表現すれば良いのだろうか。 前作から顕著になりはじめたワールド・ミュージック色が色濃く現れた結果、プログレ色は殆ど無くなっている。 その一方で次作以降にみられる大衆性が無く、取っ付きにくい作品になってしまっている。
    Shock The Monkey ” のようなわかりやすい曲がもっと収録されていれば、印象も大きく違っていたと思う。
    レヴィンのプレイは的確で、ガブリエルの音楽性の変化に柔軟に対応をしている。 
    (追加:2008年7月11日)

 

1983

Hello Big Man : Carly Simon

  1. You Know What To Do  [ Tony Levin - bass ]
  2. Menemsha  [ Tony Levin - bass ]
  3. Damn you Get To Me  [ Tony Levin - bass ]
  4. Is This Love?
  5. Orpheus
  1. It Happens Everyday  [ Tony Levin - bass ]
  2. Such A Good Boy
  3. Hello Big Man
  4. You Don't Feel The Same  [ Tony Levin - bass ]
  5. Floundering  [ Tony Levin - bass ]
  • カーリー・サイモンが、ジェームス・テイラーと別れた後に発表した作品。
    新機軸として、トロピカルなテイストやレゲエのフォーマットを導入しました、といったつもりなのだろうが、借用感がメチャクチャ強く、なんだかよくわからない作品になってしまっている。
    ただそこはトニー・レヴィン。 作品自体が明らかに迷走していても、正しくスタジオ・ミュージシャンとしての実力を発揮し、見事なまでに役割を果たしている。 ちなみに本作品がリリースされたのは、クリムゾンの 『 Beat 』 と 『 Three Of A Perfect Pair 』 の間だったりする。
    (追加:2015年9月25日)

 

Plays Live : Peter Gabriel

Plays Live
  1. The Rhythm Of The Heat
  2. I Have The Touch
  3. Not One Of Us
  4. Family Snapshot
  5. D.I.Y.
  6. The Family And The Fishing Net
  7. Intruder
  8. I Go Swimming
  1. San Jacinto
  2. Solsbury Hill
  3. No Self Control
  4. I Don't Remember
  5. Shock The Monkey
  6. Humdrum
  7. On The Air
  8. Biko
  • Drums, Percussion And B. Vox By Jerry Marotta.
    Stick, Bass And B. Vox By Tony Levin.
    Guitar And B. Vox By David Rhodes.
    Synthesiser And Piano By Larry Fast ( Synergy )
    Synthesiser And Piano By Peter Gabriel.
  • 『 Peter Gabriel 』 というタイトルで4枚のアルバムをリリースした上での、集大成的なライヴ・アルバム。
    非常に濃厚な作品であるにも拘らず、もたれることがない。 美メロが頻出するわけでもなく、テクニックが押し付けられることも無いのだが、これ以上は無いと思わせる程の圧倒的な内容である。 超個人的には、この路線をひたすら追求してもらいたかったのだが、ここで留まらないのが私のような凡人との違いなのだと思う。
    レヴィンの演奏は、目立つ所と支える所のバランスが素晴らしい。 演奏の自由度はそれなりに与えられていると思うのだが、その自由度をスタンド・プレイに使うのではなく、楽曲の完成度を高めることに徹っしている。 そしてそのスタンスが、またレヴィンの素晴らしさを際立たせている。
    (追加:2013年3月10日)

 

Sophia : 山下久美子

  • 1983年 Album
  1. ちょいまち Baby なごりのキスが
  2. Lover ステッカー
  3. 恋する乙女
  4. 今夜も Bad Trip
  5. 気持ちいいじゃない Tonight
  1. こっちをお向きよソフィア
  2. I Know, You Know
  3. Please Don't Go
  4. Darlin' Darlin'
  5. 秋ラメられない Night Movie
  • Bass : Tony Levin
  • 山下久美子が布袋寅泰と結婚前、ニューヨークのパワー・ステーションでレコーディングした作品。
    コーラスでカーリー・サイモンが参加しており、これはどういうことかというと、当時カーリー・サイモンが 『 Hello Big Man 』 という作品を同じパワー・ステーションでレコーディングしたことによる。 そして、バックのミュージシャンも殆ど被っており、彼らがスタジオを行き来しながらスコア通りに演奏したことも窺える。 バブル期までの時代に使われた 「海外レコーディング!」 という箔を付けも、玉石混交であったことがよくわかる。
    クレジット通りであれば、レヴィンは全曲でベースを演奏していることになる。 80年代においてもセンスレスなタイトルがつけられた楽曲のバックで演奏しているのは感慨深いが、多分レヴィンの記憶には全く残っていないセッションのはず。
    (追加:2017年8月25日)

 

1984

CONFUSION : 大沢誉志幸

  1. CONFUSION
    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew & G.E. Smith ]
  2. そして僕は、途方に暮れる    [ Bass : Tony Levin ]
  3. 雨のタップダンス    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew ]
  4. FREE WAY まで泣くのはやめろ
    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew ]
  5. その気XXX
  1. Living Inside    [ Bass : Tony Levin ]
  2. 彼女の向こう側    [ Bass : Tony Levin ]
  3. ダーリン小指を立てないで    [ Bass : Tony Levin ]
  4. BROKEN HEART
    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew & G.E. Smith ]
  5. ウーレイ
    [ Bass : Tony Levin ]  [ Guitars : Adrian Belew & G.E. Smith ]
  • 大ヒットしたシングル、” そして僕は、途方に暮れる ” (本アルバムのテイクはタイトル途中に句点が入る)が収録されている大沢誉志幸の大ヒットアルバム。
    シンセサイザーを多用したジャパニーズR&B、と一言でまとめてしまうのは簡単だが、ブリューとレヴィンが参加しているという贔屓目を差し引いても、丁寧に作り込まれた作品であることがよく分かる。
    そして僕は、途方に暮れる ” は、カップヌードルのCM曲としてもお茶の間に流れたこともあり、40代以上の人の多くはこの曲のサビのメロディを今でも覚えていると言っても過言ではなく、そんな曲にレヴィンのベースがクレジットされていることは、果てしなく嬉しい。
    (追加:2015年10月25日)

 

1985

Boys And Girls : Bryan Ferry

  1. Sensation
  2. Slave To Love
  3. Don't Stop The Dance
  4. A Waste Land
  5. Windsewpt
  1. The Chosen One
  2. Valentine
  3. Stone Woman
  4. Boys And Girls
  • Musicians    Tony Levin
  • 『 Avalon 』 後に発表されたブライン・フェリーのソロ・アルバム。
    その 『 Avalon 』 の大ヒット後ということもあり、贅沢の限りをつくした作品となっている。 基本路線は 『 Avalon 』 を世襲しているのだが、ただフェリー特有の、べたーっとした感触が強く出すぎてしまっているところがあり、空間上の全てを埋めてしまうような音の壁に疲れてしまうところがある。
    フェリーのコンセプト下で、豪華な参加ミュージシャンも何処で何を弾いているかは意味しなくなっており、レヴィンの演奏も識別不能となっている。
    (追加:2015年6月10日)

 

Spoiled Girl : Carly Simon

  1. My New Boyfriend
  2. Come Back Home
  3. Tonight And Forever
  4. Spoiled Girl
  5. Tired Of Being Blonde
  6. The Wives Are In Connecticut
  7. Anyone But Me
  8. Interview
  9. Make Me Feel Something
  10. Can't Give It Up
  11. Black Honeymoon
  • なんだか本当に何をしたいのか理解できなくなってきた時期のカーリー・サイモンの作品。
    ジェームス・テイラーとの離婚、そして再婚を経てリリースされた作品なのだが、私生活の激動とは関係なく、只々つまらない作品としか言いようがない。
    2000年代になってカーリー・サイモンはスタンダードのカヴァーで再浮上するのだが、ひたすら新作のリリースを要求されたこの時期が、彼女にとって一番浮かばれない時期だったのであろう。
    レヴィンが参加しているのは、アルバムにオリジナルで収録されている曲ではなくシングルのB面曲でボーナス・トラック扱い。 たいした曲ではない。
    (追加:2016年10月10日)

 

Explorers : The Explorers

  1. Ship Of Fools [ Tony Levin : Stick ]
  2. Lorelei
  3. Breath Of Life
  4. Venus De Milo
  5. Soul Fantasy [ Tony Levin : Bass ]
  1. Prussian Blue
  2. Two Worlds Apart
  3. Robert Louis Stevenson [ Tony Levin : Bass ]
  4. You Go Up In Smoke
  • ゴージャス極まりないフェリーの 『 Boys And Girls 』 とほぼ同時期にリリースされた、フィル・マンザネラとアンディ・マッケイによる作品。
    バンド自体が存続したまま、フロント・マンのフィル・コリンズでけではなく、マイク&ザ・メカニクスまで売れたジェネシスはレコード会社にとって理想系であったはずだし、そのことがまたバンドの活動にも還元されていたはずだ。 同じことがロキシー・ミュージックにも起こっていれば、ロキシー・ミュージックのその後も大きく変わっていたと思うのだが、残念ながら本作品は驚く程売れなかった。 『 Avalon 』 とフェリーの声を、各々7割り程度の再現性でコピーしたのが災いしたのかもしれない。
    当時フェリーとマンザネラ&マッケイの間にどのような感情があったのかわからないが、そんな二組の作品両方にレヴィンは参加している。 この辺りのバランス感覚というか、屈託のなささというか、プロに徹しているところがレヴィンらしい。
    (追加:2015年6月10日)

 

That's Why I'm Here : James Taylor

  1. That's Why I'm Here  [ Tony Levin - Bass ]
  2. Song For You Far Away  [ Tony Levin - Bass ]
  3. Only A Dream In Rio  [ Tony Levin - Bass ]
  4. Turn Away
  5. Going Around One More Time  [ Tony Levin - Bass ]
  1. Everyday
  2. Limousine Driver  [ Tony Levin - Bass ]
  3. Only One  [ Tony Levin - Bass ]
  4. Mona  [ Tony Levin - Bass ]
  5. The Man Who Shot Liberty Valance  [ Tony Levin - Bass ]
  • ジェームス・ティラーが、その頭部の特徴をジャケットもカミング・アウトした作品。
    1982年にカーリー・サイモンと離婚をした後の作品ではあるが、元々内省的な歌詞を特徴にしてきた人だけに、本作品に離婚の影響が特別に現れていることもない。
    レヴィンはこの時期のジャームス・テイラーとカーリー・サイモンの両方の作品に参加しているのだが、この辺りはレヴィンの屈託の無ささというか、そもそもそれ以前にそんな事情を全く知らないことによるものだと思う。 プロフェッショナルに徹するというのは、こういうことなのかもしれない。
    (追加:2016年10月10日)

 

Birdy : Music from the Film by Peter Gabriel

  1. At Night
  2. Floating Dogs
  3. Quiet And Alone
  4. Close Up ( from Family Snapshot )
  5. Slow Water
  6. Dressing The World
  7. Birdy's Flight ( from Not One Of Us )
  8. Slow Marimbas
  9. The Heat ( from Rhythm of the Heat )
  10. Skctchpad With Trumpet And Voice
  11. Under Lock And Key ( from Wallflower )
  12. Powerhouse At The Foot Of The Mountain ( from San Jacinto )
  • All titles written and performed by Peter Gabriel
    with special musical contributions from :
    John Hassell, The Drummers Of Ekome, Larry Fast, Tony Levin, Jerry Marotta, David Rhodes

  • ニコラス・ケイジが主演した映画のサウンド・トラックをピーター・カブリエルが担当している。
    ポピュラリティに高さでは、翌年リリースされる 『 So 』 にも本作品以前のソロにも劣ってしまうが、 内容は良い。 時々挟み込まれるソロ曲のフレーズにも興奮するし、シンセ(デジタル・シンセ)の音色もこの時代特有の下品なものではなく安心して聴いていられる。
    プロダクションに多大な時間をかけた作品ではないはずだけに、レヴィンの演奏が新しくレコーディングされたものか、レコーディングされていたマテリアルから活用したものかはわからないが、こうした作品にもしっかりとクレジットされているところからも、カブリエルとレヴィンの関係の深さが推し量られる。
    (追加:2015年7月1日)

 

Starpeace : Yoko Ono

  1. Hell In Paradise
  2. I Love All Of Me
  3. Children Power
  4. Rainbow Revelation
  5. The King Of The Zoo
  6. Remember Raven
  1. Cape Clear
  2. Sky People
  3. You And I
  4. It's Gonna Rain ( Living On Tiptoe )
  5. Starpeace
  6. I Love You, Earth
  • Tony Levin : whistle.
  • 2016年2月、「オノ・ヨーコ、インフルエンザ!」とか「オノ・ヨーコ退院」とか、それだけで記事になってしまうことで、オノ・ヨーコの凄さを再認識したのだが、その凄さに近いものを本作品に感じてしまう。
    参加しているトニー・レヴィンのクレジットが whistle、口笛である。 当然レヴィンは口笛を吹きにスタジオに来たわけではなく、ベースを演奏したはずである。 それどころか実際にはレヴィンのベース演奏も採用されているのかもしれない。
    にもかかわらず口笛である。 そうクレジットされていても、オノ・ヨーコなのだからと思わせてしまうところが凄いと思う。
    (追加:2016年3月10日)

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