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Gavin Harrison Discography

1986

Live Ritz N.Y.C. 86 : Iggy Pop

  1. I Got A Right
  2. Gimme Danger
  3. Some Weird Sin
  4. Real Wild Child
  5. Sister Midnight
  6. Blah, Blah, Blah
  7. Baby It Can't Fall
  8. Nightclubbing
  9. Fire Girl
  10. Five Foot One
  11. Shades
  12. Down On The Street
  13. China Girl
  14. Hide Away
  15. Winners And Losers
  16. Cry For Love

リリースは1992年

Musicians
Iggy Pop - Vocals, Outrageous
Kevin Armstrong - Guitar
Shamus Beghan - Keyboard, Guitar
Phil Butcher - Bass
Gavin Harrison - Drums

イギー・ポップの作品の中でもセールス的にも成功した 『 Blah-Blah-Blah 』 発売後のライヴ。
当然、『 Blah-Blah-Blah 』 の楽曲が中心なのだが、ソロ、ストゥージの楽曲も含まれており、ヒストリー・ライヴとしても充分な内容になっている。
そんな充実した時代の充実したライヴにギャヴィン・ハリソンが参加しているのだが、前後のスタジオ作品に参加しているわけでもなく、正にパート・タイマーである。 これで聴いた人が腰を抜かしてしまうような演奏を繰り広げてくれるのならともかく、ハリソンの演奏は特徴もなく没個性。
クリムゾンのメンバーになる20年前、まだまだ下積み時代のギャビン・ハリソンである。
(追加:2013年12月10日)

 

1988

Comedy : Black

  1. The Big One    [ Drums : Gavin Harrison ]
  2. I Can Laugh About It Now
  3. Whatever people Say You Are
  4. You're a Big Girl Now
  5. Let Me Watch You Make Love
  6. Hey, I Was Right You Were Wrong!
  7. All We Need Is The Money
  8. You Don't Always Do What's Best For You
  9. Now You're Gone
  10. No-One, None, Nothing
  11. It's Not Over Yet    [ Drums : Gavin Harrison ]
  12. Paradise Lost.

シングル ” Wonderful Life ” と、同タイトルのファースト・アルバムが大ヒットしたブラックのセカンド・アルバム。
MTV 等で ” Wonderful Life ” が流れていたようなないような程度の記憶しか無いので、ギャヴィン・ハリソンが参加してなければ本アルバムに出会うことはなかったと思う。 上手いけど大味なヴォーカルからは1980年代臭がプンプンと漂い、当時を知っている人は懐かしさを感じるかもしれない。
駆け出しのセッション・ドラマーだったハリソンに自己主張する機会は与えられていないが、プリセット音をそのまま使用したようなシンセ・ドラムを叩いているのが、逆に珍しかったりする。
(追加:2020年2月25日)

 

Stop! : Sam Brown

  1. Walking Back To Me
  2. Your Love Is All [ Gavin Harrison : Drums ]
  3. Stop [ Gavin Harrison : Drums ]
  4. It Makes Me Wonder
  5. This Feeling
  6. Tea
  7. Piece Of My Luck [ Gavin Harrison : Drums ]
  8. Ball And Chain [ Gavin Harrison : Drums ]
  9. Wrap Me Up 
  10. I'll Be In Love
  11. Merry Go Round
  12. Sometimes You Just Don't Know [ Gavin Harrison : Drums ]
  13. Can I Get A Witness
  14. High As A Kite [ Gavin Harrison : Drums and Marimba ]
  15. Nutbush City Limits

ジャッコも参加しているサム・ブラウンの作品。
1980年代後半という時期にもかかわらず、下品なデジタル・シンセが鳴り響くことはなく、生楽器の多用、デヴィッド・ギルモアの参加等それなり以上に制作費が投入された作品であることはわかる。 ただその内容としては、それなりにヒットしたタイトル曲 ” Stop ” 等、プログレ耳には正直どうでも良い曲が多い。
軽めのポップスからジャズっぽいナンバーまで、ハリソンは柔軟に対応している。 ただ逆の見方をすれば、曲調に合わせて起用されていたのではなく、便利なスタジオ・ミュージシャン的な扱いなのかもしれない。
(追加:2015年7月1日)

 

Sarah Jane Morris : Sarah Jane Morris

  1. Loving A Dream
  2. Me And Mrs Jones
  3. I'll Be Your Angel
  4. Sunny
  5. She's Leaving Home
  6. Can't Get To Sleep Without You
  7. This Ain't Livin'
  8. This Will Be
  9. Alone Again Naturally
  10. The Rains Have Failed Again
  11. Hello Like Before
  12. Me And Mrs Jones ( Minneapolis Version )

The numerous musicians who brought their gifts of music, encouragement and enthusiasm!!
Gavin Harrison

New Wave 全盛時、コミュナーズのシングルにコーラスで参加した実績がある、サラ・ジェーン・モリスの作品。
その時代、シンセサイザーの音色にソウルフルな女性コーラスを絡めるという類型が一体どれだけのリリースされたのか、あまりにも多く数えることは不可能なのだが、そんな風に使われてしまったヴォーカリストである。 ただその声は野太く、ソウルフルというより男性ヴォーカリストと聴き間違う程である。
そんなサラ・ジェーン・モリスのファースト・ソロ・アルバムに、下積み時代のギャヴィン・ハリソンがその他大勢のミュージシャンの一人として参加している。 当然のことではあるがその演奏は完全に没個性で、どの曲で演奏しているかの判別は不可能である。
(追加:2015年12月10日)

 

1990

The Big Idea : Dave Stewart And Barbara Gaskin

  1. Levi Stubbs' Tears
  2. My Scene
  3. Grey Skies [ Cymbals ]
  4. Subterranean Homesick Blues
  5. Heatwave
  6. The Crying Game
  7. Deep Underground [ Drum kit ]
  8. Shadowland [ Cymbals ]
  9. Mr Theremin [ Drum kit ]
  10. New Jerusalem [ Drum kit ]

Jakko (1,5,6,7,9,10)

シングル中心にした作品リリースから、アルバム単位でのリリースに移行したスチュアート&ガスキンの作品。
個々の楽曲の良くできていると思うし、捨て曲もない。 でもそのかわり必殺の一曲もないのが残念なところ。 寄せ集め作品だった前作までの方が完成度が遙かに高い。
シンバルとドラム・キット、というクレジットのされ方はいかがなものかと思うが、下積み時代だからしょうがないか。
(追加:2008年3月10日)

 

1991

Inside Life : Incognito

  1. Metropolis    [ Gavin Harrison : Drums ]
  2. Smile
  3. One Step To A Miracle
  4. Can You Feel Me
  5. Crazy For You
  6. Gypsy    [ Gavin Harrison : Drums ]
  7. Inside Life
  8. Love Is The Colour    [ Gavin Harrison : Additional Drums ]
  9. Sketches In The Dark
  10. Soho
  11. Always There    [ Gavin Harrison : Drums and Percussion ]
  12. Promise You The Moon    [ Gavin Harrison : Drums ]

アシッドジャズなるジャンルのグループ、インコグニートの作品。
アシッドジャズというジャンルを調べると「踊れるジャズ」という表現が出てくるが、聴いた印象としてはウェーイ系のお洒落ジャズといった内容である。
そんな作品にセッション・ミュージシャン時代のギャヴィン・ハリソンは参加、イギリスでヒットした ” Always There ” にもクレジットされている。 インゴグニート自体固定したメンバーで活動しているのではなく、メンバーが入れ替わりながら活動しているユニットなだけに、セッション・ミュージシャンのハリソンにも匿名性が求められたと思う。 それにしてもクリムゾンのライヴでの ” 21st Century Schizoid Man ” での演奏からは想像できないファンキーな演奏に驚かされる。
本作品への参加がハリソンの経済状況に寄与したか判らないが、こうしたヒット曲にクレジットされたことは後の活動拡大に繋がったと思う。
(追加:2023年2月10日)

 

Spin : Stewart / Gaskin

  1. Walking The Dog
  2. The Cloths Of Heaven 
  3. 8 Miles High 
  4. Amella
  5. Trash Planet
  6. Gloden Rain 
  7. Your Lucky Star
  8. Cast Your Fate To The Wind
    Louie Louie (medley)
  9. The 60's Never Die 
  10. Star Blind
  11. Fear Is The Theif
  12. McGroggan

Gavin Harrison    Drums(3) Percussion(2,6) Rhythm programming(9)

カヴァーとオリジナルが半々というパターンもさすがに煮詰まりきったスチュアート&ガスキンの作品。
前作に比べてハリソンの活躍範囲は広いのだが、楽曲自体に魅力が乏しいため、印象は薄い。 駆け出しスタジオ・ミュージシャンの悲哀といったところか。
この後スチュアート&ガスキンは沈黙状態になるのだが、2001年に突然来日公演を果たす。 ハリソンは来日公演に同行したとのこと。 今にして思えば観に行くべきだった。
(追加:2008年3月10日)

 

1992

Mezzogiorno Sulle Alpi : Alice

  1. In Viaggio Sul Tuo Viso    [ Drums  Gavin Harrison ]
  2. Passano Gli Anni    [ Drums  Gavin Harrison ] [ Guitars  Jakko Jakszyk ]
  3. Blue Melody    [ Percussions  Gavin Harrison ] [ Acoustic guitar and keyboards  Jakko Jakxzyk ]
  4. Neve D'Aprile    [ Drums  Gavin Harrison ]
  5. Rain Town    [ Percussions  Gavin Harrison ] [ Acoustic guitar  Jakko Jakxzyk ]
  6. Il Colore Della Lontananza
  7. Tim
  8. Lungo Ritorno A Casa    [ Percussions  Gavin Harrison ]
  9. La Recessione    [ Percussions  Gavin Harrison ]
  10. Madre Notte
  11. Luce Della Sera    [ Drums and percussions  Gavin Harrison ]

イタリアの歌姫、アリーチェの作品。 アルバムの印象はデヴィッド・シルヴィアンの 『 Gone To Earth 』 に似ている、というかそのままである。 よって同作に愛着のある私は充分に楽しむことができた。 違いがあるとすれば、シルヴィアンと同じく低音中心ではあるが野太さがあるアリーチェのヴォーカルだったりする。 ラストの ” Luce Della Sera ” では夏目漱石の俳句、「雀来て障子にうごく花の影」が引用されており、意外な日本繋がりがあったりする。 本作にはギャヴィン・ハリソンとジャッコが参加しているが、総じてハリソンの方が活躍度合いが高い。
(追加:2019年11月10日)

 

Still Life With My Guitar : Kevin Ayers

  1. Feeling This Way
  2. Something In Between
  3. Thank You Very Much
  4. There Goes Joinny
  5. Ghost Train
  6. I Don't Depend On You 
  7. When Your Parents Go To Sleep
  8. M16 
  9. Don't Blame Them
  10. Irene Good Night

Gavin Harrison, drums

アコースティックな作品を中心としたケヴィン・エアーズのソロ・アルバム。
オリジナルの赤をベースに白文字でタイトルだけのジャケット以上に、再発された際の赤い花と写ったジャケットが良い。 本作品の朴訥として気負いのないサウンドにマッチしている。 ただ店頭で購入するのには、少し勇気がいると思うが。
本作品には、修業時代のハリソンが2曲参加している。 ドラマーに対して、激しい個性を出すことより地味に演奏することを要求しているような作品だけに、ハリソンの存在感はゼロ。
ギャラも決して高そうではないし、苦労を重ねていたんだと思う。
(追加:2008年4月10日)

 

1993

Caffe de la Paix : Franco Battiato

  1. Caffe de la paix
  2. Fogh in Nakhal
  3. Atlantide
  4. Sui giardini della preesistenza
  5. Delenda Carthago
  6. Ricerca sul terzo
  7. Lode all'Inviolato
  8. Haiku

Jakko Jakszyk    chitarre
Gavin Harrison    Batteria e persussioni

イタリアのシンガー、フランコ・バッティアートの作品。
音楽的には色々な遍歴がある、程度のことがネットから判るのだが、本作品に限って言えば、私のような素人が想像するイタリアっぽい音楽、ということになる。 同じイタリアのシンガー、アリーチェの作品に楽曲を提供したりアレンジで参加したりとの繋がりがあり、更にはアリーチェが 『 Mezzogiorno Sulle Alpi 』 で夏目漱石の俳句を取り上げたことに呼応するかのように、本作品では ” Haiku ” という楽曲が収録されている。
ギャビン・ハリソンとジャッコが本作品にはクレジットされているが、目立つような演奏はしていない。
(追加:2019年11月10日)

 

1994

Mustard Gas And Roses : Jakko

  1. Just Another Day
  2. Little Town
  3. The Devils Dictionary
  4. Damn This Town 
  5. The Borders We Traded
  6. The Perfect Kiss 
  7. Saddleworth Moor
  8. Learning To Cry
  9. A Handful Of Pearls 
  10. Then and Now
  11. Mustard Gas And Roses
  12. We'll Change The World

Jakko : Vocals, guitars, keyboards, programming, flute
Gavin Harrison : Drums(4, 6), Percussion(9)

クリムゾンの新メンバーとして発表されたジャッコのソロ・アルバム。
(変更:2013年10月25日)

 

1995

The Heart Of The Moment : BJ Cole

  1. In at the Deep End ( Titanic Elegy )
  2. Icarus Enigma
  3. Eastern Cool 
  4. Indian Willow
  5. Three Piece Suite
  6. The Sands of Time 
  7. Promenade & Arabesque
  8. The Kraken Wakes
  9. Forever Amber
  10. Adagio in Blue 

Gavin Harrison    Percussion ( tracks 3, 6 and 10 )

B.J. Cole のソロ・アルバム。
スティール・ギター奏者というニッチな(すみません)領域でポジションを確立しているため、参加アルバムはメチャクチャ多いのだが、一方ソロ作品の機会はあまり恵まれていない。 1972年にリリースされたその数少ないソロ・アルバム 『 New Hovering Dog 』 にはマイケル・ジャイルズが参加していたが、本作にはギャヴィン・ハリソンが参加している。
全体に地味に感じてしまうのは好みの問題だと思うが、ハリソンのドラムも地味で必然性はあまり感じられない。
(追加:2020年2月25日)

 

1997

Sanity & Gravity : Gavin Harrison

  1. Aim
  2. One A Wave Of Positivity
  3. Place To Say
  4. Witness ( For Robby )
  5. Dearest Blood    [ Keys / Guitar / Vocals / Whistle - Jakko Jakszyk ]
  6. Sonata In H
  7. Big News For A Small Day
  8. Witness ( Reprise )
  9. Iron Horse ( Bonus Track )

Featuring : Gary Sanctuary, Mick Karn, Sultan Khan, Dave Stewart, Richard Barbieri, Ian Kirkham, John Thirkell, Lyndon Connah, Jakko Jakszyk, Keitor Pereira, Terry Disley

ギャヴィン・ハリソン初のリーダー・アルバム。 長らく入手困難であったが、2021年にボーナス・トラックを追加&新装ジャケットで再発され、私も購入することができた。
一聴した印象は、ベースがミック・カーンになった Bruford(バンドの方)。 轟音ドラム・ソロも無いし、変拍子だけが命といった演奏でも無く、楽曲を聴かせようとしていることがよく判る。 ハリソンがビル・ブルーフォードを意識したことは無いだろうが、テクニカルなドラマーの初期のリーダー作品が同じような音触りになっているのは興味深い。
ただこのジャズ・ロックな路線に心は踊るのだが、マーケットで成功しないことは Bruford が既に実証している。 ハリソンもこの後、残念ながらあまりパッとしないセッションでの活動が中心となり、ポーキュパイン・ツリー、そしてキング・クリムゾンでの活動には10年の月日が必要となってしまっている。
(追加:2022年3月10日)

 

Tokyo Deep London High : Kyoko

  1. イヌ
  2. 未だ 私は試行錯誤している - Trial And Error -  
  3. BREAK UP ( Never Cry )
  4. INU
  5. 情熱のアカデミック・ボーイ
  6. Happy Birthday ( Acoustic Version )
  7. Limbo Dancer
  8. 上弦の月の下で - Under The Half Moon -
  9. MISS NANCY BOY
  10. HALNAIM ( Original Soundtrack )  
  11. ごめん
  12. Happy Birthday ( Single Version Remix )

Gavin Harrison : Drums

元バービーボーイズの杏子のソロ・アルバム
東京レコーディングとロンドン・レコーディングの楽曲が交互に収録されており、ロンドン・レコーディングは土屋昌巳がプロデュースを行っている。
レコーディング地にかかわらず洋楽臭がプンプンしてくる作品で、『ミュージックライフ』誌とか絶対読んでた人なんだろうなと親近感が湧いてくる。
ギャヴィン・ハリソンが参加しているのはロンドン・レコーディングなのだが、土屋昌巳が全ての楽器を担当する楽曲もあり2曲のみのクレジットとなのが残念。
(追加:2023年2月10日)

 

2004

Blackfield : Blackfield

  1. Open Mind 
  2. Blackfield
  3. Glow
  4. Scars
  5. Lullaby
  6. Pain 
  7. Summer
  8. Cloudy Now
  9. The Hole In Me
  10. Hello

All songs produced and performed by Blackfield : Aviv Geffen and Steve Willson
Except music on "Scars" performed by The Mistakes.

Strings on "Open Mind", "Lullaby", "Summer" and "Hello" performed by th Illusion quarted conducted by Danniel Salomon.

Drums on "Open Mind" and "Pain" played by Gavin Harrison.
Drums on "Blackfield", "The Hole in Me" and "Hello" played by Chris Maitland.
Drums on "Glow" and "Summer" played by Jeremy Kaplan.

スティーヴ・ウィルソンの別プロジェクト、ブラックフィールドの作品。
クレジットを見ると、2001~2003年の間に断続的にレコーディングされた楽曲をまとめたもので、爆音をバックに美メロが絡む、というポーキュパイン・トゥリー系の音が並んでいる。
それならポーキュパイン・トゥリーで良いじゃないかとも思えるが、多分スティーヴ・ウィルソンという人はこういう音が大好きで大好きで、レコーディングせずにはいられないのだろう。
ハリソンが参加しているのは2曲、ポーキュパイン・トゥリー参加後のセッションと思われる。
(追加:2008年8月26日)

 

2005

Deadwing : Porcupine Tree

Disc 1

  1. Deadwing
  2. Shallow
  3. Lazarus
  4. Halo
  5. Arriving Somewhere But Not Here
  6. Mellotron Scratch
  7. Open Car
  8. The Start Of Something Beautiful
  9. Glass Arm Shattering
  10. She's Moved On

Disc 2

  1. Even Less
  2. Pure Narcotic
  3. How Is Your Life Today
  4. Buying New Soul
  5. Russia On Ie ( Live )
  6. Blackest Eyes
  7. Trains
  8. Open Car
  9. Lazarus
  10. Halo ( Live )

Steven Wilson - vocals, guitars, piano, keyboards, hammered dulcimer, bass guitar on 1,3,5(middle section),7
Richard Barbieri - keyboards and synthesizers
Colin Edwin - bass guitar
Gavin Harrison - drums and percussion

GUESTS:
Adrian Belew - solo guitar on 1 and 4
Mikael Akerfeldt - harmonoy vocals on 1,3,5, second guitar solo on 5

ポーキュパイン・トゥリーの日本でのデビュー・アルバム。
「ロバート・フリップが絶賛した」というキャッチ・コピーとともに、初回限定2枚組での発売は、売る側としてもかなり気合いが入っていたのだと思う。 実際個人的にも、スティーヴ・ウィルソン=No-Manの人、という式が、スティーヴ・ウィルソン=ポーキュパイン・トゥリーの人、に入れ替わったのは、本作品でのレコード会社によるプロパガンダによるものだと思う。
80年代に新たにプログレをやろうとした場合の選択肢がポンプ・ロックであったように、2000年代の今、新たにプログレをやろうとした場合、ハードでインダストリアルなプログレという選択は正しいように思える。 後は何かのきっかけさえあれば、TOOL のようにメチャ売れするかもしれない。 もちろん、クリムゾンのように局地的に売れるバンドで終わってしまう可能性も大きいが。
こうした作品を聴いていると、ハリソンに対して新しい血としての役割は求められていないように思えてくる。 
(追加:2008年7月25日)

 

2006

21st Century Christmas & Move It : Cliff Richard

  1. 21st Century Christmas 
  2. Move It ( featuring Brian May & Brian Bennett )

Drums : Gavin Harrison
Guitar : Phil Palmer
Keyboards : Richard Cardwell
Backing Vocals : Jakko Jaczyk

イギリスの国民的シンガー、クリフ・リチャードが2006年に発表したクリスマス・ソング。
何故ハリソンがドラムを、何故ジャッコがバッキング・ヴォーカル(だけ)を担当しているのか全くわからないのだが、クリムゾン・メンバーが2人も参加している珍品となっている。
ハリソンが激しいドラムを披露する機会こそないが、流石クリフ・リチャードの作品だけに楽曲の完成度は高く、本楽曲に参加できたことはハリソンのステイタス向上に大きく寄与していると思われる。
もう1曲の ” Move It ” は、ギターがブライアン・メイ、ベースがモ・フォスターという豪華な布陣なので、欲を言えばここに絡むハリソンの演奏も聴いてみたかった。
(追加:2015年12月24日)

 

The Bruised Romantic Glee Club : Jakko M. Jakszyk

  1. The Bruised Romantic Glee Club
    [ Mel Collins : Flute, Tenor and Alto Saxes    Gavin Harrison : Drums ]
  2. Variations on a Theme by Holst
    [ Ian McDonald : Flute    Gavin Harrison : Drums ]
  3. Catley's Ashes
    [ Mel Collins : Alto and Tenor Saxophones ]
  4. When Peggy Came Home
  5. Higate Hill [ Gavin Harrison : Drums ]
  6. Forgiving
    [ Robert Fripp : Soundscapes and Electric guitar    Gavin Harrison : Drums ]
  7. No One Left To Lie To
    [ Mel Collins : Alto Sax    Gavin Harrison : Drums ]
  8. The Things We Throw Away
  9. Doxy, Dali and Dcchamp
    [ Gavin Harrison : Drums ]
  10. Srebrenica
  11. When We Go Home
    [ Robert Fripp : Electric guitars ]
  1. As Long As He Lies Perfectly Still
  2. That Still and Perfect Summer
  3. Astral Projection In Pinner
  4. Pictures of an Indian City
    [ Mel Collins : Soprano Sax    Gavin Harrison : Drums ]
  5. Nirvana for Mice
    [ Gavin Harrison : Drums ]
  6. Islands [ co-writes ]
    [ Mel Collins : Bass Flute and Soprano Saxophone    Ian Wallace : Drums ]
  7. The Citizen King
    [ Gavin Harrison : Drums ]
  8. Soon After

ジャコの2枚組ソロ・アルバム。
ハリソンの活躍場面は多く、” Forgiving ” ではフリップの共演を果たしてたりする。
(追加:2008年3月10日)

 

2007

Blackfield II : Blackfield

  1. Once
  2. 1,000 People
  3. Miss U
  4. Christenings 
  5. This Killer
  6. Epidemic
  7. My Gift of Silence
  8. Some Day
  9. Where is My Love?
  10. End of the World

Gavin Harrison - drums on " Christenings "

メンバーを固定化してきたブラックフィールドのセカンド・アルバム。
爆音に美メロを絡める、というスティーヴン・ウィルソンの王道パターンはここでも健在なのだが、その爆音度は同じブラックフィールドのファーストよりもやや抑えられている。 リリース頻度が高いウィルソンの作品はとてもフォローしきれないのだが、細かい差異化は常に図っているのかもしれない。
ギャヴィン・ハリソンは1曲のみに参加。 アコースティックな前半から爆音化していくという、これまたウィルソンらしい展開をする楽曲の後半で、ドラムを演奏している。
(追加:2015年12月10日)

 

Fear Of A Blank Planet : Porcupine Tree

  1. Fear Of A Blank Planet
  2. My Ashes
  3. Anesthetize
  4. Sentimental
  5. Way Out Of Here
  6. Sleep Together

Steve Wilson - vocals, guitars, piano, keyboards
Richard Barbieri - keyboards and synthesizers
Colin Edwin - bass guitars
Gavin Harrison - drums

Guests:
Alex Lifeson - guitar solo on " Anesthetize "
Robert Fripp - soundscapes on " Way Out Of Here "
John Wesley - backing vocals

フリップも参加しているポーキュパイン・トゥリーの作品。
(追加:2008年3月10日)

 

Nil Recurring : Porcupine Tree

  1. Nil Recurring
  2. Normal
  3. Cheating The Polygraph
  4. What Happens Now?
  5. Fear Of A Blank Planet : Edit version

Steve Wilson - vocals, guitars, keyboards
Richard Barbieri - keyboards and synthesizers
Colin Edwin - bass guitars
Gavin Harrison - drums, percussion, tapped guitar on "What Happens Now?"

Guests:
Robert Fripp - lead guitar on "Nil Recurring"
Ben Coleman - electric violin on "What Happens Now?"

『 Fear Of A Blank Planet 』 レコーディング時のアウトテイク集。
What Happens Now? ” では、tapped guitar(?)を披露。
(追加:2008年3月10日)

 

Drop : Gavin Harrison & 05ric

  1. Unsettled
  2. Sailing
  3. Life
  4. Sometime
  5. For Lack Of
  6. Clock
  7. Okay
  8. Where Are You Going?
  9. Centered

05ric - Vocals / Extended Range Bass
Gavin - Drums / Tapped Guitar
with special guests
Robert Fripp - Guitar-Soundscapes on "Sailing" "Where Are You Going?"
Dave Stewart - Keyboards on "Centered"
Gary Sanctuary - Piano on "Where Are You Going?"

ギャヴィン・ハリソンと05ric(?)によるプロジェクト。
クレジットによれば、フリップが参加している2曲以外はハリソンの tapped guitar がフィチャーされているのだが、正直良くわからない。
(追加:2008年3月10日)

 

2009

Circles : Gavin Harrison & 05ric

  1. Circles
  2. Source
  3. Last Call
  4. Crisis
  5. Faith
  6. Scar
  7. Break
  8. Beyond the 'A'
  9. Eye
  10. Goodbye

Vocals, Extended Range Bass - 05ric
Drums, bass and guitar - Gavin
Piano on "Circles" - Gary Sanctuary

新制クリムゾンが半ば頓挫してしまった今、クリムゾンのメンバー、と言って良いのか悪いのかわからなくなってしまったハリソンによるプロジェクトの第2弾。
テクニカルなバックに時折爆音や美メロが絡む、というパターンはいいかげん凡庸で、ファーストとの差異は殆どない。 これがハリソンのやりたい音楽なのだろうか。自らの名前を冠しているものの疑問が大いに残る。
クリムゾンが順調に活動を続けていれば来日もかない、ハリソンのインタビューで音楽遍歴等を確認することができたかもしれない。 クリムゾンの活動停止が返す返す残念である。
(追加:2009年7月25日)

 

2011

The Man Who Sold Himself : Gavin Harrison & 05Ric

  1. Prize
  2. Identitas
  3. The Man Who Sold Himself
  4. Own
  5. Body Temple
  6. 107
  7. Wherewithal
  8. Awake
  9. Illusion
  10. Way

05Ric - vocals, Touch Guitars
Gavin - Drums, bass and guitar
Piano keyboards by Gary Sanctuary on " Prize "

Gavin Harrison & 05Ric の新作。
クリムゾンとしての対外活動が2008年のライヴだけで終わってしまっているだけに、ハリソンのことを元キング・クリムゾンと位置づけて良いのかどうかわからなくなってしまっている。 開封前の本作品貼りつけてあったシールにも、 「 Gavin Harrison ( Porcupine Tree ) 」 とだけ記載されており、クリムゾンについては触れられていない。 ハリソンにとって、クリムゾンでのライヴは黒歴史なのだろうか? だとしたら悲しい。
作品自体、前作までと大きな方向性の違いはなく、クリムゾンのファンの嗜好と被るところは少ない。
(追加:2012年3月10日)
念の為。 2014年以降のキング・クリムゾンの Lineup 8 において、ハリソンはパーマネント・メンバーとして参加しています。
(追加:2022年3月10日)

 

2020

Chemical Reaction : Gavin Harrison, Antoine Fafard

  1. Transmutation Circle
        Gavin Harrison : drums and marimba
        Antoine Fafard : fretted 6-string electric bass
        Maria Grig : violins and viola
        Jonathan Gerstner : cello
  2. Atonic Water
        Gavin Harrison : drums and marimba
        Antoine Fafard : fretted 8-string electric bass
        Maria Grig : violins and violas
        Jonathan Gerstner : cello/li>
  3. Vision Of A Lost Orbit
        Gavin Harrison : drums and marimba
        Antoine Fafard : fretted 6-string electric bass
        Maria Grig : violins and viola
        Jonathan Gerstner : cello
  4. Pair Of A Perfect Four
        Gavin Harrison : drums and marimba
        Antoine Fafard : fretted 8-string electric bass
        Maria Grig : violins and violas
        Jonathan Gerstner : cello
  5. Proto Mundi
        Gavin Harrison : drums and marimba
        Antoine Fafard : fretted 6-string electric bass
        Maria Grig : violins and violas
        Jonathan Gerstner : cello
  6. Singular Quartz
        Gavin Harrison : drums
        Antoine Fafard : fretted 8-string electric bass
        Jerry Goodman : acoustic and electronic violin
        Jonathan Gerstner : cello
        Reinaldo Ocando : marimba and vibraphone
  7. Holding Back The Clock
        Gavin Harrison : drums
        Antoine Fafard : fretted and fretless 6-string electric bass
        Janáček Philharmonic Orchestra, conducted by Anthony Armore
  8. Chemical Reaction
        Gavin Harrison : drums
        Antoine Fafard : fretted 6-string electric bass
        Janáček Philharmonic Orchestra, conducted by Anthony Armore

Produced by Gavin Harrison and Antoine Fafard

ギャヴィン・ハリソンとアントワーヌ・ファファール名義による作品。
アントワーヌ・ファファールは、サイモン・フィリップス、チャド・ワッカーマン、テリー・ボジオ、デイヴ・ウェックル、そしてギャヴィン・ハリソンという豪華ドラマーが参加しているソロ・アルバムを発表したことがあるカナダ出身のベーシストで、本作品が制作されたのもその経緯があってのことと思われる。
テクニカルなリズム隊と弦楽器という編成は聴く前から期待が高まるのだが、その期待を裏切らない素晴らしい内容である。 複雑なリズムの上に弦楽器が旋律を奏でたり、リズム隊と弦楽器がユニゾンで演奏したりとワクワク感が止まらない。
現行キング・クリムゾンの中でも活動が最も活発で、かつ充実しているのは、もしかしたらギャヴィン・ハリソンかもしれない。
(追加:2022年3月10日)

 

Secrets & Lies : Jakko M Jakszyk

CD
  1. Before I Met You
        Vocals, Guitars & Keyboards - Jakko M Jakszyk
        Drums - Gavin Harrison
  2. The Trouble With Angels
        Vocals, Guitars & Keyboards - Jakko M Jakszyk
        Drums - Gavin Harrison
        Bass - Tony Levin
  3. Fools Mandate
        Vocals, Guitars, Keyboards & Programming - Jakko M Jakszyk
  4. The Rotter's Club Is Closing Down
        Vocals, Guitars & Keyboards - Jakko M Jakszyk
  5. Uncertain Times
        Vocals, Guitars & Keyboards - Jakko M Jakszyk
        Drums - Gavin Harrison
  6. It Would All Make Sense
        Vocals, Guitars & Keyboards - Jakko M Jakszyk
        Drums - Gavin Harrison
  7. Secrets, Lies And Stolen Memories
        Guitars - Jakko M Jakszyk
  8. Under Lock And Key
        Vocals, Guitars &Keyboards - Jakko M Jakszyk
        Drums - Gavin Harrison
        Bass - Tony Levin
        Guitar & Frippertronics - Robert Fripp
  9. The Borders We Traded
        Vocals - Jakko M Jakszyk
        Percussion - Gavin Harrison
  10. Trading Borders
        Low Whistles, Guitars & Keyboards - Jakko M Jakszyk
  11. Separation
        Vocals, Guitars & Keyboards - Jakko M Jakszyk
        Drums - Gavin Harrison
        Bass - Tony Levin
        Saxophones - Mel Collins
        Guitar & Frippertronics - Robert Fripp
DVD Audio content

The album audio presented in:
  1. 48/24 Stereo LPCM
  2. DTS 96/24 5.1 Surround
  3. Dolby AC3 5.1 Surround

Visual Content

  1. The Trouble With Angels
  2. It Would All Make Sense
  3. The Making Of 'The Trouble With Angels'

ジャッコが2020年に発表したソロ・アルバムに、ギャヴィン・ハリソンは全曲に参加している。
(追加:2023年4月10日)