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Exposures - Let The Power Fall, Plus :

 

20   Let The Power Fall, 2021 Remaster, Plus

  1. 1984
  2. 1985
  3. 1986
  4. 1987
  5. 1988
  6. 1989
  7. 1984 ( Single Edit )
  8. 1984 ( Mix 1 )
  9. 1984 ( Mix 2 )

1981年にリリースされた 『 Let The Power Fall 』 を、2021年にリマスターした6曲に、3曲を新しく追加した音源
先ず、オリジナルの 『 Let The Power Fall 』 によれば、6曲の元演奏は以下の通りである。
   ” 1984 ” : 1979年8月4日のバンクーバーのロブソン・スクエアー・シアターでの2曲目。
   ” 1985 ” : 同8月4日の1曲目。
   ” 1986 ” : 同7月30日のバークレイのタワーレコードでの2曲目。
   ” 1987 ” : 同8月6日のバンクーバーのロブソン・スクエアー・シアターでの演奏。
   ” 1988 ” : 同6月22日のミネアポリスのウォーカー・アーツ・センターでの演奏。
   ” 1989 ” : 同7月29日のサンフランシスコのマビュヘイ・ガーデンズでの演奏。
追加の3曲の内、” 1984 ( Single Edit ) ” は、A面が The League Of Gentlemen 名義、B面が Robert Fripp 名義で 1981年にリリースされた、『 Dislocated / 1984 』 のB面である。
” 1984 ( Mix 1 ) ” と ” 1984 ( Mix 2 ) ” は、本BOX制作のために新たに発見された音源でとのこと。 この2曲はベースとなる音源は同じだが、ミックスが異なっている。 オリジナルの 『 Let The Power Fall 』 はループ音が中心だが、この2曲にはギター・ソロが組み合わせれている。

 

21   Washington Square Church, August 1981

  1. Washington Square I
  2. Washington Square II
  3. Washington Square III
  4. Washington Square IV
  5. Washington Square V
  6. Washington Square VI
  7. Washington Square VII
  8. Washington Square VIII
  9. Washington Square IX
  10. Washington Square X
  11. Washington Square XI

Mixed and produced from the original 1/4" reel to reel tapes by David Singleton 2021. Previously unreleased.

1981年8月のワシントン・スクエア・チャーチでのフリッパートロニクス演奏を収録した作品。 全曲ループ音+ギター・ソロという構成になっている。
フリップは1981年7月から8月にかけてワシントン・スクエア・チャーチにて6日間8公演を行い、その内8月には2日4公演を行っている。 ただここに収録されている11曲はなんなのかと考えると判らなくなってくる。 検討すべき条件を挙げると以下の通りで回答が見いだせない
① DGM Live の8月の2日4公演に収録されているループ音+ギター・ソロ音源の曲数は7曲しかない
② DGM Live の音源はアレックス・マンディがミックスしているはずであるが、本作品はデヴィッド・シングルトンが新たにミックスをしている
③ DGM Live のループ音+ギター・ソロ音源は Quarter Inch Reel(ループ音) And Bootleg(ここからソロ音源を抽出) が殆どである
④ 一方この2公演はソロ音源があるにもかかわらず Quarter Inch Reel To Reel Tapes とクレジットされている

個々の楽曲にクレジットが無いこと、そして 『 Exposure 』 には録音データの欠落とミスが多いこと、そして上記条件から推測ができないことを踏まえ、本作品は「1981年にワシントン・スクエア・チャーチで行われた音源を元に、デヴィッド・シングルトンが新たにミックスを施した作品」というのが現段階での落とし所だと思う。

(追加:2022年10月10日)