現旧メンバーがスタジオでレコーディングした楽曲は含む。
現旧メンバーがソロ、バンド、客演でライヴで演奏した楽曲は含まない。
クリムゾンの元タイトルから全く異なったタイトルになっているものや、そもそもカヴァーだとクレジットされていない楽曲は含む。
1970
Anywhere : Flower Travellin' Band
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Hideki Ishima ( Guitar )
Jun Kozuki ( Bass Guitar )
Joji Wada ( Drums )
Joe ( Vocal )
フラワー・トラベリン・バンドによる、日本最初期のカヴァー。
インスト・パートを徹底的に引き伸ばした、暑苦しい(褒め言葉)までの演奏。
(追加:2013年8月25日)
1971
Absolutely Live 1971-1978 : Premiata Forneria Marconi
Disc 1 The Beginning / 1971-1972 " Italian Tour"
Disc 2 The American Experience / 1974 " The World Became THe World" Tour Disc 3 The European Experiencd / 1976 " Chocolate Kings " Tour Disc 4 Contaminazioni / 1977-1978 " Jet Lag Tour - Passpartu Tour" |
Franco Mussida : Chitarra Elettrica & Acustica, Voce
Flavio Premoli : Tastiere ( Organ Hammondo, Mini Moog, Piano Acustico Vericale, Mellotron )-Voce
Mauro Pagani : Violin, Flauto
Franz Di Cioccio : Batteria e Percussioni-Voce
Registrato a : Club " Carta Vetrata ", Bollate (MI), Italia Octobre 1971
PFMがワールド・ワイドでメジャーになった時期のライヴ音源。
” 21st Century Schizoid Man ” は、パガーニがメチャクチャなまでにソロを弾きまくることを期待したのだが、意外に忠実なコピー。
” Pictures Of A City ” は、原曲に追加されているメロトロンの演奏が格好良い。
(追加:2014年7月25日)
(変更:2023年9月10日)
1972
ザ・ピーナッツ・オン・ステージ : ザ・ピーナッツ
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コーラス : ZOO, RUMBLERS
演奏 : 高橋達也と東京ユニオン
E.Guitar : 山本とおる
司会 : 岸部シロー
録音 : 民音ステージ(S47.8.17 厚生年金ホール、S47.8.19 文京公会堂にて収録)
ピーナッツのヴォーカル、コーラスの上手さが最良な形で提供されった名盤である。
キング・クリムゾンの ” Epitaph ”、ユーライア・ヒープの ” Look At Yourself ” という選曲とピーナッツのファン層との合致度は知りようもないが、内容の素晴らしさに圧倒される。
” Epitaph ” のサビのパートでのハモリのハモリの巧さは、ただただ絶品である。
(追加:2013年4月25日)
(変更:2023年9月10日)
1974
スーパー・プレゼント '74 : フォーリーブス
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フォーリーブスの 『 スーパー・プレゼント '74 』 。
1972年に発売された 『 スーパー・プレゼント 』 がカヴァー集であったのに対し、本作はカヴァーとオリジナル楽曲で構成されている。
そのカヴァーの中に北公次が日本語歌詞で唄う ” エピタフ ” が含まれている。 オリジナルに寄せた演奏で、特にイントロ・パートでのレスポールのフロント・ピックアップを使ったであろう音色はがんばっていると思う。
(追加:2023年9月10日)
1975
ジャンプ・オン・ステージ : あいざき進也
演奏 : M.M.P ( ミュージック・メイツ・プレイヤーズ )
keyboards : 渡辺茂樹 ( Chorus )
Drums : 河内章一
E.Guitar : 西村コージ ( Chorus )
E.Bass : 宮本博敏
Percussions : 菅原由起
First Pet : 兼崎順一
Second Pet : 新田一郎 ( Chorus )
Sax : 片山鉱二
あいざき進也が1975年に行ったツアー「JUMP ON STAGE PART Ⅱ」からのライヴ・アルバム。
レコードに針を下ろすと短い歓声のあと ” ザ・コート・オブ・ザ・クリムゾン・キング ” が始まる。 インスト・パートは思いっきりカットされているが、アレンジはオリジナルに忠実で、日本語での歌唱を含め聴き応えはある。
当時のファンが前半の洋楽カヴァーをどのように捉えていたのか判らないが、演奏/アレンジとも良いと思う。
(追加:2023年9月10日)
1976
宝塚歌劇団花組公演 ミュージカル・ファンタジー ビューティフル・ピープル
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宝塚の花組による 『ビューティフル・ピープル』 のサウンドトラック。
熱狂的なファンの方がいる宝塚について私は全くの門外漢なので、この 『ビューティフル・ピープル』 が宝塚の中でどのように位置づけられている作品なのか全く判らないが、所謂ロックの楽曲がふんだんに取り入れられたショーだったのだと思う。
” Cat Food ” がキース・ティペットのピアノ・パートも含めアレンジはそのままに採用されているのだが、「Catfood, catfood, catfood」が「Ok, Ok,Ok」と置き換えられた歌詞は原曲とは全く関連性が無い。
(追加:2023年9月10日)
1977
ライヴ Vol.4 : まどろみ(美狂乱)
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須磨邦雄 : Guitar, Voice
吉永伸二 : Bass, Voice
長沢正昭 : Drums
with Friends
Recorded live at somewhere in Shizuoka, 1977
美狂乱が まどろみ と名乗っていた頃のライヴ・アルバム。
余計な解釈は施していない正統派のカヴァーである。 オリジナリティが無いのではない、キング・クリムゾンに対する思いに溢れた作品である。
ヴォーカル・パートに多少無理はありものの、甘くて太いギターのトーンが秀逸である。
(追加:2013年5月10日)
(変更:2023年9月10日)
1978
キャンディーズ ファイナル・カーニバル プラス・ワン : キャンディーズ
1. OPEN SESAME / 2. JUPITER / 3. DO IT ( USE YOUR MIND ) / 4. PLAY THAT FUNKY MUSIC / 5. FANTASY / 6. GOING IN CIRCLES 7. キャンディーズ / 8. 恋のあやつり人形 / 9. ハート泥棒 / 10. キャンディ・ツイスト / 11. IT'S VAIN TRY TO LOVE YOU AGAIN / 12. 買い物ブギ / 13. アンティックドール / 14. 午前零時の湘南道路 15. SUPER CANDIES / 16. ハートのエースが出てこない / 17. その気にさせないで / 18. 危い土曜日 / 19. アン・ドゥ・トロワ / 20. わな / 21. 哀愁のシンフォニー / 22. 悲しいため息 23. 微笑がえし / 24. 年下の男の子 / 25. 春一番 / 26. ダンシング・ジャンピング・ラブ / 27. つばさ 28. 微笑がえし / 29. インスピレーション・ゲーム / 30. 100%ピュア・レディ / 31. わな / 32. かーてん・こーる / 33. グッド・バイ・タイムス 34. さよならキャンディーズ / 35. STOP! / 36. いけない人 / 37. へそ曲がり / 38. SEXY / 39. 土曜日の夜 |
CANDIES
RAN Ito
MIKI FUJIMURA
YOSHIKO TANAKA
MUSICIANS
MMP
Keyboards SHIGEKI WATANABE
E.Bass NAOKI WATANABE
E.Guitar SHINJI NISHI, NAOKI YAMADA
Drums SATOSHI OJI
Percussion YUKI SUGAWARA
Woods KOJI KATAYAMA
Trumpet Trombone MASAHIRO KOBAYASHI
Side Vocal SHUICHI SHIBASAKI
With HIROYUKI HOSOYA, HARUTAKA NAMETA, AKIRA TAKATSUGI
HORN SPECTRUM
Trumpet Trombone ICHIRO NITTA
Trumpet JUNICHI KANEZAKI
T.Sax S.Sax SATOSHI NAKAMURA
日本最高峰の女性コーラス・グループ、キャンディーズの解散コンサートを収録した作品。
突然の解散発表からこの解散コンサート迄については多くのところで語られているし、ドキュメンタリー番組も作成されているので、機会あれば是非確認してもらいたい。 そうすると何故キャンディーズが洋楽カヴァーにこだわったのかもよく判ると思う。
レコードで言うところのA面全てが洋楽カヴァーで占められており、” GOING IN CIRCLES ” の中に ” Epitaph ” が差し込まれている。 ただ残念なのは演奏のみのため、キャンディーズが唄うキング・クリムゾンという奇跡のマッチングにはなっていない。
(追加:2023年9月10日)
1979
Harder... Faster : April Wine
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カナダのヘヴィメタル・バンド、エイプリール・ワインによるカヴァー。
カヴァー曲を積極的に聴き始めてから、機材に頼ったインダストリアル系の重いカヴァーに辟易することが多い一方、70年台終わりに生演奏でカヴァーした結果少し軽くなってしまった本テイクの方が好き。
(追加:2013年6月25日)
Big Game '79 Hideki : 西城秀樹
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唄 西城秀樹
演奏 鈴木武久とアルバトロス
コーラス シュガーズ、ミュージクレイヨン
24th, August, 1979 at Korakuen Stadium
数多いクリムゾンのカヴァーの中でも、完成度の高い作品である。
悪天候の後楽園球場(当然ドームではない)で行われたライヴ盤で、間奏部分で鳴り響く雷鳴が劇的である。この雷鳴のタイミングは素晴らしく、偶然だとしたら神がかりだし、編集によるものだとしてもそのセンスは歴史に名を残すことができる。
本人さえその気になってくれていれば、エピタフ西城という呼称を思いのままに使えたはずである。
(追加:2013年4月25日)
1982
Future Force : Eastern Orbit
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Yuki Nakajima ( Keyboard, OBXa, Moog Liberation )
JJ ( John Joseph Patterson - Hiroto Arasaki ) ( Lead Vocal )
Isamu Tada ( Guitar )
Chibi ( Eiichi Miyanaga ) ( Drums )
Dave Ito ( Electric Bass )
Heavy Metal Army からバンド名を変更した Eastern Orbit の作品。
コンセプト・アルバムのラストに収録されており、アルバム冒頭からしっかりと聴くと、Epitaph の必然性が感じられるから不思議。
(追加:2013年11月25日)
美狂乱 : 美狂乱
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美狂乱
須磨邦雄 Guitar, Voice
白鳥正英 Basss
長沢正昭 Drums, Percussion
客員
中西俊博 Violin
中島優貴 Keyboards
日本が世界に誇るプログレ・バンド、美狂乱のファースト。
1曲目の ” 二重人格 ” のイントロに、” 太陽と戦慄パート1 ” のイントロ・パートのカヴァーが短時間挿入されている。
(追加:2013年8月10日)
1989
les enfants
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洋楽楽曲をインスト・カヴァーした楽曲群によるアルバム。
日本唯一の(HPより)ジャンプ・ブルース・バンドである吾妻光良 & The Swinging Boppersによる ” The Court
Of The Crimson King ” が収録されているのだが、楽曲そのものよりもラストの「クリムゾン・キング!、クリムゾン・キング!、クリムゾン・キング!、ゴゴッゴー!」のコーラスに脱力してしまう。
(追加:2013年5月10日)
(変更:2023年9月10日)
1990
Young Lions : Adrian Belew
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Instruments and vocals by Adrian Belew
With David Bowie vocals on "Gunman" and duet on "Pretty Pink Rose"
The voice of The Prophet Omega on "I Am What I Am"
Van Kampen percussion ensemble on "Young Lions"
Van Kampen is : Willem Van Kruysdijk, Mies Wilbrink, Dree Van Beeck and Ellen Gieles
Mike Barnett string bass on "Phone Call From The Moon"
エイドリアン・ブリューの人の良さが、ポピュラリティの方向に最大に振れた傑作ヴォーカル・アルバム。
デヴィッド・ボウイの Sound + Vision Tour に参加したことで、そのボウイがゲスト参加しているが、何よりもブリューのギターとヴォーカルが良い。
キング・クリムゾンの ” Heartbeat ” をセルフ・カヴァーしているのだが、ヴォーカルは落ち着いているし原曲とは異なるギター・ソロがは只管格好良い。
(追加:2023年9月10日)
1992
Cocobat Crunch : Cocobat
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腰を抜かしてしまうほどインパクトのある Cocobat のファースト。
” 21st, Century Schizoid Man ” も ” Starless ” も奇をてらわず、正攻法でのカヴァーである。
特に ” 21st, Century Schizoid Man ” は素晴らしく、 それだけにユニゾン・パートもカヴァーされていたら更に興奮したかも。
(追加:2013年5月10日)
(変更:2023年9月10日)
Mind Fruit : Opus III
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イギリスのテクノ・ユニット Opus III による、ハイパーなカヴァー。
キング・クリムゾンの楽曲をハイパーにカヴァーしようと思った時に、多分その選択肢から一番外れるだろう ” I Talk To Thw Wind ” を選ぶセンスが先ず秀逸である。 そしてハイパーでありながら、サビのパートでの原曲をリスペクトしたと思えるメロディの絡めているところも良い。
イアン・マクドナルドのフルートのサンプリングもツボを抑えている。
(追加:2013年4月10日)
(変更:2023年9月10日)
I Talk To The Wind : Opus III
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前述の Opus III による ” I Talk To The Wind ” の CD-Single。
1分程度短くした edit と、1分程度長くした 12" extended mix を収録している。
(追加:2023年9月10日)
アジポン : 爆風スランプ
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サンプラザ中野(ボーカル)
パッパラー河合(ギター・コーラス)
バーベQ和佐田(ベース・コーラス)
ファンキー末吉(ドラム・コーラス・ヴォーカル「愉快な趙さん」)
アジアとニッポン、をテーマにした作品。
” 21st Century Schizoid Man ” のヴォーカル・パートにオリジナル日本語歌詞を載せた楽曲
(追加:2016年2月10日)
(変更:2023年9月10日)
1993
The Return Of The Manticore : Emerson, Lake & Palmer
Disc One
Disc Two Disc Three Disc Four |
ボックス黎明期にリリースされた EL&P の4枚組ボックス。
アウトテイク代わりにメンバーが過去に所属したバンドを含めた旧曲の新録を入れるという斬新な手法が選択された結果、” 21st Century Schizoid Man ” が採用されている。
ただインストパートは大きく割愛され、ラストは EL&P らしい無理やりな盛り上げとともに終了する。
(追加:2023年9月10日)
こわれるくらい抱きしめたい : 高嶋政宏
プログレ文化遺産である。
高嶋政宏さんがいなければ、この ” STARLESS ” がリリースされなければ、今日TVで「キング・クリムゾン」という単語が放送される機会はもっと少なかったはずである。
(追加:2023年9月10日)
1994
Soul Of A Man Al Kooper Live : Al Kooper
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アル・クーパーが1994年にニューヨークで行ったライヴを収録した作品。
エイドリアン・ブルースの曲だと紹介されて演奏されるのは ” Heartbeat ”。もちろん名前を間違えた訳では無い。
演奏するのが難しいとか、エイドリアン・ブルースはナッツだとか色々言いながらも、ヴォーカル・ナンバーとしても魅力をしっかりと表現している。
(追加:2023年9月10日)
HIDE OUR PSYCHOMMUNITY : hide
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hide : Vocal &Guitar
RAN : Guitar ( From Twinzer )
PATA : Guitar
CHIROLYN : Bass
JOE : Drums
D.I.E. : Keyboards & Noize Guitar
I.N.A. : Manipulator & Percussion
1994.4.10 YOKOHAMA ARENA
hide が傑作 『 HIDE YOUR FACE 』 リリース後に行ったツアーから、横浜アリーナでのライヴを収録した作品。
『 HIDE YOUR FACE 』 収録の ” BLUE SKY COMPLEX ” の前後に ” 21世紀の精神異常者 ” が演奏されている。
ちなみに私のCDだとトラック・ナンバーは6曲目ではなく8曲目。
(追加:2023年9月10日)
ZERO : 高嶋政宏
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シングル 『 こわれるくらい抱きしめたい 』 の翌年にリリースされた高嶋政宏さんのアルバム。
同シングルに収録された ” STARLESS ” と比較すると、イントロが若干長めになっている。
なお、『 こわれるくらい抱きしめたい 』 と本作に御本人にサインしてもらったのは私の自慢です。
(追加:2013年5月10日)
(変更:2023年9月10日)
1995
The Acoustic : Adrian Belew
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Performed and Produced by Adrian Belew
ブリューのアコースティック・ソロ・アルバムで、ソロをを中心に自作曲を再演している。
クリムゾンの楽曲からは順当に ” Matte Kudasai ” が選ばれているのだが、他の曲と同じくやたら上手いアコースティック・ギターとのアンバランスさが魅力である。
(追加:2023年9月10日)
1996
DECO : 西村雅彦
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役者さんが人気がある時期にリリースしたCDに、” 21st Century Schizoid Man ” が前後にわけたカヴァーが収録されている。
(追加:2015年9月10日)
1997
Schizoid Dimension A Tribute to King Crimson
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特定のバンドのトリビュート・アルバムのリリースが流行った時にリリースされたキング・クリムゾンのカヴァー楽曲集。
この分野はその後ビリー・シャーウッドが雑に進出して、そこそこ以上に著名なミュージシャンも参加するようになるのだが、この頃は未だ聞いたこともないバンドが参加していたりする。 ただ楽曲の平均的完成度はこの頃とビリー・シャーウッド以降も変わりない。 著名なミュージシャンが参加しても完成度が変わらないのはシャーウッドの取りまとめ能力なのか、それともシャーウッドが演奏に参加したことが原因なのか、多分両方に起因しているように思える。
本作品も平均的完成度は高くないが、玉石混淆状態なのではなくおしなべて平均以下のカヴァー楽曲集である。
(追加:2013年5月25日)
(変更:2023年9月10日)
Belewprints The Acoustic Adrian Belew Volume Two : Adrian Belew
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タイトルとは異なり殆どの楽曲が一人多重録音によるエイドリアン・ブリューのセルフ・カヴァー作品。
ただクリムゾンの楽曲である ” Cage ” と ” Dinosaur ” はアコースティック・カヴァーとなっている。 『 VROOOM 』 後の選曲となると、やはりこの2曲になるのか。
(追加:2023年 9月10日)
Exiles : David Cross
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デヴィッド・クロスが真正面から取り組んだクリムゾン・カヴァー。
ウェットンに客演してもらったのはナイスだとおもうが、ヴァイオリン・ソロ前のギター・ソロはもう少し何とかならなかったのだろうか。
(追加:2013年6月25日)
1999
Action Harp Play Set : Park Stickney
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Park Stickney, harp
also featuring :
Erik Della Penna, guitar, voice ( 3, 5 )
Ian McDonald, guitar ( 7 )
Rich Rosenzweig, drums ( 10 )
Darren Solomon, bass (10 )
ジャズ・ハープ奏者によるカヴァー。 サンプル・キーボード黎明期に流行ったようなカヴァー・パターンを生ハープで行なっていることがミソか。
マクドナルドがギターでゲスト参加してる。
(追加:2013年4月10日)
Best Of Lana Lane 1995-1999 : Lana Lane
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Lana Lane : Lead Vocals
Don Schiff : NS / Stick
Tommy Amato : Drums
Neil Citron : Electric Guitar, Harmony Vocals
Mark McCrite : Acoustic Guitar, Harmony Vocals
Erik Norlander : Mellotron And Fairlight Samples played from Alesis Synthesizers, Minimoog.
Recorded Live At Club Quattro, Tokyo, Japan on 20 APril 1999.
シンフォニック系の女性ヴォーカリスト、ラナ・レインのベスト・アルバム。 日本盤のボーナス・トラックとして、日本で行われたライヴでの ” In The Court Of The Crimson ” のカヴァーが収録されている。
メタル半分、シンフォニック半分の演奏に女性ヴォーカルが絡む。
(追加:2014年1月25日)
(追加:2023年9月10日)
Stand Proud! II : 柴田直人
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Anthem の柴田直人によるカヴァー集。
もう堪らない選曲である。 しかも個々の楽曲、バンドに対するリスペクトを感じられる内容である。 一流の楽曲を一流のミュージシャンが真摯にカヴァーすると、正に本作品のようになるのだと思う。
クリムゾンに対する私の贔屓目を差っ引いても ” Starless ” の素晴らしさは際立っているが、バドカンの ” Ready For Love ”、UKの ” Nothing To Lose ” も聴いているとワクワクしてくる。
(追加:2013年5月10日)
(変更:2023年9月10日)
2000
Pallaschtom : Ruins
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Yoshida Tatsuya drums and vocals
Sasaki HIsashi bass and vocals
2分30秒の中にプログレ・カバー40曲弱のぶち込んだ、Ruins によるカヴァー。 クリムゾンの楽曲としては ” Red ”、” Starless And Bible Black ( Starless? )”、” 21st Century Schizoid Man ”、そして ” Larks' Tongues In Aspic Part One ” が収録されている。
Ruins 以外の何者でもない Ruins による音、でもクリムゾン。 秀逸な楽曲である。
(追加:2013年12月10日)
(変更:2023年9月10日)
2001
Killing Ground : Saxon
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Biff Byford ' Vocals
Nibbs Carter ' Bass
Doug Scarratt ' Guitar
Paul Quinn ' Guitars
Fritz Radow ' Drums
NWOHM勃興時から活動しているサクソンの作品で、” In The Court Of The Crimson King ” のカヴァーを収録している。
アメリカでのコマーシャルな活動が上手くいかずドイツを中心に活動していた時期の作品らしいが、私のような 『 Denim And Leather 』 時期しか知らないリスナーには充分楽しめる作品である。
” Court Of The Crimson King ” でのヴォーカル・パートでのバックのギターリフや、いかにもヘヴィ・メタルといったギター・ソロも格好良く、オリジナルのアレンジから逸脱したことで成功している。
(追加:2013年5月10日)
(変更:2023年9月10日)
2002
Keyboard Triangle II : Gerard
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TOSHIO "Eddie" EGAWA Keyboards
ATSUMI "Jhon" HASEGAWA Bass, Chours
Masuhiro "Terry" GOTO Drums, Percussions, Vocals
ジェラルドによるプログレ・カヴァー・アルバム。
ギターのリフが中心の楽曲をギターレスで取り組む発想と、その演奏の凄さが素晴らしい。
” 21st Century Schizoid Man ” では、インスト・パートが只管格好良いキーボードのソロに置き換わっている。
” Larks' Tongues In Aspic Part Two ” ではミュ ーアのパーカッションっぽい音にも取り組む小技も嬉しい。
(追加:2013年7月25日)
(変更:2023年9月10日)
2004
The Letters An Unconventional Italian Guide To King Crimson
CD One - Virtuous Circle (Including: Entry Of The Chameleons)
CD Two - When I Say Stop, Continue ( including : no photo, no recording, nono smoking )
1974 EP - This Night Wounds Time
イタリアで編集されたキング・クリムゾンのカヴァー集。 聞いたことの無いバンド/ミュージシャンばかりなのは私の勉強不足が原因なのだが、多分イタリアでの活動を主としている人達なのだと思う。
総じて 『 Schizoid Dimension A Tribute to King Crimson 』 より内容が良い。 投げやりな盛り上げをしたり中途半端なインダストリアルに走ったりせず、クリムゾンに対する愛を感じることができる。
好みは分かれると思うが、個人的には以下に惹かれた。
Stefano Bollani による ” Frame By Frame ” はピアノ・ソロによるカヴァー。 フリップとブリューによるギターのカッティングとシーケンシャル・フレーズの絡みや、拍子が異なるシーケンシャル・フレーズを両手で再現するテクニカルな演奏にも驚くが、時折差し込まれるオリジナルのメロディの表情豊かなところも良い。
Greenwall による ” Larks' Tongues In Aspic Part 1 ” は、” Walking On Air ” から始まり事前な流れで ” LTIA I ” へと展開する。 女性ヴォーカルがインスト・パートを担ったり、オーソドックスにカヴァーするパートとアレンジを加えたパートが交互したりと、スリリングな展開が素晴らしい。
(追加:2023年9月10日)
2005
King Crimson Songbook Volume One : The Crimson Jazz Trio
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Jody Nardone - acoustic grand piano
Tim Landers - fretless bass guitar
Ian Wallace - drumset
イアン・ウォーレスが仕切るクリムゾン・ジャズ・トリオによるカヴァー集。
正統派である。 勢い一発の企画モノでもないし、ジャズ・フォーマットの演奏もオーソドックスは内容である。 この時期ウォーレスは傑作ソロ・アルバム 『 Happiness with minimal side effects 』 や、Fission Trip として完成度抜群の作品をリリースしており、正に最盛期であった。 そんな時期に取り組んだ作品だけに悪いはずがない。
ただ完璧すぎて息詰まるところもあり、” Cat Food ” に挿入される犬の鳴きマネにホッとさせられる。
(追加:2013年5月25日)
(変更:2023年9月10日)
COVERS : FAYRAY
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Bass : Shahzad Ismaily
Keyboards : Thomas Barlett
Floor Drumset : Dougie Bowne
Bass Clarinet : Doug Wisseiman
Acoustic Guitars : Sean Lennon
選曲が渋めのカヴァー・アルバムからの1曲で、雰囲気たっぷりと唄い上げられる。
クリムゾンが好きだったパートナーが、ある日突然、「自分らしく」とか「ナチュラル」とか言い出したら、このカヴァー・ヴァージョンあたりから徐々にクリムゾン復帰させていけば良いと思う。
(追加:2013年4月25日)
(変更:2023年9月10日)
Under Cover : Ozzy Osbourne
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Musicians
Ozzy Osbourne - Vocals
Mike Bordin - Drums
Jerry Cantrell - Guitars
Chiris Wyse - Bass
オジー・オズボーンによるロック・カヴァー作品。
総じて原曲以上に、あるいは原曲と異なり重く引きずるような演奏が繰り広げられるのだが、ギターやキーボードのアレンジが凡庸なのが残念である。 ただその結果オジーのヴォーカルの存在感が際立っており、これが意図的なだとしたら見事な戦略だと思う。
演奏パートがクローズ・アップされがちな ” 21st Century Schizoid Man ” も、キャラが立っているオジーのヴォーカル曲としてまとまっている。 尚、本曲でのギター・ソロはロバート・ランドルフが演奏している。
(追加:2013年4月10日)
(変更:2023年9月10日)
In Season : Seasons
CD
DVD
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林こずえ(ヴァイオリン/リーダー)
河村舞子(ヴァイオリン)
友田俊(ヴィオラ)
古川淑惠(チェロ/ミユージック・ディレクター)
磯島藍(ピアノ、キーボード)
企画した側の底の浅さが悪目立ちしている作品。 「音楽のカジュアル化を目指してデビュー、ヴィヴァルディからクイーンまで」というキャッチ・フレーズが付けてあるのだが、粗雑なことをカジュアルと捉えているとしか思えない。 音大で学んだ各メンバーが本当にやりたかった作品なのか疑問が残る。
映像作品も残されている ” 21st Century Schizoid Man ” では、本人達の趣味とは思えない服装とヘア・メイクを施されていて、流石に可哀想になってくる。
(追加:2013年6月10日)
(変更:2023年9月10日)
2009
King Crimson Songbook Volume 2 : Crimson Jazz Trio with special guest Mel Collins
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Ian Wallace - drumset
Jody Nardone - acoustic grand piano and vocals
Tim Landers - fretless and acoustic bass
Mel Collins - soprano and alto saxophone
クリムゾン・ジャズ・トリオとしての2作目も作品。
オリジナルを含めた ” Islands Suite ” が一番の聴きどころなのだが、本曲に限らずメル・コリンズが参加している楽曲の出来具合が良い。
(追加:2013年9月10日)
(変更:2023年9月10日)
Black Clouds & Silver Linings : Dream Theater
Disc One Black Clouds & Silver Linings
Disc Two ( Bonus Disc ) Uncovered 2008/2009
Disc Three ( Bonus Disc ) Black Clouds & Silver Linings ( Instrumental Mix ) |
James LaBrie Vocals
John Myung Bass
John Petrucci Guitar and Vocals
Mike Portnoy Drums, Percussion and Vocals
Jordan Rudess Keyboards and Continuum
ガチな人達が、ガチに取り組んだカヴァー。 ” Larks Tongues In Aspic Pt.2 ” もガチにカヴァーされている。
通常盤には収録されておらず、3CDのスペシャル盤の中の「Uncovered 2008/2009」の1曲として収録されている。
(追加:2013年7月25日)
21st Century Schizoid Man : The Human Experimente
feat. Robert Fripp, Maynard Keenan, Jeff Fayman
フリップがゲスト参加している珍しいカヴァー。 インダストリアル・プログレといった曲調。 長さがちょっと短いだけの Radio Edit も収録されている。
ダウンロード販売オンリーでリリースされたが、今では販売しているサイトも見つけられない。 フィジカル・メディアと違って中古という概念が無いのが、デジタル・リリース作品の問題だと思う。
(追加:2013年4月10日)
(修正:2023年9月10日)
2012
A La Recherche Du Roi Frippe : Mederic Collignon & le Jus de Bocse
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le Jus de Bocse
Médéric Collignon cornet / vox / B3 / effects / percussions / arrangements / compositions
Frank Woeste Fender Rhodes / effects / B3
Frédéric Chiffoleau contrebasse / basse électrique
Philippe Gleizes batterie
Youri Bessiéres violin
Anne Le Pape violin
Olivier Bartissol alto
Valentin Ceccaldi violoncelle
Widad Abdessemed violin 1
Marius Pibarot violin 2
Cécile Pruvot alto
Matias Riquilme violoncelle
コルネット奏者 Mederic Collignon を中心にしたクリムゾンのカヴァー・アルバム。
メイン・インスツルメントはそのコルネットとゲストによる弦楽器が担っているが、本来相性の良いはずの楽曲は外され、ヘヴィな楽曲が選ばれている。
原曲に忠実なカヴァーとオリジナルなパートが多くを占めのと2つのパターンに大別できるのだが、忠実/オリジナルにかかわらず総じてゲストの弦楽奏者が入っていない方が個人的には好みである。
(追加:2013年5月25日)
(変更:2023年9月10日)
21st Century Non-Schizoid Men : Morgaua Quartet
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荒井英治(第1ヴァイオリン)
戸澤哲夫(第2ヴァイオリン)
小野富士(ヴィオラ)
藤森亮一(チェロ)
日本が世界に誇るべきプログレ・バンド、モルゴーア・クァルテットによるプログレ楽曲を中心としたカヴァー集。
1曲目と最終曲がクリムゾンなのは、プログレはクリムゾンに始まりクリムゾンに終わるというモルゴーア・クァルテットの意思表示だ、というのは私の勝手な解釈なのだが、意図的な配置であったら嬉しい。
” 21st Century Schizoid Man ” では、フリップのギター・ソロのパート、全員でのユニゾン・パートと、聴く側が期待するツボを見事に再現している。
” Starless ” もまた見事で、ジョン・ウェットンのヴォーカルをマッシュアップさせたテイクを聴きたくなってしまう。
(追加:2014年7月10日)
(変更:2023年9月10日)
2013
Atom Heart Mother is on the Edge : Morgaua Quartet
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荒井英治(第1ヴァイオリン)
戸澤哲夫(第2ヴァイオリン)
小野富士(ヴィオラ)
藤森亮一(チェロ)
モルゴーア・クァルテットがプログレ楽曲に徹したカヴァー集。
アルバム・タイトルからして ” Atom Heart Mother ” と ” Close To The Edge ” がフォーカスされているが、クリムゾンの楽曲も侮れない。
” Red ” はオリジナルに沿ったカヴァーで、楽曲の重厚感が上手く表現されている。
” Peace ~ Fallen Angel including Epitaph ” では ” Peace ” に続いて ” Fallen Angel ” が演奏されるのだが、そのソロ・パートでは ” Peace ” の主旋律が大胆に、そして ” Epitaph ” が僅かに挿入されている。
(追加:2014年6月25日)
(変更:2023年9月10日)
2014
幾歳月 : 中村 中
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演劇での活動も活発となっている中村 中のシングル。
アコースティック・ギターをバックにした ” I Talk To The Wind ” は、ヴォーカルにエコーがかかりすぎているきらいがあるものの、しっかりと唄いこまれた好カヴァーだと思う。
(追加:2023年9月10日)
2020
A Romantic's Guide to King Crimson : The Mastelottos
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マステロット夫妻によるキング・クリムゾンのカヴァー集。
選曲はマステロット在籍時代に限らず幅広く、フリップ、ブルーフォード、ブリューのオリジナル音源がサンプリングしてあったりとバラエティに富んでいる。
クリムゾン・ジャズ・トリオがオーソドックスなジャズのスタイルをとった一方、本作品はお洒落ジャズ系のアレンジが施されており、どちらが好みか分かれると思う。
(追加:2023年9月10日)
2022
Cavalcovers : Black Midi
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ブラック・ミディがデジタル・リリースした 『 Cavalcovers 』 に ” 21st Century Schizoid Man ” が収録されている。
ヴォーカル・パートを除くと忠実なカヴァーで、ブラック・ミディのオリジナル作品同等の破壊力を期待すると肩透かしにあう。
(追加:2023年9月10日)