2011
Fallen : Yomanda & Toyah
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DJみたいなことをしているヨマンダという人との共作。
ヴォコーダーの使い方は琴線に触れるのだが、総じて80年代の Pet Shop Boys
の捨て曲のような楽曲である。
(追加:2013年7月25日)
21st Century Supersister : Toyah
トーヤが出演した 『
The Power To Three 』
という映画にに使われた曲。ハイパーだけど泣きのメロディも挿入されるという魅力溢れる曲。
『 In The Court Of The Crimson Queen
』用に録音したデモ・ヴァージョンは、同アルバムの作風とも合致しており、どうせなら収録してほしかった。
(追加:2013年7月25日)
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Toyah Willcox : Vocals
Bill Rieflin :
Bass, percussion, keyboards
Chris Wong : Bass, guitar
Guest Human : Robert Fripp
The Humans
のセカンド・アルバム。 ゲスト・ヒューマンとしてクレジットされているフリップは、The Humans のWebサイト
によれば全曲に参加しているとのこと。
(追加:2011年10月25日)
2012
I Believe In Father Christmas : Toyah
トーヤが1982年に音楽番組でカヴァーした、グレッグ・レイクの楽曲。
2012年にイギリスの 『 The Independent 』 誌が、「
The 50 Best Christmas Songs
」という企画の中で、同曲を24位に選出したことから、シングル・カットされた。
(追加:2013年7月25日)
2013
Winter In Wonderland : Toyah
『 Take The Leap! 』
のダウンロード販売のタイミングに合わせてリリースされた同作からのシングル。
本作品もダウンロード販売となっている。
正直な所、『 Take The Leap! 』
自体は、バックの演奏が粗すぎて好みではないが、コンパクトに纏められた本作品は聴きどころが多い。
”
Angel ( Demo Version ) ” は、編集盤 『 Good Morning Universe
The Very Best Of Toyah 』 にも収録されている。
” Requite Me (
Demo Version ) ” は、Sunday All Over The World
でも演奏された曲である。
(追加:2018年12月10日)
2014
Has God Ceased To Dream You : Toyah
『 Winter In Wonderland 』 と同じく、『 Take A Leap! 』
関連作品としてダウンロード販売された作品。
” Tears For Elie ” 以外は、『
Take A Leap! 』 収録曲のリミックス&ヴォーカル取り直しテイクとなる。
同アルバム自体は、旧曲のリレコーディングと新曲という構成であったが、こうして当時新曲だった曲を聴いていると、格好良い。
旧曲のリレコーディングを収録したのには大人の事情があったのかもしれないが、尺が足りないままでも新曲だけで纏めていれば、もっと評価は高かったと思う。
(追加:2018年12月10日)
2017
Nine Hours : Toyah and Peter
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The Lotus Eaters というバンドのピーター・コイルという人とのデュエット作品。
前半はしっとりとしたヴォーカル作品で、後半から強めのギターのリフが絡んでくる。 派手さこそ無いがメロディが美しく、もっときらびやかなアレンジを施せばよは良かったとにとも思うが、そうしなかった所がこのデュエットのこだわりだったのかもしれない。
(追加:2018年12月10日)
2018
Four From Toyah Birthday Edition : Toyah
2018年5月18日、トーヤの60歳の誕生日にリリースされた作品。
トーヤの楽曲には、古き良き時代の洋楽の香りがする。 ミュージック・ヴィデオや MTV 流行する前、『
ミュージック・ライフ 』 誌が洋楽雑誌売上No1だった頃の洋楽である。
バンドとしてのトーヤがデビューした1979年は、洋楽全盛時代の終焉が近づいてきた頃で、エキセントリックな風貌からニュー・ウェイヴの申し子のような売り出し方をされたが、楽曲は一貫してポピュラリティの高い正統派ロックであった。
本作品は、そんなトーヤの魅力が詰まった内容となっている。
音の分離が良くなっていることは大きな違いだが、1981年にトーヤがリリースした同タイトルの EP、『 Four
From Toyah 』 の正に続編である。
(追加:2018年12月10日)
2019
In The Court Of The Crimson Queen : Toyah
ACT I
ACT II
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All Instruments : Simon Darlow
Vocals : Toyah Willcox
Backing vocals by Toyah Willcox & Simon Darlow
Violin on Heal
Ourselves : Alfie Darlow
Narration on Dance In The Hurricane : Robert Fripp
Live drums : Clive Edwards
Drums recorded & additional
programming : Numen Studios, Bob Bryant
2008年にリリースした 『 In The Court Of The Crimson Queen 』 の再編集盤。
同作からの全曲、及び2011年の 『 21st Century Supersister 』 や、2018年の 『 Four From Toyah Birthday Edition 』
からの曲、そして新曲を入れて曲順も替えて構成されている。
10年及ぶ長い期間からの楽曲を集めてはいるが、プロダクションはサイモン・ダーロウという80年代のトーヤの作品にも関わっていた人が一貫して行っている。その結果寄せ集め感は全く無く、80年代の洋楽の香りがプンプンする、良質な作品となっている。
タイトルはクリムゾンだし、ナレーションでフリップが参加していたりで、日本のレコード店では「フリップの妻」との煽りが付いてプログレ・コーナーに並んでいるのも判るが、もっとマスなマーケットを狙って売り込んでも充分成功する作品である。
(追加:2019年7月10日)
2020
Solo : Toyah New!
Minx
1. Soldier Of Fortune, Terrorist Of Love /
2. Don't Fall In Love ( I Said ) /
3. Soul Passing Through Soul /
4. Sympathy /
5. I'll Serve You Well /
6. Over Twenty-One /
7. All In A Rage /
8. Space Between The Sounds /
9. School's Out /
10. World In Action /
11. America For Beginners /
12. Vigilante
Bonus Tracks
13. Snow Covers The Kiss
14. Kiss The Devil
15. Don't Fall In Love ( I Said ) ( Extended Mix )
16. Soul Passing Through Soul ( Extended Mix )
17. World In Action ( Extended Mix )
18. World In Action (Action Mix)
Desire
1. Echo Beach /
2. Moonlight Dancing /
3. Revive The World /
4. The View /
5. Moon Migration /
6. Love's Unkind /
7. Dear Diary /
8. Deadly As A Woman /
9. Goodbye Baby /
10. When A Woman Cries /
11. Desire
Bonus Tracks
12. Echo Beach ( Surf Mix )
13. Plenty
14. Sun Up
15. Re-Entry Into Dance
16. Mesmerised
17. Lion Of Symmetry : Tony Banks
Prostitute
1. Hello /
2. Prostitute /
3. Wife /
4. The Show /
5. Dream House /
6. Homecraft /
7. Obsession /
8. Let The Power Bleed /
9. Restless /
10. Falling To Earth /
11. Jazz Singers In The Trees /
12. Vale Of Evesham /
13. Ghosts In The Universe
Ophelia's Shadow
1. Ophelia's Shadow /
2. The Shaman Says /
3. Brilliant Day /
4. Prospect /
5. Turning Tide /
6. Take What You Will /
7. Ghost Light /
8. The Woman Who Had An Affair With Herself /
9. Homeward /
10. Lords Of The Never Known
Bonus Tracks
11. Harlequin ( Holy Day ) : Kiss Of Reality
12. Broken Special ( The Island )
13. Face The Space ( Vocal Version )
14. Symbiotic
Take The Leap!
1. Now I'm Running /
2. Lust For Love /
3. Invisible Love /
4. Name Of Love /
5. Winter In Wonderland /
6. God Ceases To Dream /
7. IEYA /
8. Waiting /
8. Neon Womb /
9. Elusive Stranger /
10. Our Movie /
11. Thunder In The Mountains /
12. I Wanna Be Free /
13. It's A Mystery
Bonus Tracks
14. Requite Me ( Demo )
15. Invisble Love ( Demo )
16. Waiting ( Alternate Mix )
17. It's A Mystery ( Weybridge Mix )
Rare, Remixed & Revisited
1. Tears For Ellie ( Demo )
2. God Ceases To Dream ( Remix )
3. Poland ( One Day On Earth ) ( Demo )
4. Now I'm Running ( Remix )
5. It's A Mystery ( Whispered Elixir Mix )
6. Lust For Love ( Demo )
7. Angel ( Demo )
8. Rebel Run
9. Good Morning Universe
10. Be Proud, Be Loud ( Be Heard )
11. Desire
12. Obsolete
13. Danced
14. We Are
15. Angel & Me
16. Believe In You ( Demo )
Velvet Lined Shell
1. Every Scar Has A Silver Lining /
2. Velvet Lined Shell /
3. Little Tears Of Love /
4. You're A Miracle /
5. Mother /
6. Troublesome Thing
Bonus Tracks
7. Experience
8. Killing Made Easy
9. In Estonia
10. Fallen
11. Drinking From The Gun
12. Nine Hours
13. America For Beginners ( Nocturne Blue Redux )
14. Step Into The New World
Promo Videos
1. Don't Fall In Love ( I Said )
2. Soul Passing Through Soul
3. Echo Beach
4. Fallen
5. Sensational
Bonus Feature
Interview - Toyah Talks About Her Solo Albums
トーヤのソロ・キャリアを俯瞰したボックス。
力作である。 『 Dreamchild 』 を除いた『 Anthem 』 から 『 Velvet Lined Shell 』 までのアルバムと2010代半ば頃までのアウトテイク、シングル、コラボレーション楽曲を収録、更にはミュージック・ヴィデオと各作品について語るインタビュー映像も収録し、解説とトーヤのコメントを記載した豪華ブックレットまで付いている。
イギリスにおけるトーヤの人気、スティタスは日本からでは想像しがたい程高い。 しっかりとしたこうした作品がリリースされるのも頷ける。 一方日本におけるトーヤの情報はコロナ禍以降の youtube でのフリップとの活動が殆どで、 それ以前のミュージシャン、アクトレスとしての活動情報を入手することは困難であった。 それだけに 『 Desire 』 でのトーヤの葛藤、反骨精神の一言では済まされない程アイデンティティが爆発した 『 Prostitute 』 の背景を本作品を通じて知ることができたのは収穫だったし、それを知った上でこれらの作品に接することができるようになったのが非常に嬉しい。
(追加:2025年7月10日)