1985
Minx : Toyah
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バンドとしての Toyah 解体後、Toyah としてのファースト・ソロ・アルバム。 インディーの
Safari から移籍した CBS傘下の Portrait の意向もあり、徹底的に売れ線を狙った作品。
なのに、チャート上では前作 『 Love Is The Law 』
同程度しか売れなかった。 キャッチーなメロディに、下品過ぎないシンセ、時折挟み込まれるギター・ソロ、ともっと売れても良かったと思う。 トーヤのイギリスでのポジショニングがわからないのが残念だが、ファン入替えの過渡期だったのかもしれない。
ところで、本作に収められた ” I'll Serve You Well ”
なのだが、サビの部分が日本語で「私に任せて」と唄っている。 ちゃんと「私に任せて」と唄っているのだが、歌詞カードには「 WATASHINI
MAKASAPE 」と記載されている。
「私にマカサペ」 なんて言われてたら、ちょっと悲しい。 チェックできるスタッフはいなかったのか。
(追加:2012年8月10日)
1986
Soundtracks : Tony Banks
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Vocals - Toyah
ジェネシスのトニー・バンクスのソロ・アルバム。 『 Quicksilver 』 と 『 Lorca And The Outlaws 』
という2つの映画のサウンドトラックが収録されている。
トーヤが参加しているのは後者の中の1曲 ” Lion Of Symmetry
” で、共作もしている。 7分長のミドル・テンポの大曲で、インスト・パートはさほど多くなく、ほぼトーヤが歌いまくっている。
重苦しくさも感じてしまう曲調ではあるが、トーヤのオリジナルの作品にはないパターンで、可能性を広げたと受け止めることもできる。 クレジットを見ると、トーヤの所属はEGになっており、レーベル側での迷いもあったのかもしれないが、成功を収めたと言えると思う。
(追加:2013年9月25日)
The Lady Or The Tiger? : Toyah And Fripp featuring The League Of Crafty Guitarists
本作品での共演がきっかけで、フリップとトーヤは結婚したといわれている。
トーヤはフランク・R・ストックトン作による物語を、朗読している。
(追加:2010年4月10日)
1987
ノン・クレジットながらフリップが参加している作品。
(追加:2012年11月10日)
1988
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Toyah : vocals, keyboards, guitar, akai. Steve Sidelnyc : drums, percussion, keyboards, akai.
EG
からリリースされたソロ。 プロデュースは本人とトニー・アーノルド。
ドラム音が強調された打ち込み中心の音は、聴き続けるのがちょっと辛い。
ノン・クレジットながら、フリップが参加している。
(追加:2010年4月10日)