1991
Whiplash Boychild : Chris Connelly
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Music Performed By : Chris Connelly
With
Jessica Villines, William Rieflin, Stuart Zechman,
Additional Performers : Jim Marcus, Andy McGregor
Produced By : Chris Connelly And Keith Auerbach
ミニストリー、レヴォルティング・コックス、ピグフェイスと、ビル・リーフリンと活動の機会が多かったクリス・コネリーのファースト・ソロ・アルバム。
インダストリアル系な方向に走り過ぎることはなく、程よくアヴァンギャルド、程よく過激な音をバックにしたヴォーカル曲を中心に構成されており、コネリーによる微妙に揺れるヴォーカルの音程も、曲全体の魅力を増している。
ファースト・アルバムという場で表現したこの音楽が、コネリーの資質なのか、それともその時表現したかったものなのか判らないが、彼が活動してきたバンドの流れで現役で聴いた人は戸惑ったのではないかと思わえる。
(追加:2015年12月24日)
Jesus Built My Hotrod : Ministry
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バットホール・サーファーズのギビー・ハインズをゲスト・ヴォーカルに迎えたミニストリーの爆走チューン。 『 ΚΕΦΑΛΗΞΘ 』
収録テイクより演奏時間が長い分、そのまま破壊力が増している。
” TV Song ” は、『 ΚΕΦΑΛΗΞΘ 』 に収録されている ” TV II ” の元となっている曲。
両曲ともリーフリンは作曲者としてもクレジットされている。
(追加:2014年5月25日)
Welcome to Mexico... Asshole : Pigface
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Bill Rieflin
ピッグフェイスのライヴ・アルバム。
ファースト・アルバムをリリースした勢いそのままで収録したと言わんばかりの作品で、生々しさはあるが雑な作りであることは否めない。
「 This incarnation of Pigface 」
の一人としてクレジットされているだけに、リーフリンの参加は確実だと思うのだが、どこで何をしているのか、全く判らない。
未だミニストリー人脈以外で活躍の場がなかったリーフリンにとっては、それでも大切な活動だったのかもしれない。
(追加:2015年11月10日)
Beers, Steers & Qveers ( Remixes ) : Revolting Cocks
Revolting Cocks are
Luc Van Acker, Chris Connelly,
Alien Jourgensen, Paul Barker, William Rieflin, Phildo Owen
『 Beers, Steers & Queers 』 から、タイトル曲のシングル。
2つのミックスを1つにまとめた楽曲も凄いが、本作品のウリはライヴ・テイクの収録である。 特にPiLの ” Public Image ”
は原曲に忠実なカヴァーで、前面に出たギターが格好良い。 Additional Cocks
としてマーティン・アトキンスがクレジットされていることから実現したものと思われるが、編成から考えると実態は Pigface である。
(追加:2014年9月25日)
1992
ΚΕΦΑΛΗΞΘ : Ministry
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W.Rieflin : Drums
インダストリアル・ロックとか、インダストリアル・メタルとか、色々な表現をされうるミストリーだが、エレクトロニクスと爆音ギターをヘヴィな領域で融合する路線を極めたのが本作品である。
唯一無二に近かった路線が一般化しつつある中、そのフォローワーを圧倒する程の完成度の高さを誇っている。
デジタル・ビートと対峙したリーフリンのドラムも、ミニストリーのサウンドの核の一つとなっており、準メンバー扱いのままであったのが残念である。
(変更:2014年5月25日)
Just One Fix : Ministry
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名作 『 ΚΕΦΑΛΗΞΘ 』
からのシングル。 この作品も 『 Greatest Fits 』
のクレジットから、リーフリンの参加を確認することができる。
(追加:2014年6月10日)
N.W.O. : Ministry
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こちらも、名作 『 ΚΕΦΑΛΗΞΘ 』
からのシングル。 ” N.W.O. ” は、『 Greatest Fits 』
のクレジットから、リーフリンの参加を確認できるが、アルバム未収録のスローなインダストリアル・ナンバー ” Fucked
” は、リーフリンが参加しているか不明。 生ドラムはそれっぽいが。
(追加:2016年1月25日)
1993
Box : Ministry
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セカンド・アルバム 『 Twitch 』 から 『 ΚΕΦΑΛΗΞΘ 』
迄のシングルを中心にまとめた3枚組みボックス。
各々を、特に初期作品をシングルで集めるのに困難なだけに、とても便利な作品なのだが、クレジットが不明確でリーフリンの参加曲が良くわからないのが残念。
(追加:2016年1月25日)
Linger Ficken' Good... And Other Barnyard Oddities : Revolting Cocks
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The Revolting Cocks : Alien Jourgensen, Luc Van Acker, Chris Connelly, William Rieflin, Paul Barker
ゲスト扱いで、レヴォルヴィング・コックスとレヴォルティング・プッシーズもクレジットされた、レヴォルティング・コックスの作品。
非音楽的なノイズにならないギリギリのところまででやりたい放題やっている作品。
疾走チューンがあると思えば、脱力してしまうような曲もあり、このノリが続けばという期待を意図的に外していると思うのだが、カタルシスが解消されることはない。
ロッド・スチュアートの ” Da Ya Think I'm Sexy? ” のカヴァーも、前作の ” ( Let's Get ) Physical
” と同じ位悪意に満ちた内容となっている。
ミニストリーの 『 Filth Pig 』 に先立ち、レヴォルティング・コックスへのリーフリンの参加は本作品が最後となる。
(追加:2014年9月25日)
Da Ya Think I'm Sexy? : Revolting Cocks
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『 Linger Ficken' Good... And Other Barnyard Oddities 』
のシングル・カット。
タイトル曲だけでも強烈なのだが、” Sergio Guitar ” はアルバム収録曲にひたすら歪みきったギターを被せているし、” Wrong
Sexy Mix ” は重いフレーズをただただ執拗に繰り返しており、シングルという体を取りながら破壊力抜群の作品となっている。
シングル・カットしたのは売れようとしたことより、悪意を撒き散らす機会を増やそうとしたためではないかとまで思えてくる。
(追加:2017年1月10日)
Crackin' Up : Revolting Cocks
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『 Linger Ficken' Good... And Other Barnyard Oddities 』 の2作目のシングル・カット。 前シングルと同じくやりたい放題な作品。 特に2曲目は、PiLの 『 This Is What You Want... This Is What You Get 』 からジョン・ライドンの声がサンプリングされてたりと、マーティン・アトキンスとレヴォルティング・コックス(というかリーフリン)との繋がりがわからないままだと唐突感しかないのだが、それに対する説明もされていない。 前シングル同様クレジットは明確にされていないのだが、リーフリンの活躍度は非常に高い。 (追加:2017年1月10日)
1994
Shipwreck : Chris Connelly
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The Band
Chris Connelly : Vocals, 12&6 string, Harmonica
Chris Bruce : Guitar, 6 string, Bass on " Candyman ", Programming
Mark McNulty : Bass Guitar, Fuzz Bass on " Meridian "
William Rieflin : Drums, Percussion, Piano, Guitar
William Tucker : Guitar, 6 string, Programming
with
Backing Vocals by the Shipwreck Scat Chorale
William Rieflin, Chris Connelly, Shelta Thari
クリス・コネリーのサード・アルバム。
ヴォーカルが主体な曲が中心であるのはファーストと同じなのだが、よりハードな演奏が多く、ミニストリー、レヴォルティング・コックスの流れから聴いた人も楽しめるようになっている。
演奏が激しくなったことで、リーフリンの活躍度がそのまま上がっている。 ヘヴィなリズムとそれに絡むギターのリフによる人力インダストリー・サウンドの迫力が素晴らしい。
(追加:2015年12月24日)
Light : KMFDM
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Add. Guitars And Drums : Will Rieflin
KMFDM の楽曲 ” Light ” のリミックス作品集。 Nine Inch
Nails といった有名所や KMFDM 自らのよるリミックス等9テイクの中に、ビル・リーフリンが参加しているテイクが収録されている。
ミニストリーにしろ、この KMFDM にしろ、リーフリンの位置づけはよくわからない。
メンバーでいいのかな、とう時期もあるのだが、クレジットが(意図的だと思うのだが)曖昧な所があり、はっきりしない。
そしてこの ” Light ”
のリミックスには、ギターとドラムでクレジットされており、この頃から既にマルチ・プレイヤーとして認められていることがわかる。
次期7人クリムゾンで、リーフリンがドラマーという枠だけに納まる可能性は低いかもしれない。
(追加:2014年2月10日)
The Great Annihilator : Swans
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リーフリンの名前が初めてクレジットされたスワンズの作品。
本作品以降、スワンズ関連作品の多くにリーフリンは参加していくことになるのだが、ドラムの比率が最も高いのが本作品である。 マルチ・ミュージシャンとしてのリーフリンの資質がスワンズで活用されるようになる前の、様子見といったところもあったのかもしれない。
スワンズは、再結成された2010年以降の活動・作品が高評価を受けているが、比較的地味な印象を受けるこの時期の作品もその凄さは変わらない。
スローかつヘヴィな楽曲にジャーボーのヴォーカルが被さる後半は、荘厳さまで感じられる程である。
(追加:2015年5月10日)
1995
Nihil : KMFDM
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WM Rieflin : Drums
リーフリンがドラマーとして本格セッション参加した KMFDM のアルバム。
強烈なデジタル・ビートにギターのリフを組み合わせることで生じる疾走感がひたすら格好良い。
両者にも、そのファンにも怒られてしまうかもしれないが、” Junk Joint Jezebel ”、” Search &
Destroy ” や ” Trust ” などを爆音で聴いている時に感じるカタルシスはなどは、Ministry
のそれと似ている。
ただリーフリンが参加しているのは、そうした爆走チューンではない。 特に ” Disobedience
” などは、管楽器奏者もクレジットされており、リーフリンの(多分)生ドラムと組み合わさって、不思議なノリを出している。
(追加:2014年6月25日)
The Fall : Ministry
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アルバム 『 Filth Pig 』
に先行してリリースされたミニストリーのシングル。
リーフリンについてのクレジットは一切無いが、生ドラムの殆どはリーフリンによるものと思われる。 また、TV
シリーズの3曲目となる ” TV III ”
は、曲作りのクレジットはミニストリーとなっているが、前作まで同様リーフリンが関与しているものと思われる。
(変更:2014年5月25日)
Filth Pig : Ministry
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前作から3年経て発表されたミニストリーの作品。
サウンドは、より重くスローな展開な曲が増えており、前作までに顕著だった「歪な疾走感」が溢れる曲がなくなっている。
更にデジタル・ビートの比率は下がっており、人力ドラムの比率が上がっている。
このような状況であれば、リーフリンの重要度は増していって良いはずなのだが、本作品を最後に、ミニストリーのスタジオ・アルバムにクレジットされなくなっている。
この辺り、デジタル・ビートを貫いた KMFDM との関係がその後も続いたことと比べると、対照的である。
(変更:2014年5月25日)
Feels Like Heaven : Pigface
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ピッグフェイスのリミックス集。 リーフリンの直接関与はなく、『 Gub 』 に収録されていた ” Suck ” に、リーフリンの演奏の断片が使われている程度だと思う。 (追加:2015年11月10日)
Salt Peter : Ruby
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William Rieflin
Extra drums / raving on " Pine "
Extra drums / guitar on " Flippin' Tha Bird "
元シルヴァーフィッシュのルビーによる作品。
と、もう記号を並べている状態で、リーフリンの関与がなければ、私は多分聴く機会が無かった作品である。
ノイズ、インダストリアル系の作品へのリーフリンの参加率は高く、この1年間相当数聴く機会を得たのだが、この世界の玉石混交状態の凄さを認識することはできた。
リーフリンのドラムは意図的に激しさを抑えたと思われる淡々とした演奏で、セッションとしての演奏に留まっている。
(追加:2014年12月25日)
Drainland : Swans Related Project : M. Gira
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Bill Rieflin : Keyboard, Electric Bas Guitar, Samples, Sounds, Rhythms
スワンズではなくて、Swans Related Project : M.Gira 名義の作品。
レコーディングが別な最終曲を除いて、ジラ、ジャーボー、リーフリンのトリオによる演奏で、スワンズ関連作品の中でリーフリンの活躍度が一番高い作品となっている。
執拗にフレーズが繰り返されるところはスワンズの作品同様なのだが、低音はそれ程強調されていない。
この辺りがスワンズ名義にしなかった理由なのかもしれない。
(追加:2015年5月10日)
1996
Xtort : KMFDM
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William Rieflin : Drums
KMFDM の作品の中で、リーフリンが参加している楽曲が最も多い作品。
” Son Of A Gun
” は、前作にもみられた爆走チューンで、リーフリンも参加している。
ただアルバム全体の印象は、サウンド・フォーマットこそ前作と同じなのだが、より重く沈んだものとなっている。
リーフリンの活躍度が高くなっているのは、そうした曲調に人力ドラムの必要性があったからかもしれない。
(追加:2014年6月25日)
Rules : KMFDM
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William Rieflin : Drums
『 Xtort 』 からのシングル。
タイトル曲のアルバム・ヴァージョン、シングル・ヴァージョン、リミックス・ヴァージョンを収録する、というオーソドックスなパターンではなく、収録された3曲とも編集版となっている。
1曲毎に演奏者がクレジットされているが、そのクレジットは 『 Xtort 』 そのままで、元々のマテリアルから再リミックスしたものと思われる。
よってビル・リーフリンに対する新たな発見はなく終わってしまう。
(追加:2020年11月25日)
Lay Lady Lay : Ministry
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『 Filth Pig 』
からのシングル・カットされた、ボブ・ディランのカヴァー。
クレジットによると、” Paisley ” は1994年の録音で、この段階で既に 『 Filth Pig 』
路線が試行されていたことがわかる。
(変更:2014年5月25日)
Soundtracks For The Blind : Swans
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Additional Musicians, Various Segments : Bill Rieflin
スワンズが一旦活動を中止する前に発表した、2枚組2時間半近い大作。
作品としての凄さは相変わらずなのだが、一方でバンドの活動自体の手詰まり感が強く出てしまっている。 後の2枚組の作品は、ヴォリュームの多さを意識すること無くひたすら圧倒され続けてしまうのだが、本作品は途中で中弛みを感じてしまう。
手持ちの色々な音源も活用したことによる変化も、閉塞感を打ち破るにまでは至っていない。
作品性格上仕方がないのかもしれないが、リーフリンが参加しているスワンズ関連の作品の中で、彼の存在感は最も希薄になってしまっている。
(追加:2015年5月10日)
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Jeffrey Fayman - Keyboards
Bill Forth - Guitar, voice
Contributors :
Mark Craney Drums
Robert Fripp Guitar, Soundscapes
Jimmy Hawes Bass
Jac Mihanovic Bass
William Rieflin Drums
Steven Scott Smalley Keyboards
ジェフリー・フェイマンとビル・フォース、とフリップに近しい人脈によるバンド唯一の作品。
リーフリンはオーソドックスにドラムで参加。
(追加:1999年5月25日)
(追加:2013年10月25日)
Stroking The Full Length : Ruby
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William Rieflin
Extra drums / guitar on " Flippin' Tha Bird "
Ruby のデビュー作 『 Salt Peter 』 のリミックス・アルバム。
クレジットはしっかりされているものの、リーフリン直接の関与はゼロ。
(追加:2014年12月25日)
1997
Symbols : KMFDM
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Drums On " Spit Sperm " and " Anarchy ", Programming On " Anarchy " And " Waste " : William Rieflin
タイトル代わりにドクロとか爆弾のアイコンが並べられているため、『 Symbols
』 という仮称が付いている KMFDM の作品で、かつリーフリンがドラム以外で KMFDM
の作品にクレジットされたのはこれが初となる。
静から動への展開が見事な ” Spit Sperm
” と ” Anarchy ”
は、ともにリーフリンのドラムによる役割が大きい。 その分プログラミングとしてだけクレジットされている ” Waste
” での活躍度があまりわからないのが残念ではある。
(追加:2014年6月25日)
Pure Chewing Satisfaction : Lard
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Alien Jourgensen Guitars, Keys, Programming
Paul Barker Bass, Keys, Programming
Jello Biafra Mr. Microphone
William Rieflin Drums on 1,3,4,5,6,8
And if that's not enough... Jeff Ward Drums on 2 / Rey
Washam Drums on 7 / Mike Scaccoa
Guitar on 2,3,4,5,6,7
7年ものインターバルを経て発表されたラードの2作品目。
ギターのリフのザクザク感をひたすら味わうことができるのは前作同様なのだが、エレクトロニクスの使用頻度が高まっている。
ただその使い方は、いかにもシンセサイザーですといった音を奏でるのではなく、全体に奥行きを出すアンビエント効果を狙ったもので、ギターの音をより引き立たせることに成功している。
ジェフ・ワードが亡くなったことでリーフリンの参加比率は前作より高くなっている。
(追加:2014年9月25日)
Sweet 75 : Sweet 75
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William Rieflin : percussion, piano (11)
元ニルヴァーナのクリス・ノヴォゼリックのバンド。
所謂グランジを全く知らない私が言うのもなんだが、本作品はグランジというよりラテン系な香りが若干漂うオーソドックスなロックである。
おまけで言うと、メロトロンが演奏されている曲もあったりする。
ゲストが参加している曲もあるが基本はトリオでの演奏で、バンドとしてのまとまりがあったりするだけに、リーフリンがここに落ち着かなかったのは良かったのかもしれない。
(追加:2015年12月10日)
1998
Agogo : KMFDM
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KMFDM の編集盤。
1曲毎になされている解説には、『 Naïve 』
からのテイクであること、そしてリーフリンが参加していることが記載されているのだが、『 Naïve 』
収録テイクより10秒強長く編集されている。
(追加:2014年6月25日)
Recall : Peter Murphy
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Produced And Mixed By Sacha Konietzko,
Peter Murphy, Bill Rieflin And Tim Skold.
Musical Performances, Programming And Arrangements By The
Above.
ピーター・マーフィーが、バウハウスでの再活動を行っていた時期に KMFDM
とのコラボレーションで制作されたEP。
セルフリメイクと新曲で構成されている。
セルフリメイクは、原曲をサンプリングすることなく新たにレコーディングし直しているとわざわざクレジットされており、本セッションに対しての手応えを、ピーター・マーフィーは感じていたものと思われる。
それだけに次作、次々作にと発展しなかったのが、ちょっと残念である。
音自体は KMFDM 色はそれ程強く無く、その結果リーフリンの人力ドラムが目立っている。
(追加:2014年6月25日)
The Body Lovers / The Body Haters
The Body Lovers 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10 The Body Haters 1, 2 |
1998年 Album
2004年 Double Album
スワンズの活動停止時期にジラがリリースした作品。
1998年に、The Body Lovers 名義で10曲入りの 『 Number One Of Three 』 と、The Body
Haters 名義でシングル 『 34:13 』 という1曲34分13秒の作品をリリース。 その後その2in1を The Body Lovers
/ The Body Haters 名義でリリースした後、The Body Haters
名義の楽曲を1曲追加した本作品が2004年にリリースされている。
リーフリンの演奏は The Body Lovers の 4 におけるピアノと思われるが、その演奏時間は残念ながら短い。
(追加:2015年5月10日)
1999
New Mother : The Angels Of Light
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Bill Rieflin - B3 organ, farfiza, mellotron, casio, grand piano, bass guitar, acoustic guitar, percussion, synthesizer, backing vocals
スワンズの活動停止時期にジラが組んだ、エンジェルス・オブ・ライトのファースト・アルバム。
アコースティックな器材を多用した表面上は穏やかな楽曲で占められている。
スワンズにおいても、アコースティック・ギターを多用した曲は多くあるが、より淡々とした印象が強い。
噴火前の火山がその地下でマグマを溜めているような、不気味さ隠しが切れないところは流石だが、隠し切れないなら思いっきり吐き出して欲しくなり、フラストレーションも溜まってしまう。
参加ミュージシャンも多く、色々な楽器でクレジットされているリーフリンがどこで何をしているのか、判別は困難である。
(追加:2015年5月10日)
Euphoria Morning : Chris Cornell
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Bill Rieflin : Drums
サウンドガーデンのクリス・コーネルが、バンド解散中にリリースしたソロ・アルバム。
力強い演奏をバックに従えたヴォーカル・アルバムで、複雑な曲展開ではなく、静から動に徐々に移行していくことで盛り上がっていく楽曲が多い。
リーフリンが参加しているのは ” Steel Rain
” のみであるが、凡庸な演奏が曲の盛り上がりに合わせて激しく展開していく演奏が格好良い。
(追加:2015年12月10日)
Adios : KMFDM
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William Rieflin : Programming
リーフリンがドラムではなくプログラミングでクレジットされている KMFDM
の作品。
リーフリンが人力ドラムで参加することで、結果ハイパー度が下がる場合が多いのだが、”
Full Worm Garden
” はタイトル曲や ” D.I.Y. ” と同様に ハイバーな楽曲に仕上がっている。
アルバムの中で1曲にしか参加していないことを含め、プログラミングでの参加というのはスケジュール、タイミングに依るところが多いのだと思うが、リーフリンのマルチ・プレイヤーとしての資質が
KMFDM のアルバムでも証明されたのが嬉しい。
(追加:2014年6月25日)
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ナイン・インチ・ネイルズのCD2枚組の大作。
リーフリンの参加は ” La Mer ”
1曲のみで、どちらかと言えばギターで参加しているブリューの方が活躍度が高い。
(追加:2015年3月10日)
The Repercussions Of Angelic Behavior : Rieflin・Fripp・Gunn
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Bill Rieflin, Robert Fripp, Trey Gunn
リーフリン、フリップ、ガンによるアルバム。
ジャケットに記載されているアドレス( http://www.firstworldmusic.com )
からたどるど、本作品でのリーフリンは、drums, loops とクレジットされている。
(追加:2000年1月25日)
(追加:2013年10月25日)
2000
Largo : Bill Rieflin & Chris Connelly
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Bill Rieflin : piano and keyboard
assortment, backing vocals. Chris Connelly : singing,
guitar
With Fred Chalenor : all bases. Caroline Lavelle : cello on
" The Call Girls ". April Acevez Cameron : viola. Justine
Foy : cello. Tyler Reilly : violin. String arrangements by
Bill and Fred.
ビル・リーフリンが、ミニストリー人脈のクリス・コネリーと制作した作品。
内容は正にミニストリーの対極にある。
インダストリアル感はゼロ、インストゥルメンタルの主役はリーフリンによる生ピアノで、そこにコネリーのヴォーカルが重なる。
楽曲として完成している作品は1/3程度で、残りはそこに至るまでの習作といったところ。
本作品をリリースする必然性が当事者2人にはあったのだろうが、作品として聴く側にしてみると内容はそれ程面白いものではない。
(追加:2014年4月10日)
The Ultimate Seaside Companion { revisited } : Chris Connelly and The Bell
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Musicians :
Chris Connelly - Vocals, Guitar, Lapsteel, Harmonica, Banjo, Kalimba
Chris Bruce - Guitars, Bass, Programming, Keyboards
William Rieflin - Piano, Keyboards, Guitar, Bass
Jim O'Rouke - 5 string bass, Lapsteel
The Bells Live : Chris Connelly, Henry Polk, Kim Ambriz, Mark Henning
Chris Connelly and The Bell 名義の作品。 と言っても実質はクリス・コネリーのソロ・アルバムと考えてよい作品。
1995年から97年の間にリーフリンの両親の家(笑)を含む複数箇所で断続的に録音された楽曲が並んでいるが、核となっているのはアコースティック色が強いコネリーのギターと唄である。
コネリーの出自は、やはりこの辺りにあるものと思われる。
ドラム以外の楽器でクレジットされているリーフリンがどの楽曲に参加しているかは明確ではないが、共作者としている3曲には間違いなく参加しているはずである。
特にインストの ” The Fortune ” は、しっかりと作り込まれた佳曲である。
(追加:2015年12月24日)
70's Rock Must Die : Lard
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William Rieflin - Drums on " Ballad Of Marshall Ledbetter "
Lard がリリースした最後のスタジオ録音作品。
『 Pure Chewing
Satisfaction 』 リリースから既に3年経っており、蔵出し作品の可能性もある。
リーフリンは、70年代風のやたらと格好良いギター・リフをバックに 「 70's Rock Must Die ! 」
と叫ぶタイトル・トラックではなく、”
Ballad Of Marshall Ledbetter
” にクレジットされている。 シンセサイザーの比率が低くギターのザクザク感が強いことから、1990年の 『 The Last
Temptation Of Reid 』 時期の楽曲の可能性もある。
(追加:2019年10月25日)