King Crimson Data Base
Home   Discography   Magazine Index   Books   Random Theme   Updates 

Tony Levin Discography / the late 1990s

1996

SMAP 009 : SMAP

  1. Relax
  2. マラソン  
  3. 波風も悪くない
  4. 電話しようかな
  5. 君を抱きしめたい
  6. 夏が来る
  7. シャンプー3つ  
  8. Harlem River Drive
  9. あの夏の日
  10. はだかの王様 〜シブトクつよく〜

Bass : Tony Levin

SMAP の9作目のアルバム。
Wiki で確認した所、6作品目からバックの演奏を海外ミュージシャンが務めているとのこと。 トニー・レヴィンの参加は本作が初めてで最後となるのだが、もっと早く参加に至っても良かったのではないかと思う。 単にスケジュールの問題だけだったのかもしれないが。
しっかりと作り込まれたヴォーカル・ナンバーとレヴィンのベースの相性が悪いわけはなく、特に ” シャンプー3つ ” では曲の展開に合わせて様々な演奏を披露している。 レヴィンの歌モノでの演奏のベスト・トラックの一つと言って過言ではない。
(追加:2024年6月10日)

 

B-III : Kankawa

  1. St. Louis Blues
  2. Stone Free    [ Tony Levin - bass ]
  3. Hey Joe
  4. Indy    [ Tony Levin - bass ]
  5. Cat Street
  6. Family    [ Tony Levin - bass ]
  7. Talkin' 'bout Mr.K
  8. Impressions
  9. Tokyo Intro
  10. Tokyo
  11. Green Onions
  12. Plant A Tree, Plant Love

オルガン奏者 KANKAWA(寒川敏彦)の作品。
本作品を、KANKAWA 自身が「ハード・ロック・ジャズ」とカテゴライズしているが、正にその名称通りの内容である。 ハード・ロックのドラムとは微妙に異なるビートに、ハモンドとギターがハードに絡み、さらにそこにホーンセクションが加わり、スリリングかつ聴いていて楽しくなる作品である。
本作品はトニー・レヴィンの兄、ピート・レヴィンがプロデュースを担当し、トニー・レヴィンも3曲に参加している。 スローな ” Family ” も、ハード・ロック・ジャズそのものにカヴァーされた ” Stone Free ” も良いが、ジャズ色が一番薄いハードなナンバー、” Indy ” での弾きまくりベースからは、参加していることを楽しんでいるトニー・レヴィンの姿が浮かぶ程である。
(追加:2019年9月25日)

 

1997

From The Caves Of The Iron Mountain : Steve Gorn Tony Levin Jerry Marotta

  1. Approaching The Cavern
  2. Man Walking from A to B
  3. In the Caves of the Iron Mountain
  4. Drumming on Water
  5. Devil's Kitchen
  6. Shakers in Five
  7. Glass Beads
  8. Joyous Lake
  9. Catskill Gallery :
      The Abandoned IBM Plant
      Woodstock, the Indian Burial Ground
      Swimming the Shokan Rooftops
      Overlook Mountain
  10. Shepherd's Song
  11. Catacombs
  12. Magic Meadow
  13. The Window Jane Mine
  14. Squeeze Box

Steve Gorn    East Indian Flute, Reeds
Tony Levin    Chapman Stick, Basses
Jerry Marotta    Taos Drums, Percussion

Recorded inside the Window Jane Mine Catskill Mountains, New York

レヴィン、ジェリー・マロッタ、そしてリード奏者のステイーヴ・ゴーンによる作品。
ニューヨークにある洞窟の中で録音されたとのことで、残響音やその場のノイズ等全てが演奏と一緒になって提示されている。 所謂ロック的なノリは全く無く、音響効果の面白さを除けば冗長的な面があるのも否めない。 たまにCD棚から取り出して聴くのに適していると思う。
当時、Pony Canyon がクリムゾン関連の作品を積極的にリリースしていたのが懐かしい。 今後同じような状況になるとは思いがたく、こうした作品が紹介される機会が益々減っていくのは、残念である。
(追加:2006年11月10日)

 

Black Light Syndrome : Bozzio Levin Stevens

  1. The Sunroad
  2. Dark Corners
  3. Duende
  4. Black Light Syndrome
  5. Falling In Circles
  6. Book Of Hours
  7. Chaos / Control

Terry Bozzio    Drums
Tony Levin    Basses and Stick
Steve Stevens    All Guitars

テリー・ボジオとスティーヴ・スティーヴンスが、レヴィンを巻き込んだセッション・アルバム。 レヴィンのスケジュールに合わせたこともあり、顔合わせからレコーディングまでわずか5日間で終了している。
3人ともスタジオ・ミュージシャンとしての活動、セッション・メンバーとしての活動が中心になっていることは否めないが、そんな3人がロック・ミュージシャン魂(笑)をポジティブに発揮しているところが本作品の魅力だと思う。 レコーディングまでの期間が短かったためか、1曲1曲が長く冗長的な所も散見するが、それを補って余りあるほどの緊張感が溢れた作品である。
発表された年に来日公演が予定、告知されたにも拘わらず、あっさりキャンセルされてしまったのが残念でならない。 3人のスケジュール(とギャラ)を考えれば、想像できたことではあるが。
(追加:2004年8月25日)

 

1998

Liquid Tension Experiment : Liquid Tension Experiment

  1. Paradigm Shift
  2. Osmosis
  3. Kindred Spirits
  4. The Stretch
  5. Freedom Of Speech
  6. Chris And Kevin's Excellent Adventure
  7. State Of Grace
  8. Universal Mind
  9. Three Minute Warning

Tony Levin - Bass, Stick And NS Electric Upright Bass
John - Petrucci - Guitars
Mike Portnoy - Drums
Jordan Rudess - Keyboards

Magna Carta の企画で始まったリキッド・テンション・エクスペリメントの作品。
新旧のドリーム・シアターのメンバーとトニー・レヴィンが、1回のリハーサル後、バンドとしてのレコーディングを1週間で終わらせた作品で、テンションが高めのテクニカルなプログレ・ハードな楽曲で埋め尽くされている。 同時期のボジオ・レヴィン・スティーヴンスと比べると一本調子な所もあるが、演ってて楽しいんだろうなぁ雰囲気はこちらの方が感じ取ることができる。
編集を一切行っていない30分にも及ぶセッションをそのまま収録した ” Three Minute Warning ” みたいな曲がどうやって捻り出されたのかが不思議なのだが、それ以上に ” Paradigm Shift ” の血管がブチ切れそうになるテンションの高さには圧倒される。 年をとり、最近は風呂に入る時にヒートショックを起さないよう気をつけているのだが、” Paradigm Shift ” を聴くにあたってはそれ同等の心構えが必要である。
(追加:2019年2月25日)

 

Canzoni Per Me :Vasco Rossi

  1. e il Mattino
  2. L'una Per Te
  3. Io No...
  4. Quanti Anni Hai
  5. Laura
  6. La Favola Antica
  7. Idea 77
  8. Rewind
  9. ( After A Dream )

Basso : Tony Levin

イタリアのシンガー、バスコ・ロッシの作品。
キャリアを通じて多くの作品をリリースしているシンガーらしいが、その中で本作がどういう位置付けなのかは良く判らない。 作品を聴いた印象だけで述べると、大味な音色を奏でるデジタル・シンセサイザーが煩いアレンジをバックに、朗々と歌い上げるヴォーカルが絡む曲が多い。
トニー・レヴィンが本作品に参加した経緯は判らないが、渡されたスコアを見ながら一気に演奏した印象が強い。 アレンジャーのセンスによる所が大きいと思うが、ヴォーカルのバックで聴き惚れてしあうような裏メロは全く無く、レヴィンの無駄遣いだと思う。
(追加:2023年6月10日)

 

First : 黒沢健一

  1. Oh Why 
  2. Rock'n Roll 
  3. Round Wound
  4. Love Love
  5. Mad man Across The Water 
  6. Easy Romances 
  7. Morning Sun
  8. Wondering
  9. FAR EAST NETWORK
  10. Really I Wanna Know
  11. Rock'n Roll ( reprise ) 

バンド L⇔R や、森高千里の名曲 ” 気分爽快 ” の作曲等で知られる黒沢健一のソロ・アルバム。 5曲においてトニー・レヴィンがベースで参加している。
シングル・カットされた ” Rock'n Roll ” 以外は花のある楽曲はなく、レヴィンの参加・不参加によるクオリティの差は感じられない。 ただ、その ” Rock'n Roll ” の躍動感は素晴らしく、これはレヴィンでなければ出せなかったであろうと思える程の説得力がある。
レヴィンのセッション活動の中でも、極めて記名性の高い楽曲である。
(追加:2013年6月25日)

 

1999

Liquid Tension Experiment 2 : Liquid Tension Experiment

  1. Acid Rain
  2. Biaxident
  3. 914
  4. Another Dimension
  5. When The Water Breaks
  6. Chewbacca
  7. Liquid Dreams
  8. Hourglass

Tony Levin - Chapman Stick & Bass Guitar
John - Petrucci - Guitars
Mike Portnoy - Drums & Percussion
Jordan Rudess - Keyboard

リキッド・テンション・エクスペリメントのセカンド・アルバム。
ボジオ・レヴィン・スティーヴンスのファーストとセカンドとの関係と同じように、本作のレコーディングはファースト・アルバムよりは時間をかけている。 ただボジオ・レヴィン・スティーヴンスとの違いは、そのレコーディングへの時間のかけ方の差が作品の違いに大きく現れていない。
ということで、本作品は前作同様のハイテンションなインストがこれでもかと収録されている。 そのテンションの高さには何とかついていくことができても、テクニカルな演奏には流石に満腹感を感じてしまうことは否めない。 自分の気持ちを上げたい時に聴くには最適だが、上がりきった所で止めておくのが、本作品への正しい接し方だと思う。
(追加:2019年2月25日)

 

Spontaneous Combustion : Liquid Trio Experiment

  1. Chris & Kevin's Bogus Journey
  2. Hot Rod
  3. RPP
  4. Hawaiian Funk
  5. Cappuccino
  6. Jazz Odyssey
  7. Fires Dance
  8. The Rubberband Man
  9. Holes
  10. Tony's Nightmare
  11. Boom Boom
  12. Return Of The Rubberband Man
  13. Disneyland Symphony

リリースは2007年

Tony Levin - Bass
Mike Portnoy - Drums
Jordan Rudess - Keyboards

本作品は、リキッド・テンション・エクスペリメントのセカンド・アルバムのレコーディング中に、ギターリストのジョン・ペトルーシの妻が早産となり離脱、その間のセッションを収録した作品である。
ドリーム・シアターには及ばないまでも、リキッド・テンション・エクスペリメントのセールスに Magna Carta が興奮したのも判らないではない。 ただやはり本作品の内容はトリオによるセッションそのままであり、ライナー記載してあるマイク・ポートノイの思い入れが伝わってくる内容ではない。
せめてリリースのタイミングをリキッド・テンション・エクスペリメントのセカンド・アルバム直後にしておけばよかったのにと思う。
(追加:2019年2月25日)

 

2000

Waters Of Eden : Tony Levin

  1. From Here to the Stars
      Tony Levin / vox sample, bass
  2. Pillar of Fire
      Larry Fast / synth,  Jerry Marotta / drums,  Jeff Pevar / guitar,
      T.L. / upright bass, bass
  3. Waters of Eden
      California Guitar Trio / acoustic guitars,  Jerry Marotta / drums, 
        David Sancious / piano, synth,  T.L. / cello, bass
  4. Opal Road
      Larry Fast / synth,  Steve Gom / bansuri flute,
      Jerry Marotta / drums,  Jeff Pevar / guitar,  T.L. / bass
  5. Gecko Walk
      Larry Fast / synth,  Jerry Marotta / drums,  Jeff Pevar / guitar,
      David Torn / drum processing,  T.L. / bass
  6. Utopia
      Larry Fast / synth,  Jerry Marotta / drums,  Jeff Pevar / guitar,
      T.L. / bass
  7. Belle
      Pete Levin / synth,  T.L. / bass
  8. Icarus
      Jerry Marotta / drums,  Jeff Pevar / guitar, 
      David Sancious / virtual soprano, synth
      T.L. / bass
  9. Bone & Flesh
      Larry Fast / synth,  Steve Gom / bansuri flute,
      Jerry Marotta / drums,  David Torn / guitar, loops, oud,
      T.L. / cello, bass
  10. Boulevard of Dreams
      Warren Bemhardt / piano,  T.L./ bass

Tony Levin : Ghapman Stick & Vocals
Pat Mastelotto : Traps & Buttons
Markus Reuter : Touch Guitar & Vocals

トニー・レヴィンの2作目のソロ・アルバム。 世界各地でのマテリアルを集めた前作と異なり、ウッドストックをレコーディングの拠点として制作されている。
自らライナーに、ワールド・ミュージックとクラッシックの融合を試みた、と記載してあるように所謂ロックのアルバムではないが、ワールド・ミュージック色もクラッシック色も強くない。 それよりもレヴィンが共演者と対峙することより調和することを意識しているようで、リズムとメロディの重なり合いを堪能することができる作品となっている。
ファースト・ソロ・アルバムでレヴィンの懐の深さを再認識することができたが、本作ではその深い懐が多方面にあることが判る。
(追加:2020年11月10日)

 

Aura : ASIA

  1. Awake
  2. Wherever You Are
  3. Ready To Go Home
  4. The Last Time
  5. Forgive Me
  6. Kings Of The Day
  7. On The Coldest day In Heel
  8. Free
  9. You're The Stranger
  10. The Longest Night
  11. Aura

Tony Levin - Bass: Chapman Stick, Music Man

ジョン・ペイン時代のエイジアの作品。
エイジアはジョン・ペイン時代の編成が最も素晴らしい。 スター・プレイヤーこそいないが、バンドとしての結束は逆に高まっている。 そんなベストな編成で制作された本作品は、ドラマチックでシンフォニックで美メロに溢れ、エイジアの最高傑作と呼んでも過言ではない。
...ウソです。 そんなわけありません、駄作です。 黄金期のメンバーがいないから厳しい評価になるわけではありません。 エイジアの冠が無かったとしても評価は同じです。
そんな作品にレヴィンが1曲のみクレジットされている。 ベース・プレイヤーであるジョン・ペインがいる中、レヴィンが参加する意義がどこにあったのかよくわからないのだが、少なくとも私のようにレヴィン目当てで購入した人もいるはずで、それが狙いだったのかもしれない。
レヴィンがいいように使われてしまっているようで、また悔しい。
(追加:2012年10月10日)

 

Situation Dangerous : Bozzio Levin Stevens

  1. Dangerous
  2. Endless
  3. Crash
  4. Spiral
  5. Melt
  6. Tragic
  7. Tziganne
  8. Lost

Terry Bozzio - drums Tony Levin - bass and stick Steve Stevens - guitars

『 Black Light Syndrome 』 に続く、テリー・ボジオ、スティーヴ・スティーヴンス、レヴィンによるセッション・アルバム。
前作はレコーディングをわずか5日間で終了させた文字通りのセッション・アルバムであったのに対し、本作品ではレコーディング前に1週間ほどのリハーサルを行っていることが大きく異なっている。
リハーサルの結果、冗長的な所は見られなくなっているものの、緊張感については前作に劣っている。 この辺りが1週間という微妙な期間の難しさなのかもしれない。 一発勝負での問題点はクリアにできるかもしれないが、バンド(セッション)としてのケミストリーが生じるところまでいっていない。 曲の完成度こそ上がっているものの、前作の最大の特徴であった緊張感があまり感じられなくなってしまっているのが残念である。
となると、次はリハーサルなしで観客を前にしたライヴ・レコーディングだ、などと勝手に妄想してみたが、残念ながら本作品以降このメンバーでのセッションは実現していない。 3人のギャラとスケジュールを踏まえれば、妙案だと思うんだけどなぁ...
(更新:2004年9月26日)

 

Voices Of Life : The Bulgarian Women's Choir - Angelite

  1. Nov Den ( A New Day )
  2. Polegnala e Toudora ( Todora's Dream )
  3. Pilentze Pee ( A Little Bird is Singing )
  4. Kalimanko Denko ( Godmother Denka )
  5. Triptih ( Three Customs )
  6. Utopia [ Chapman Stick ]
  7. Begala e Vena ( Vena Has Run Away )
  8. Mechmetio
  9. Sestro Dobriano ( Sister Dobriana )
  10. Jano, Hubavo Jano ( Yana, Beautiful Yana )
  11. Trista Pushki ( Three Hundred Rifles )
  12. Zavesta Pada ( The Curtain Falls )

エディ・ジョブソンがプロデュースをしたブルガリアン・ヴォイスの作品。 レヴィンは ” Utopia ” にスティックでセッション参加している。
他の殆どの曲がコーラスを中心に曲を構成している中、本曲においては、レヴィンのスティックがその骨格をなしている。
詳細は、ブルーフォードのページを参照してください。。
(追加:2002年8月25日)

 

Rocks The West : California Guitar Trio

  1. Scramble 
  2. Symphony No.9
  3. Bohemian Rhapsody
  4. Caravan    Moroccan Roll w/drum solo
  5. Punta Patri 
  6. Waters of Eden 
  7. Blue-eyed Monkey
  8. Pathways 
  9. Pictures at ah Exhibition    Hut of the Baba Yaga and the Great Gate of Kiev
  10. Happy Time in Fun Town 
  11. Misirlou 
  12. Rokudan
  13. Blockhead 

Bert Lams, Paul Richards, Hideyo Moriya     Acoustic Guitars
Tony Levin    Fretless bass, Chapman Stick (Tracks 1,5,6,8,10,11,13)
Bill Janssen    Saxphone (Tracks 7,8,10,11,13)

カリフォルニア・ギター・トリオのライヴ・アルバム。
レヴィンの参加はあくまでも客演。
(追加:2006年1月25日)

 

OVO : Peter Gabriel

  1. The Story Of OVO
  2. Low Light
  3. The Time Of The Turning
  4. The Man Who Loved The Earth / The Hand That Sold Shadows
  5. The Time Of The Turning ( Reprise ) / The Weavers Reel
  6. Father, Son    [ Bass: Tony Levin ]
  7. The Tower That Ate People
  8. Revenge
  9. White Ashes
  10. Downside-Up    [ Bass: Tony Levin ]
  11. The Nest That Sailed The Sky
  12. Make Tomorrow    [ Mid section bass: Tony Levin ]

ピーター・ガブリエルによる、ロンドンのミレニアム・ドームで行われたショーのための音楽。 家族3代をテーマに、世界中から時代を問わず様々な音楽が取り込まれている。
位置づけとしてはガブリエルのオリジナル・アルバムなのだが、他の作品と比べ取っ付きにくい作品であることは否めない。 多分本作品を理解するためには語学だけではなく、イギリスの文化、そして世界の民族音楽に対しての造詣が必要になるのだと思う。
そうした理解が無い私は、ややもすると集中して聴いていられなくなることがあるのだが、レヴィンのベースはやはり凄いと思う。 参加している3曲がそもそも聴きやすい曲であることもあるが、レヴィンのベースはメロディアスでとても美しい。
(追加:2016年6月25日)

 

永遠 〜Eternity〜 : 氷室京介

  1. 永遠 〜Eternity〜

アルバム 『 MELLOW 』 に先行してリリースされた氷室京介のシングルで、映画『 ISOLA 多重人格少女 』 の主題歌となっている。
折りたたみ式ジャケットにステッカーも封入、しかも1曲のみ収録という贅沢な仕様でオリコンのシングル・チャートで最高13位となっている。
演奏ミュージシャンのクレジットは無いが、『 MELLOW 』 収録ヴァージョンと比べて演奏パートに大差はないため、トニー・レヴィンの演奏テイクが採用されていると思われる。
(追加:2024年6月10日)

 

MELLOW : 氷室京介

  1. SLEEPLESS NIGHT 〜眠れない夜のために〜
  2. 永遠 〜Eternity〜 ( album mix )  
  3. Still The One
  4. Believe
  5. Silent Blue ( album mix )
  6. So Far So Close
  7. ダイヤモンド・ダスト
  8. Chaos
  9. Jive!
  10. bringing noise

Bass : Tony Levin

氷室京介の8枚目のアルバム。
先行リリースされた ” 永遠 〜Eternity〜 ” の album mix が収録されているのだが、大きな違いは無い。
アメリカの複数のスタジオでレコーディングされており、売上に見合うしっかりとしたコスト管理の上に制作されていることがよく判る。 トニー・レヴィンが1曲のみの参加で終わっているのも贅沢なことだと思う。
(追加:2024年6月10日)

 

High Life : Yamagen

  1. Life
  2. Habanero!   [ Fretless Bass : Tony Levin ]
  3. Coast To Coast  [ Bass : Tony Levin ]
  4. クロマ王朝の悲劇 ( Chromatic Tragedy )
  5. Northern Light  [ Fretless Bass & Stick : Tony Levin ]
  6. Sneak I/O  [ Bass : Tony Levin ]
  7. Trivia
  8. (Kona)
  9. Stars & Us

小倉博和と、 松たか子の夫でもある佐橋佳幸の2人のギタリストによるとユニット、山弦の作品。
テクニカル志向になりすぎず、フュージョンにもリゾート・ミュージックにもなりすぎない、ひたすら気持ちの良い楽曲で構成されている作品である。 こうした楽曲にトニー・レヴィンの演奏はドンピシャとハマっている。
特に ” Northern Light ” を除く3曲では、スティーヴ・ガッドとのリズム隊が久々に復活しており、そのコンビネーションの素晴らしさを堪能することができるのが嬉しい。 山弦側からのリクエスによるものか、スケジュール上ブッキングされた結果によるものか判らないが、良い仕事をしてくれたと思う。
(追加:2019年9月25日)