King Crimson Data Base |
Tony Levin Discography / the late 1990s |
1996
B-III : Kankawa
 
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- St. Louis Blues
- Stone Free
[ Tony Levin - bass ]
- Hey Joe
- Indy
[ Tony Levin - bass ]
- Cat Street
- Family
[ Tony Levin - bass ]
- Talkin' 'bout Mr.K
- Impressions
- Tokyo Intro
- Tokyo
- Green Onions
- Plant A Tree, Plant Love
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- オルガン奏者 KANKAWA(寒川敏彦)の作品。
本作品を、KANKAWA
自身が「ハード・ロック・ジャズ」とカテゴライズしているが、正にその名称通りの内容である。
ハード・ロックのドラムとは微妙に異なるビートに、ハモンドとギターがハードに絡み、さらにそこにホーンセクションが加わり、スリリングかつ聴いていて楽しくなる作品である。
本作品はトニー・レヴィンの兄、ピート・レヴィンがプロデュースを担当し、トニー・レヴィンも3曲に参加している。 スローな ”
Family
” も、ハード・ロック・ジャズそのものにカヴァーされた ”
Stone Free
” も良いが、ジャズ色が一番薄いハードなナンバー、”
Indy
” での弾きまくりベースからは、参加していることを楽しんでいるトニー・レヴィンの姿が浮かぶ程である。 (追加:2019年9月25日)
1997
From The Caves Of The Iron Mountain : Steve Gorn Tony
Levin Jerry Marotta

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- Approaching The Cavern
- Man Walking from A to B
- In the Caves of the Iron Mountain
- Drumming on Water
- Devil's Kitchen
- Shakers in Five
- Glass Beads
- Joyous Lake
- Catskill Gallery :
The Abandoned IBM Plant
Woodstock, the Indian Burial Ground
Swimming the Shokan Rooftops
Overlook Mountain
- Shepherd's Song
- Catacombs
- Magic Meadow
- The Window Jane Mine
- Squeeze Box
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Steve Gorn East Indian Flute, Reeds
Tony Levin Chapman Stick, Basses
Jerry Marotta Taos Drums, Percussion
Recorded inside the Window Jane Mine Catskill
Mountains, New York
レヴィン、ジェリー・マロッタ、そしてリード奏者のステイーヴ・ゴーンによる作品。
ニューヨークにある洞窟の中で録音されたとのことで、残響音やその場のノイズ等全てが演奏と一緒になって提示されている。 所謂ロック的なノリは全く無く、音響効果の面白さを除けば冗長的な面があるのも否めない。 たまにCD棚から取り出して聴くのに適していると思う。
当時、Pony Canyon
がクリムゾン関連の作品を積極的にリリースしていたのが懐かしい。 今後同じような状況になるとは思いがたく、こうした作品が紹介される機会が益々減っていくのは、残念である。
(追加:2006年11月10日)
Black Light Syndrome : Bozzio Levin Stevens

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- The Sunroad
- Dark Corners
- Duende
- Black Light Syndrome
- Falling In Circles
- Book Of Hours
- Chaos / Control
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- Terry Bozzio Drums
Tony Levin Basses and Stick
Steve Stevens All Guitars
- テリー・ボジオとスティーヴ・スティーヴンスが、レヴィンを巻き込んだセッション・アルバム。 レヴィンのスケジュールに合わせたこともあり、顔合わせからレコーディングまでわずか5日間で終了している。
3人ともスタジオ・ミュージシャンとしての活動、セッション・メンバーとしての活動が中心になっていることは否めないが、そんな3人がロック・ミュージシャン魂(笑)をポジティブに発揮しているところが本作品の魅力だと思う。 レコーディングまでの期間が短かったためか、1曲1曲が長く冗長的な所も散見するが、それを補って余りあるほどの緊張感が溢れた作品である。
発表された年に来日公演が予定、告知されたにも拘わらず、あっさりキャンセルされてしまったのが残念でならない。 3人のスケジュール(とギャラ)を考えれば、想像できたことではあるが。
(追加:2004年8月25日)
1998
Liquid Tension Experiment : Liquid Tension
Experiment
 
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- Paradigm Shift
- Osmosis
- Kindred Spirits
- The
Stretch
- Freedom Of Speech
- Chris And Kevin's
Excellent Adventure
- State Of Grace
- Universal Mind
-
Three Minute Warning
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- Tony Levin - Bass, Stick And NS Electric Upright Bass
John -
Petrucci - Guitars Mike Portnoy - Drums Jordan Rudess - Keyboards
- Magna Carta の企画で始まったリキッド・テンション・エクスペリメントの作品。
新旧のドリーム・シアターのメンバーとトニー・レヴィンが、1回のリハーサル後、バンドとしてのレコーディングを1週間で終わらせた作品で、テンションが高めのテクニカルなプログレ・ハードな楽曲で埋め尽くされている。
同時期のボジオ・レヴィン・スティーヴンスと比べると一本調子な所もあるが、演ってて楽しいんだろうなぁ雰囲気はこちらの方が感じ取ることができる。
編集を一切行っていない30分にも及ぶセッションをそのまま収録した ” Three Minute Warning ”
みたいな曲がどうやって捻り出されたのかが不思議なのだが、それ以上に ” Paradigm Shift ”
の血管がブチ切れそうになるテンションの高さには圧倒される。 年をとり、最近は風呂に入る時にヒートショックを起さないよう気をつけているのだが、”
Paradigm Shift ” を聴くにあたってはそれ同等の心構えが必要である。 (追加:2019年2月25日)
First : 黒沢健一

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- Oh Why
- Rock'n Roll
- Round Wound
- Love Love
- Mad man Across The Water
- Easy Romances
- Morning Sun
- Wondering
- FAR EAST NETWORK
- Really I Wanna Know
- Rock'n Roll ( reprise )
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1999
Liquid Tension Experiment 2 : Liquid Tension
Experiment
 
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- Acid Rain
- Biaxident
- 914
- Another Dimension
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When The Water Breaks
- Chewbacca
- Liquid Dreams
-
Hourglass
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- Tony Levin - Chapman Stick & Bass Guitar
John - Petrucci - Guitars
Mike Portnoy - Drums & Percussion Jordan Rudess - Keyboard
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リキッド・テンション・エクスペリメントのセカンド・アルバム。
ボジオ・レヴィン・スティーヴンスのファーストとセカンドとの関係と同じように、本作のレコーディングはファースト・アルバムよりは時間をかけている。
ただボジオ・レヴィン・スティーヴンスとの違いは、そのレコーディングへの時間のかけ方の差が作品の違いに大きく現れていない。
ということで、本作品は前作同様のハイテンションなインストがこれでもかと収録されている。
そのテンションの高さには何とかついていくことができても、テクニカルな演奏には流石に満腹感を感じてしまうことは否めない。
自分の気持ちを上げたい時に聴くには最適だが、上がりきった所で止めておくのが、本作品への正しい接し方だと思う。 (追加:2019年2月25日)
Spontaneous Combustion : Liquid Trio Experiment
 
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- Chris & Kevin's
Bogus Journey
- Hot Rod
- RPP
- Hawaiian Funk
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Cappuccino
- Jazz Odyssey
- Fires Dance
- The
Rubberband Man
- Holes
- Tony's Nightmare
- Boom Boom
-
Return Of The Rubberband Man
- Disneyland Symphony
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- Tony Levin - Bass
Mike Portnoy - Drums Jordan Rudess - Keyboards
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本作品は、リキッド・テンション・エクスペリメントのセカンド・アルバムのレコーディング中に、ギターリストのジョン・ペトルーシの妻が早産となり離脱、その間のセッションを収録した作品である。
ドリーム・シアターには及ばないまでも、リキッド・テンション・エクスペリメントのセールスに Magna Carta が興奮したのも判らないではない。
ただやはり本作品の内容はトリオによるセッションそのままであり、ライナー記載してあるマイク・ポートノイの思い入れが伝わってくる内容ではない。
せめてリリースのタイミングをリキッド・テンション・エクスペリメントのセカンド・アルバム直後にしておけばよかったのにと思う。 (追加:2019年2月25日)
2000
Waters Of Eden : Stick Men
 
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From Here to the Stars
Tony Levin
/ vox sample, bass -
Pillar of Fire
Larry Fast / synth,
Jerry Marotta / drums, Jeff Pevar / guitar,
T.L. / upright bass, bass -
Waters of Eden
California Guitar
Trio / acoustic guitars, Jerry Marotta / drums,
David Sancious / piano, synth,
T.L. / cello, bass - Opal Road
Larry Fast / synth, Steve Gom / bansuri flute,
Jerry Marotta / drums, Jeff Pevar
/ guitar, T.L. / bass - Gecko Walk
Larry Fast / synth, Jerry Marotta / drums,
Jeff Pevar / guitar, David Torn /
drum processing, T.L. / bass - Utopia
Larry Fast / synth, Jerry Marotta / drums,
Jeff Pevar / guitar, T.L. / bass - Belle
Pete Levin / synth, T.L. / bass - Icarus
Jerry Marotta / drums, Jeff Pevar / guitar,
David Sancious / virtual soprano, synth
T.L. / bass - Bone & Flesh
Larry
Fast / synth, Steve Gom / bansuri flute,
Jerry Marotta / drums, David Torn
/ guitar, loops, oud, T.L. / cello, bass -
Boulevard of Dreams
Warren
Bemhardt / piano, T.L./ bass
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- Tony Levin : Ghapman Stick & Vocals
Pat Mastelotto : Traps &
Buttons Markus Reuter : Touch Guitar & Vocals
- トニー・レヴィンの2作目のソロ・アルバム。
世界各地でのマテリアルを集めた前作と異なり、ウッドストックをレコーディングの拠点として制作されている。
自らライナーに、ワールド・ミュージックとクラッシックの融合を試みた、と記載してあるように所謂ロックのアルバムではないが、ワールド・ミュージック色もクラッシック色も強くない。
それよりもレヴィンが共演者と対峙することより調和することを意識しているようで、リズムとメロディの重なり合いを堪能することができる作品となっている。
ファースト・ソロ・アルバムでレヴィンの懐の深さを再認識することができたが、本作ではその深い懐が多方面にあることが判る。 (追加:2020年11月10日)
Aura : ASIA

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- Awake
- Wherever You Are
- Ready To Go Home
- The Last Time
- Forgive Me
- Kings Of The Day
- On The Coldest day In Heel
- Free
- You're The Stranger
- The Longest Night
- Aura
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Tony Levin - Bass: Chapman Stick,
Music Man
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ジョン・ペイン時代のエイジアの作品。
エイジアはジョン・ペイン時代の編成が最も素晴らしい。 スター・プレイヤーこそいないが、バンドとしての結束は逆に高まっている。 そんなベストな編成で制作された本作品は、ドラマチックでシンフォニックで美メロに溢れ、エイジアの最高傑作と呼んでも過言ではない。
...ウソです。 そんなわけありません、駄作です。 黄金期のメンバーがいないから厳しい評価になるわけではありません。 エイジアの冠が無かったとしても評価は同じです。
そんな作品にレヴィンが1曲のみクレジットされている。 ベース・プレイヤーであるジョン・ペインがいる中、レヴィンが参加する意義がどこにあったのかよくわからないのだが、少なくとも私のようにレヴィン目当てで購入した人もいるはずで、それが狙いだったのかもしれない。
レヴィンがいいように使われてしまっているようで、また悔しい。
(追加:2012年10月10日)
Situation Dangerous : Bozzio Levin Stevens

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- Dangerous
- Endless
- Crash
- Spiral
- Melt
- Tragic
- Tziganne
- Lost
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- Terry Bozzio - drums
Tony Levin - bass and stick
Steve Stevens - guitars
- 『 Black Light Syndrome 』
に続く、テリー・ボジオ、スティーヴ・スティーヴンス、レヴィンによるセッション・アルバム。
前作はレコーディングをわずか5日間で終了させた文字通りのセッション・アルバムであったのに対し、本作品ではレコーディング前に1週間ほどのリハーサルを行っていることが大きく異なっている。
リハーサルの結果、冗長的な所は見られなくなっているものの、緊張感については前作に劣っている。 この辺りが1週間という微妙な期間の難しさなのかもしれない。 一発勝負での問題点はクリアにできるかもしれないが、バンド(セッション)としてのケミストリーが生じるところまでいっていない。 曲の完成度こそ上がっているものの、前作の最大の特徴であった緊張感があまり感じられなくなってしまっているのが残念である。
となると、次はリハーサルなしで観客を前にしたライヴ・レコーディングだ、などと勝手に妄想してみたが、残念ながら本作品以降このメンバーでのセッションは実現していない。
3人のギャラとスケジュールを踏まえれば、妙案だと思うんだけどなぁ...
(更新:2004年9月26日)
Voices Of Life : The Bulgarian Women's Choir - Angelite

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- Nov Den ( A New Day )
- Polegnala e Toudora ( Todora's Dream )
- Pilentze Pee ( A Little Bird is Singing )
- Kalimanko Denko ( Godmother Denka )
- Triptih ( Three Customs )
- Utopia [ Chapman Stick ]
- Begala e Vena ( Vena Has Run Away )
- Mechmetio
- Sestro Dobriano ( Sister Dobriana )
- Jano, Hubavo Jano ( Yana, Beautiful Yana )
- Trista Pushki ( Three Hundred Rifles )
- Zavesta Pada ( The Curtain Falls )
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- エディ・ジョブソンがプロデュースをしたブルガリアン・ヴォイスの作品。 レヴィンは
” Utopia ”
にスティックでセッション参加している。
他の殆どの曲がコーラスを中心に曲を構成している中、本曲においては、レヴィンのスティックがその骨格をなしている。
詳細は、ブルーフォードのページを参照してください。。
(追加:2002年8月25日)
Rocks The West
: California Guitar Trio

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- Scramble
- Symphony No.9
- Bohemian Rhapsody
- Caravan
Moroccan Roll w/drum solo
- Punta Patri
- Waters of Eden
- Blue-eyed Monkey
- Pathways
- Pictures at ah Exhibition
Hut of the Baba Yaga and the Great Gate of Kiev
- Happy Time in Fun Town
- Misirlou
- Rokudan
- Blockhead
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- Bert Lams, Paul Richards, Hideyo Moriya Acoustic
Guitars
Tony Levin Fretless bass, Chapman Stick (Tracks 1,5,6,8,10,11,13)
Bill Janssen Saxphone (Tracks 7,8,10,11,13)
OVO : Peter Gabriel
 
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- The Story Of OVO
- Low Light
- The Time Of The Turning
- The Man Who
Loved The Earth / The Hand That Sold Shadows
- The Time
Of The Turning ( Reprise ) / The Weavers Reel
-
Father, Son
[ Bass: Tony Levin ]
- The
Tower That Ate People
- Revenge
- White Ashes
-
Downside-Up
[ Bass: Tony Levin ]
-
The Nest That Sailed The Sky
-
Make
Tomorrow [ Mid section bass: Tony Levin ]
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- ピーター・ガブリエルによる、ロンドンのミレニアム・ドームで行われたショーのための音楽。
家族3代をテーマに、世界中から時代を問わず様々な音楽が取り込まれている。
位置づけとしてはガブリエルのオリジナル・アルバムなのだが、他の作品と比べ取っ付きにくい作品であることは否めない。
多分本作品を理解するためには語学だけではなく、イギリスの文化、そして世界の民族音楽に対しての造詣が必要になるのだと思う。
そうした理解が無い私は、ややもすると集中して聴いていられなくなることがあるのだが、レヴィンのベースはやはり凄いと思う。
参加している3曲がそもそも聴きやすい曲であることもあるが、レヴィンのベースはメロディアスでとても美しい。
(追加:2016年6月25日)
High Life : Yamagen
 
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- Life
- Habanero! [
Fretless Bass : Tony Levin ]
- Coast To Coast
[ Bass : Tony Levin ]
- クロマ王朝の悲劇 ( Chromatic Tragedy )
- Northern Light
[ Fretless Bass & Stick : Tony Levin ]
- Sneak I/O [
Bass : Tony Levin ]
- Trivia
- (Kona)
- Stars & Us
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- 小倉博和と、 松たか子の夫でもある佐橋佳幸の2人のギタリストによるとユニット、山弦の作品。
テクニカル志向になりすぎず、フュージョンにもリゾート・ミュージックにもなりすぎない、ひたすら気持ちの良い楽曲で構成されている作品である。
こうした楽曲にトニー・レヴィンの演奏はドンピシャとハマっている。 特に ”
Northern Light
” を除く3曲では、スティーヴ・ガッドとのリズム隊が久々に復活しており、そのコンビネーションの素晴らしさを堪能することができるのが嬉しい。
山弦側からのリクエスによるものか、スケジュール上ブッキングされた結果によるものか判らないが、良い仕事をしてくれたと思う。 (追加:2019年9月25日)
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