King Crimson Data Base
Home   Discography   Magazine Index   Books   Random Theme   Updates 

Exposures - God Save The Queen / Under Heavy Manners

 

14   God Save The Queen / Under Heavy Manners 2021 Remaster, Plus :

  1. Red Two Scorer
  2. God Save The Queen
  3. 1983
  4. Under Heavy Manners
  5. The Zero Of The Signified
  6. God Save The King
  7. Music On Hold

Disc 14 Original album mastered at DGM Soundworld by David Singleton 2021. Track 6 Previously available on the 1985 compilation God Save The King. 7 Original Jam / Frippertronics Mix previously unreleased.

本作品には、『 God Save The Queen / Under Heavy Manners 』 に、『 God Save The King 』 に収録していた ” God Save The King ” と、未発表曲である ” Music On Hold ” が収録されている。 全曲とも2021年にデヴィッド・シングルトンがリマスターしている。
色々と発見のある 『 Exposures 』 だが、この未発表曲 ” Music On Hold” の発掘、というか新たに編集した音源の素晴らしさは最大の成果の一つと言って良い。 ファンキーなリズムにロング・トーンのフィードバックも取り入れたギターソロで始まり、3分頃からそこに更にシーケンシャル・フレーズが絡む。 その後4分頃からフリッパートロニクスをバックに柔らかな音色のギター・ソロが奏でられ、フリッパートロニクスは消えてたり出たりする一方激しめな音色のギター・ソロが絡み、フリップ一人によるツイン・リード・ギター状態になる。 そして 8:40から冒頭のようなパートに戻り、ラスト近くの11分頃からはエイドリアン・ブリューのような象の鳴き声まで登場する。 編集の匠さによる密室感ある楽曲であるが、フリップのギターを只管堪能することができる。
『 Exposures 』 のクレジットを正とするなら、本CD収録楽曲(= デヴィッド・シングルトンによる 『 God Save The Queen / Under Heavy Manners 』 関連の楽曲)の内、、1,2,3は DVD と Blu-ray にも収録されているが、4,5,6,7は本CDにしか収録されていないことになる。

 

15   Discotronics / Under Heavy Manners - 2021 Mixes

  1. Under Heavy Manners ( Extended )
  2. 1983 ( Band Version )
  3. The Zero Of The Signified ( Extended )
  4. Water Music II ( Full Length Version )
  5. Under Heavy Manners
  6. The Zero Of The Signified
  7. Music On Hold ( Jam )

Disc 15 Mixed and produced from the original multi track tapes by Steven Wilson 2021. Previously unreleased.

Disc 14 がデヴィッド・シングルトンによる 『 God Save The Queen / Under Heavy Manners 』 のリマスターと「Plus」であったのに対し、Disc 15 と 16 は、スティーヴン・ウィルソンが 『 Under Heavy Manners 』 と 『 Exposure 』 レコーディング時の音源も再編集した作品である。
『 Exposures 』 はフリップによるアイディア出しを含めたフリッパートロニクス音源の発掘に努めたが故、レコーディング・データが無い/不確かである/おかしい楽曲も含まれている。 それはそれで仕方がないことだと覆うのだが、Disc 15 と 16 のように新たに編集した場合はその元ネタを判る限り明確にして欲しかった。
本CDでは 『 Discotronics 』 が1-4曲目、『 Under Heavy Manners 』 が5-7曲目と解釈すれば良いと思う。 また、” Music On Hold ( Jam ) ” は、Disc 14 収録の ” Music On Hold ” からフリッパートロニクスのループ音と柔らかな音色のギター・ソロが無い短縮ヴァージョンで、本CDにのみ収録されている。

 

16   Under Heavy Management / Eurotronics

  1. Funky Frippertronics
  2. Feel II
  3. Spanish Landscape ( Band Version )
  4. AA III
  5. Urban Landscape ( Band Version )
  6. Step 'n' Fetch It
  7. Morning
  8. Music On Hold ( Frippertronics Version )
  9. Seascape
  10. Italian Afternoon
  11. Water Music II ( Extended )

Disc 16 Mixed and produced from the original multi track tapes by Steven Wilson 2021. Previously unreleased.

” Disc 15 と同じくスティーヴン・ウィルソンが 『 Under Heavy Manners 』 と 『 Exposure 』 レコーディング時の音源も再編集した作品。
『 God Save The Queen / Under Heavy Manners 』 は、コンセプトが異なる楽曲を2面に分かれるレコードというフォーマットをつかってリリースした作品であった。 一方 Disk 15 と 16 には 『 Discotronics / Under Heavy Manners - 2021 Mixes 』 と 『 Under Heavy Management / Eurotronics 』 という思わせぶりたっぷりのタイトルが付いてはいるが、実態は 『 Remix Vol.1 』、『 Remix Vol.2 』というのが実態である。
なお Disk 25(Blu-ray)のクレジットに準拠すれば、『 Under Heavy Management 』 が1-6曲目、『 Eurotronics 』 が7-11曲目ということになる。

(追加:2022年10月10日)