2005
The Safari Records Singles Collection Part 1 1979-81 : Toyah
|
Safari Records からリリースされたトーヤのシングル・コレクションのパート1で、Cherry Red Records
からリリースされている。
シングルのA,B面をリリース順に並べた編集に芸は全くない。 ただ時代の端境期に重なったためか、トーヤは4曲入り EP
や 12インチと多彩なリリースをしており、日本で入手が困難な初期の作品を殆ど漏れなく聴くことができるのは助かる。
本作品には、アルバムだと 『
Sheep Farming In Barnet 』 から 『 Anthem 』 時代の楽曲が収録されている。 私は本作品を amazon.co.jp
から購入したのだが、新品にもかかわらずジャケットにはトーヤの直筆(と思われる)サインが認められていた。
(追加:2018年1月10日)
The Safari Records Singles Collection Part 2 1981-83 : Toyah
|
Safari Records からリリースされたトーヤのシングル・コレクションのパート2。
アルバムだと 『 Anthem
』 から 『 Love Is The Law 』 の時期までの楽曲が収録されているのだが、バンドとしてのトーヤの良さは、『 The
Changeling 』 後にリリースされたライヴ・アルバム 『 Warrior Rock 』
までで、Safari Records からの最終作である1983年の 『 Love Is The Law 』
での方向性の迷いが前後のシングル曲にも表れてしまっていることがわかる。
とは言え、シンセの音色を別にすればバンドとしてのトーヤの楽曲は一貫してオーソドックスであり、ロック的盛り上がりも充分に感じられる。
それだけにトーヤの奇抜なファッションを全面に出し、New Wave の申し子のような売り方を日本でされてしまったことが残念である。
別なプロモーションと来日公演が当時実現していたら、「フリップの嫁」以外の認知度がもっと高かったはずである。
(追加:2018年1月10日)
2007
Latex Messiah ( Viva la Rebel In You ) : Toyah
Latex messiah ( Viva la Rebel In You )
トーヤのシングルの入手には苦労する。
80年台前半はドーナツ盤を、80年台後半は12inchを多発しており、それなりの数がある上に、日本に入ってきた量は決して多くない。
そんなトーヤが、本作品以降シングルについてはダウンロード販売に軸足を写している。
80年台の残り香がする本楽曲は、アップテンポで高揚感を高めてくれる。
(追加:2013年7月25日)
2008
Good Morning Universe The Very Best Of Toyah : Toyah
|
トーヤのオール・タイム・ベスト・アルバム。
バンドとしてのトーヤの楽曲をCD1に、ソロとしてのトーヤの楽曲をCD2に、シングルA面の曲を中心に年代順にまとめた編集となっており、トーヤの入門編としては最適な作品である。
amazon 等でトーヤを検索すると、オリジナル作品に紛れてトーヤの楽曲を収録したカラオケ作品がヒットすることがある。 勿論その楽曲の殆どは ”
Ieya ” なのだが、それでもイギリスにおけるトーヤのポピュラリティの高さを如実に表す事例である。
2010年代に入って、現役エンターテイナーとしての活動と並行して過去のアルバムの楽曲を中心としたコンサートをトーヤは行っているが、本作品で代表曲を聴いてるとそうした需要が現存していることがよく解かる。
(追加:2018年1月10日)
In The Court Of The Crimson Queen : Toyah
|
Vocals : Toyah Willcox
All Instruments : Simon Darlow
except Alfie Darlow : violin on Heal Ourselves
and additional drum loops on Lesser God, Sensational and Heal Ourselves
Backing vocals by Toyah Willcox & Simon Darlow
セレブ、であるらしい。 ライナーによるとトーヤは。
今の日本における「セレブ」という単語の意味合いと、イギリスにおけるそれがどれだけ違うのかよくわからないが、アルバムに夫の代表作をパロったタイトルをつけるセンス、そして奇抜なメイクとファッションからすると、気取った雰囲気を売り物にしていないイロモノ(褒め言葉)である可能性が非常に高い。
しっかりと造りこまれたバックの演奏に、どこか哀愁を感じる歌メロが絡み、完成度が高い作品となっている。
音楽活動を Humans
として活発化させたのは、本作品での充実感によるものかもしれない。
(追加:2010年3月28日)
2009
We Are The Humans : The Humans
|
Toyah voice loops angry bee
Chris bass guitar organ humming
Bill bass synths gadgets whirring organ drums claps hums
Bonus Track
Toyah voice
Chris bass guitar
Bill bass drums oohs aahs snaps claps
Bobby Willcox guitar slinger
Don snaps claps
ナンシー・シナトラの ” These Boots Are Made For Walkin ” のカヴァーで話題となった後発売された The Humans
の作品。
(追加:2010年12月25日)