King Crimson Data Base
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Brian Eno Discography / the late 1990s

1996

Booth and the Bad Angel : Booth and the Bad Angel

  1. I Believe
  2. The Dance Of Bad Angels
  3. Hit Parade
  4. Fall In Love With Me
  5. Old Ways
  6. Life Gets Better
  7. Heart
  8. Rising
  9. Butterfly's Dream
      Backing Vocals : Brian Eno and Angelo Badalamenti
  10. Stranger
  11. Hands In The Rain
  12. When You Smiled

ジェイムスのヴォーカリストであるティム・ブースと、TVドラマ 『 ツイン・ピークス 』 の音楽を担当したアンジェロ・バダラメンティとの作品。
イーノによって思いっきり過激な方向に振れた針を戻すために必要なリハビリだったのかもしれない。 借用感があるメロディと映画音楽のような大袈裟さが薄くブレンドされたような音楽で、どんな音楽趣向の人もそれなりに聴くことができるが、無人島に持っていく1枚に選出されることはありえない作品となっている。
イーノは1曲だけバック・コーラスで参加、 素っ頓狂な声が多分イーノ。
(追加:2017年7月10日)

 

Trainspotting

  1. Just For Life : Iggy Pop
  2. Deep Blue Day : Brian Eno
  3. Trainspotting : Primal Scream
  4. Atomic : Sleeper
  5. Temptation : New Order
  6. Nightclubbing : Iggy Pop
  7. Sing : Blur
  8. Perfect Day : Lou Reed
  9. Mile End : Pulp
  10. For What You Dream Of : Bedrock featuring KYO
  11. 2:1 : Elastica
  12. A Final Hit : Leftfield
  13. Born Slippy : Underworld
  14. Closet Romantic : Damon Albarn

名作、『トレインスポッティング』のサウンドトラック。
この映画の主人公達が、当時のスコットランドの若者の生活の全てを代表しているとは流石に思わないが、こんな主人公達がいてもおかしくない、こんなことをしてたに違いない、という説得感が滅茶苦茶強いのが本作品の魅力だと思っている。
名場面が多い本作品の中でも屈指のインパクトを誇る「スコットランドで最低のトイレ」の大便器の中に落としたクスリを探す場面で、イーノの ” Deep Blue Day ” が使われている。 糞尿まみれの便器の中を泳いでクスリを探すという、どうしようもない程幻想的なシーンに 『 Apollo  Atmospheres & Soundtracks 』 からの楽曲が使われるのは、最高のジョークだと思う。
(追加:2018年10月10日)

 

Songs In The Key Of X

  1. Mark Snow / X-Files Theme ( Main Title )
  2. Soul Coughing / Unmarked Helicopters
  3. Sheryl Crow / On The Outside
  4. Foo Fighters / Down In The Park
  5. William S. Burroughs & R.E.M. / Star Me Kitten
  6. Nick Cave And The Bad Seeds / Red Right Hand
  7. Filter / Thanks Bro
  8. Frank Black / Man Of Steel
  9. Meat Puppets / Unexplained
  10. Danzig / Deep
  11. Screamin' Jay Hawkins / Frenzy
  12. Elvis Costello with Brian Eno / My Dark Life 
  13. Rob Zombie And Alice Cooper / Hands Of Death ( Burn Baby Burn )
  14. P.M. Down / If You Never Say Goodby
  15. X-Files Theme / (P.M.Down Remix)

X-Filesからインスパイヤーされた作品集。 サントラではないとのこと。
ラインナップは豪華で、当時のX-Filesの人気の高さを充分伺うことができる。 そんな中、コステロとイーノという組み合わせも、意外性だけではなく充分豪華なものである。
エレクトロニクスをバックにコステロがバラードを唄う楽曲なのだが、その内容が非常に素晴らしい。 コステロによる歌メロ、ヴォーカルが良い上に、それを活かすアレンジが見事に施されている。 およそケミストリーが発生するとは想像できないカップルによる、唯一無二の楽曲である。
(追加:2010年8月10日)

 

1997

The Drop : Brian Eno

  1. Slip, Dip
  2. But If
  3. Belgian Drop
  4. Cornered
  5. Block Drop
  6. Out / Out
  7. Swanky
  8. Coasters
  9. Blissed
  10. M.C.Organ
  11. Boomcubist
  12. Hazard
  13. Rayonism
  14. Dutch Blur
  15. Back Clack
  16. Dear World
  17. Iced World
  1. Swat & Rut
  2. Slicing System
  3. Sharply Cornered

Music And Cover ・ Brian Eno

アンビエントではないインストが多く収められた作品集。
ドローンを中心としたアンビエント風の小曲もあるのだが、楽曲の殆どは、音程に高低がしっかりあるメロディが唐突に始まり、繰り返され、唐突に終わる、というパターンで、イーノが一般流通販売した作品の中では珍しい作風である。 ラストの ” Iced World ” でさえも、アンビエントに走るのではなく、短めのメロディが何度も繰り返されている。
リリースされた当時、オリジナルのアルバム・タイトルに Jazz という単語があったため、イーノによる Jazz 作品と語られることが多かったが、Jazz について全く素人の私からしても、強引な展開に思えた。 とらえどころが無い作品をリリースする時、イーノは罠を仕掛けるようにキーワードを残すことがあるが、本作リリース時に使われた Jazz も、Jazz と語らせるためのイーノによる高等戦術だったと思われる。
日本盤オリジナルには、ボーナス・ディスクの 8cm CD 3曲が収録されているが、楽曲の傾向は本盤と同じである。
(追加:2016年5月25日)

 

Whiplash : James

  1. Tomorrow
  2. Lost A Friend
  3. Waltzing along
  4. She's A Star
  5. Greenpeace
  6. Go To The Bank
  7. Play Dead
  8. Avalanche
  9. Homeboy
  10. Watering Hole
  11. Blue Pastures

Frequent Interference And Occasional Co-Production - Brian Eno

オリジナル・アルバムとしては1993年の 『 Laid 』 以来となるジェイムスの作品。
『 Laid 』 関連でのイーノ色の強さを払拭するのに、4年ものインターバルが必要だったのかもしれないが、結局のところイーノに回帰してしまっている。 ジェイムスにとってイーノは、食べたらいけないとわかっていながら食べ続けてしまう毒饅頭のようなものかもしれない。 「邪魔ばっかりするけど時々協力する」というクレジットが許される程、イーノは好き勝手にやっている。
ジェイムスというバンドの本質がどこにあるのか判らないが、過剰なまでに空間系エフェクトをかけたギターや、 『 Achtung Baby 』 や  『 Zooropa 』 を露骨に彷彿させる音触りが、そこからかけ離れていることは間違いない。
(追加:2017年7月10日)

 

"Heroes" Symphony : Philip Glass

  1. Heroes
  2. Abdulmajid
  3. Sense of Doubt
  4. Sons of the Silent Age
  5. Neukoln
  6. V2 Schneider

Music composed by Phillip Glass From the Music of David Bowie and Brian Eno

Dennis Russell Davis, Conductor
American Composers Orchestra

"Low" Symphony』 に続き、、フィリップ・グラスが 『 "Heroes" 』 を元に作曲した楽曲をオーケストラが演奏した作品。
あくまでもインスパイア作品であるのは前作と同じであり、原曲のフレーズがそのまま出てくるのは稀である。 そんなことはわかっていても、オリジナルでも重要曲であった ” Warszawa” ではオリジナル・フレーズが多用されていただけに、本作においては ” Heroes ” のフレーズがどの様に演奏されるかを期待してしまう...
のだが、皆無。 この曲を聴いて原曲のどこからインスパイアされて、どのように展開されたのかを判るには、現代音楽に対する途方もない程の造詣が必要なのだと思う。 個人的には、その造詣を深める時間があるなら、オリジナルの 『 "Heroes" 』 を繰り返し聴きたいと思う。
イーノの本作品に対する音楽的関与は、前作同様全く無い。
(追加:2017年11月10日)

 

Shleep : Robert Wyatt

  1. Heaps of Sheeps    [ Brian Eno  vocal chorus, synthesiser ]
  2. The Duchess    [ Brian Eno  synthesiser ]
  3. Maryan
  4. Was a Friend
  5. Free Will and Testament
  6. September the Ninth
  7. Alien
  8. Out of Season
  9. A Sunday in Madrid    [ Brian Eno  synthesiser, synth bass ]
  10. Blues in Bob minor
  11. The Whole Point of No Return

ロバート・ワイアットのヴォーカルを最大限活かすべく、丁寧に作り込まれたソロ・アルバム。
所謂プログレに期待される音の要素は殆ど無く、奇をてらった演奏やアレンジも無い。 只々ワイアットのヴォーカルを、インスト群がひたすら支えている。 ワイアットの声質がたまらなく好きだという人には最上の作品だろうし、そこまでのこだわりが無い人(ちなみに私もこれ)にも秀逸なヴォーカル・アルバムとして堪能することができる。
イーノの演奏はひたすら地味。 ただ本作においては演奏が地味であるということが最も求められていたことであるはずで、イーノは趣旨に応じた対応を見事にこなしていることになる。
(追加:2016年1月10日)

 

1998

Music From The Original Motion Picture Velvet Goldmine

  1. Needle In The Camel's Eye : Brian Eno
  2. Hot One : Shudder To Think
  3. 20th Century Boy : Placebo
  4. 2HB : The Venus In Furs
  5. T.V. Eye : Wylde Ratttz
  6. Ballad Of Maxwell Demons : Shudder To Think
  7. The Whole Shebang : Grant lee Buffalo
  8. Ladytron : The Venus In Furs
  9. We Are The Boyz : Pulp
  10. Virginia Plain : Roxy Music
  11. Personality Crisis : Teenage Fanclub & Donna Mathews
  12. Satellite Of Love : Lou Reed
  13. Diamond Meadows : T.Rex
  14. Bitter's End : Paul Kimble & Andy Mackay
  15. Baby's On Fire : The Venus In Furs
  16. Bitter - Sweet : The Venus In Furs
  17. Velvet Spacetime : Carter Burwell
  18. Tumbling Down : The Venus In Furs
  19. Make Me Smile ( Come Up And See Me ) : Steve Harley

デヴィッド・ボウイが楽曲提供をしなかったことで、一気になんだか訳のわからないグラム・ロック映画に成り下がった 『 Velvet Goldmine 』 のサウンとトラック。
イーノの楽曲はソロから ” Needle In The Camel's Eye ” と、ロキシー・ミュージックの ” Virginia Plain” が収録されている。 それはそれで構わないのだが、劇中バンドという設定のヴィーナス・インファーズによる ” Baby's On Fire ” のカヴァーが酷い。 ” Needle In The Camel's Eye ” と同じく、名盤 『 Here Comes The Warm Jets 』 に収録され、ロバート・フリップのギター・ソロが炸裂する名曲が、原曲に対する愛が一欠片も感じられない演奏でお茶を濁されてしまっている。
(追加:2018年10月10日)

 

1999

Sonora Portraits 1 : Brian Eno

  1. I Feel You, life's too short mix.
  2. Distant Hill
      taken from Derek Jarman's Glitterbug
  3. Asian River
      taken from the album Music For Films III
  4. Radiothesia III
      taken from Derek Jarman's Glitterbug
  5. Swanky
      taken from the album The Drop
  6. Theme From "Creation"
      taken from the album Music For Films III
  7. White Mustang ( with Daniel Lanois )
      taken from the album Music For Films III
  8. Left Where It Fell ( with Jah Wobble )
      taken from the album Spinner
  9. Spinning Away ( with John Cale )
      taken from the album Wrong Way Up
  10. Stravinsky
      taken from Derek Jarman's Glitterbug
  11. Saint Tom
      
    taken from the album Music For Films III
  12. Theme For "Opera" ( with Roger Eno )
      taken from the album Music For Films III
  13. Neroli
      taken from the album All Saints Calling,
      original version appears on the album Neroli
  14. Brian Eno Speaks

ブックレットとCDがセットになっており、CDはアンビエント系の楽曲を中心としたコンピレーションとなっている。
同コンセプトのアンビエント系の曲をアルバム1枚分聴かされるとさすがに飽きてしまうのだが、複数の作品から傾向の異なるアンビエント系の曲が収録されているため最後まで通して楽しむことができる。 編集盤という性格が功を奏した好盤だと思う。
デレク・ジャーマンの映像作品用からの3曲とか、” Neroli ” の短縮ヴァージョン ( 『 Brian Eno I : Instrumental 』 に収録されている短縮ヴァージョンより若干長め ) 等、珍しい曲も収録されているのだが、そういったウリが無かったとしても充分に楽しむことができる。
ブックレットには、イタリア語と英語が対比させながら記載されている。 イタリア語の習得には最適、などということはなく、眺めて終了してしまった。
(追加:2006年6月25日)

 

Millionaires : James

  1. Crash
  2. Just Like Fred Astaire
  3. I Know What I'm Here For
  4. We're Going To Miss You
  5. Strangers
  6. Hello
  7. Afro Lover
  8. Surprise
  9. Dumb Jam
  10. Someone's Got It In For Me
  11. Vervaceous

Produced by Brian Eno With Saul Davies And Mark Hunter From James,
Except Track 2 Produced By Brian Eno And Steve Osborne.
All Tracks Mixed By Dave Bascombe Except Tracks 6 8 11 Mixed By Brian Eno.
Brian Eno Construction Tracks 1,3,7,8,11.

三度イーノがプロデュースに取り組んだジェイムスの作品。
U2のような音作りに今回新たにプラスされたのは、初期ロキシー・ミュージックの要素と言えば良いのか。 ロキシー当時のアナログ・テープによる操作ではなくデジタル処理によるものだろうが、イーノが参加したロキシーの最初と最後の曲での音響処理を、そのまま本アルバムの最初と最後に再現している。 1曲目の ” Crash ” の終わらせ方はファアースト・アルバム1曲目の ” Re-Make / Re-Model ” だし、ラストの ” Vervaceous ” の最後に女性の声が反復されるのはセカンド・アルバム最後の曲 ” For Your Pleasure ” である。
仮にこれらが思い過ごしであったとしても、初期ロキシー・ミュージックの喧騒感を彷彿させる音作りは、アルバム全体に施されている。 イーノがここまで好き放題やれる何かが、ジェイムスとの間にはあったのだろう。
(追加:2017年7月10日)

 

2000

Music for 陰陽師

CD1 伶楽舎

CD2 Brian Eno with Peter Schwalm

  1. Star Gods
  2. Six Small Pictures
  3. Connecting Heaven to Earth
  4. Little Lights
  5. The Milky Way
  6. Faraway Suns

Music Written Produced and Performed by Brian Eno with Peter Schwalm
Voice    Kyoko Inatome

岡野玲子の作品、 『 陰陽師 』 のイメージ・アルバム。 イーノは、2枚組CDの1枚をピーター・シュワルムと担当している。
雅楽のCDを参考にしながらもそれ風の音を出そうとはしなかった、とイーノによるライナーに記載してある通り、本作品から 『 陰陽師 』 を想像することは難しい。 ただ、曲は短めでバリエーションにも富んでおり、 『 陰陽師 』 ということを意識さえしなければ、イーノのアンビエントものの入門編として手頃かもしれない。
そのイーノのライナーにはまた、平安時代についてはほとんど知らないが 『 枕草子 』 なら読んだことがある、と記載してある。 こういうハッタリをかますところが、イーノの良いところだと思う。 学生時代の古文の授業の「カ変」でつまづいた私には、ここまでの法螺は吹けない。
(追加:2008年2月25日)

 

Exile : Geoffrey Oryema

  1. Piny Runa Woko [ Brian Eno    backing vocals ]
  2. Land Of Anaka
    [ Brian Eno    Yamaha (DX7 and CS80), piano, backing vocals ]
  3. Piri Wango Iya
  4. Ye Ye Ye
  5. Lacan Woto Kumu
  6. Makambo [ Brian Eno    backing vocal texture ]
  7. Jok Omako Nyako
  8. Solitude
  9. Lubanga
  10. Exile

Produced by Brian Eno

Real World からリリースされたウガンダのミュージシャン、ジェフリー・オリエマの作品。
本作品は、私のような所謂ワールドミュージックなるものに長けていない者がイメージする民族楽器とポリリズムが全面に出した音楽ではない。 もちろん、そういう傾向の楽曲もあるが、それ以上にリズム楽器のようなジェフリー・オリエマののヴォーカルの面白さが強調された作品となっている。
ワールドミュージックとロックの融合などという陳腐なアプローチがをいい加減使い古されていた2000年において、プロデユーサーとしてクレジットされたイーノの貢献度は非常に高いものと思われる。 また、プロデューサーとしてだけではなく、” Land Of Anaka ” での笛の音と絡む、旧式のシンセサイザーを使ったイーノの薄く上品な音色は絶品である。
(追加:2016年9月10日)

 

Faith And Courage : Sinéad O'connor

  1. The Healing Room
  2. No Man's Woman
  3. Jealous
  4. Dancing Lessons
  5. Daddy I'm Fine
  6. 'Til I Whisper U Something
  7. Hold Back The Night
  8. What Doesn't Belong To Me
  9. The State I'm In
  10. The Lamb's Book Of Life
  11. If U Ever
  12. Emma's Song  
  13. Kyrié Eléison
  14. Emma's Song ( Adrian Sherwood Mix )

Piano : Brian Eno
Produced by Brian Eno & John Reynolds
Mixed by Brian Eno & John Reynolds

シニード・オコナーが2000年に発表した作品。
個人的には、音楽雑誌に掲載されていたオコナーの発言や活動は知っていたが、その音楽には接してきたことが無いだけに、本作品が彼女の作品群の中でどのような位置づけはよくわからない。 リズム隊(特にベース)がレゲエなのだけど、そのリズムだけが前面には出てきておらず、オコナーのヴォーカルをしっかりと味わうことができる。
イーノのシンセサイザーが大きくフィーチャーされている ” Emma's Song ” は、日本ではキリン・ビールの CMソングに使われた。 イーノのシンセサイザーがお茶の間に流れた、と書いてみると中々感慨深い。
(追加:2019年4月10日)

 

All That You Can't Leave Behind : U2

  1. Beautiful Day
      Synthesizers / programming : Brian Eno
      Produced by Daniel Lanois and Brian Eno
  2. Stuck In A Moment You Can't Get Out Of
      Synthesizers : Brian Eno and Bono
      Produced by Daniel Lanois and Brian Eno
  3. Elevation
      Synthesizers : Brian Eno and The Edge
      Produced by Daniel Lanois and Brian Eno
  4. Walk On
      Produced by Daniel Lanois and Brian Eno
  5. Kite
      Backing vocals : The Edge, Brian Eno, Daniel Lanois
      Produced by Daniel Lanois and Brian Eno
  6. In A Little While
      String arrangement and synthesizer : Brian Eno and Bono
      Produced by Brian Eno and Daniel Lanois
  7. Wild Honey
      Synthesizer : Brian Eno and Bono
      Produced by Brian Eno and Daniel Lanois
  8. Peace On Earth
      Synthesizers : Brian Eno and Bono
      Produced by Daniel Lanois and Brian Eno
  9. When I Look At The World
      Synthesizers : Brian Eno and Bono
      Produced by Brian Eno and Daniel Lanois
  10. New York
      Synthesizer : Brian Eno and Bono
      Produced by Brian Eno and Daniel Lanois
  11. Grace
      Synthesizers / programming : Brian Eno
      Produced by Daniel Lanois and Brian Eno
      Mixed by Brian Eno

『 Achtung Baby 』、『 Zooropa 』、『 Pop 』 と、従来の演奏フォーマットを変更した U2 が、改めてそのフォーマットを変更した作品。
バンドとしての演奏を際立たせるために効果的にエレクトロニクスを活用した作品、と一言でまとめると 『 The Joshua Tree 』  と同じになってしまうが、演奏フォーマットを変更した3作品を経ているだけに、その活用方法は衝撃度こそ少ないが貢献度は増している。
となると、やはりこれはイーノの出番であって、演奏、プロデュースと U2 の作品の中での活躍度は最も高くなっている。 イーノと U2 の間にどのような人間関係があるのかには全く興味がないが、タイミングよくケミストリーを発生する背景になにがあるのかは興味深い。
(追加:2015年6月25日)

 

The Million Dollar Hotel Music From The Motion Picture

  1. The Ground Beneath Her Feet : U2 With Guest Daniel Lanois On Pedal Steel
      Produced by Daniel Lanois and Brian Eno
  2. Never Let Me Go : Bono And The MDH Band
  3. Starless : U2
      Produced by Daniel Lanois and Brian Eno
  4. Satellite Of Love : Milla Jovovich With The MDH Band
  5. Falling At Your Feet : Bono And Daniel Lanois
  6. Tome Tom's Drream : The MDH Band
  7. The First Time : U2
      Produced by Flood, Brian Eno and The Edge
  8. Bathtub : The MDH Band
  9. The First Time ( Reprise ) : Daniel Lanois And The MDH Band
  10. Tom Tom's Room Brad Mehldau With Bill Frisell
  11. Funny Face : The MDH Band
  12. Dancin' Shoes : Bono And The MDH Band
  13. Amsterdam Blue ( Cortège ) : Jon Hassell, Gregg Arreguin, Jamie Muhoberac And Peter Freeman
  14. Satellite Of Love ( Reprise ) :  The MDH Band Featuring Daniel Lanois, Bill Frisell, Greg Cohen
  15. Satellite Of Love ( Danny Saber Remix ) : Milla Jovovich With Jon Hassell And Danny Saber
  16. Anarchy In The USA : Tito Larriva And The MDH Band

The Million Dollar Hotel Band :-
Bono - Vocals, Guitar, Piano.
Daniel Lanois - Guitars, Vocals, Pedal Steel.
Jon Hassel - Trumpet.
Brian Eno - Synthesisers.
Greg Cohen - Bass.
Brian Blade - Drums.
Adam Dorn - Beats / Synth / Programming.
Bill Frisell - Guitar.

『 ミリオン・ダラー・ホテル 』 という映画のサウンドトラック。 未見のため内容はわからないが、主演のミラ・ジョヴォヴィッチがゾンビと戦う映画でないことはあ確かである。
イーノと U2 人脈で構成された映画のタイトルそのままのバンド、ミリオン・ドラー・バンドがサウンドトラックを担当している。 ボノ+ イーノ 名義で良かったのではないかと思うが、そうはできない大人の事情があったのかもしれない。
U2 大好きという人が購入しても楽しめる内容ではないが、ではイーノが好きなら必聴ということもなく、中途半端な内容となっている。
(追加:2018年10月10日)