本作品は、King Crimson Collectors' Club の11作品目 として販売されたものと同じもの。
(追加:2013年7月10日)
1981/ 5/ 7 Polytechnic, Manchester, England
DGM Live からリリースされた、バンド名が Discipline だった頃のライヴ。
この時期の音源としては、KCCC11としてリリースされた4月30日のライヴ以来となるが、未消化の新曲とコピーに徹した旧曲というパターンは同じであり、当然のことながら、旧曲の方がオーディエンスにウケてしまっている。 新曲を聴かせるために、クリムゾンの名前をつかってやろ、と思ってしまっても、しょうがないほど反応は大きく分かれてしまっている。
新曲の魅力をなんとか伝えたかったのかもしれないが、” Elephant Talk ”
を2回演奏するのは、単にレパートリーが少ないことを露呈しているだけだと思う。
(追加:2009年12月25日)
1981/ 5/ 8 University, Liverpool, England
リバプール大学で行われたライヴで、アンコールでの ” Elephant Talk ” の再演を含め、前日と全く同じセット・リストである。
この時点で 『 Discipline 』 の全曲が収録されているのだが、新編成のキング・クリムゾンがその編成でのファースト・アルバムのリリース前に全曲をライヴで演奏していたのはこの時期のみである。 しかも未消化の部分はあるとはいえ、ほぼ完成していることに驚かされる。
メンバーがリハーサルを始めたのが3月、それから2ヶ月足らずで従来とは全く異なるコンテキスト上の楽曲をアルバム1枚分完成させてライヴを行う。 メンバー間にケミストリーが発生する、というのは正にこういうことなのだろう。
(追加:2024年4月25日)
1981/ 5/10 Her Majesty's Theatre, London, England
ハー・マジェスティーズ劇場(現ヒズ・マジェスティーズ劇場)で行われたライヴ。 前日までの小規模の会場と異なり、この編成で初めて多くの観衆の前で演奏したことになる。
その緊張があったとは思えないが、” Red ” の最初のメイン・リフでいきなりのミス。 ただそこからの回復が見事で、個々のメンバーの演奏能力の高さに加えバンドとしての成熟度を感じる。
ラストの ” Larks' Tongues In Aspic Part II ” の演奏後の余韻もなくテープが終了してしまうのだが、ここでアンコールが演奏されていた可能性があるのが残念。
(追加:2024年4月25日)
1981/ 5/13 Captain Video, Paris, France
フランスに移動して行われた2日連続ライヴの2日目の演奏。 初日の演奏は現段階ではリリースされていない。
バンドとしての演奏の完成度は更に高まっている。 リハーサルを開始してからわずかの期間で 『 Discipline 』 の全収録曲が出来上がり、ライヴで演奏する度にその完成度が上がっていく、というのは異常なことだと思う。 僅か3日前のハー・マジェスティーズ劇場と比べても違いが判る程である。
この日は ” Elephant Talk ” ではなく ” Discipline ” がアンコールを含め2回演奏されているのが珍しい。
(追加:2023月6月10日)
1980/ 5/15 Paradiso, Amsterdam, Netherlands
フランスのリールでの1公演を経てオーストリアのアムステルダムで行われたライヴ。
この翌日のブリュッセルのライヴで Discipline としてのツアーは一旦終了する。 ケミストリーが生じて短期間でここまで成長するとは想定していなかったとはいえ、つくづくもったいなかったと思う。
” Red ” 演奏開始早々に機材トラブルで音が欠けたためなのか、アンコールで再び同曲を演奏している。 現段階では1曲でも多く新曲を演奏しておけば良かったのにと思えるが、もちろん会場では大盛りあがりだったはずである。
(追加:2024年4月25日)
1981/10/ 8 Venue, London, England
『 Discipline 』 のレコーディング、フリップのフリッパートロニクスのツアーを経て、キング・クリムゾンは10月5日からイギリス・ツアーを始める。 本作品はその4日目、ヴェニューでの2連続公演初日の演奏である。
ツアー開始直後の演奏がどうであったかが本来知りたいが、この日の演奏を聴く限り無難な演奏をこなしている。
新曲である ” Neal And Jack And Me ” のスピード感が無いのだけが残念だけど。
(追加:2024年9月10日)
1981/10/ 9 Venue, London, England
ヴェニューでの2連続2日目の演奏。
前日 ” Indiscipline ” のヴォーカル・パートの入りで間違えたレヴィンもここではしっかりと対応、前日以上にしっかりとした内容となっている。
またこの日はオープニングとアンコールで ” Thela Hun Ginjeet ” を2回演奏、しばらくこのパターンが続くことになる。 レパートリーが少ない中、コンサートの盛り上がりという観点からの判断だと思われる。
(追加:2024年9月10日)
1981/10/12 Music Centre, Utrecht, Netherlands
5日間のイギリス・ツアーを終えたクリムゾンは、同じく短期間のヨーロッパ・ツアーを開始する。 初日のマーストリヒトでの音源はリリースされていないが、2日目の同じオランダのユトレヒトでの演奏が残されている。
『 Discipline 』 のプロモーションという前提で行われたイギリス・ツアーと、基本フォーマットは変わらない。 旧ナンバーを期待する観客を ” Thela Hun Ginjeet ” で盛り上げるという手法は苦肉の策だが成功していると思う。
特に同曲の前に演奏されている ” Improv Intro To Thela Hun Ginjeet ” では、リーグ・オブ・ジェントルメンのライヴでのフリップのギター・ソロ弾きまくりのパターンが再現され、ブリューが ” Thela Hun Ginjeet ” のイントロのギター・カッティングを始めても無視して弾き続けるのが格好良い。
(追加:2023年6月10日)
1981/10/13 Markthalle, Hamburg, Germany
ドイツのハンブルグに移動して行われたライヴを収録した作品。
面白いか面白くないかと言われたら、面白くないライヴである。特段のミスも無いし、ミスがない結果ミスからのリカバリーでとんでもない技を味わうこともできず、無難にこなされる演奏を淡々と聴き続けることになる。
前日 ” Thela Hun Ginjeet ” の導入部のインプロはスリリングであったが、この日 ” Larks' Tongues In Aspic Part II ” の前のインプロはそこまでの面白みは無い。
(追加:2024年9月10日)
1981/10/14 StadtHalle, Cologne, Germany
『 Discipline 』 リリース後のライヴ音源。
となると当然、オーディエンスは 『 Discipline 』 を聴いているわけで、その深遠なる世界を理解した上でライヴ会場に来て、" Red "
や " Larks' Tongues In Aspic Pt II "
といた楽曲についてはフリップによるサービスと充分に理解していることがわかる。
ごめんなさい、ウソです。 そんなこと、わかっていません。
新曲に対するノリが悪いとまでは言わないが、旧曲に対する盛り上がり方、これが全てを表していると思う。
この辺りは、クリムゾンに対して過度な幻想を持つことが、日本固有のものではなく、全世界てきなものであったことがわかる。
もしかしたらそこそこに歴史的価値のある作品かもしれない。
(追加:2013年7月10日)
1981/10/22 El Mocambo, Toronto, Canada
欧州ツアーから連続して行われた北米ツアー初日の演奏を収録したライヴ音源。
『 Discipline 』 リリース後のライヴとはいえ観客の期待は従来の楽曲であり、特に ” Red ” 演奏後はその期待が高まったのか旧ナンバーのタイトルを叫ぶ観客が増えている。
一方各楽曲の構成、演奏とも未だこなれておらず、従来のイメージを一掃して観客を圧倒するような所にまではバンドは到達していない。 それが故に疾走感ゼロの ” Neal And Jack And Me ” や ギター・ソロがフィーチャーされた ” Satori In Tangier ” といった、重箱の隅を突っつくような楽しみ方を見出すこともできる。
(追加:2021年6月10日)
1981/10/23 Concert Hall First House, Toronto, Canada
北米ツアーの2日目で、1日2公演の1回目。
旧ナンバーでありながら当時ライヴでは演奏されていない ” Red ” は、新曲と同様にバンドとしての演奏経験が少ない。 そのためかイントロ・パート後のメイン・リフの入りでミスをしている。
あと ” Satori In Tangier ” ではギター・シンセの使用比率が前日より高くなっているが、楽曲自体の完成度が上がっていないためフリップとサマーズによる 『 I Advance Masked 』 と似た雰囲気を醸し出している。
(追加:2021年6月10日)
1981/10/23 Concert Hall Second House, Toronto, Canada
同日2回目の音源。
DGM Live の解説にも記載されているように、観客に対してフリップが苛ついていることが判る。
一方その苛立ちが演奏にマイナスな影響はなく、前日、当日1回目の演奏よりもむしろ安定した内容となっている。 バンドとしての活動歴が短い段階だけに成熟度の為せるわざではなく、むしろコントロールが効かない結果がプラスに働いたように思える。
(追加:2021年6月10日)
1981/10/29 The Metro, Boston, United States
カナダからアメリカに移っての初日の演奏。
セットリストに大きな変更はない。 この時期レパートリーも未だ少なく、ライヴ全体の構成変更よりも個々の曲、特に新曲の完成度を高めているように思える。 ” Manhattan ” に疾走感が無いのも演奏が上手くいかなかったというより、色々と模索した結果のように思える。
あと、” Indiscipline ” のイントロ・パートでのドラムロールでのブルッフォードの活き活きとした演奏しているのが判る。
(追加:2021年11月25日)
1981/10/30 The Tower Theatre, Philadelphia, United States
ボストンからフィラデルフィアに移動してのライヴ。
音源的には残念な作品である。 先ず前日のボストン音源より音がこもっている。 そしてラストの ” Larks' Tongues In Aspic Pt II ” のラストが切れてしまっている。 音質の悪さは脳内補正できるが、切れてしまった音源は補完できない。 テープ長の問題だと思うが残念である。
” Manhattan ” は前日のように遅めの演奏ではなく、同曲の完成に向けて色々と意図的に試みていることがここでも確認できる。
(追加:2021年11月25日)
1981/10/31 Carnegie-Mellon University, Pittsburgh, United States
3連続公演の3日目、ピッツバーグでの音源
オープニングが ” Frippertronics ” ではなく ” Walk On ” とクレジットされている通り、フリッパートロニクスではなくキーボードによるシーケンシャル・フレーズで始まっている。 フリップによる生演奏ではなく、テープの再生である可能性が高い。
” Elephant Talk ” の前にレヴィンによるスティックのソロが収録されているが、「これがスティックだぜい!」といった自己主張はなく地味めな演奏である。
上記の通り前2日より演奏自体の若干の違いはある一方、音質的には一番厳しいものとなっている。
(追加:2021年11月25日)
1981/11/ 3 Warner Theatre, Washington D.C., United States
移動を含め2日の間を開けて行われワシントンでのライヴで、この後ミューヨークの The Savoy での1日2公演を含め連続5日間のライヴを行うことになる。
その辺りを考慮したペース配分の結果なのか、過度な新しい試みや演奏の緊張感は高くなく無難なライヴとなっている。 ただネガティヴな印象はなく、むしろとっ散らかっていたライヴが上手く整ったように思える。
この日、そして翌日のライヴを経て、The Savoy での1日2回の3連続公演でこの時期のキング・クリムゾンは一旦ピークを迎えたのだと思う。
(追加:2021年11月25日)
1981/11/ 4 Painters Mill Music Theater, Owings Mills, USA
メリーランド州オーウィングス・ミルズでのライヴ音源。
この音源は良い。 前日のワシントンで構成を整えたクリムゾンは翌日からの The Savoy での1日2回の3連続公演で充実したライヴを行うのだが、単独でのこの日の演奏も充実している。
同じ場所での連続公演での閉塞感が無い分、活き活きとしたところも感じられる。
ブートレグ音源ながら音質も良く、 The Savoy での音源を全部聴き込む余裕がない場合、本音源を選択するという手もある。
(追加:2021年11月25日)
クリムゾン が初来日公演を行う1ヶ月前、ニューヨークの The Savoy で行われたライヴ。 1日2回、全6回の演奏を行ったとのことで、11月5日の音源がもう一つある可能性がある。
1ヶ月後の来日公演とセットリストは殆ど同じなのだが、ノリが全く異なる。 残念ながら私達が目撃したライヴよりも遥かに素晴らしい内容である。
狭いとは言え日本中を入ったり来たりして疲労がたまる上、私を含めて身構えている観客は旧クリムゾン幻想を引きずりながら座って鑑賞となれば、演奏に影響しない訳が無い。
「Discipline Crimson を悪く言う」ことが当時の日本の風潮であったが、The Savoy での素晴らしい演奏を聴くと、自ら損をしていたように思えてくる。
(追加:2012年6月10日)
1981/11/23 The Roxy, Los Angeles, California
1981年の10月から3ヶ月、クリムゾンはヨーロッパ、北米、日本で集中してライヴを行なっているが、この時期のセットリストは変わっていない。 『
Discipline 』から全曲、後に 『 Beat 』 に収録される新曲、そして ” Larks' Tongues In
Aspic Pt II ” と ” Red ” 。
ロサンゼルスでのライヴを収録した本作品もまた然りで、安定感を通り越した代わり映えの無さが、ここにはある。
(追加:2013年7月10日)
1981/11/25 Perkins Palace, Pasadena, United States
パサデナの旧パーキンス・パレスでのライヴを収録した作品。
演奏に関係なく歓声が上がる時があるのは、多分エイドリアン・ブリューのステージ・アクションと思われる。 この辺り、デヴィッド・ボウイのツアーで演奏した経験が活きているのだと思う。
” Indiscipline ” 冒頭のドラム・ソロは、” Indiscipline ” に繫がるとは思えない程の自由奔放さがある。 この後ブルーフォードはフリップに怒られたに違いない。
(追加:2023年7月10日)
1981/11/27 Old Waldorf, San Francisco, United States
1970年後半から1980年代初頭にかけて、それなりの大物が演奏していたサンフランシスコの Old Waldorf でのライヴを収録した作品。
前々日のパーキンス・パレスでのライヴに比べて、観衆の盛り上がりは欠けている。 これは録音状態によるものではなく、広めのキャパに観衆が入らなかったことに起因するものと思われる。
一方各メンバーは演奏に集中できたのか、パーキンス・パレスでのライヴより内容は充実している。
ビル・ブルーフォードの ” Indiscipline ” 前のドラム・ソロはこの日も弾けており、「シモンズです」と言わんばかりの音色を中心にした前半が特に格好良い。
(追加:2023年7月10日)
1981/11/28 Old Waldorf, San Francisco, United States
Old Waldorf での2日目の演奏。
前日と殆ど同じ進行、というか1981年のキング・クリムゾンのライヴは来日公演を含めほぼ同じ進行である。 レパートリーが少ない新生バンドがアルバムのプロモーションも兼ねて行っているツアーだけに仕方がないところではある。
しかしライヴ・バンドとしての完成度が上がっていくにもかかわらず、インプロを行わないどころか進行まで同じとなると、流石にバンドのモチベーションは落ち始めているように思える。
10日後に始まる来日公演でのすっきりしなかった感の予兆がここにある。
(追加:2023年7月10日)
1981/12/ 1 Commodore Ballroom, Vancouver, Canada
北米ツアーの最終日の演奏。
残念ながらこの日は機材トラブルに襲われ、” Larks Tongues In Aspic Pt II ” の途中からフリップのギターの音が出なくなってしまう。 フリップの抜きの ” Larks Tongues In Aspic Pt II ” というのは珍しくはあるが、やはり迫力には大きくかける。
そしてそこから ” Thela Hun GInjeet ” が再び演奏されるのだが、本当にこの日に演奏されたものなのかよく判らない。 DGM Live の解説にもなにも記載がないのだが、イントロから縦ノリが強調された演奏に若干戸惑ってしまう。
(追加:2023年7月10日)
1981/12/ 4 On Fridays, ABC TV, Los Angeles, United States
北米ツアーが終わり日本に移動する迄の間に、キング・クリムゾンは ABCテレビの On Fridays という番組に出演している。
本作品はその日の演奏を収録した作品で、2曲しか収録されていない一方で内容は充実している。
この年の4Qの殆どはヨーロッパ、北米、そして日本でのツアーで明け暮れているだけに、メンバーにとって良い息抜きだったのかもしれない。 特に ” Elephant Talk ” では、フリップのギター・シンセによるソロも、ブリューの歪みきったギター・ソロも素晴らしい内容である。
(追加:2023年7月10日)
クリムゾンの初来日全10公演のうち、新潟を除く8公演が DGM Live からリリースされている。
但し、12日の大阪は2回公演しているが、どちらのものかは明示されていない。
当時、採算を考慮した結果、大きなハコで単独1時間半演奏する必要があったのかもしれないが、新バンドとしてまだまだレパートリーも少なかった
Discipline Crimson にはハードルが高かったのかもしれない。
しかも観客自体も、クリムゾンに対する幻想と 『 Discipline 』
に対する戸惑いが入り交じっており、どのように反応していいかわからない状況であった。
1981/12/ 9 Shibuya Kohkaido, Tokyo, Japan
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クリムゾンの初来日の初日。 初来日は「浅草国際劇場」というイメージが強いが、初日(のみ)は渋谷公会堂である。
ブリューによる「Redをあかと紹介する」伝説はこの日が初日。 当人の発案なのか、それとも仕込ませた人がいるのかは不明。
” L arks Tongues In Aspic Pt II ” が他の日と比べて長めにクレジットされているが、演奏後のシンセのシーケンシャル・フレーズが収録されているだけ。
(追加:2011年11月10日)
1981/12/10 Kakodo, Nagoya, Japan
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東京公演翌日の名古屋でのライヴ。
メンバーもまだ若かったと思うが、1981年の日本公演は、総じて日程的に無理があったと思う。
セットリストは前日と同じ。
ただディシプリン・クリムゾン時期のライヴはインプロ楽曲はないものの、完成途中の楽曲のアレンジが微妙に異なったり、メンバー(特にブルーフォード)のノリで演奏自体が異なることが多く、様子を見ようとしたような初日と異なり勢いがよい演奏となっている。
(追加:2017年5月25日)
1981/12/12 Expo Hall, Osaka, Japan
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” Red ” 演奏前にブリューが、「あか」と紹介。 初日の反省からか2回も「あか」紹介した結果、逆に寒い空気が漂ってしまっている。
” Elephant Talk ” は、イントロのスティック・ソロが他公演より短めで、レコードに比較的忠実な演奏をしている。
(追加:2011年8月25日)
1981/12/13 Mainichi Hall, Osaka, Japan
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録音した人の趣味か、コンサート冒頭のフリッパートロニクス独演が短めになっている。
” Elephant Talk ”
のイントロでレヴィンが長めのスティック・ソロを演奏、そこに観客の手拍子が入るのだが、リズムが合わない(苦笑)。
本作品のもう一つのウリは、ジャケットに写りこんだ中年男性の写真。 誰だかわからないが、羨ましい。
(追加:2011年8月25日)
1981/12/14 Kokusai Hall, Tokyo, Japan
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前日の手拍子に懲りたのか、” Elephant Talk ”
のイントロは短め。
” Neal And Jack And Me ” を「 Absent Lovers
」とシンプルに紹介しているのが特徴だが、やはり ” L arks
Tongues In Aspic Pt II ”
が収録されていないのが、他の公演に比べて残念。
(追加:2011年8月25日)
1981/12/15 Kokusai Hall, Tokyo, Japan
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1981年のクリムゾンは、日本公演が最後の活動だっということもあり追加公演が入れやすかったこともあるのかもしれないが、そのスケジュールはあまりにも過酷であった。
初日東京の翌日が名古屋、その後1日休みがあったとはいえ12日から18日まで移動しながら7日間連続公演(しかも内1日は2公演)というスケジュールはどう考えても無理があったあはずだ。
しかもその間「クリムゾンの初来日!」に合わせた数々のインタビューまでこなしていたのだから。
そんな連続公演のド真ん中ということもあってか、本作品には安定かつ中庸な内容が収録されている。
(追加:2017年5月25日)
1981/12/16 Kokusai Hall, Tokyo, Japan
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ライヴ録音した人(達)の声が大きく収録されていて、五月蝿い。
” Indiscipline ” 演奏前に、ブリューが「 Please Stand Up!
」と叫んでいる。 DGM Live
の解説によると、日本式の座ったままの観客の反応にナーバスになっていたとのこと。
しかしその後の ” Neal And Jack And Me ”
の演奏前に、観客から「立て!」と野次られてしまっている。
(追加:2011年8月25日)
1981/12/18 Kokusai Hall, Tokyo, Japan
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日本ツアーの最終日。
” Frame By Frame ” のフリップのシーケンシャル・フレーズ独奏部分が、この日はレコードと同じになっている一方、” Manhattan ” でのギター・ソロは他の日と異なっている。
DGM Live の解説にもあるが、最終日ということもあるのか他の日とは雰囲気からして異なっている。
(追加:2011年8月25日)
KING CRIMSON TOURING STAFF ~ツアー・パンフレットより | |
・KING CRIMSON | |
Adrian Belew : | Guitar, Lead Vocal |
Robert Fripp : | Guitar, Devices |
Tony Levin : | Stick, Bass Guitar, Support Vocal |
Bill Bruford : | Batterie |
・MANAGEMENT - E.G. MANAGEMENT | |
Patrick Spinks : | Manager |
Tex Read : | Tour Manager |
・CREW | |
Graham Davies : | Production Manager |
George Glossop : | Sound Engineer |
Pete Carr : | Guitars |
Tommy Winstone : | Monitor Engineer |
・JAPANESE STAFF | |
Promotion : | Ongakusya Co., Ltd. |
Staging : | Ongakusya Co., Ltd. |
P.A. : | Tokyo Sound System Co., Ltd. |
Lighting : | Staff Service Co., Ltd. |
Equipments : | TAMA |
Roland | |
Trucking : | Sun Plant Co., Ltd. |
Special Thanks To Polydor K.K. And Warner Pioner |