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David Bowie Discography / A New Career In A New Town : 1977-1982

1977

Low : David Bowie

  1. Speed Of Life
    Carlos Alomar : Rhythm Guitars, David Bowie : ARP, Tape Horn and Brass-Synthetic Strings, Dennis Davis : Percussion, George Murray : Bass, Roy Young : Piano
  2. Breaking Glass
    Carlos Alomar : Guitar, David Bowie : Vocals, Dennis Davis : Percussion, Eno : Splinter Mini-Moog, Ricky Gardiner : Rhythm Guitar, George Murray : Bass
  3. What In The World
    Carlos Alomar : Rhythm Guitar, David Bowie : Vocals, Dennis Davis : Percussion, Eno : Report ARP, Rimmer E.M.I., Ricky Gardiner : Guitars, George Murray : Bass, Iggy Pop : Vocals, Roy Young : Piano, Farfisa Organ
  4. Sound And Vision
    Carlos Alomar : Rhythm Guitar, David Bowie : Tape Cellos, Vocals, Dennis Davis : Percussion, Eno : Vocals, Ricky Gardiner : Guitars, George Murray : Bass, Mary Visconti : Vocals, Roy Young : Piano
  5. Always Crashing In The Same Car
    Carlos Alomar : Rhythm Guitar, David Bowie : Synthetic Strings, Saxophones, Vocals, Dennis Davis : Percussion, Eno : Guitar treatments, E.M.I. Synthesizer, Ricky Gardiner : Guitar, George Murray : Bass, Roy Young : Piano, Organs
  6. Be My Life
    Carlos Alomar : Rhythm Guitar, David Bowie : Guitar, Pump Bass, Vocals, Dennis Davis : Percussion, Ricky Gardiner : Guitar, George Murray : Bass, Roy Young : Pianos
  7. A New Career In A New Town
    Carlos Alomar : Rhythm Guitar, David Bowie : Tape Sax Section, Harmonica, Piano, Vocals, Dennis Davis : Percussion, Ricky Gardiner : Guitar, George Murray : Bass, Roy Young : Piano
  1. Warszawa
    David Bowie : Vocals, Eno : Piano, Mini-Moog, Chamberlain, E.M.I.
  2. Art Decade
    David Bowie : Pre-Arranged Percussion, Piano, Chamberlain, Guitar, Synthetics Strings, Eno : Piano, Mini-Moog, Chamberlain, E.M.I., Eduard Meyer : Cellos
  3. Weeping Wall
    David Bowie : Pianos, Guitar, Vocals, Synthetic Strings, Vibraphones, Xylophones, ARP
  4. Subterraneans
    Carlos Alomar : Guitar, David Bowie : Piano, Guitar, Vocals, Sax, George Murray : Bass, Peter And Paul : Pianos, ARP

フランスと旧西ドイツでレコーディングされ、西ドイツでミックスされた作品。
ベルリン3部作、という表現にはどうしても違和感がある。 ドイツでレコーディングされていない 『 Lodger 』 を加えていることも勿論だが、アメリカン・マーケットに振り切ったボウイが本作品をもってヨーロッパ(旧西ドイツ)に回帰したと括ることに無理がある。
サイドによって印象が大きく異なる本作品のA面はファンクにストリングス・シンセサイザーと ARP や Mini-Moog が融合した全くユニークなサウンドであり、地域で語る事自体適切ではない。
インスト中心のB面もシンセサイザーの重厚感やワルシャワという地名からヨーロッパの印象が強いが、その ” Warsazwa ” の衝撃は唯一無二のものと言って過言ではない。
勿論、インターネット普及以前の時代において「ベルリン3部作」と括られたことは事実とは異なるものの正しいことと思うが、情報が行き届いた今において違和感は拭いきれない。
(追加:2024年3月10日)

 

The Idiot : Iggy Pop

  1. Sister Midnight
  2. Nightclubbing
  3. Funtime
  4. Baby
  5. China Girl
  1. Dum Dum Boys
  2. Tiny Girls
  3. Mass Production

Recorded by David Bowie

デヴィッド・ボウイが、制作に大々的に関与した作品。
『 Low 』 と同時期、同プロダクションでありながら、音の肌触りは大きく異なっている。 それはシンセサイザーによる綺羅びやか且つ憂鬱な音色が存在しないこともあるが、『 Low 』 でのドタバタとしたファンク・ビートとは異なる粘っこいリズムによる所が大きい。
この辺り、プロデューサーとしてこそクレジットされることがなかったイーノの存在の有無が影響しているように思える。 もしボウイがイーノ抜きで 『 Low 』 を制作していたら、同じとは言わないまでも本作品と音の傾向は似ていたはずである。 参加することで新たなアイディアを加えるだけではなく、音そのものを変えてしまう程のケミストリーが生じてしまう何かがこの時期のボウイとイーノの間に存在していたことを、図らずも本作品が証明している。
(追加:2018年11月25日)

 

TV Eye 1977 Live : Iggy Pop

  1. TV eye 
  2. Funtime 
  3. Sixteen
  4. I Got a Right
  1. Lust for Life
  2. Dirt 
  3. Nightclubbing
  4. I Wanna Be Your Dog 

リリースは1978年

live-treated piano    David Bowie

1977年から1978年のデヴィッド・ボウイの活動が量的にも質的にも充実していることを証明する作品。
自身の 『 Low 』 と 『 "Heroes" 』、そしてイギー・ポップとの 『 The Idiot 』 と 『 Lust For Life 』 と、歴史的名作を次々とリリースした上に、イギー・ポップとはライヴまで行っている。 デヴィッド・ボウイが宇宙人であることを差し引いたとしても、この時期ボウイは地球上に複数名存在していたと私は睨んでいる。
ボウイが参加している4曲は、『 The Idiot 』 リリース直後のライヴから収録したもので、同作のプロモーション活動にまで関与していることを示している。 当時のライヴの写真をみると、ボウイはキーボード奏者に徹し前面に出ていないようにしている。 ただそれは、その思わせぶりがまた話題になることを充分に承知した上でのボウイの策略であり、見事に成功している。
(追加:2018年11月25日)

 

"Heroes" : David Bowie

  1. Beauty And The Beast
  2. Joe The Lion
  3. "Heroes"
  4. Sons Of The Silent Age
  5. Blackout
  1. V-2 Schnider
  2. Sense Of Doubt
  3. Moss Garden
  4. Neuköln
  5. The Secret Life Of Arabia

David Bowie    vocals, keyboards, guitar, saxophone, koto
Carlos Alomar    rhythm guitar
Dennis Davis    percussion
George Murray    electric bass
Eno    synthesizers, keyboards, guitar treatments
Robert Fripp    lead guitar
David Bowie, Tony Visconti and Antonia Maass    background vocals

Produced by David Bowie and Tony Visconti

この世の中に ” 21st Century Schizoid Man ” に匹敵する楽曲があるとすれば、それは ” "Heroes" ” である。
『 In The Court Of The Crimson King 』 に匹敵するアルバムがあるとすれば、それは 『 "Heroes" 』 である。
(追加2022年5月10日)

 

"Heroes" / V-2 Schneider : David Bowie

  1. "Heroes"
  1. V-2 Schneider

” "Heroes" ” はポピュラリティも高い名曲だけにシングルもリリースされている。
6分超の楽曲を4分弱に短縮されており、デヴィッド・ボウイのコンピレーションには殆どこのシングル・ヴァージョンが収録されている。
(追加:2022年5月10日)

 

Heroes / Helden  Heroes / Héros : David Bowie

  1. "Heroes" / "Helden"    English / German Version
  1. "Heroes" / "Héros    English / French Version

リリースは1982年

” "Heroes" ” はその楽曲としての途方も無い重要性から、ドイツ語とフランス語ヴァージョンがリリースされた。 様々なシングル、編集盤に断片的に収録されているのだが、1982年にリリースされた本12inchには、英語→ドイツ語ヴァージョンと、英語→フランス語ヴァージョンが収録されている。
この2曲にドイツ語単独ヴァージョンとフランス語単独ヴァーションを加えた 『 "Heroes" E.P. 』 が2017年に発売されたボックス 『 A New Career In A New Town 』 に収録されているのだが、単独販売は今のところされていない。
(追加:2022年5月10日)

 

"Heroes" : David Bowie

  1. "Heroes" ( Single Version)
  1. "Heroes" ( 'Marc' Show Version )
    Recorded for the television show 'Marc' on 7th September, 1977 and broadcasted on 20th September 1977.

リリースは2017年

40th Anniversary Edition としてリリースされたデヴィッド・ボウイのピクチャー・シングル
A Side の ” "Heroes" ” はシングル・ヴァージョンなのだが、アルバム・ヴァージョンの収録といった工夫をしてほしかった。
AA Side はマーク・ボランがホストを務める番組での ” "Heroes" ”。 同収録でボランとボウイが共演した ” Sleeping Next To You ” ではボランがステージから足を踏み外してコケる有名なシーンがあるのだが、ここではコンセプト外のため収録されていない。
(追加:2022年5月10日)

 

Peace On Earth / Little Drummer Boy : David Bowie & Bing Crosby

12inch

  1. Dialogue ( Peace on Earth )
  2. Peace on Earth / Little Drummer Boy
  1. Fantastic Voyage

7inch

  1. Peace on Earth / Little Drummer Boy
  1. Fantastic Voyage

リリースは1982年

ビング・クロスビーがホストを務めた番組にゲスト出演した時の楽興。
12インチ盤には登場シーンの語りの部分から収録されているが、7inch盤には語りの部分が割愛され楽曲部分のみが収録されている。 そしてCD化されたときには12インチ盤と同じテイクとその映像が収録されている。
楽曲としてはたいしたことはないが、サブスクでクリスマスというプレイリストで楽しむのなら充分かもしれない。
(追加:2022年11月25日)

 

Lust For Life : Iggy Pop

  1. Lust for Life
  2. Sixteen
  3. Some Weird Sin
  4. The Passenger
  5. Tonight
  1. Success
  2. Turn Blue
  3. Neighborhood Threat
  4. Fall in Love with Me

Drums - Hunt Sales
Bass - Tony Sales
Guitars - Carlos Alomar, Ricky Gardner
Piano - David Bowie
Vocals - The Band

Produced by Bewlay Bros. for RCA Records / Recorded by David Bowie

『 Trainspotting 』 の冒頭の映像が脳内再生されてしまう ” Lust for Life ” から始まるイギー・ポップの作品。
前作 『 The Idiot 』 と同じく、ボウイのベルリン時期にレコーディングされているが、音の傾向はまた異なっている。 ジャスト感が無いというか、意図的にずらしているとしか思えないリズムをバックにしたギター・オリエンテッドな作品となっている。
結局の所、一緒に曲を創ろうが、演奏しようが、レコーディングしようが、デヴィッド・ボウイっぽさが全く作品に反映しないのがイギー・ポップとの関係の面白いところである。 しかもそこに、イギー・ポップがボウイを拒否したところもなく、ボウイのプロデュース能力の欠如を感じさせることもなく、あぁこうなるよなぁ、としか思えないところが凄い。 後にボウイが、大ヒットすることが前提だった自己の作品にこの時期のイギー・ポップの楽曲を多く取り上げているが、そこにイギー・ポップさが全く感じられないところも、また面白い。
(追加:2018年11月25日)

 

1978

"Beauty And The Beast" / Sense Of Doubt : David Bowie

  1. "Beauty And The Beast"
  1. Sense Of Doubt

『 "Heroes" 』 からのタイトル曲に続くシングル。
” "Heroes" ” に準拠したのか、クレジット上は” "Beauty And The Beast" ” となっている。
(追加:2022年5月10日)

 

Beauty And The Beast : David Bowie

  1. Beauty And The Beast
  1. Blackout ( Live In Berlin )
    Recorded live at the Deutschlandhalle, at Berlin on 16th May, 1978. Previously unreleased.

リリースは2018年

40th Anniversary Edition としてリリースされたデヴィッド・ボウイのピクチャー・シングル。
AA Side のライヴ・テイクの ” Blackout ” は、『 Stage 』 と 『 Welcome To The Blackout 』 の間の時期の演奏となる。
(追加:2022年5月10日)

 

Stage : David Bowie

  1. Hang On To Yourself
  2. Ziggy Stardust
  3. Five Years
  4. Soul Love
  5. Star
  1. Station To Station
  2. Fame
  3. TVC 15
  1. Warszawa
  2. Speed Of Life
  3. Art Decade
  4. Sense Of Doubt
  5. Breaking Glass
  1. "Heroes"
  2. What In The World
  3. Blackout
  4. Beauty And The Beast

Carlos Alomar    Rhythm Guitar
Adrian Belew    Lead Guitar
Dennis Davis    Drums, Percussion
Simon House    Electric Violin
Sean Mayes    Piano, String Ensemble
George Murray    Bass Guitar
Roger Powell    Keyboards and Synthesizer
David Bowie    Chamberlain
Background Vocals    Carlos Alomar, Adrian Belew, Sean Mayes, George Murray, Roger Powell

複数回あるデヴィッド・ボウイの絶頂期の一つをパッケージングしたライヴ・アルバム。
よく知られている通り、本作品は当時の実際の曲順の概ね前半と後半を入れ替え、ジギー時期→ステーション&ステーションとアメリカ時期を経て、ベルリン時期に至る曲順となっている。 本作品にライヴ感が希薄な理由の一つはこの編集した曲順があるのだが、このライヴ感の希薄な点がマイナスには振れておらず、むしろ孤高のオリジナル・アルバムのような印象を与えている。
エイドリアン・ブリューやロジャー・パウエルを筆頭にミュージシャンの演奏の完成度はメチャクチャ高いのだが、ボウイが凄すぎて全てが霞んでしまっている。 『 Low 』 や 『 "Heroes" 』 といった作品をスタジオで生み出した勢いが、ライヴという体をとった本作を生み出したに違いない。
(追加:2022年5月10日)

 

Stage (2017 Edition) : David Bowie

  1. Warszawa
  2. "Heroes"
  3. What In The World
  4. Be My Wife
  5. The Jean Gene
  6. Blackout
  7. Sense Of Doubt
  8. Speed Of Life
  9. Breaking Glass
  10. Beauty And The Beast
  11. Fame
  1. Five Years
  2. Soul Love
  3. Star
  4. Hang On To Yourself
  5. Ziggy Stardust
  6. Suffragette City
  7. Art Decade
  8. Station To Station
  9. Stay
  10. TVC 15

リリースは2017年

David Bowie - Vocals, chamberlain
Carlos Alomar - Rhythm guitar
Adrian Belew - Lead guitar
Dennis Davis - Drums, percussion
Simon House - Electric violin
Sean Mayes - Piano, string ensemble
George Murray - Bass guitar
Roger Powell - Keyboards, synthesizer
Carlos Alomar, Adrian Belew, Sean Mayes, George Murray, Roger Powell -  Backing vocals

Recorded live by Tony Visconti with the RCA mobile Unit at the Spectrum Arena, Philadelphia,28th and 29th APril, 1978, Civic Center, Providence, 5th May, 1978 and New Boston Garden Arena, Boston, 6th May, 1978.

オリジナルの 『 Stage 』 の曲順を、実際のライヴの曲順にほぼ戻した作品。
オリジナルの 『 Stage 』 が 『 Low 』 や 『 "Heroes" 』 の流れで生み出された編集盤だったとしても、本作品が当時のデヴィッド・ボウイのライヴの全容だとしたら、ライヴ自体がとんでもない完成度であったことが判る。
こうなるともう1977年から1978年のボウイの活動は、質・量とも常軌を逸したレベルであったとしか言いようが無い。 イギー・ポップの 『 TV Eye 1977 Live 』 のところでも記載したが、自身の 『 Low 』 と 『 "Heroes" 』 のリリースとワールド・ツアー、イギー・ポップの2作品のプロデュースとライヴへの参加といった活動とその内容を踏まえると、いくらボウイが宇宙人だったとしてもこの時期は複数名地球に存在したとしか考えられない。
(追加:2022年5月10日)

 

Breaking Glass : David Bowie

  1. Breaking Glass
  1. Art Decade
  2. Ziggy Stardust

Taken from the Album STAGE

『 Stage 』 からの3曲入EP。 『 Stage 』 の曲順とも、『 Stage (2017 Edition) 』 の曲順とも異なっているが、何れにせよ最後は ” Ziggy Stardust ” で帳尻を合わせようとしているところが判りやすい。
(追加:2022年5月10日)

 

Welcome To The Blackout ( Live London '78 ) : David Bowie

  1. Warszawa
  2. "Heroes"
  3. What In The World
  4. Be My Wife
  5. The Jean Gene
  6. Blackout
  7. Sense Of Doubt
  8. Speed Of Life
  9. Sound And  Vision
  10. Breaking Glass
  11. Fame
  12. Beauty And The Beast
  1. Five Years
  2. Soul Love
  3. Star
  4. Hang On To Yourself
  5. Ziggy Stardust
  6. Suffragette City
  7. Art Decade
  8. Alabama Song
  9. Station To Station
  10. Stay
  11. TVC 15

リリースは2018年

Carlos Alomar    Rhythm Guitar
Adrian Belew    Lead Guitar
Dennis Davis    Drums, Percussion
Simon House    Violin
Sean Mayes    Piano
George Murray    Bass
Roger Powell    Synthesizers
Program Design    Bowie

Recorded Live At Earls Court, London, 30th June And 1st Jlly, 1978.

2018年のレコード・ストア・ディで LP フォーマットで発表された後、一般発売された作品。
デヴィッド・ボウイ自身が絶頂期な上に、『 Stage 』 の2ヶ月後のライヴということもあり各メンバーの自由度が増えながらもバンドとしてのまとまりが高まっている。 クレジットによれば1979年段階でデヴィッド・ボウイ自身がミックスを行っており、パッケージ化する予定が当初からあったと思われる。 それだけに作品としての完成度はとても高い。
リリースから時間を経たことで 『 Stage 』 が古典化している一方、本作の位置付けはそこには及んでいない。 それでも 『 Stage 』 だけで満足してしまうのはもったいなく、本作品も是非聴いてもらいたい。
(追加:2022年5月10日)

 

Prokofiev - Peter And The Wolf ( David Bowie, Narr. ) ・ Briten - Young Person's Guide To The Orchestra

  1. Prokofieff    Peter  and the Wolf, Op.67  
  1. Britten    The Young Person's Guide to the Orchestra, Op.34

David Bowie narrates Prokofiev's Peter and the Wolf

プロコフィエフの 『 ピーターと狼 作品67 』 をユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団が演奏したものに、ダヴィッド・ボウイがナレーションを加えた作品。
本作品がリリースされたのは、『 "Heroes" 』 と 『 Lodger 』 の間で、ボウイがカルト・ヒーロー的位置づけだった時期だけに、意外性はかなりあった作品だった。 日本盤の対訳を見ながら聴いていると、ボウイがかなり丁寧にナレーションをしていることがわかり、息子のために本企画を引き受けたというの説も、本当のことと思われる。
(追加:2019年5月25日)

 

1979

Lodger : David Bowie

  1. Fantastic Voyage
    Drums : Dennis Davis, Bass : George Murray, Piano : Bowie, Sean Mayes, Mandolins : Tony Visconti, Simon House, Adrian Belew, Backing Voices : Tony Visconti, Bowie, Ambient Drone : Eno
  2. African Night Flight
    Percussion : Dennis Davis, Bass : George Murray, Guitar : Carlos Alomar, Piano : Sean Mayes, Prepared Piano and cricket menace : Eno
  3. Move On
    Percussion : Dennis Davis, Bass : George Murray, Rhythm Guitars : Tony Visconti, Adrian Belew, Carlos Alomar, Piano : Sean Mayes, Backing Voices : Tony Visconti, Bowie
  4. Yassassin ( Turkish For : Long Live )
    Drums : Dennis Davis, Bass : George Murray, Guitars : Carlos Alomar, Tony Visconti, Violin : Simon House, Synthesizer : Bowie, Backing Vocals : Evryone
  5. Red Sails
    Drums : Dennis Davis, Bass : George Murray, Guitars : Carlos Alomar, Adrian Belew, Synthesizer and Guitar treatments : Eno, Saxophone : Stan, Violin : Simon House, Piano : Sean Mayes
  1. D.J.
    Drums : Dennis Davis, Bass : George Murray, Guitars : Carlos Alomar, Adrian Belew, Piano and Chamberlain : Bowie
  2. Look Back In Anger
    Percussion : Dennis Davis, Bass : George Murray, Guitar : Carlos Alomar, Piano : Sean Mayes, Synthesizer, Horse Trumpets, Eroica Horn  : Eno, Backing Voices : Tony Visconti, Bowie
  3. Boys Keep Swinging
    Drums : Carlos Alomar, Bass : Dennis Davis, Tony Visconti, Piano : Eno, Guitars : Bowie, Adrian Belew, Violin : Simon House, Backing Vocals : Bowie, Tony Visconti
  4. Repetition
    Drums : Dennis Davis, Bass : George Murray, Guitar : Carlos Alomar, Violin : Simon House, Guitar : Adrian Belew, Synthesizer : Roger Powell
  5. Red Money
    Drums : Dennis Davis, Bass : George Murray, Guitars : Carlos Alomar, Bowie, Adrian Belew, Synthesizer : Roger Powell, Backing Voices : Bowie, Tony Visconti

『 Low 』、『 "Heroes" 』 に続いてイーノが関与しているデヴィッド・ボウイの作品。
その2作品と比較すると分が悪い作品、ではなくボウイの全作品の中でも凡庸な内容である。 前2作との差異化としてヨーロッパではないことが念頭にあったと思われるが、「そこ」ではなく「そこ以外」を対象にしたためか作品としてのまとまりが無い。 まとまりが無くても突出したキラー・チューンがあれば良かったのかもしれないが、「そこ以外」に縛られたのか曲毎の完成度も高くない。
イーノ、そしてエイドリアン・ブリューという飛び道具があったのだから、コンセプトからはみ出した要素を取り入れることは容易にできたはずである。 そうしなかったのは、前2作品のヨーロッパ要素が余りにも強く、そこから逃れたいと思いが前面に出すぎたためかもしれない。
(追加:2022年11月25日)

 

The Original Soundtrack    Just A Gigolo

  1. Just A Gigolo : Marlene Dietrich
  2. Salome : The Pasadena Roof Orchestra
  3. Johnny : The Manhattan Transfer
  4. The Streets Of Berlin : The Gunther Fischer Orchestra
  5. Charmaine : The Pasadena Roof Orchestra
  6. Don't Let It Be Too Long : Sydne Rome
  7. Ragtime Dance : The Ragtimers
  8. Jealous Eyes : The Manhattan Transfer
  1. The Revolutionary Song : The Rebels
  2. Easy Winners : The Ragtimers
  3. I Kiss Your Hand, Madame : –The Manhattan Transfer
  4. Kissing Time : The Gunther Fischer Quintet
  5. Black Bottom : The Pasadena Roof Orchestra
  6. Jealous Eyes : The Barnabas Orchestra
  7. Just A Gigolo : Village People

デヴィッド・ボウイが主演した 『 ジャスト・ア・ジゴロ 』 のサウンドトラック。
ボウイが多分コーラスで参加している ” The Revolutionary Song ” を含め、映画の舞台となった第一次世界大戦後のドイツのイメージしただろう楽曲が収録されており、ボウイのオリジナル・アルバムとは音楽傾向が大きく異なっている。
それでもこの作品を外すことができないのは、ヨーロッパの雰囲気が ” Low ”、” "Heroes" ” の流れに即しているからだと思う。
「 ” Low ”、” "Heroes" ”、” Lodgers ” をベルリン3部作というけど ” Lodgers ” はベルリン録音ではない」というのは定番かつ正しいツッコミだと思うが、その ” Lodgers ” の代わりに本作品を入れてベルリン3部作とすれば違和感は無い。
(追加:2022年11月25日)

 

John I'm Only Dancing : David Bowie

  1. John, I'm Only Dancing ( Again ) ( 1975 )
  1. John, I'm Only Dancing ( 1972 )

John, I'm Only Dancing ( Again ) ( 1975 ) From The Young Americans Sessions ( Sigma Sound )
John, I'm Only Dancing ( 1972 ) From The Ziggy Stardust Sessions

デヴィッド・ボウイは、『 Young Americans 』 制作前に 『 The Gouster 』 というワーキング・タイトルをつけたアルバムに取り組んでおり、そのメイン楽曲が ” John, I'm Only Dancing ( Again ) ” だったと言われている。 本曲は、『 Ziggy Stardust 』 時期にレコーディングされシングルとして発表されていた ” John, I'm Only Dancing ” にディスコのリズムを取り入れにを強烈なダンス・ナンバーに仕上げたもので、ソウル期に突入したダイヤモンド・ドッグ・ツアーでも演奏されていた。
この曲が最終的に 『 Young Americans 』 に採用されなかったのは残念だし不思議でもあるのだが、1979年というタイミングにシングルとして発表されたのもまた不思議である。
B面は、オリジナル楽曲の再録である。
(追加:2022年11月25日)

 

John I'm Only Dancing : David Bowie

  1. John, I'm Only Dancing ( Again ) ( 1975 )
  1. John, I'm Only Dancing ( 1972 )

John, I'm Only Dancing ( Again ) ( 1975 ) From The Young Americans Sessions ( Sigma Sound )
John, I'm Only Dancing ( 1972 ) From The Ziggy Stardust Sessions

『 John, I'm Only Dancing 』 の7inch盤。
12inch に収められたいた7分にも及ぶ ” John, I'm Only Dancing ( Again ) ” が、ここでは半分の長さに収録されている。
尚、B面については12inchと同じ内容である。
(追加:2022年11月25日)

 

1980

Scary Monsters : David Bowie

  1. It's No Game ( No.1 )
  2. Up The Hill Backwards
  3. Scary Monsters ( And Super Creeps )
  4. Ashes To Ashes
  5. Fashion
  1. Teenage Wildlife
  2. Scream Like A Baby
  3. Kingdom Come
  4. Because You're Young
  5. It's No Game ( No.2 )

David Bowie    vocals + guitar
Dennis Davis    percussion
George Murray    bass
Carlos Alomar    guitars
Chuck Hammer    guitar on Ashes to Ashes, Teenage Wildlife
Robert Fripp    guitar on Fashion, It's No Game, Scary Monsters, Kingdom Come, Up The Hill Backwards, Teenage Wildlife
Roy Bittman    piano on Teenage Wildlife, Ashes to Ashes, Up The Hill Backwards
Andy Clark    synthesizer on Fashion, Scream Like A Boy, Ashes to Ashes, Because You're Young
Pete Townshend    guitars on Because You're Young
Tony Visconti    acoustic guitar on Scary Monsters, Up The Hill Backwards
Lynn Maitland, Chris Porter, Tony Visconti, David Bowie    vocal backing
Michi Hirota    voice on It's No Game ( No.1 )

デヴィッド・ボウイが発表したノン・コンセプトの傑作アルバム。
曲調はバラバラである。 New Wave の代表曲と言っても良い ” Ashes To Ashes ”、ギター・オリエンテッドなディスコ・ソングの ” Fashion ”、ベルリンの空気とロバート・フリップの狂気なまでのギター・ソロをフィーチャーした ” Scary Monsters ( And Super Creeps ) ”、ピート・タウンゼントの豪快がギターが炸裂する ” Because You're Young ” 等々、1枚のアルバムに収録するにはあまりにもバラバラである。
にもかかわらず、アルバム全体としての統一感がある。 そしてこの統一感は ” It's No Game ” で最初と最後を固めるという手法によってではなく、各曲のレベルが尋常ではない程高いことによって成立している。
アルバム毎に傾向が変わりながらもデヴィッド・ボウイは凄い、と思わせてきたボウイが、1曲毎の傾向を変えながらもアルバムとして凄い、と思わせた作品である。
(追加:2023年3月25日)

 

Ashes To Ashes / It's No Game ( Part 1 ) : David Bowie

  1. Ashes To Ashes
  1. It's No Game ( Part 1 )

『 Scary Monsters 』 のリード・シングルが ” Ashes To Ashes ” であることに異論を唱えるものはいないだろう。
デヴィッド・ボウイの凄さは、活動の流れから理解しうる超名曲と、活動の流れから全く逸脱した超名曲を生み出すことなのだが、” Ashes To Ashes ” は完全に後者である。
シングル用にエディットされているものの、異型の名曲であることに変わりはない。
(追加:2023年3月25日)

 

Fashion ( edited version ) / Scream Like A Baby : David Bowie

  1. Fashion ( edited version )
  1. Scream Like A Baby

” Fashion ” の 7inch シングル。
ディスコでもウケた曲だけに、12inch や、モノ・ヴァージョン等様々なフォーマット、ヴァージョンが制作されたが、本作品はシングル・エディットを収録したオーソドックスな一般流通作品である。
B面の ” Scream Like A Baby ” はアルバム収録テイクと同じ内容である。
(追加:2023年3月25日)

 

Fashion ( Intro:27, End:Fade ) / Fashion ( Intro:16, End:Fade ) : David Bowie

  1. Fashion ( Intro:27, End:Fade )
  1. Fashion ( Intro:16, End:Fade )

” Fashion ” の12inchシングル。
「 Intro:27 」は、冒頭のヘコッといいう音が27回(26回?)続いた後リズム・ブレイクすることを表しているのだと思う。 内容としてはアルバム収録テイクである。
「 Intro:16 」は ” Fashion ( edited version ) ” と同じテイクで、冒頭のヘコッといいう音が16回(25回?)続いた後リズム・ブレイクすることを表しているのだと思う。 アルバム収録テイクより約1分半短縮されており、その殆どがフリップのギター・ソロと、ラストの「ファファファファファファション」というコーラスとフリップのギターが絡むパートである。 ” Scary Monsters ( And Super Creeps ) ” のシングル・ヴァージョンの短縮の仕方と比べるとガッカリ感がある。
(追加:2023年3月25日)

 

Fashion ( Stereo, Intro:16, End:Fade ) / Fashion ( Mono, Intro:16, End:Fade ) : David Bowie

  1. Fashion ( Stereo, Intro:16, End:Fade )
  1. Fashion ( Mono, Intro:16, End:Fade )

” Fashion ( edited version ) ” のステレオ・ヴァージョンとモノ・ヴァージョンを収録した 7inch。
プロモーション用とはいえこうした作品が制作されたことからも、” Fashion ” の重要性がよく判る。
(追加:2023年3月25日)

 

It's No Game ( Part 1 ) / Fashion : David Bowie

  1. It's No Game ( Part 1 )
  1. Fashion

日本独自シングルのシングルで、” It's No Game ( Part 1 ) ” がA面に、” Fashion ” がB面に収録されている。
” It's No Game ( Part 1 ) ” をA面に収録したシングルがリリースされたのは日本だけだが、これは同曲で日本語のナレーション(アジテーション)が採用されたからに他ならない。
一方欧米でシングル・カットされ、チャート上でも成功した ” Fashion ” がB面に収録されているのは残念である。 ただシングルでは短縮ヴァージョンで収録されることが多い同曲が、ここではアルバム・ヴァージョンで収録されている。
(追加:2023年3月25日)

 

Crystal Japan / Alabama Song : David Bowie

  1. Crystal Japan
  1. Alabama Song

『 Scary Monsters 』 レコーディング中の1980年3月、宝酒造社の宝焼酎「純」の CM 撮影のためにデヴィッド・ボウイは来日、その CM のバックで流れていたのが ” Crystal Japan ” である。 『 Scary Monsters 』 と同時期にレコーディングされながら採用されなかったインストなのだが、CM が流れるとボウイの姿とともにブラウン管が別空間になったのを強烈に記憶している。
” Alabama Song ” は1978年にレコーディングされていたブレヒトの楽曲で、ドアーズのカヴァーの方が有名かもしれない。 ちなみにボウイは、1982年にブレヒトの戯曲をTVドラマ化した『 Bertolt Brecht's BALL 』 に出演するとともにそのサントラを制作している。
(追加:2023年3月25日)

 

Soldier : Iggy Pop

  1. Loco Mosquito
  2. Ambition
  3. Knocking 'Em Down ( In The City )
  4. Play It Safe [ co-writes ]
  5. Get Up And Get Out
  6. Mr. Dynamite
  1. Dog Food
  2. I Need More
  3. Take Care Of Me
  4. I'm A Conservative
  5. I Snub You

Personnel :
Glen Matlock
Ivan Kral
Klaus Kruger
Steve New
Barry Andrews

イギー・ポップが、パンク~初期 New Wave 系ミュージシャンと制作した作品。
本作品の最大の良さは、バリー・アンドリューズが参加していることである。 本作品がレコーディングされたのは、アンドリューズが XTC を脱退してリーグ・オブ・ジェントルメンでロバート・フリップと活動を始める迄の期間と推測されるが、セッションとは思えない程の記名性の高い演奏を行っている。 メインの楽器はここでもシンセサイザーではなくオルガンで、ピコピコではなくヘコヘコと鳴る細かいパッセージと、歪みが無いロング・トーンは最高である。
本作品でのデヴィッド・ボウイは ” Play It Safe ” の共作に留まっている。 演奏や制作に直接関わっている作品においてもイギー・ポップをたてること重きを置いているボウイだけに、共作曲からボウイらしさを確認することは困難である。
(追加:2018年11月25日)

 

1981

Scary Monsters ( And Super Creeps ) / Because You're Young : David Bowie

  1. Scary Monsters ( And Super Creeps )
  1. Because Your're Young

” Scary Monsters ( And Super Creeps ) ” は、シングル・リリースにあたり1分40秒程短くなっており、その殆どがフリップのギター・ソロである。
オリジナルでの3回のギター・ソロのうち、まず1回目の地の底から湧き出てくるようなギター・ソロは丸々カットされている。
2回目のギター・ソロもその殆どがカットされ、さびの歌メロと絡み始める直前からだけが残されている。
そしてフェイド・アウトまでの1分半強続く3回目のギター・ソロは前半1分程がカットされ、かなり強引にコーラスとの絡みパートの後半に繋がっていく。
総じてフリップのギター・ソロがカットされていること自体は残念なのだが、その編集が余りにも大胆で別なテイクを聴いているようなお得感がある。
なお、” Because Your're Young ” はアルバム・テイクと同じ。
(追加:2023年3月25日)

 

Up The Hill Backwards / Crystal Japan : David Bowie

  1. Up The Hill Backwards
  1. Crystal Japan

” Up The Hill Backwards ” は 『 Scary Monsters 』 からの最後のシングルとしてリリースされている。
元々3分台という短めな楽曲だったこともあり、B面の ” Crystal Japan ” とともにエディットされることなくアルバム収録テイクと同じ内容になっている。
この 7inch シングルは 『 Scary Monsters 』 とは関連性の無いオリジナルのジャケットなのだが、マスクをした男性の横顔が描かれている。 コロナより40年前のイギリスにおいて、マスクをした姿というのは珍しかったものと思われる。
(追加:2023年3月25日)

 

Up The Hill Backwards / Crystal Japan : David Bowie

  1. Up The Hill Backwards
  1. Crystal Japan

12inch としてもリリースされた ” Up The Hill Backwards ” のシングル。 B面も同じく ” Crystal Japan ” が収録されている。
” Ashes To Ashes ” のジャケットをピンク単色にしたジャケットは印象的だが、同曲を収録しているだろうとの誤解を呼んだと思う。
(追加:2023年3月25日)

 

Under Pressure : Queen & David Bowie

  1. Under Pressure
  1. Soul Brother

Queen と デヴィッド・ボウイが共演し発表した問答無用の名曲。
ボウイ視点からだと、後のミック・ジャガーやティナ・ターナーと共演では同じフィールドで戦って声量差で負けてしまった一方で、本曲ではフレディ・マーキュリーと真っ向から対峙するのではなく各々の良さが見事に表現されている。
後半フレディが「 Give love 」と連呼した後、「 'Cause love's Such~」とボウイが唄い出すところのゾクゾクするような感動は何度聴き直しても味わうことができる。
(追加:2024年3月10日)

 

1982

Cat People    Original Soundtrack Music By Giorgio Moroder

  1. Cat People ( "Putting Out Fire" )
  2. The Autopsy
  3. Irena's Theme
  4. Night Rabbit
  5. Leopard Tree Dream
  1. Paul's Theme ( Jogging Chase )
  2. The Myth
  3. To The Bridge
  4. Transformation Seduction
  5. Bring The Prod

ジョルジオ・モロダーによる映画『 キャット・ピープル 』 のサウンドトラック。 レコーディングとミックスはロサンゼルスで行われ、” Cat People ( "Putting Out Fire" ) ” のボウイのヴォーカルはモントレーで後録りされている。BOXでクレジットが初出している
クレジットには使用されたシンセサイザーがリスト化されているのだが、Synclavier II の他アナログ・シンセサイザーがずらっと並んでいる。 売れ線のポップな楽曲と制作するという縛りがないサウンドトラックというフィールドは、モロダーには居心地が良かったのではないかと思う。
ただ ” Cat People ( "Putting Out Fire" ) ” のアレンジ、特に女性コーラスはあまりにも安っぽく、『 Let's Dance 』 収録テイクの方が好みである。
(追加:2024年3月10日)

 

Cat People : David Bowie

  1. Cat People ( "Putting Out Fire" )
  1. Paul's Theme ( Jogging Chase )

『 Cat People 』 の日本盤シングル。
アルバム収録テイクだと最後に延々と続く女性コーラスのパートが思いっきりカットされているため、安心して聴くことができる。
(追加:2024年3月10日)

 

David Bowie In Bertolt Brecht's Baal : David Bowie

  1. Baal's Hymn
  2. Remembering Marie A.
  1. Ballad Of The Adventurers
  2. The Drowned Girl
  3. The Dirty Song

デヴィッド・ボウイが主演したBBCのドラマ 『 Baal 』 のサウンドトラック。
ベルトルト・ブレヒトの戯曲を元にしているらしいが、その戯曲に対する知識を持ち合わせていないしドラマ自体も未見のため、このサウンドトラックの印象も薄い。
私は本作品の 7inch盤と 12inch盤を所有しているのだがそこに演奏者のクレジットは無く、2017年にリリースされたボウイのボックス 『 A New Career In A New Town [ 1977–1982 ] 』 に収録された本作品で初めてそのクレジットを知ることができた。
(追加:2024年3月10日)