King Crimson Data Base
Home   Discography   Magazine Index   Books   Random Theme   Updates 

Keith Tippett Discography / the late 2000s

2006

Double Trouble : Dreamtime

Dreamtime 5    Bracknell Jazz Festival, Bracknell, Berkshire ~ July 7, 1984

  1. Trunk Call
  2. Tip of the Iceberg
  3. Careful Driver
  4. Duos / Dalbe 345
  5. Bushman's Dance
  6. Traumatic Experience

Dreamtime 5 Plus    The Swan, Hammersmith, London ~ July 2, 1991

  1. Sierra Maestra
  2. Loopin'
  3. Frogs
  4. Call the Devil

Dreamtime 6    Elton Dean Memorial, The 100Club, London ~ May 9, 2006

  1. Abide With Me 
  2. Trunk Call 
  3. Call the Devil 
  4. And So Tibet 

ドリームタイムのライヴをライヴ音源を収録した 2CD+DVD 作品。 キース・ティペットは、2006年2月に亡くなったエルトン・ディーンのメモリアル・ライヴの映像作品に参加している。
つまりどういうことかと言うと、動くキース・ティペットを確認することができるのである。
収録時間は25分弱、カメラは1台、3管を中心に撮影しているのは明らかに素人で、キース・ティペットは一番遠く、かつ手元を確認することは全くできない。 ただもうそんなことはどうでも良い。 動くキース・ティペットをかすかに確認できるだけで幸せであり、それ以上を望むことの方が間違っている。
それでもやっぱり、キース・ティペットのソロ・ライヴ1時間一本勝負の映像も誰か発掘リリースしてくれないかな。
(追加:2021年2月10日)

 

2008

Live at the Purcell Room ( Couple in Spirit ) : Keith & Julie Tippett

  1. Mirror - Image

リリースは2010年

Keith  piano, wood blocks, pebbles, wind chimes, maracca, music boxes, plastic panpipe
Julie  voice, twizzle drum, little bells, thumb piano, seedpod shaker, Sri Lankan hand drums, singing bowls, Balinese xylophone, smile drum, tambourine sticks

Recorded on 14 November 2008 at the Purcell Room, London.
The concert was part of the 2008 London Jazz Festival.

ティペット夫妻デュオによる作品。 ライヴ・レコーディング作品であるのは1996年の 『 Couple In Spirit II 』 と同じであり、完成度の高さも同作と同じである。
夫婦だけに私生活を共にしていた時間が長いと想像されるのだが、そんな長い時間の中から対話を重ねて作品と創り出すのではなく、ライヴでの一発勝負のインプロから作品を創り出し、かつその結果が素晴らしいことも驚きである。
スタジオでの仕込みが多かったと思われる1988年のデュオ作品『 Couple In Spirit 』 が、その創り込み感の強さが仇になっているのと対象的である。
(追加:2022年1月10日)

 

2010

10 10 10 : Mujician

  1. 10 10 10
  2. Remember

リリースは2021年

Engineered, mixed and mastered by Joathan Scott at the University of Bristol Music Studios, Bristol, UK on October 10, 2010.

Keith Tippett  piano
Tony Levin  drums
Paul Dunmall  soprano and tenor saxophones, bagpipes
Paul Rogers  7-string acoustic bass

トニー・レヴィンが亡くなる数ヶ月前に行われた Mujician としてのツアー中に行われた、スタジオ・レコーディング作品。 ライナーに記載してあるポール・ダンモールのコメントによると、Mujician としてライヴ録音も含め最後の音源になるとのこと。
各々が別活動を続けていたことから、Mujician はバンドというよりユニットと位置付た方が正確なのかもしれないが、その活動期間を通じてメンバーを変更することなくインプロを展開し続けたのは稀有な存在だと思う。 トニー・レヴィンだけではなくキース・ティペットも亡くなり、もうこの Mujician を観られなかったことは残念でならない。
本作品においても、緩急などという表現では収まりきらない様々な演奏が繰り広げられ、飽くことなく聴き入ってしまう。
(追加:2023年8月25日)