Hal さんからの情報です。
Halと申します。KC最終日の公演に行ってきました。
定刻7時に、Fripp師のSound Scapeから始まった大阪公演。Japan Tour の最終日ということもあってか、リラックスした雰囲気のステージでした。セットリストは概ね他の公演と同様で、ダブルトリオ以降の楽曲中心の構成でした。
2000年のフェスティバルホールでは、Adeののどの調子が悪く、instrumental中心の構成であったにもかかわらず、instrumentalの演奏がもう一つこなれていなかったようで、ミストーンなどもあったようです。それに比べて今回は、メンバーの体調も良かったようだし、何よりも演奏がこなれ、非常に質の高い内容であったと思います。
TCOL、ELECTRIK等で絶妙のテクニックを披露する一方、HAPPYではメタルクリムゾンの一つの完成形態を示していたようでもありました。また、POWER CIRCLE、CURVES、LARKS IV:CODAの3曲はやはり圧巻で、CODAがボーカル入りであれば最高なのでしょうが、社会情勢からインストバージョンとなるのは仕方のないことかも知れません。
アンコールでは、ELEPHANT TALK、REDも演奏され、ベストの選曲だったと思います。演奏時間は約1時間50分、欲を言えば、EYES WIDE OPENも演奏してほしかっなあといったところです。
他のバンドのようにクラシックロックを中心に演奏したり、アコースティックな音になったりすることなく、新曲を中心に、決して丸くなったりせずにメタルサウンドを追求するクリムゾンに改めて敬意を表したいと思います。
更に、Line-up 7ではTLVの参加もアナウンスされ、次回の来日がまた楽しみです。
トドロキ さんからの情報です。
こんにちは。
前回公演でも感想を述べさせて頂いたトドロキです。
過去のKCでこんなに長い間、同一メンバーで行動していたせいか、演奏そのものについてはホント完璧といっても良いのではなかったでしょうか。が.....
また連チャンで公演も続いていたせいでこなれすぎていたこともあったのかもしれません。
このままレコードにできると感想を述べていた方のおっしゃるとおり、素晴らしい演奏。
けれど、以前の公演に比較してKCの最大の特徴であるアドリブや、聞いているこっちまでいったいどこまでブチ切れていくんだろうかと畏怖するようなド迫力、カオス、破壊力が感じられませんでした。
このままレコードにできるというのは、言い換えれば「レコード聴いてたらエエやん。」の世界でしかないのです。
KCは基本的にレコードにおいて、まぁコード進行はこんなんで、メロディライン、リフはこれですわと、まず視聴者にインプリティングするものの、ライヴではとんでもない曲に変貌しているケースがある意味、お約束なはず(スラックアタックでは、さすがやり過ぎの感あり)。或る一夜の夢、異次元を与えてくれるところが、最大の魅力やろ。ところが?これやったらYESのライヴと同じ世界やん(失言、YESの魅力は構成美にあるのですからYESを非難しているわけではありません)。
第一One timeという曲自体KCがライブで演る必要があるんか、まるで高尚化したSTINGの曲の様ですらあるんで大嫌いですわ。FracturedやVrooomにしといてんか。メタルヌーボーとタンカ切るKCに癒しはいらん!
ダブルトリオ編成以来、凄かったときのWEATHER REPORTやBLOCK HEADSを凌駕しているなぁと、年甲斐もなく興奮していたのですが。
しかしフリップ先生自身は、公演中の行動を見ればすごく満足されているような印象を受けました。最後に引き込むまで一人出てきてお辞儀をしていらっしゃったほどですから。ほんと曲の間は観客がいるのかいなというくらいの静寂、まぁこれも違和感を生じた理由の一つでもありますが。
と個人的印象はさておき、今回はやけに私を含め、ネクタイ姿の年配諸氏が前回より多いなぁとまた客の入りは前回より良かったです。コマーシャルで21stが流されていたのでヒョッとしたら俄かファンで当日券ないかもしれんなぁと冷ヤ冷ヤながら行ったのですが、大阪のフェステバルホールや厚生年金ホールは3000人程度の収容数しかないのにかかわらずKCでは満員にならんねんなぁと、多少哀しい気分にもなります。それでもガラガラの2階や3階のお客さんにまで手を振るメンバーには正直嬉しかったです。
客観的に見ればほんと良かったんですよ、きっと初めてKCのライブを体験した人からすれば凄い感動だっただろうとご推測します。散々各方面からボロカス言われているPATのドラミングも開き直ったのか、自分のカラーを発揮していましたし(哀しいかなREDでコけた)。アンコール最後のRED(前日の名古屋がお披露目だったそうですが、大阪では毎度お決まりなんですわ)も、なぜかホロッと来ましたし。
きっと今日のライブをマスタリングしてレコード化すれば、凄いコンサートやなと思うこと間違いない!あぁやっぱりレコードかぁ。
イアン さんからの情報です。
初めまして。イアンと申します。
4月21日(月)の講演に行ってきました。
席は最前列で、トレイ氏の真ん前でした。
何故か、私の右隣が空席だったのと、その隣の人がDATらしきものを触っていた様な気がして(気のせいならごめんなさい)、開始はちょっと落ち着きませんでした。
最初のフリップ師のサウンドスケイプは、CDなどで聴くよりも、音の広がりとか位相などがダイナミックで、良かったです。
ライブの印象としては、「Level Five 」、「Elektrik」の2曲が、やっぱり圧倒的に格好良かったです。
「Elektrik」の曲中、シーケンサーがなっている部分などが、Vドラムの利点なのでしょうか。パッドを叩くとシーケンサーが鳴るようでしたが・・・・。
音については、最前列にしては、良かったと思います。
(最前列で音質を求めてもねえ。PAの死角ですから・・・・)
「Part IV」の最後、ブリュー氏のギターソロに入る前のパートで、何か音圧が抜け落ちたみたいになった部分が気になりましたが・・・・。
アンコール最後の「Red」については、ここで予備知識を得ていたので、「絶対、踊ってやる」って感じでした。
けど、パット氏のドラムは、結構アバウトでした。
やはり、難波ハッチとか、オールスタンディングというのは、無理なんでしょうか。
どうも、座って行儀良く観ているというのが性に合わないというか、「Elektrik」とかなら、踊ってみたいと思うのは私だけでしょうか。
最後に、演奏の状態は、全体として凄く良かったと思います。
テンションも高かったし。前回のツアー評を此処で拝見すると、割と出来・不出来が激しいように書かれていましたので、若干不安だったのですが、とても満足です。
選曲については、「FraKctured」を演奏して欲しかったですが。
ライブのDVDとか出されたら、間違いなく買うだろうと思います。
還暦前のオッサンが、シーンの最先端の音を作っていること、若しくはに限りなくそれに近づこうとしている努力、そして、高いミュージシャンシップに則り、ライブでCDと同内容の演奏を再現しようとしていること(CDの演奏はひょっとすると一発録りでしょうか)、それを目の当たりにして、勇気づけられたというか、人間、こうありたいモンだと思っています。
私も今年38歳、体力、気力の衰えを感じつつありますが、老いというものは本当に残酷だと思います。
新しいものを追い続けることは、キャリアを重ねた人間にとっても、簡単なことではないと思いますし、キャリアが足枷にもなるでしょう。
努力するよりも、過去の栄光の再生産をする方が楽でしょうし。
批判が出ることも承知で、常に前進を試みるKCは、本当に創造的なバンドであり、ロック産業の歴史上も、希有な存在ではないか、と思っています。
しかし、「癒し系」が喜ばれる風潮のなか、年齢を省みず、、「癒し系」からは何万光年も離れた場所で音楽やってますねえ。本当に尊敬しました。
タクノ さんからの情報です。
こんにちは、タクノと申します。2000年の時の大阪ライヴレポートも投稿させて頂きましたが、今回の大阪ライヴも書かせて頂きました。結論から言えば、今回のライヴは、メンバーが「いい演奏ができた」と言った前回の大阪ライヴよりも、興奮させてもらいました。
みなさんが曲順やパフォーマンス内容について詳しく書いてらっしゃるので、僕は観客の反応や、クリムゾンメンバーの方々の細かな仕草などをレポートさせて頂きます。
序盤のLEVEL FIVEでは、曲がはじまる前にトレイの楽器に何かトラブルが発生したのか、ちょっとの間、スタッフの方が調整していました。LEVEL FIVEのラストで、エイドリアンのギターの音がやや高音気味になりました。ちらっとフリップの方を見るエイドリアンに、フリップはいつも通りの厳しい表情(笑)。「ELEKTRIK」の演奏前にフリップが何か冗談を言い、英語が分かる方からは笑い声があがっていました。観客の方が「ええぞー」という関西弁の声があがり、会場に笑い声が起こったりもしました。
太陽と旋律パートIVは前奏部分がカットされていましたが、それがなかなか面白く、かっこいいアレンジでした。太陽と旋律パートIVに拍手をおくられる観客の方も見受けられました。
アンコールでは観客総立ちの中での演奏となり、クリムゾンのライヴがスタンディングで観られて幸せでした。エレファント・トークでは観客の手で拍子をとるなど、熱気が伝わってきましたし、三回目のアンコール曲「Red」では中間部のさしかかると、凄い歓声もあがりました。
三回目アンコールを呼ぶ観客の方々の熱意の凄さは、クリムゾン日本公演史上でも稀だと思われるほど熱狂的でした。
エイドリアンの詳細なスタッフ紹介とシャレ(「寿司」という単語だけは聞き取れました<笑>)でも盛り上がり、二回もされたエイドリアンとフリップの握手と肩組みも感動的でした。
最後にはメンバー四人が方を組み合って礼。本当にいいライヴでした。前進し続けるクリムゾンの凄さを改めて感じた公演でした。
知り合いにクリムゾンの日本公演の音響を担当した方がいるのですが、その方がおっしゃった話では「彼らはパフォーマンスに関わる事以外では、わがままを言わない。音へのこだわりは他に例を見ないほど凄い」ということでした。その方は自分でバンドをしていて、その方がベースだと知ると、メンバーが「ちょっと弾いてみろ」と楽器を渡し、「ここをこうした方がいいよ」といったアドバイスをしてもらえたそうです。
増山 さんからの情報です。
前回、15日の感想を送付させていただいた増山です。
13日・15日に引き続き、17日、そして我慢できず21日の大阪にまで行ってしまったので簡単に感想を・・・。
(17日は僕的にはいまいちだったので21日の感想を書きます)
賛否両論あるとは思いますが、個人的に21日の大阪公演は今回見た4回の中でも最高の一夜でした。
いつになくドラムのミックスも大きめで迫力ありましたし、(その分、ベースが小さい気はしましたが)、何よりも最終日という解放感からか、本人達がとても楽しげに演奏しているようでその楽しさがテンションの高い演奏につながっているように思えました。
(心なしかフリップの笑顔が多かった気も・・・)
他のかたが書いていらっしゃるように「TCOL」でのブリュー歌詞カード投げ事件は思わず笑ってしまいました。
「パートⅣ」のイントロが無かったのも新鮮でした。
スタッフ紹介が感動的でした。
・・・なんて、一番嬉しかったのはやっぱり「RED」だったんですけどね・・・。
過去のメンバーと対比されることも多いですけれど、今回のツアーでLINEUP6はそれなりに完成されて、KCの歴史に確固たる地位を得ることができたと思います。
「この次」の展開も気になるところですが今はただ、今回のツアーで素晴らしい演奏を聴かせてくれた「現在」の4人に、最大限の感謝を捧げたいと思います。
<どうでも良い追伸>
バンドを追っかけて東京以外の町に行くことなんて
今回が生まれて初めてだったのですけども、
なんと偶然にも予約したホテルにメンバーが泊まっていたようで・・・。
入り口でパット氏とすれ違いびっくりし、
チェックインの際に後ろをフリップ氏が通って腰が砕けました。
で、今日、チェックアウトしようとエレベータを降りたら、
なんと目の前にブリュー氏が歩いており、これまたあまりの偶然に
浮き足立ってしまいました。
33歳にもなって「追っかけ」ではないんですけど
やっぱり至近距離にメンバーがいると感激するものですね・・・。
ミーハーなコメントですみません・・・。
CTL さんからの情報です。
前回来日(2000年10月)と同じメンバーによる再度の来日公演.個人的には「The Construkction of Light」収録曲の進化にもっとも期待を抱いて会場に向かいました.
今回のパンフレットは”CD付きBOX”.BOXといってもリーフレット自体はごく簡素なものなのでやや愛想なし.さらに開演前の場内BGMはカントリー&ウエスタン.斬新というか場違いというか.これがFripp流の洒落なのか痛烈な皮肉なのか...
Fripp総帥の独演から始まるという予備知識を得ていたのでかなり早めに着席.大阪公演ではキチンと開演・着席を促すアナウンスがあったため,あらかじめ聴衆が待ち受ける中をFripp翁登場.「Soundscape」が続く中,何やらでかい連中が集団で横を通り抜けたと思った瞬間,残りのメンバーが観客席を通って入場してきたことに気付きました.意表を突く心憎い演出です.
以下セットリスト.曲名は合っていると思いますが,中盤の演奏順は若干前後してるかもしれません.
1. Soundscape
2. The Power To Believe (A Cappella)
3. Level 5
4. The Construkction of Light
5. Facts Of Life
6. One Time
7. Elektrik
8. Happy With What You Have To Be Happy With
9. Power Circle
10. Dangerous Curves
11. Larks' Tongues in Aspic - Part IV
12. Coda: I Have A DreamE-1
13. The Deception of Thrush
14. The World's My Oyster Soup Kitchen Floor Wax Museum
E-2
15. Elephant Talk
E-3
16. Red
さて,アカペラの「The Power To Believe」に続いて「Level 5」が鳴り響き,いよいよ本番の幕開け.「Level 5」を聴いただけでも2000年に比べて一体感が増したと感じましたが,やはり圧巻は「The Construkction of Light」.正確無比なのに迫力満点,しかもガラスの破片が舞い散るような煌めきを感じさせる不思議なリズム.前回から飛躍的に進化した演奏は今回のライブでも1,2を争う聴き所でした.
ニューアルバムに収録されている「Facts Of Life」や「Happy With ~」もメチャクチャかっこよくて,生で聴きたいと切望していたのが実際に聴けて満足だったのですが,ヴォーカルの音が割れ気味で聴き取り難かったのが残念でした.終盤の「Dangerous Curves」~「Larks'~4」の迫力は文句なし.この曲に限らず全体にTrey GunnとPat Mastelottoの落ち着きぶりというか,腰の据わった演奏が印象的でした.前回の(落ち着きがないという訳じゃないが)かなり突っかかるような演奏ぶりとは実に対照的でした.
異常な盛り上がりとか歴史的名演という類ではなかったと思いますが,非常にレベルの高い演奏が全編にわたって聴けたと思います.観客の反応も良く,アンコールも「Elephant Talk」と「Red」は(1階席前半は)オールスタンディングに近い状態.完成度という点では前回(2000年)をはるかに凌駕する出来でした.
では,手放しで今回のライブを評価するかというとちょっと複雑.畳みかけるような迫力のあった前回に比べ,今回は超重量級の戦車がジワジワと押し寄せるような感触でした.一体感と完成度の向上とひき換えに,危険なまでの緊張感はそぎ落とされてしまったようです.
今回の完成度の高い演奏に大満足の反面,現在のCrimsonは飽和状態に達してしまったという思いが離れません.ライブの内容に関しては今回のライブに軍配を上げますが,興奮は前回の方がしましたから...
隠岐 さんからの情報です。
昨日、大阪のKCを見に行きました。売店の行列はあい変わらずの大阪でうんざりでしたが、演奏の途中で抜け出て、パンフレットのCDを買いました。英語のプレスリリースの和訳も無いのでちんぷんかんぷんです。和訳あったら教えてください。
サンプルの曲は、完成度いまいちですが、それなりにKCで良いですね。なんとなく電車の中でボリュームをあげてしまいました。
それにしても、大阪の乗りは、いいのか悪いのかわからないけど、たぶんほとんどの人は新譜のCDは持っていないでしょうねぇ。
そんな気がしました。
N.Inagaki さんからの情報です。
>From N. Inagaki
サイト、楽しみに見ています。4月21日大阪厚生年金ホールの感想です。
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ああ... ベストの演奏じゃなかった....
前回2000年の大阪フェスティバルホールは最高だった。
前回は、演奏前に4人が手を組んで気合を入れ、パワフルかつポジティヴ、すばらしい演奏をした。
演奏後Robertは胸に手をあて大阪の観客のレスポンスに最敬礼していたし、私自身その後1週間ぐらい感動の余韻が続いていた。
今回はラッキーな事に最前列、Treyの正面の席がとれ期待が高まっていた。
Robertのイントロのサウンドスケープは厳かで至福の時がスタートしたかに見えた。
その後Pat、Trey、Adrianが後方の客席よりステージに上がって、現時点でのベストの曲のひとつLevel Fiveを演奏しだした。
しかし、何かバランスが変だ。Patのベースドラムが耳を劈く。彼のベースドラムは他のすべての音をあわせたものと同量あるいはそれ以上であった。そのため、TreyやRobertのすばらしく繊細な演奏がかき消された。Larks' Toungues IVも同様。ああ、もしPatのベースドラムの音量が30%だったら......よいコンサートだったろうに。しかし、これは彼のせいではなかろう、テクニシャンの調節の問題だろう。
今回の大阪公演は日本での最後の公演で、彼らはリラックスしていた。PatとTrey、Adrianはほとんどパジャマかジャージ姿。
アンコールのRedは前回の2000年ではAdrianが直立不動で演奏し最もすばらしい演奏のひとつだった。またThe Deception of the Trushもすばらしかった。しかし、今回はずいぶんリラックスしてどちらも集中もやや欠いていたようだった。また、彼らのベストの楽曲であるFracturedやインプロビゼーションものが聞けないのも残念だったし、今回
はアコースティックThree of a Perfect PairやHerosなどの楽しい曲もなかった。(Fractured はよっぽど体調が良くないと完璧に演奏するのが困難なのかも知れない)。キングクリムゾンの音楽はパワフルさと繊細さの共存がすばらしいのだが、今回は演奏がやや散漫でへヴィーさとが目立った。毎回、テンションを最高にして演奏をするのは誰にとっても難しいのだろう。残念。
しかし、よいこともあった。最前列でステージも低かったため、彼らに親近感をもって接する事ができた。時々はにかみ、いかにもナイーヴなTrey。Adrianのジョーク。厳格になりきれていないRobert。いかつく、こぎれいではないPat。みんなそこいらにいるおじさんのようだ。なんと、最後にPatは私を含めて前列の何人かに彼のスティックを手渡してくれた。帰りによく見るとごつごつとキズだらけのスティックでKRIMSON Pat KC2Kと印刷されていた。Thanks Pat! しかし、スティックよりも真摯で感動できる演奏のほうがよかった。
会場で配られたアンケートに「同じアーティストが来日したらまた来ますか」と書いていた。難しいところだ。正直今回のようなら考えてしまう。しかし、手に入るキングクリムゾンのCDをほとんど持ってしまっており、2000年の大阪フェスティバルホール再現を夢見てまたゆくかも知れない。
R オーメン F 一味 さんからの情報です。
このサイト情報をとても役に立ててます。
さて数年前の6人編成来日を見送ってしまい、クリムゾンのライブは迷いに迷ったすえ、今回、行く事にしました。
例のごとく開演前客電が付いたまま、RF翁登場。
しばらくサウンドスケープを披露(Heaven & earthのアウトロかな)。
客もあわてて入場し、客電が消えた頃、懐中電灯をもったスタッフに導かれた客が。
そのままステージへと上がっていく3人組。良く見ると他のメンバーではないか!
そしていつものセットリストへとなだれ込みます。
本日は来日最終ということもあってか、バンドもいい仕上がりだったと思います。
ハッキリ言ってミスは無く、忠実に元曲をライブで極めて再現すると言った内容だったと思います、
ブリュ―氏の声も非常に良く全体に安定したライブだったと多います。
残念だったのは、会場音響特性と思われるのですが、全体の音量、とりわけ低音の出が物足りなかったかと思います。
ファッションはブリュ―氏は合いかわらずのオヤジファッションでしたが、TGも負けず劣らず、らくだシャツに肌色のチノパンだった。
アンコール1曲目でブリュ―抜きのDSを披露。曲が終わるとブリュ―が拍手をしながらバレエの先生のように登場。
またその次のアンコール、Elephant talk。RF翁の令により、親分の命令に従う海賊のような、メンバーのすたこらサッサ的動きにとてもなごみました。
結局期待された21stはやらなかったが、REDを熱演し(この時TGはpatのすぐ横で演奏、かわいらしかった)
2003年春の来日を締めくくった。
比較は年代ごとのメンバーでできるが、それは本質で無いことがよく分かった。
70年代の、マイケルジャイルスとビルを比較できないように、今が今だと思った。
ガンも80年トニーに負けず、ウオ―ギターを二本(一本はキーボードスタンドに寝かせ、スチールギターのように)弾き、がんばっていた。
我々は彼らに120点を期待するから賛否両論が生まれるわけで、彼らはそもそも最低でも100点の出来栄えであったと思います。
ただRF翁とブリュ―氏は年のことを考えると2000点だった。
以上ライブ打ち上げで酔った勢いのレヴューを終了します。
至らない点は適当に補完して読んで下されれば幸いです。
女ラッパ隊 さんからの情報です。
はじめまして、女ラッパ隊と申します。
個人的には70年代のウェットン在籍時の楽曲が好みなんで、ヌーヴォーメタルクリムゾンは通して聴くのは辛いかなと、ちょっと心配しながらホールへ赴きました。フリップの独奏(長め)、"The Power To Believe"に続くヘヴィなサウンドの洪水にただ、圧倒されるばかりでした。The ConstruKction Of Light以降の曲ばかりでしたねえ。最近の曲はあまり馴染みがないせいか、後半は特にしんどかったです。私は、メンバー個々の演奏能力についてよくわからないし、フリップとリズム隊は全然動かないので(当たり前か)、自然とエイドリアン・ブリューにばかり視線が行ってました。
体を揺らしながらにこやかに演奏をこなすブリューはギター巧いのか?(途中で譜面台におかれた紙を丸めて放り投げるパフォーマンスは面白かった。楽譜が読めないことを自ら茶化しているのかな)
ブリューのボーカルは、ハードな曲よりメロウな曲のほうに合うような気がする。
"One Time"は良かったな。どうせなら、"Matte Kudasai","Eyes Wide Open"もやってほしかった!
アンコールが3度ほどあって、最後の2曲が"Elephant Talk"と"Red"でした。何だか救われたような気がして、不覚にも涙が流れました。
でも、若い人たちは2000年以降のアグレッシブなクリムゾンを肯定的に受け入れているのでしょう。けっこう20代の観客多かったし。さて、ヌーヴォーメタルの次に来るものは?
吉田 さんからの情報です。
4月21日、クリムゾンのライブへ行ってきました。ほとんどミスもなく完璧に近かかったです。
まずはフリップ氏の独奏で始まった。そしてメンバーがでてき、レベル5をはじめた。
はじめに思ったことが、ブリュー氏の服装、肌着のシャツとだぼだぼのズボン、トレイ氏は全身真っ白、しかも髪が坊主頭。と言うことは置いといて、レベル5を引き終えると、ブリュー氏が、楽譜を破いて、ぐしゃぐしゃにしてフリップ氏の機材にあて、二人でにやりと笑う。次はコントラクション ライト、これまた完璧、歌詞をすべて覚えた!?そして次はたぶん、ワン タイム エレクトリックつぎはハッピーウィズそのつぎはパワートウー、しょうがない、そしてファクツ オブ 次はデンジャラスからラークズ5そしていったん終わり、アンコール、インストの曲(ブリゅー抜き)そしてオイスタースープ、フリップのピアノソロが最高!そしてアンコール2が全員スタンディングでエレファント トーク(像の声はいまいち)、そしてアンコール3が、レッドで終わり4人仲良く真中でぺこり最後にフリップ1人でぺこり。
会場のグッツを見ると、イン ザ コウト オブ の ティーシャツが売りきれ。
かなり良かったと思う。個人的にはフラクチャードをやつてほしかった。
そう言えば、ジョン ウエットンも来るのかー考えておこう。
BIBLE BLACK さんからの情報です。
はじめまして。ハンドルネーム:BIBLE BLACKと申します。主にピュアオーディオのサイトのオーディオ・ファン(通称AF )というところに生息しております。
本日のKC公演大変素晴らしかったです。演奏は完璧といってよく、どの曲をとってもライブ盤としてオーバーダブ無しにCD化できそうでした。伝えられていた機器の不調も無く最後まで突っ走りました。個人的には最後の最後に「レッド」をやってくれたのが嬉しかったですね。2年前にもレッドをやってくれたのを聴けたし、私は幸せもんです(涙
一応私の作ったセットリストを書いておきます。?は少し自信のないところです。
Fripp Solo (soundscape)
01: The Power To Believe I : A Cappella
02: Level 5
03: Vroom(?)
04: The Construkction of Light
(MC)
05: Eyes Wide Open
06: One Time
07: Elektrik
08: Happy With What You Have To Be Happy With
09: Virtuous Circle (Power Circle?)
10: Dangerous Curves
11: Larks' Tongues in Aspic - Part IV
~ Coda: I Have A Dream (without vocal)
Encore-1
12: The Deception of Thrush (?) ( Without Belew )
13: The World's My Oyster Soup
Kitchen Floor Wax Museum
(MC)
14: Elephant Talk
Encore-2
15: RED
まだ観客席が明るいうちからフリップ御大が出てきて演奏を始めるのはこのDBで教えていただいていたのでびっくりしませんでしたが、後の3人が観客席中央通路から現れたのにはびっくり。
04のLIGHTの歌詞をクルーが持ってきた直後ブリューが大笑いして一枚目の紙をくしゃくしゃにして投げ捨てたので、何かいたずらしたなと思っていたら、演奏が終わったあとで「今日は日本最終公演でクルーもいたずらして、間違った歌詞を持ってきたんだ」と言ってました。
09はこのDBではPOWER CIRCLEと記載してありますが日本公演用にアレンジしてその名前がついたのでしょうか?ここからの3曲は本当に凄かったです。本当に戦慄を覚える演奏でした。11は歌詞は無いもののDREAMの部分まで踏み込んでいたように思います。
12は実は私全く知らない曲なんです。ガンがソロをとってメロトロン風の音を出してました。演奏が終わったらガンに向かって拍手をしながらブリューが出てきました。13が終わった後で、ブリューが今日は最終公演なのでクルーすべてを紹介させてくれ、と言って本当にクルー全員を紹介しました。でも自分たち4人の紹介は一切無し。ホントに不思議なバンドですね。
最後の最後にRED!途中ベースソロのパートでブリューが直立不動でしゃちほこばって弾いてたのはきっとウェットンのマネなんでしょうね。フリップに向かって笑いながらやってました。
長文失礼しました。最後に一つだけ、おそらくこの文章をアレンジしてAFにも投稿すると思います。マルチポストのご了解だけいただければ幸いです。
BIBLE BLACK
silent way さんからの情報です。
初めまして。
いつも楽しく読ませていただいています。
本日大阪厚生年金会館のKCliveに行って来ました。
ホールから出るときPAクルーから本日のセットリストをもらいましたので曲目を報告します。もちろん表記(横線の位置も)はリストそのままです。
THE POWER TO BELIEVE-A.C.
LEVEL 5
LIGHT
FACTS
------------------------
ONE TIME
ELEKTRIK
HAPPY
------------------------
POWER CIRCLE
CURVES
LARKS IV
------------------------
------------------------
THRUSH
OYSTER
------------------------
ELEPHANT TALK
------------------------
RED
二本線以降がアンコール曲です。
やはりというか当然というか、ELEPHANT TALKとREDでは会場は大変盛り上がりました。
個人的には新曲はもちろんのことThe Construction of LightやLarks' Tongues in Aspic - Part IVなどの旧曲(?)も完成度が上がっていて、2000年Liveより満足できる内容でした。
席がステージ正面だったので、終始笑っている(へらへらしている?)ブリューの顔が少し気にはなりましたが..。
キョキョちゃん さんからの情報です。
はじめまして。いつも楽しく拝見しております。
大阪公演の感想を報告します。
なんといっても、アンコール最後の「Red」が他公演との違いだと思います。
「Red」の演奏そのものは、久しぶりのためか?所々ヘロヘロでしたがお客さんも楽しそうでした。
他の曲ですが、「Eyes wide open」を演奏しなかったのは残念でした。
「one time」を削ってでも演奏して欲しかったです。また、エイドリアンが使用しているギターですがこの「one time」と「elephant talk」等で使用したギターの音量(カッティングの時)が小さく、バランスが良くないかなぁ....と思いました。
フリップは前から2列目で表情もハッキリ見えましたが、少なくとも不機嫌では無かったと思います。
最終日なのでメンバー、スタッフ共リラックスした雰囲気で「TCOL」の時はエイドリアンの歌詞にスタッフがイタズラをして、エイドリアンが思わずフキ出す場面もありました。
パットマステロットとトレイガンですが、私は「よくやっている」と思います。
特にパットは前回の来日よりもノビノビ演奏していたと思います。
それと、この二人はビルやトニーと比較されますが「若い」ミュージシャンが経験豊富な一流ミュージシャンと同じグループで演奏する機会を与えられる事は本人達にとって素晴らしい事だと思います。
そればかりか、その様な機会を(事情はどうであれ)受け入れるフリップやエイドリアンは良い意味で良質の音楽の継承者を育てる事にもなるので、彼等が今後この経験を元に更に新しい音楽を作り続けてくれればもっと素晴らしい事になるのではないかなぁ...........と思います。
他の方が触れていない事で私が気がついた事は、トレイガンです。
私の知る限り、シルビアン&フリップ、ストリングカルテット、ダブルトリオ、y2クリムゾンと来日の度にどんどん太っていた様に感じていました。確か初めて見たときはもっとカッコ良かったです。
しかし、今回は少なくとも10kgくらいは減量したのではないでしょうか?
但し、服装は上下純白の体操のオニイサンの様な服で、私の弟はエイドリアンの服装と合わせて「反メタリカ」と云ってました。
以上、私はy2来日よりも数段楽しいコンサートでした。
(キョキョちゃん)
ハシモト さんからの情報です。
大阪のハシモトです。いつも参考にさせていただいています。さて、大阪公演に行ってきました。曲は
soundscape
The power to believe a capella
Level 5
TCOL
Facts of Life
One time
Elektric
Happy
The power to believe 2
Dangerous curves
Larks 4
アンコールはエイドリアン抜きでThe deception of theThush
終わったところでエイドリアンが登場し、プロモーターやスタッフ一人一人にツアーの謝意を述べた後でElephant Talk
二度目のアンコールでred
でした(どこかでオイスタースープもやったと思います)。
機材のトラブルもなくうまくいったコンサートでした。ただ、バスドラがとても大きく(アースバウンドみたい!)、トレイのプレイがあまりよく聞き取れませんでした。今回のクリムゾンはメタル要素と80年代的なギターインタープレイの絡んだ新しいスタイルだなと感じました。ただ個人的にはハッピーやFacts of Lifeのような曲にはすこしなじみにくい感じでしたが。また、Larks4では、イントロが省略されていたので衝撃的な感じがやや薄く、ちょっと残念でした。ともあれ、アンコールは総立ちで、こんなに楽しくエレファントトークやレッドが聴けて、とてもハッピーでした。