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4月19日(土) 福岡県メルパルクホール福岡

新原 さんからの情報です。

はじめまして、熊本に住む43才の新原です。いつも楽しく拝見させてもらっていますので、今回は投稿してみました。最初に断っておきますが、私は70年代ファンなので、現在のクリムゾンは縁は切らないけれど、お付き合いで続いていると言った感じです。
なので今回も行くかどうか悩みましたが、前回のコンサートが平日ということもあってか、客の入りがあまりにも悪かったので気になってやっぱり行くことにしました。
今回は土曜日ということでおそらく満席になるだろうから、要らぬ心配だろうと思いつついざ福岡へ出発。天神に着くや街灯に付けられたクリムゾンのコンサート告知を発見。よーく見ると「当日券あります」と書いてある。?!一抹の不安を抱きながらメルパルクホールへ。開場の30分前に着くと前回と同じ位の人垣ができていました。もっと多いと思ったのにますます不安。開演直前で不安が的中。今回は一階で見ましたが、後ろは空席が目立ち、前もいい席がポツポツ空いている。7~8割程度の入りだったでしょうか。前回は2階で見ましたが、その時は前から2列だけで後ろはパラパラだったのですが、今回はどうだったのだろうか。気になる。誰か情報を。
オープニングとセットリストについては皆さん書いてある通りなので省きますが、感想としてはやっぱり気になったのが、ブリューのセッティングですね。落ち着いて見ることができなくてイライラしたのですが、Sageさんの言っていたようにあれを新鮮ととらえればまた違ったように見えたかもしれませんね。反省。
Katsuさんも言ってましたけど、終盤の演奏の現在版トーキング・ドラム+アスピックⅡともいうべきデンジャラス・カーヴス+アスピックⅣは70年代ファンにとっては楽しめましたね。また次も行くと思いますが、あの入りで福岡に来てくれるかが心配です。

 

saightow さんからの情報です。

はじめまして。
何気にこのHPのRPS-10さんの情報を読んでいましたら、おそらく私のことだと思いましたので、ご報告を。

19日福岡のライブ終了後、PAクルーからいただいたセットリストです。

THE POWER TO BELIEVE - A.C.
LEVEL 5
PROZAKC
LIGHT
FACTS
-----------------------------
ONE TIME
ELEKTRIK
HAPPY
-----------------------------
POWER CIRCLE
CURVES
LARKS IV
-----------------------------
-----------------------------
THRUSH
DINOSAUR
-----------------------------
VROOOM

みなさんのご報告でもあるように、実際は「VROOOM」の前に「Elephant Talk」を演ってます。
私のつたない英語でPAクルーに訊いてみたところ、「Elephant Talk」はホントに予定になかったみたいです。

実際、福岡ライブはかなり盛上がっていたと思います。
「DINOSAUR」後のお客さんは総立ち状態で拍手の嵐でした。
そこで、おそらくFripp氏は予定していた「VROOOM」の代わりに「Elephant Talk」で締めようとしたところ、総立ちだったお客さんのノリがまたさらによかったので『One more』となったのではないでしょうか。
とにかく「Elephant Talk」はメンバーからのホントの『Special』だったんだ、と思います。

 

BON さんからの情報です。

みなさん 初めまして BONといいます。

84年(福岡)、92年(東京/RFSQ)、93年(東京/シル・フリ)95年(大阪)、00年(福岡)、そして4/19の福岡と見てきた私に多少なりともの感想を言いたくてメールしました。
曲目やアクシデントなどは、他の方が書かれているので、ここでは他のことを書いていきたいと思います。

会場に着くなりすぐさま ステージ上の機材を見回り、ミキシング卓へ向かいました。
するとそこには無造作にその夜のセットリストが置かれてました。
右下には「FUKUOKA - APRIL 19  **REVISED - 16:20**」とタイプされてました。
事前にネットでリストはチェックしていたので、今回の来日公演においての通常のリストだなと思いました。

他のクリムゾンのライブを中心にしているサイトにも当時書かれていたことですが、前回(00年)の福岡でのライブにまとまりがなかっことが、すごく気になっており、今回はその雪辱戦と思い望んでいました。(しかしその夜の「FraKctured」だけは別)
前回は、Line-up3、4、5と曲目が年代を跨ぎなおかつ、中途半端なインプロビゼーションがより輪郭をぼやかしていたように思えただけに、今回は Line-up6と5のに絞り込んだという点で、バンドとしての統合的な音を期待していました。

出てきた音そのものは期待どおりの「Nuovo Metal」でしたが、音量ということでは少々小さかったと思います。
その音量が気にならなくなってきたのは、やはり「Elektrik」あたりからですね。
でも 「CURVES」(セットリスト表記)~「LARKS  IV」のつなぎ部分の間があまりにも長くてスリリングな気持ちをかなりそぎ落とされました。演奏がすばらしいだけに残念でした。「Talking   Drum」~「LARKS II」のようにリズム隊を切り刻むようにフリップのギターがなだれ込んできて欲しかったですね。
それに ところどころで盛り上がった気持ちを下げるのが、パットのカウントが多さです。
前回の福岡でも多かった気がします。「LARKS  IV」のコーダ導入部分では、やらなくてもいいのに、今度はブリューがカウントを取ってしまい、このバンドはいつからこんなにカウントが多くなったのだ と思いました。
KCCCや他のライブ盤では、意図的にこのカウントを消してるのでしょうか?
しかしながら、演奏においては、「メタル」に主点を置いた構成が有無を言わさぬ緊迫感を生んでいました。

2回目のアンコールで 「あ~セットリストどおりだから『VROOOM』で終わりだなーと思っていたら」ブリューのMCとともに始まったのがスティックではなくWarr-Gでの例のイントロ(かなり力不足)。
一瞬 耳を疑いました「Elephant Talk」です。もうそこには「Nouvo Metal」は存在しません。
前回のツアーで福岡は演奏されなかった「Heroes」を一瞬にして忘れさせてくれました。
雪辱ライブの締めは、メタル・クリムゾンの代名詞「VROOOM」で幕を閉じました。
最後にこれを聞いて「Nuovo  Metal」を再確認できました でも、このバンドでは「ET」は無理なんだなーとも思いました。鍛錬さにおける緊張感とユーモアとも言える「余裕+実力」とのバランスが存在してないように思えたからです。
楽曲においても「飛び道具」ともいえるものが無いからかもしれません。
Line-up3のインプロおよび若き無謀さや「Starless」等における情緒性、Line-up4のポリリズムと伝家の宝刀(?)象の鳴き声(でもこれだけで十分ライブは盛り上がるんですよね、他の方がおっしゃる通りジャクソンではちょっとね)Line-up5 ダブル・トリオと どの年代の曲でも再現できる力量(Line-up3の復活およびLine-up4の再評価)。
はたして「Nuovo Metal」がそれらに対抗できるかというと疑問に思ってしまいます。
だから、早くトニー・レヴィンの復帰とともに、Line-up7として「Nuovo   Metal」の次の段階に突入した姿を一日でも早く目にしたいものです。
そう思ってるのは私だけではないと思います。
それにしても相変わらずトレイ・ガンは目立たないな~

 

Sage さんからの情報です。

こんにちは、初めまして。Sageと申します。

今回の4.19福岡公演の模様を、多少詳しく報告させていただきます。

1981年12月13日大阪毎日ホール、1984年5月10日福岡サンパレス、2000年10月11日福岡メルパルクホールに加えて、King Crimsonのコンサートに行くのはこれで4回目です。あいにくの雨の中、5時半開場。場内には妙に明るいウェスタン(?)調のBGMが流れていて、違和感を禁じ得ませんでした。開演時間の6時になり、会場がまだ明るいうちにFripp先生登場。それまでスタッフがステージ上を出入りしていたせいか、Fripp先生だということに聴衆は気づくのが遅れ、しばらく経ってから拍手が起こりました。Fripp先生、銀色の片耳(だったような気がする)ヘッドフォンを左耳にかけてギターを持ち、Soundscape開始。84年サンパレスでは、このSoundscapeを背景に強いディストーションをかけたギターソロを入れていったものでしたが、今回は淡々とSoundscapeを重ねるのみ。7,8分も続いた頃、客席の証明が落とされ、それと同時にAdrian,Trey,Patの3人が登場。The Power to Believe-a CappellaからLevel Fiveへ続く。2000年同会場の公演に比べて音量は相当大きめ。まさに"Nuovo Metal!"という印象。Adrianのギターの調子にどうも問題があるらしく、Level Fiveあたりから何度も調整を試みていましたが、One Timeに至ってついにあきらめたらしく、スタッフを呼ぶ。機材のことなので自信がありませんが、ケーブルの取り替えで解決したような気がします。その間、3人でフォローするOne Timeのイントロダクションが変化していくのも新鮮でした。
Dangerous Curvesからラスト、Lark's Tongues in Aspic,PartIVへという流れは個人的にも「そうして欲しかった」ものでもあるため大変気に入りました。Patのドラミングもこのころにはキレてきた感じで、これまで聞いたどのバージョンよりも凄まじいものだったと思います。それはいいとして、Codaの歌はどうして省略されるようになったんだろうか?やっぱり9.11やサダム・フセイン絡みか?
2回目のアンコール、Elephat Talkで客席は総立ちに。さらにその後、Frippが耳打ちしてAdrianが聴衆に聞く。"One More?" そして客席からは拍手がわき起こる。
メンバーの誰かが言う。"Ok?" 誰かが答える。"No!" 観客から笑いが起こる。
すべてが終わって、メンバーが客席の拍手に応える。ステージ右手でFrippは自ら両手を高く上げて拍手をしていました。ついでAdrianのところへ行って握手。去り際に深々と一礼するいつものFrippでした。
これまでに観た4回の公演の中ではもっとも破壊力に溢れた、素晴らしいものだったという感想です。
ところで、一緒に行くはずだった大学の後輩、仕事で遅れてSoundscapeも終わり頃にようやく到着、握りしめていたチケットがくしゃくしゃになるほどあせっていたにも関わらず、仕事疲れからかあの大音響の中でうとうとしていたらしい。曰く「あの大音量が心地良すぎた……」。

 

katsu さんからの情報です。

たまたま、検索をしていてこのページをみつけました。
4月19日福岡メルパルクホールでのクリムゾンのライヴの簡単な感想を書いてみたいと思います。
私は前回の来福公演も観ていますが、今回の方が全体的なまとまりが良かったと感じましたね。(20年前の福岡サンパレス公演は行きたかったけど、事情があっていけなかった)
今回の公演は他の公演と同じくフリップのサウンドスケープから開始されました。この時まだロビーで買い物に熱中していたのか、着席して無い人たちも結構いましたね。しばらくして客電が消えメンバー登場!。演奏されたのは「レヴェル・ファイヴ」。以後「スラック」、「コンストラクション・オブ・ライト」、「パワー・トゥ・ビリーヴ」からの選曲が続きました。「ワン・タイム」ではどうもブリューのギターの調子が悪かったみたいで何度もローディー(ギター・テクのひと?)がしゃがんで出てきておりました。おかげでかなりイントロの長いヴァージョンになってましたね(笑)。その場もフリップがうまくフォローしていたのが印象的でした。他にもブリューはアンプの上に腰掛けて汗ふいたり、もう普通の親父みたい・・・。でも、声に衰えが感じられなかったのはさすがプロフェッショナル。
本編ラストは「デンジャラス・カーヴス」~「太陽と戦慄・パート4」。これってかつての「トーキング・ドラム」~「太陽と戦慄・パート2」の再現ということなのかな。
当然のようにアンコールを求めてみんなの拍手。出てきたバンドは計3回のアンコールに答えてくれました。1回目「ダイナソー」、2回目「ディセプション・オブ・ザ・スラッシュ」、「エレファント・トーク」。
2回目が終わったあと皆のさらなるアンコールに対して、ブリューがフリップに耳打ちされ、「ONE MORE!!」と叫び「ヴルーム」を演奏といったものでした。
それから、「エレファント・トーク」の前にブリューが「昔の曲をやる」と言ったモンで「SCHIZOID MAN」でも演るのか!?。と思ったら違ってがっかり・・・。まぁ、無理ってモンかな。前回の時は「レッド」を演ったけど今回は70年代の曲は一切無しで寂しかったのも事実。次に来福する時にはサービスで「SCHIZOID MAN」あたり演ってほしいですね。

 

RPS-10 さんからの情報です。

今回2回目のKING CRIMSONは開演にギリギリセーフでした。
時間とおり始まっており、入った時にはフィリップ氏がすでにサウンドエスケイプ中でした。
最近の曲主体でLIVEは進んで行き、あっと言う間に過ぎ去ってしまいました。
One Timeでは、最初にブリューの持ち替えたストラトの音が出ず、イントロが長めで進すみメンバーは臨機応変に対応していたと思います。ブリューはちょっと笑ってた。
アンコールではエレファントトークを聴くことが出来ました。
今回は演らないと思っていたので大感激でした。
しかし、前回同様、肝心の像鳴きの音がいまいちでした。(ジョンソンでは無理かも)
終了後、ステージ前まで行き、機材等を見ていたら、ギターテクらしき人がブリューのピックをくれました。計3枚!大変感激!
帰りにPAに今日のセットリストをもらってた人がいたので、その人は是非教えていただきたいです。
是非、また来日のときは福岡に来てもらいたいものです。
RPS-10より

 

ishida さんからの情報です。

36歳の男性です。実はひょんなことからコンサートを見に行くことになり、生なクリムゾンを初めて見ました。僕のクリムゾンは作品ごとにとびとびでしか聞いていませんでした。しかも「RED」で静止していた為、今回実に新鮮に聞いて、見て「体感」ことが出来ました。改めて、ライブバンドだ!と認識しました。今回のクリムゾン体験は、本当に、(ここ数年のうち)それはそれは貴重なモノでした。フィリップ御大の紡ぎだす音色は、美しくも素晴らしかったです。これしか言葉が出てきません。ほとんど(いや、全部)初めて聞く曲ばかりでしたが、十分入り込めて堪能出来ました。明日から追体験(勉強)します!それとライブですが他のライブレポートを読む限り、大体同じ展開だったのではないでしょうか?ラストの曲が「このツアーで初めて演奏する」といっていましたが、ファンの皆さんならば十分ご存知の曲だと思います。とにかく降って沸いた今回のライブ体験、次があれば(福岡であるかなあ??この入り具合じゃなあ~・・・。)必ず行きます。間違いなく。(どんなメンバーでも!)
*あまり具体的でない感想でスミマセン!