KCDBからのレポートです。
想像通りオヤジ率が高い。
平日のクリムゾン関連のコンサートではスーツ姿の人の多さがよく指摘されるが、それにもまして頭髪が寂しい人の多さは特筆ものだと思う。 開演直前、観客が着席状態になっためその事実に気づき笑ってしまった。 ま、人のことはあまり言えないんだけどね。A Man, A City
マクドナルドとコリンズが2人でメインのフレーズをサックスで演奏。 想像していたよりヘヴィーな演奏に驚く。 ソロはマクドナルドのサックス。
Cat Food
マクドナルドがキーボードでティペットのパートを演奏する。 さすがに無理があったとしか言いようがない。
Let There Be Light
マクドナルドのソロからの作品ということもあり、ちょっと盛り下がる。
途中コリンズとジャコによるフルート・デュオがあるが、マクドナルドは絡まず終了。 自分のソロなのに、なぜあそこまで目立たないでいられるのかが不明。Progress
リリースされたばかりのジャイルズ兄のソロからの作品。 曲を認知している観客は少なかったが、ジャイルズ兄が目立つこともあり、前曲よりは盛り上がる。
マクドナルド、コリンズの順番でサックス・ソロ。In The Court Of The Crimson King
マクドナルドとコリンズによるツイン・キーボードで始まり、マクドナルドのフルート・ソロで大いに盛り上がる。
ヴォーカル・パートでジャイルズ弟が疲れたかのようにピアノのストゥールに一瞬座る。 あれはネタだったのだろうか?Formentera Lady
ジャイルズ弟のベース・ソロから始まる意外な展開。 しかもその間ジャイルズ兄はステージから引っ込む。不思議な兄弟である。
マクドナルドは終始ピアノを演奏。 コリンズははじめフルートを演奏していたが、最後のソロはサックス。Tomorrows People - The Children Of Today
マクドナルド&ジャイルズからの作品であること、そしてジャイルズ兄がヴォーカルをとるため最初から大いに盛り上がる。
マクドナルドとコリンズはヴォーカル・パートではサックスを演奏していたが、インスト・パートでフルート・バトルを展開。 こうやって文字にしてみると失笑してしまうのだが、ライヴにおいては大興奮であった。
ラストはマクドナルドのフルート・ソロ。If I Was
マクドナルドがピアノを演奏しながらヴォーカルをとる。 前曲終了直後ということもあってか、ヴォーカルは辛そうであったが、メロディの良さを充分再認識することができた。
Ladies Of The Road
マクドナルドはタンバリン(笑)とフルート・ソロ、そしてコリンズとのサックス・デュオと色々演奏するのだが、本曲においてはコリンズのサックス・ソロのほうが遙かに強烈だった。
I Talk To The Wind
イントロのメロトロン・パートをマクドナルドとコリンズのフルート・デュオで再現され興奮。
ジャコのミス・ピッキングが多くちょっと残念。 しかもミス・ピッキング直後動揺が隠せないらしく、ヴォーカルまでふらつくのが悲しい。
マクドナルドはインスト・パートでフルート・ソロを2回演奏。
本曲終了後に、ジャコによるメンバー紹介。 紹介順序はマクドナルド→ジャイルズ弟→ジャイルズ兄→コリンズ→ジャコ。Epitaph
マクドナルドとコリンズは終始キーボードを演奏。
やめてもらいたかったことその1
「混乱こそ我が墓碑銘」の will be の部分の歌い回し
やめてもらいたかったことその2
ヴォーカルのさびの部分でのジャイルズ弟のチョッパー。
本曲終了をもって、メンバー全員がいったん引っ込む。Birdman ( The Reflection に相当する部分)
ステージ袖からマクドナルドが走りながら登場、そのままピアノ・ソロで曲が始まる。
徐々に高揚感が高まっていく曲が、見事に演奏される。21st Century Schizoid Man
おきまりとは言え大いに盛り上がる。
マクドナルドとコリンズは終始サックスを演奏。 ソロはコリンズ→マクドナルド(2回)の順番。
ソロ直前に上着を脱ぐコリンズのわざとらしさが微笑ましい。
本曲をもって約2時間のコンサートは終了。その他
立ち位置はステージ正面向かって右からマクドナルド→ジャイルズ弟→ジャコ→コリンズで、ステージ中央後方にジャイルズ兄。
ライヴ撮影が行われており、WOWOW放送→ソフト販売というお決まりのパターンが期待できそう。
なんとマクドナルド専(笑)のカメラマンがいて、マクドナルド横に常に張り付いていた。 そのおかげで映像ではマクドナルドの運指まで確認できると思うが、マクドナルド側前から5列目までの観客の視界を完全に遮っていたと思う。
下手くそな日本語MC、歌詞カードを見ながらのヴォーカル、明らかにライヴ慣れしていないギターの演奏で、ジャコは日本におけるカンタベリー幻想を見事なまでに壊していた。
オフィシャル・ブートレグは初日で完売したとのことで売られていなかった。