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2000年11月20日 King Crimson ボストンのBarklee Performance Centerでのライヴ

Yukiさんからの情報です。

Yukiといいます。CRIMSONのファン歴はわずか半年にも満たない者ですが、それでもとても彼等の音楽にハマっています。今回は、11月20日にボストンのBerklee Performance Centerで行われたライブに行ってきたので、その感想を書かせて頂こうと思います。
まずはセットリストから…

Vroom
Thela Hun Ginjeet
Larks IV
Coda: I have a dream
ProzaKc blues
The construction of light
Into the Frying Pan
FraKctured

(ここからRedまでは順番があやふやです:)
ProjeKct X(??)
Frame by Frame
Dinasour
Red
****
Three of Perfect Pair(エイドリアンのみ)
****
The Deception of thrush(projeKct three)
****
Elephant talk

もちろんライブは初めて見たので、とても感動しました。私は左側の22列目にいたのですが、会場に入った時、まずちょうど私の列の右側の端にPAの設備がありました。
そこにいたはげのおじさんは、おそらくDavid Botrillではなかったかな、と思います。お客さんはほとんどが40代~50代の年輩の方々ばかりでした。バークリーという音楽学校であるライブなのに、生徒の数は少ない印象を受けました(KCは校内では人気がある方ではないみたいです)。私の隣にも3人人が座りましたが、年のいった人達でした。

公演は8時頃に始まりました。4人が中央に集まって、日本公演の時から始まった、あの気合いのやつをやっていました。声は出さなかったけど、最後にRobertなどはぴょんっと飛び跳ねていました(笑)
そして1曲目の直前、カメラのフラッシュが光りました。あれは観客でない事を祈りましたが、幸いにもちゃんと曲は始まりました(安心)。

みんなとてもとてもかっこよかったです。顔の表情は私の所からは遠くて見えにくかったけど、楽しそうに弾いていました。
Robertはほんとに、手以外はほとんど動いていませんでした。LarksやConstruction of lightなどは、やはり物凄かったです。音も大きいし、音質も攻撃的で刺すようなフレーズをくり返していました。
Adrianのやっていた人工ハーモニクスは、ビデオ等よりもずっと派手にエフェクトがかかっていました。また、横に置いてあるパーカッションの機械(?よく見えなかった)でいろんな音を出したり、ギター揺らしたり、ヘッドの部分で弾いたり、そしてあのゆらゆらとゆれる横ノリが最高でした。
Frame by frameでは、後半のずれていくフレーズの所ではハモっていました。これは今までノっていたのを止めて思わず口を開けたまま(^^;、見入ってしまいました。かなり感動でした。
V-Drumsについてはほとんど何も知らないまま行ったのですが、Patのたたくドラムからは確かに様々な音が、しかもパワフルに出ていました。かっこよかったです。ガンガンたたいてました。すごい。
Treyは、弾いている姿が非常にかっこよかったです。9月に彼のソロアルバムのライブを見に行っていたので、どんな風にして弾くかはその時わかったのですが、なんて楽しそうなんだろう、と思いました。Thela Hun Ginjeetの時だけコーラスをとってました。ちょっとうれしかった(笑)時々Adrianのパーカッションを鳴らしてみたり、Smokey ampという小さなコンピュータのマウスの様なアンプを使って音を出したりしていました。ちょっと音量は小さかったけど、あのリズムは良かった!
PatとTreyの2人は、何度もTreyがドラムの方に近付いて、アイコンタクトをとりながら、変拍子なキメをぴったりとくり返しているのが印象的でした。

実は先月はTony Levinがボストンに来てライブをやったのですが、その時Elephant talkを歌いながら弾いてくれました。そして昨日は、CRIMSONのElephant talkを聞く事ができました。どっちもかっこよかった!だけど、やっぱりTonyが両方やるからテンポは遅かったし、CRIMSONの方はTreyだけじゃちょこっとだけ物足りないな、早く戻ってきてくれるといいな…などと考えていました。

変だったのは、Redが始まる頃、隣にいた3人の人がみんないなくなった事です。この人達は出入りを何度もくり返していたけど、遂に帰ってしまいました。好きじゃなかったのかもしれません。また、1人女の人が、ショウの途中に何度も客席を廻ってAdrianの前に来て、手をふったりバラの花を一輪置いていったりしていました。とても謎でしたが、Adrianはショウの後にその花を持って帰っていました。

こんな感じで、ショウは10時前後に、あっという間に終わってしまいました。もっともっと見たかったです。何でも月曜の夜はアメリカンフットボール(TV)があるので、みんなそれを見にそそくさと帰ったのでは、という話がありました(笑)
それでも、ほんとに良いコンサートだったと思います。楽しかったです!

…とこうして書いている今、実は第2夜が同じ場所で行われています。お金に余裕があれば見にいけるのに…。残念です(TT)

それでは、長くてすみません。読んで頂いてありがとうございます!

Yuki