Exiles ( foldback mix )
Robert Fripp, Bill Bruford, John Wetton
Larks' Tongues In Aspic Recording Sessions
Command Studios, London, February 1973
” Exiles ” の初期テイク。
本テイクの主役はジョン・ウェットンである。 DGM Live の解説にフリップのギターがフォーク・ロック調と記載してある通り軽く合わせた感じしかしない一方で、ウェットンのヴォーカル、ベースは大活躍している。 特にベースの完成度が高く、フリップの演奏が目立たないためオジリナル以上に目立っている。
Did We Make The Album?
King Crimson
THRAK Recording Sessions
Real World Studios, Bath, October 1994
『 THRAK 』 のレコーディング・セッションからの音源。 2015年に発表された 『 THRAK 』 のボックスに収録は収録されていない。
ドラマー2人とレヴィンの演奏をベースにフリップ、ブリュー、ガンの3人が演奏を重ねており、曲としての完成を目指すというより正にセッションである。
Solo, Scape and Drums
Robert soundscape 2005, lead guitar 1981
Bill Bruford / Pat Mastelotto drums 1997
クレジット通り複数の音源を繋げ合わせて構成された楽曲。 DGM Live の解説によるとフリップのギター・ソロは、クリムゾンのレコーディングからではなく、フリッパートロニクスのツアーからの音源とのこと。
Islands ( Instrumental )
King Crimson Command Studios, London, 1971
Islands Recording Sessions
” Islands ” のインストとクレジットされているが、装飾が少ない音源というのが正しい表現だと思う。
キース・ティペットのピアノとマーク・チャリグのコルネットが生々しく響くのが心地よい。
Requiem ( alternate guitar intro )
Robert Fripp Odyssey Studios, London, 1982
Beat Recording Sessions
” Requiem ” のイントロ・パートの別テイク。
40th Anniversary Series の 『 Beat 』 において、イントロ・パートが長編の ” Requiem ( extended version ) ” が発表されたが、それとも異なる新たな音源である。
The Great Deceiver
King Crimson Air Studios, London, 1974
Starless And Bible Black Recording Sessions
『 Starless And Bible Black 』 のレコーディング・セッションからの ” The Great Deceiver ”。
ライヴ・テイクが殆どを占める同アルバムにおいて数少ないスタジオ録音曲のアウトテイクが10分強も堪能することができる。 Mr Stormy MOnday Selection の中でも白眉な内容である。
Virtuous Circle ( alt. vocal mix )
King Crimson The Tracking Room, Nashville,2002
The Power To Believe Recording Sessions
『 The Power To Believe 』 のレコーディング・セッションからのテイク。
” The Power To Believe II ” としてまとめられる前の、” Virtuous Circle ” の別テイクという位置づけとなる。
ギターの音が生々しい。
Fallen Angel ( Instrumental )
King Crimson Olympic Studios, Barnes,1974
Real Recording Sessions
「 Instrumental 」とクレジットされているが、ヴォーカルだけではなくドラムもカットされている ” Fallen Angel ”。
コルネットやオーボエの音色が分かりやすくなっているが、ドラムの音は残しておいて良かったのではないかと思う。
Larks' Tongues In Aspic Part III ( Alt Mix )
King Crimson Bearsville, New York, 1983
Three Of A Perfect Pair Recording Sessions
” Larks' Tongues In Aspic Part III ” の別テイク。
オリジナル・テイクと比較すると、前半部におけるレヴィンのベースがファンキーなのが特徴。
Ladies Of The Road ( Instrumental Mix )
King Crimson Command Studios, London, 1971
Islands Recording Sessions
” Ladies Of The Road ” のインスト・テイク。
2021年末に DGM Live からダウンロード販売された『 Islands Sessions 』 には同曲のセッションが大量に収録されているのだがその一部と思われる。
Elephant Talk ( Stick, Drums & Vocal Mix )
King Crimson Basing Street Studios, London, 1981
Discipline Recording Sessions
” Elephant Talk ” のギターレスのテイク。
ギターの音が無いことで、スティックがどこまでの音を出しているのか全く判らなかった1981年当時の自分に聴かせてあげたくなる程である。
People ( Adrian and Robert Mix )
King Crimson Real World, Bath, 1994
THRAK Recording Sessions
『 THRAK 』 のレコーディング・セッションからの ” People ” の別ミックス。
DGM Live の解説にある通りレコーディングされた大量の音源の中から色々なミックスが試みられたらしいが、本ミックスが選ばれなかったのは正解だと思う。 フリップとブリューによる装飾音が煩すぎる。
(追加:2023年1月25日)