King Crimson Data Base
Home   Discography   Magazine Index   Books   Random Theme   Updates 

Live in Milan 2003  -2008-

  1. Introductory  Soundscapes
  2. The Power To Believe I
  3. Level Five
  4. PorzaKc Blues
  5. The ConstruKction Of Light
  6. Facts Of Life
  7. EleKtriK
  8. The Power To Believe II
  9. Dinosaur
  1. One Time
  2. Happy With What You Have To Be Happy With
  3. Dangerous Curves
  4. Larks' Tongues In Aspic : Part Four
  5. The Power To Believe III
  6. Elephant Talk
  7. Red

Adrian Belew - guitar & vocals
Robert Fripp - guitar
Trey Gunn - Warr guitar
Pat Mastelotto - traps and buttons

Music by King Crimson, Words by Adrian Belew except disc two, track 7 : Fripp

Recorded June 20, 2003 at Teatro Smeraldo, Milan, Italy

King Crimson Collectors' Club の39作品目としてリリースされた本作は、2003年6月のミラノでのライヴを収録している。 
同年4月に現在までのところ最後の来日公演を行った y2King Crimson は、6月から1ヶ月半かけてヨーロッパでツアーを行っている。 ここで演奏されている曲目は日本でのライヴと殆ど同じだが演奏はボロボロで、King Crimson Collectors' Club としてわざわざリリースした理由は謎である。

  1. ” Introductory  Soundscapes ” は、長尺25分以上収録。 CDが間違っていたか、と最初は確認してしまった。
  2. ” The Power To Believe I ” は、前曲が長すぎただけに、短くてほっとする。
  3. ” Level Five ” は、フリップとブリューのソロ・パートに入るまでの演奏が散漫で、バンドとしてのまとまりがあまり感じられない。
  4. ” PorzaKc Blues ” 演奏前に、” The ConstruKction Of Light ” のイントロが間違って挿入されている。 実際のライヴでも同様のミスがあったのか、それともミックス時のミスかは不明。
  5. ” The ConstruKction Of Light ” は、後半持ち直すものの、前半のミニマル・フレーズのパートの演奏はボロボロ。
  6. ” Facts Of Life ” は、テクニカル志向の楽曲ではなく、所謂ロック的ノリを追求しているだけに、危うい演奏が続いていたのを締め直す切掛になっている。
  7. 前曲で持ち直しただけに、” EleKtriK ” は無難な演奏となる。
  8. ” The Power To Believe II ” は、映像なしだとやはり面白くない。
  9. ” Dinosaur ” では、エフェクターの切替ミスが散見されるものの、インスト・パートの演奏も充実してきている。
  1. ” One Time ” も前曲に引き続き厳しい演奏。 ここまでバラバラな演奏をバックにちゃんと歌っているブリューに感心してしまう。
  2. ” Happy With What You Have To Be Happy With ” も、” Facts Of Life ” と同じように勢いで押しまくる演奏。 ここでは功を奏している。
  3. ” Dangerous Curves ” は映像なしだとやはりつまらない。 この時期の映像がリリースされているが故の贅沢な注文なのかもしれないが。
  4. ” Larks' Tongues In Aspic : Part Four ” は、元々難曲だから仕方が無いのかもしれないが、演奏ミスが目立つ。 勢いで押しまくれば、また別な展開があったかもしれないだけに残念。
  5. ” The Power To Believe III ” は、” The Deception Of Thrash ” のような演奏がそのまま展開。
  6. ” Elephant Talk ” は、後半のブリューのギター・パートでのアドリブが多くて新鮮。
  7. ” Red  ” で本作品は終了。 返す返す、不思議な作品である。

(追加:2012年3月10日)