- Waiting Man
- The Howler
- Frame By Frame
- The Sheltering Sky
- Neal And Jack And Me
- Neurotica
- Elephant Talk
- Indiscipline
- Satori In Tangier
- Larks' Tongues in Aspic Part II
Adrian Belew guitar & vocal
Robert Fripp guitar
Tony Levin bass guitar & Stick
Bill Bruford drums & percussion
Recorded August 2, 1982 at Pier 84, 43rd & 12th Ave, New York, NY
King Crimson Collectors' Club の37作品目の本作は、ニューヨークの
Pier で2日連続で行われたライヴの2日目。
DGM Live からダウンロード販売されている初日目は2枚組14曲収録されており、本作品は当日演奏された全曲を収録していない可能性が高い。 発表時に音源が無かったのか、あるいは意図的なのものなのかわからないが、将来「完全版」の名のもとダウンロード販売されそうな気もする。
- ” Waiting Man ”
は、冒頭パートが若干短い演奏。 常々思うのだが、ライヴの現場でメンバーが徐々に加わるのを観れば盛り上がるのだろうが、演奏だけだとちょっと飽きてくる。
- ” The Howler ”
は、この時期集中して演奏されていたが、元々の曲自体の魅力がやはり乏しい。
- ” Frame By Frame ” は、ラストのギター2本のシーケンシャル・フレーズのバックで、ブルーフォードがドラムを叩いている音がかすかに聴こえる。
- ” The Sheltering Sky ”
は、ギター・シンセ中心の曲なだけにブルーフォードは地味に演奏しているが、レヴィンが時折派手に演奏していることに気づく。
- ” Neil and Jack and Me ” と ” Elephant Talk ”
とジャンプ・ナンバー(笑)が続く編集は前後の曲と唐突感はあるものの、疾走感があり恰好よい。、
- その ” Elephant Talk ”
だが、ラスト近くブリューのヴォーカルがヨレヨレになるのがちょっと残念。
- ” Indiscipline ” だけは、ブルーフォードの冒頭のドラム・ソロは4分超。 そんなブルーフォードの勢いにつられてか、ブリューも後半のヴォーカル・パートでやりたい放題。 フェイク、リピート等、フリップがどんな反応だったかを知りたい程。
- ” Satori In Tangier ”
は、前曲の勢いそのままに、思いっきりの演奏。
- そして ” Larks' Tongues in Aspic Part II ”
もその勢いでいってくれれば興味深かったのだが、普通の演奏に戻る。 このメンバーで旧曲を演奏する時には、妙な遠慮があるように思える。
(更新:2011年5月10日)