- The Great Deceiver ( Fripp, Wetton, Palmer-James )
- Improv. I ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford )
- Dr. Diamond ( Fripp, Wetton, Palmer-James )
- Improv. II ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford )
- Exiles ( Cross, Fripp, Palmer-James )
- The Night Watch ( Fripp, Wetton, Palmer-James )
- Lament ( Fripp, Wetton, Palmer-James )
- Starless ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Palmer-James )
- Improv. III ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford )
- Easy Money ( Fripp, Wetton, Palmer-James )
- Fracture (incomplete) ( Fripp )
David Cross - violin, mellotron, electric piano
Robert Fripp - guitar, mellotron, electric piano
John Wetton - bass guitar, vocals
Bill Bruford - drums, percussion
Recorded April 1, 1974 at Stadthalle, Kassel, Germany
King Crimson Collectors' Club の第36弾としてリリースされた本作品によって、3月29日から4日連続でライヴが公式リリースされたことになる。
収録曲に殆ど差がないことに不満は残るが、演奏の充実度の高さによって救われている。 とはいうものの、もし全てのライヴ音源が手元にあるのなら、もう少し時期をずらしてリリースして欲しい。
- ” The Great Deceiver ”
は、本作品の一番の聴き所である。 これだけの演奏が連日繰り返されていたとするなら、Mainz
や Heldelberg に収録されていなかったのはつくづくもったいない。
- ” Improv. I ”
は、ウェットンのベースとフリップのギターの絡みを中心に次曲になだれ込む。
- ” Dr. Diamond ”
は、中間部の中弛みがいつもながらもったいない。 この辺りを激しいソロの応酬にしてくれればと、いつも思う。
- ” Improv. II ”
は、ブルーフォードのソロから、クロスのヴァイオリンをフィーチャーして、そのまま次曲に。
- ” Exiles ”
は、ウェットンの歌い出し部分はいつもながらゾクゾクするし、メロトロンをバックにしたベース・ソロも格好良い。
- ” The Night Watch ”
は、メイン・パートに移ってから盛り返すものの、イントロ・パートの演奏が悲惨。 やはり難曲なのか。
- ” Lament ”
は、ドラムとギターが絡むパートも、最後のユニゾン・パートも見事な演奏。
- ”Starless”
は、フリップのギター・ソロも、クロスのヴァイオリン・ソロも絶好調。 スタジオ・ヴァージョンのサックス・パートが全く不要に思えてくる。
- ” Improv. III ” は、” Trio ”
になり損ねた短めのインプロ。
- ライナーにクロスも感動した記載されている ” Easy
Money ” の演奏は、当のクロスよりも、リズム隊2人の演奏が目立っている。
- ” Fracture ” は、又もや incomplete
ヴァージョン。 いい加減にしてほしい。
(追加:2019年9月25日)