King Crimson Data Base
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Live In Denver, CO 1972 -2007-

  1. Formentera Lady ( Fripp, Sinfield )
  2. The Sailors Tale ( Fripp )
  3. Cirkus ( Fripp, Sinfield )
  4. Ladies of the Road ( Fripp, Sinfield ) 
  5. The Letters ( Fripp, Sinfield ) 
  6. Groon ( Fripp )
  7. 21st Century Schizoid Man ( Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield )
  8. Cadence and Cascade ( Fripp, Sinfield )

Robert Fripp -guitar, mellotron
Mel Collins - saxes, flute, mellotron
Boz Burrell - bass, lead vocals
Ian Wallace - drums, vocals

March 13, 1972

King Crimson Collectors' Club の35作品目としてリリースされた本作品は、デンバーでのライヴを収録したもの。
前日のスタジオ・ライヴと比べると楽曲の重なりは少ないが、録音は落ちる。
尚、現在では同年3月14日の演奏と修正されている。

  1. ” Formentera Lady ” は、曲後半のコリンズがサックスを吹きまくるパートが冗長的。 自作曲を採用してくれないフリップへの対抗意識があったのかもしれないが、ボズやウォーレスにしても、バックで演奏していて面白かったとは思えない。
  2. ” The Sailor's Tale ” は、原曲に比較的忠実な演奏。 完成度が高いためか、本曲のライヴ・テイクは常に安定している。
  3. ” Cirkus ” は、フリップとコリンズが相手のソロのバックでメロトロンを演奏しているが、楽器の切り替えがこなれてなく、一瞬間が空いたりする。 この編成でライヴで演奏するにはちょっと無理があったのかもしれない。
  4. ” Ladies Of The Road ” は、ボズとウォーレスが好き勝手にヴォーカルの掛け合いをやったりしている。 インプロであからさまなブルースを演奏する以上に、フリップへの悪意が感じられる。
  5. ” The Letters ” は、ヴォーカル・パートはボズが忠実に反映している一方、インスト・パートは各々が好き勝手に演奏している。 フリップのギターも思いっきり投げやりだったりする。
  6. ” Groon ” は、中途半端なブルースからドラム・ソロになだれ込むワン・パターンの演奏。
  7. ” 21st Century Schizoid Man ” のソロはひたすらフリップ。 途中コリンズが入り込もうとするのだが、その余地を与えず終始弾きまくる。 むきになって演奏したのが功を奏したのか、本曲のこの編成時でのフリップのベスト・プレイとなっている。
  8. ” Cadence and Cascade ” は、やはいボズのヴォーカルには合わない。 それをわかってやっていたのが、フリップではなくて実はボズだとしたら、かなりの確信犯だと思う。

(追加:2009年6月25日)
(追加:2014年2月10日)