King Crimson Data Base
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Live In Guildford 1972  -2003-

  1. Larks' Tongues In Aspic ( Part I ) ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Muir ) / 太陽と戦慄パートI
  2. Book Of Saturday ( Daily Games ) ( Fripp, Wetton, Palmer-James ) / 土曜日の本(デイリー・ゲームズ)
  3. Improv : All That Glitters Is Not Nail Polish ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Muir ) / インプロヴィゼイション
  4. Exiles ( Cross, Fripp, Palmer-James ) / 放浪者

David Cross - violin, flute, mellotron
Robert Fripp - guitar, mellotron
John Wetton - bass guitar & vocals
Bill Bruford - drums
Jamie Muir - percussion & allsorts

Recorded November 13, 1972 at The Civic Hall, Guildford, Surrey, England

King Crimson Collectors' Club の24作品目としてリリースされた本作品は、ドイツでのライヴを終えた Larks Crimson の約1ヶ月にわたるイギリス・ツアーから収録したもの。
たった1ヶ月の違いではあるが、ドイツでのライヴより曲の完成度が増している。 貴重度は先のドイツでのライヴ音源に劣るが、演奏の素晴らしさは本作品の方が明らかに上である。 このこのイギリス・ツアーからは是非他の音源も発掘してもらいたい。
また、本作品はこの時期のものとしては音質がそこそこなのが嬉しい。 確かに収録曲が少ないことに不満は残るが、それを補って余りある程の高音質だと思う。

  1. ” Larks' Tongues In Aspic ( Part I ) ” は、先にリリースされているドイツの2公演のものより、遙かに完成度が上がっている。 イントロのパーカッションのパートが(音源の問題か)短めな一方、ラストのヴァイオリンとミューアのものと思われるパーカッションのパートがしっかりと演奏されている。
  2. ” Book Of Saturday ” は、Zoom Club の時と異なり、クロスはフルートを演奏していない。 本曲にフルートが合わなかったのか、クロスの力量で判断したのかは不明だが、耳に馴染んだオーソドックスな演奏に近くしっくりとする。
  3. ” Improv : All That Glitters Is Not Nail Polish ” は、この時期ならではのセッション。 この時期のセッションは、いくつかのフレーズやリフをベースとして組み合わせ、曲を発展させていったように思える。 ドイツ2公演でのセッションと似たような演奏パートもあるが、約1ヶ月の差がそのまま完成度の向上に反映していると思う。
  4. ” Exiles ” では、曲途中で演奏がぶった切られ、インプロ・パートが強引に差し込まれて終了。 中途半端な印象は否めない。

(追加:2004年6月25日)
(更新:2004年11月25日)