Adrian Belew - guitar
Robert Fripp - guitar
Tony Levin - bass guitar & Stick
Bill Bruford - drums
January 17-30 1983
at C.V.Lloye Music, Champaign - Urbana, IL
Music by King Crimson
King Crimson Collectors' Club の21作品目として、1983年に行われたスタジオ・セッションを収録したもの。
前年7月から9月に行われた北米~ヨーロッパ・ツアーの収録後に行われたセッションは、フリップのライナーによれば、1997年のナッシュビルでのリハーサルと同じように失敗したものであるとのこと。 その理由についてはいつもながらのフリップのバンド運営論とともに同じくライナーに記載されている。
このセッションの最大の特徴は、ミニマル・フレーズのかわりにリフを中心とした楽曲を試みている事だと思う。 特にそのパターンの曲にレヴィンのベースが絡んでいる部分はスリリングで格好良いのだが、やはり未消化であったらしく、すぐにシーケンシャル・フレーズ+シモンズのポコポコのパターンに戻る事が多いのが大変残念である。 戻ろうとしたのか戻らざるを得なかったのか、その辺りは大変興味深い。
『 Three Of A Perfect Pair 』
の楽曲の一部分が散見するが、本セッションを 『 Three Of A Perfect
Pair 』 のプロトタイプと考えるより、『 Three Of A Perfect Pair 』
を本セッションでの未消化な部分を出さざるを得なかった妥協の産物と考えた方が良いと思う。
日本では、『 The Collectors' King Crimson Volume 7 』
の1作品としてリリースされたが、オリジナルとの違いはない。
” San Francisco ”
は、唸りをあげるギターとベースのパートが格好良い反面、ブルーフォードのシモンズが旧態依然で格好悪く残念。
” Tony bass riff ”
は、タイトル通り、レヴィンのベースが縦横無尽に駆けめぐる曲。 それに絡むギターのリフもディストーションがかかったソリッドな音で素晴らしい。 ただ、曲後半はギターが中途半端なシーケンシャル・フレーズに陥ってつまらなくなる。
” Robert and Bill ” は、『 Three Of A Perfect Pair 』
いたるところで聴いたことがあるようなブルーフォードのドラム・ソロの後、”
Larks' Tongues In Aspic Part III ”
のイントロのフレーズと続く。 フリップのソロにブルーフォードのドラムが絡むところが原曲との違いだが、発展させようがなかったらしく中途半端に終了している。 ギターのフレーズとしては捨てがたかったため
” Larks' Tongues In Aspic Part III ”
のイントロとして強引に採用したのかもしれない。
” Say NO ”
もシモンズにギター・シンセやシーケンシャル・フレーズが絡むだけのワンパターンな習作。