King Crimson Data Base
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Live At Cap D'Agde  -1982-

  1. Waiting Man / ウェイティング・マン
  2. Thela Hun Ginjeet / セラ・ハン・ジンジート
  3. Matte Kudasai / 待ってください
  4. The Sheltering Sky / ザ・シェリタリング・スカイ
  5. Neil And Jack And Me / ニール・アンド・ジャック・アンド・ニール
  6. Elephant Talk / エレファント・トーク
    Bonus Tracks: ( The Arena, Frejus, August 27th. 1982 )
  7. Indiscipline / インディシプリン
  8. Heartbeat / ハートビート
  9. Larks' Tongues In Aspic II / 太陽と戦慄パート II

Adrian Belew    guitar & vocal
Robert Fripp    guitar
Tony Levin    Stick, bass guitar
Bill Bruford    drums & percussion

August 26th, 1982

Music by King Crimson    Words by Adrian Belew

King Crimson Collectors' Club の第4弾としてリリースされた本作品は、ロキシー・ミュージックの前座として行ったフランスでのライヴ。 キャプ・ダグトゥでのライヴ後半の音源がないため、フレジュスでの音源をつなげ合わせたとのこと。 努力は買うが、『 The Noise 』 での既発音源であまりありがたくはない。
クリムゾン復活! という目新しさもないし、解散直前の凄まじさもなく、『 Beat 』 発売前のこの時期のライヴは、やはり中途半端で面白くない。
日本では、『 The Collectors' King Crimson Volume 2 』 の1作品としてリリースされている。

  1. ” Waiting Man ” は、ブリューとブルーフォードによるおなじみのツイン・ドラムから始まる。 毎度思うのだがフリップのギターは殆ど目立たず、ギターに持ち替えた後のブリューのギミック・プレーが中心で聴き所は少ない。
  2. ” Thela Hun Ginjeet ” での主役はやはりレヴィン。 全盛期のウェットンとは別の意味でベースをヴイヴイいわせているところが格好良い。 いつもにましてはずし気味のブリューのヴォーカルがほほえましい。
  3. ” Matte Kudasai ” は相変わらずの演奏。 ブルーフォードがつまらなそうに演奏している姿が目に浮かぶ。
  4. ” The Sheltering Sky ” は、ブリューとフリップのギターのインタープレイが中心。 『 The Noise 』 のように映像がないと本曲はちょっと辛い。
  5. ” Neil And Jack And Me ” は、原曲のつまらなさがそのまま再現されたような演奏。 特筆すべきことは何もない。
  6. ” Elephant Talk ” は演奏がちょっと雑なのが残念。 ブリューのヴォーカル、ギターの絡みも適当。 ロキシーの前座として何曲演奏していたのかはわからないが、もし ” Frame By Frame ” あたりを演奏していたとしたら、結構悲惨なものになっていたと思う。
  7. ” Indiscipline ” の聴き所は、やはり冒頭のブルーフォードのドラム・ソロ。 映像なしでも充分堪能することができる素晴らしい演奏。 
  8. ” Heartbeat ” はつまらないです。
  9. ” Larks' Tongues In Aspic II ” もやはり演奏が中途半端。 ディシプリン・クリムゾンとしての演奏というよりも、ディシプリン・クリムゾンという編成でコピーしてみましたといったところか。

(追加:2001年8月10日)