- Waiting Man / ウェイティング・マン
- Thela Hun Ginjeet / セラ・ハン・ジンジート
- Matte Kudasai / 待ってください
- The Sheltering Sky / ザ・シェリタリング・スカイ
- Neil And Jack And Me /
ニール・アンド・ジャック・アンド・ニール
- Elephant Talk / エレファント・トーク
Bonus Tracks: ( The Arena, Frejus, August 27th. 1982 )
- Indiscipline / インディシプリン
- Heartbeat / ハートビート
- Larks' Tongues In Aspic II / 太陽と戦慄パート II
Adrian Belew guitar & vocal
Robert Fripp guitar
Tony Levin Stick, bass guitar
Bill Bruford drums & percussion
August 26th, 1982
Music by King Crimson Words by Adrian Belew
King Crimson Collectors' Club
の第4弾としてリリースされた本作品は、ロキシー・ミュージックの前座として行ったフランスでのライヴ。 キャプ・ダグトゥでのライヴ後半の音源がないため、フレジュスでの音源をつなげ合わせたとのこと。 努力は買うが、『
The Noise 』 での既発音源であまりありがたくはない。
クリムゾン復活!
という目新しさもないし、解散直前の凄まじさもなく、『 Beat 』
発売前のこの時期のライヴは、やはり中途半端で面白くない。
日本では、『 The Collectors' King Crimson Volume 2 』
の1作品としてリリースされている。
- ” Waiting Man ”
は、ブリューとブルーフォードによるおなじみのツイン・ドラムから始まる。 毎度思うのだがフリップのギターは殆ど目立たず、ギターに持ち替えた後のブリューのギミック・プレーが中心で聴き所は少ない。
- ” Thela Hun Ginjeet ”
での主役はやはりレヴィン。 全盛期のウェットンとは別の意味でベースをヴイヴイいわせているところが格好良い。 いつもにましてはずし気味のブリューのヴォーカルがほほえましい。
- ” Matte Kudasai ”
は相変わらずの演奏。 ブルーフォードがつまらなそうに演奏している姿が目に浮かぶ。
- ” The Sheltering Sky ”
は、ブリューとフリップのギターのインタープレイが中心。 『
The Noise 』 のように映像がないと本曲はちょっと辛い。
- ” Neil And Jack And Me ”
は、原曲のつまらなさがそのまま再現されたような演奏。 特筆すべきことは何もない。
- ” Elephant Talk ”
は演奏がちょっと雑なのが残念。 ブリューのヴォーカル、ギターの絡みも適当。 ロキシーの前座として何曲演奏していたのかはわからないが、もし
” Frame By Frame ”
あたりを演奏していたとしたら、結構悲惨なものになっていたと思う。
- ” Indiscipline ”
の聴き所は、やはり冒頭のブルーフォードのドラム・ソロ。 映像なしでも充分堪能することができる素晴らしい演奏。
- ” Heartbeat ” はつまらないです。
- ” Larks' Tongues In Aspic II ”
もやはり演奏が中途半端。 ディシプリン・クリムゾンとしての演奏というよりも、ディシプリン・クリムゾンという編成でコピーしてみましたといったところか。
(追加:2001年8月10日)