King Crimson Data Base
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Live At The Marquee 1969  -1998-

  1. 21st Century Schizoid Man ( Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield ) / 21世紀のスキッツォイド・マン
  2. Drop In ( Fripp, Lake, McDonald, Giles ) / ドロップ・イン
  3. I Talk To The Wind ( Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield ) / 風に語りて
  4. Travel Weary Capricorn ( Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield ) / トラヴェル・ウィアリー・カプリコーン
  5. Improv ( Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield ) including Nola ( Arndt ) and Etude No 7 ( Carcassi ) / インプロヴィゼイション including ノーラ / エチュードNo.7
  6. Mars ( Holst arr. Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield ) / マーズ
    Bonus Track:
  7. Trees ( Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield ) ( Croydon, Fairfield Hall, October 17, 1969 )  / トゥリーズ

Robert Fripp    guitar
Ian McDonald    woodwind, keyboards, mellotron, vocal
Greg Lake    bass guitar, lead vocal
Michael Giles    drums, percussion, vocal
Peter Sinfield    illumination

King Crimson Collectors' Club としてリリースされた本作品は、マーキーでの ( 多分 ) 1969年の7月6日の録音とのこと。 Top Gear での演奏を除くと、今のところ最初期の公式ライヴとなる。 (ハイド・パークのライヴがリリースされるまで)
日本では、『 The Collectors' King Crimson Volume 1 』 の1作品としてリリースされたが、オリジナルとは ” Epitaph ” が収録されていないことと、” Trees ” が短縮されていることが大きく異なる。

  1. ” 21st Century Schizoid Man ” は、『 Epitaph 』 収録の初期のテイクと同じくフリップ色は濃くなく、ギター・ソロのパートも中途半端。 マクドナルドのサックスの方が曲の主導を握っている。 それでもユニゾン・パートのまとまりは、Top Gearでの演奏時よりも、格段に良くなっている。
  2. ” Drop In ” は、最後のフリップのギター・ソロがないパターン。 曲自体は終始面白くない。
  3. 本アルバムにおける ” I Talk To The Wind ” は、公式リリースとしては唯一のライヴ・テイク。 コンパクトかつ綺麗にまとまった演奏からもマクドナルド主導であることは明らか。 レイクが歌い上げ過ぎている点を除けば、アレンジもスタジオ・テイクにほぼ忠実。
  4. ” Travel Weary Capricorn ” は、フリップを中心としたゆったりとした一定のフレーズの上をマクドナルドがソロをとり続けるパート、短いヴォーカル・パート、レイクを中心とした早めのパッセージの上を再びマクドナルドがソロをとるパートと続く。
  5. ” Improv ” は、先ずマクドナルドのサックス中心のつまらないパートから始まる。 その後コミカルな演奏パートとフリップのピッキングが炸裂するパートと続く。 その後はマクドナルド、レイク、ジャイルズと順番に中心となるパートが続くが、ここもまた面白くはない。
  6. ” Mars ” は、ひしゃげたメロトロンの音が相変わらず格好良いのだが、それ以上に本テイクではワン・パターンのリフの凄まじさが強調されている。
  7. ” Trees ” は、コーラス中心。 音は異常なまでに悪い。