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DGM Live Library - Soundscapes, 2010

2010/12/ 3    World Financial Centre 1st Performance, New York, USA

1. Threshold Bells / 2. At The End Of Time / 3. Acceptance-Affirming / 4. Awakening / 5. Time Stands Still / 6. Paradise Regained

2010年のロバート・フリップの音楽活動はトラヴィス&フリップとしてのライヴが中心で、サウンドスケイプスとしてのライヴは12月の2日間4公演のみとなっている。 そしてこの4回の演奏が、最後のサウンドスケイプス単独公演となってしまっている。
2001年の同時多発テロ発生前の2000年11月にもツインタワーに近いこの場所でフリップはサウンドスケイプスを演奏しており、テロ前後の変化を目の当たりにしての演奏には相当の思いがあったと想像される。
DGM Live の解説には ” Time Stands Still ” の中に ” Evening Star ” の断片が聴こえるとあるが、それ以上には同曲ではドレミの音階を何回か演奏いていることの方が気になる。
(追加:2023年5月25日)

 

2010/12/ 3    World Financial Centre 2nd Performance, New York, USA

1. Bell Threshold / 2. At The End Of Time / 3. Acceptance-Affirming / 4. Queer Jazz / 5. Time Stands Still / 6. At The End Of Time

WFCでの初日2回目の演奏。
ここでは ” Acceptance-Affirming ” の中で ” Starless ” のフレーズを何回も演奏している。 ランチ・タイムの1回目の ” Acceptance-Affirming ” ではのこのフレーズは演奏しておらず、ここで初めて導入されたことになる。
この場所で ” Starless ” のフレーズを演奏することにフリップは思いを込めているはずで、只管荘厳な内容となっている。
(追加:2023年5月25日)

 

2010/12/ 4    World Financial Centre 1st Performance, New York, USA

1. Paradise / 2. Paradise Lost / 3. Paradise Found / 4. Acceptance-Affirming / 5. Time Stands Still

WFCでの2日目1回目の演奏。
この2日間の演奏は、総じてポピュラリティが高くない。 サウンドスケイプスにポピュライティ云々言ってもしょうがないのかもしれないし、内容自体が悪くないのだが、場所を踏まえてのことなのかもしれないが演奏は重く暗い。
聴衆の中にロバート・フリップのことを、サウンドスケイプスのことを知っている人がどれだけいたのか判らないが、この重さは伝わったと思う。
” Acceptance-Affirming ” では前日2回目と同じく ” Starless ” のフレーズが演奏されるのだが、その頻度は高くない。
(追加:2023年5月25日)

 

2010/12/ 4    World Financial Centre 2nd Performance, New York, USA

1. Time Stands Still / 2. Paradise / 3. At The End Of Time / 4. Evensong

WFCでの最終演奏。
DGM Live の解説によると、イアン・マクドナルドがこの公演に来ていたとのこと。 ” At The End Of Time ” において ” Starless ” のフレーズが挿入されるのだが、マクドナルドがどういう思いで聴いていたかは気になる。
ただそんなこととは一切関係なく演奏は重い。 そしてこの日を最後にサウンドスケイプスの単独公演は行われていない。
(追加:2023年5月25日)