1. RF Interview
フリッパートロニクスがサウンドスケイプスに移行し、キング・クリムゾンがトリオ編成で活動していた時期に、マーク・ラドクリフが司会を務める BBC の Radio 1 の番組に出演した時の音源。
大きく2つの特徴がある。 1つはラドクリフの勢いある進行に押されていつものフリップ節が出ていないことである。
もう1つは別録音なのか判らないが、サウンドスケイプスを演奏していることである。 3曲の演奏の中で2曲目は司会のラドクリフが操作するリズム・ボックスと共演している。 チープなリズム・ボックスの音に分厚く被さるサウンドスケイプスは珍品だと思う。
(追加:2025年3月10日)
1. 1ii1 Opening Threshold / 2. 1ii2 Washington Square / 3. 1ii3 Washington Square / 4. 1ii4 Washington Square / 5. 1ii5 Washington Square / 6. 1ii6 Threshold / 7. 1ii7 Washington Square
キング・クリムゾンは5月1日から始まったヨーロッパ/北米ツアーを7月1日に終えた後、10月1日から2ヶ月かけて日本/北米ツアーを行う。 その大規模な2回のツアーの間の9月に、ロバート・フリップはワシントン・スクエアー・チャーチにおいて2日間4回のサウンドスケイプス公演を行っている。 その1回目の演奏を収録しているのが本作品である。
フリップがフリッパートロニクスからサウンドスケイプスに切り替えた後、ライヴの全貌を収録した作品は1995年4月8日のブエノス・アイレスでのライヴを収録した 『 Radiophonics 1995 Soundscapes Volume 1 - Live in Argentina 』 しかなかった。 従ってこの作品は DGM Live からリリースされたサウンドスケイプスの最初期の音源ということになる。
この4回のライヴからの音源は、サウンドスケイプス3部作の一つとして1996年にリリースされた 『 That Which Passes 1995 Soundscapes Live Volume 3 』 にも採用されている。 どのパートがどの曲にどこに使われているのかという検証は、隠居生活が送られるようになったら取り組みたいと思う。
(追加 : 2026年3月25日)
1. 2i1 Opening Threshold Washington Square / 2. 2i2 Washington Square / 3. 2i3 Washington Square / 4. 2i4 Washington Square / 5. 2i5 Washington Square
ワシントン・スクエアー・チャーチでの初日2回目の演奏。
1995年のロバート・フリップの活動量は尋常ではない。 サウンドスケイプスのライヴを1月末から北米西海岸で6回、4月にブエノス・アイレスで7回行った後、キング・クリムゾンとして5月にヨーロッパで14回、5,6,7月に北米で28回のライヴをこなしている。 その後9月にこのサウンドスケイプスのライヴを4回行った後、キング・クリムゾンとして10月に日本で11回、10,11月に北米で30回のライヴを行っている。
この9月の2日間のライヴなど行わなくても良かったのではないかと部外者の私は思ったりするのだけど、この時期フリップの表現欲求は爆発しておりライヴを行わないという発想は皆無だったのであろう。
1回40分強と短めながらも内容も充実しており、全てがプラスに働いているように思える。
(追加 : 2026年3月25日)
1. 1i1 Opening Threshold Washington Square / 2. 1i2 Washington Square / 3. 1i3 Washington Square / 4. 1i4 Washington Square / 5. 1i5 Washington Square
ワシントン・スクエアー・チャーチでの2日目初回の演奏を収録した作品。
DGM Live の解説によると、この2日間のサウンドスケイプスの合間にカリフォルニア・ギター・トリオとロス・ガウチョス・アレマネスが演奏したらしい。 作品としてリリースされているサウンドスケイプス音源とは別に、ライヴというかこのイベント全体も収録されているはずなのでそちらも聴いてみたい。
この2日間のサウンドスケイプスが他と比べてバラエティに富んでいるのも、多分この辺りの影響と思われる。
(追加 : 2026年3月25日)
1. 2ii1 Washington Square / 2. 2ii2 Washington Square / 3. 2ii3 Threshold I Washington Square / 4. 2ii4 Threshold II Washington Square / 5. 2ii5 Washington Square / 6. 2ii6 Washington Square / 7. 2ii7 Washington Square
ワシントン・スクエアー・チャーチでの連続公演の最終回を収録した作品。
曲調だけではなく音色もバラエティに富んでおり、女性の和声のような音色が奏でられるのが珍しい。
この時期のキング・クリムゾンは6人ものメンバーのスケジュールと契約調整が難しかっただけに、そのツアーの合間にリハーサルを行うことは容易ではなかったはずである。 それ故に生じた空きスケジュールは休息にあてれば良いにもかかわらず、フリップは2日4回のサウンドスケイプスのライヴを行っている。 9月8日のところにも記載したが、この時期のフリップは表現欲求が爆発しており、量だけでなく質においても成果を出していたと言える。
(追加 : 2026年3月25日)