2015/11/20 Queen Elizabeth Theatre Toronto, Ontario, Canada
2015年ツアーの初音源であると同時、7人編成キング・クリムゾンのライヴ全容を収録した初作品。
素晴らしいライヴ・アルバムである。
日本でのライヴの1ヶ月弱前の音源ということもあり、ライヴに足を運んだ人が反芻するためにも、残念ながら行けなかった人が追体験するのにも最適な作品である。
” Talking Drum ”、” Larks' Tongues In Aspic: Part Two”、” One
More Red Nightmare ”
が収録されていないのは、来日公演でも明らかだった通り日替わりセットリストなのでしょうがないところだし、それに応えるかのように
DGM Live では 「 複数のライヴからセレクトされた完全版セットリストと映像作品 」
のリリースが9月の予定されていることがアナウンスされている。
疑問に残るのは、『 Live EP 2014 』 にクレジットされていた 「 2 tracks from the forthcoming album USA II 」 から類推される
『 USA II 』 のリリースがどうなるかなのだが、これはこれで気長に待てば良いのだと思う。
とにかく、『 Live at the Orpheum 』 や前述の 『 Live EP 2014
』、そしてツアー・ボックス収録音源等で現編成のライヴが小出しにされたことで溜まったフラストレーションが解消されるだけではなく、素晴らしい音源を聴くことができたという満足感に満たされる作品である。
(追加:2016年3月10日)