2002
Heathen : David Bowie
 
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	David Bowie.  Keyboards. Guitar. Sax. Stylophone. Backing Vocals. Drums
  Tony Visconti.  Bass. Guitars. Recorders. String Arrangement. Backing Vocals.
  Matt Chamberlain  Drums. Loop Programming. Percussion.
  David Torn  Guitars. Guitar Loops. Omnichord.
  The Scorchio Quartet - Greg Kitzis : 1st Violin, Meg Okura : 2nd Violin, Martha Mooke : Viola, Mary Wooten : Cello
  Additional Musicians - Carlos Alomar : Guitar, Sterling Campbell : Drums And Percussion,  Lisa Germano : Violin, Gerry Leonard : Guitar, Tony Levin : Bass, Mark Plati : Guitar And Bass,  Jordan Ruddess : Keyboards, The Borneo Horns : Lenny Pickett And Stan Harrison And Steve Elson, Kristeen Young : Vocals And Piano
  Special Thanks to Pete Townsend. Guitar ( Slow Burn ), Dave Grohl. Guitar ( I've Been Waiting For You ) 
  デヴィッド・ボウイが、自らのレーベル ISO Records 設立後にリリースした初のオリジナル・アルバムであり、トニー・ヴィスコンティがプロデユーサーとして 『 Scary Monsters 』 以来の参加作品である。
  本作品のリリース前の段階でボウイが自身のカヴァーを中心にした 『 Toy 』 と名付けた作品のレコーディングに取り組み、頓挫していたことは明らかになっていた。 本作はそこからの流用と思われる部分もあるし、クレジットから判断する限りボウイとヴィスコンティの2人だけで制作されたパートが非常に多い。。 それ故にリリース段階で本作には急造感があったのは否めない。
  ところがである。 ヴォーカル・アルバムとして本作品は 『 Hours... 』 に続いてというか、『 Hours... 』 以上の傑作となっている。 アルバムとしてのコンセプトは不在で統一感は無いのだが、美しいメロディに過激だけど行き過ぎることは無いアレンジが施され各楽曲の完成度は非常に高い。
  『 Toy 』 のコンセプトにそぐわない曲のアイディアが次々に出てきたために本作に取り組んだのか、それとも1970年代の様に何をやっても上手くいく無双状態にボウイが突入したために本作が完成したのかは判らないが、ボウイのファンでいることの喜びと誇りを感じることができる作品である。
  (追加 : 2025年1月25日)
Everyone Says 'Hi' : David Bowie
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	『 Heathen』 からのシングル ” Everyone Says 'Hi' ” には3ヴァージョンがあるのだが、各々に 『 Heathen 』 のアウトテイクと 『 Toy 』 からの楽曲が収録されている。
  緑の 『 Everyone Says 'Hi' 』 には、『 Toy 』 からの2曲が収録されているのだが、これがまた「格好良いロック」と言わんばかりの出来具合で、『 Toy 』 への飢餓感を見事なまでに煽っている。
  (追加 : 2025年1月25日)
Everyone Says 'Hi' : David Bowie
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  銀の 『 Everyone Says 'Hi' 』 には、『 Heathen 』 のアウトテイク ” When the Boys Come Marching Home ” と 『 Toy 』 からの ” Shadow Man ” が収録されている。
  2曲とも激しさよりも聴かせることを狙ったような作風なのだが、個人的には Ziggy 時代の楽曲で 『 Divine Symmetry 』 や 『 Rock 'n' Roll Star! 』 にデモやセッション音源が収録されている ” Shadow Man ” が好みである。
  (追加 : 2025年1月25日)
Everyone Says 'Hi' : David Bowie
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  オレンジの 『 Everyone Says 'Hi' 』 には、『 Heathen 』 のアウトテイク ” Safe ” と 『 Toy 』 からの ” Wood Jackson ” が収録されている。
	緑と銀に比べて地味な印象は否めないが、封印するにはもったいないレベルであり、こうしてリリースしたのは英断である。
  (追加 : 2025年1月25日)
Slow Burn : David Bowie
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	日本でもリリースされた作品で、シングルというよりミニ・アルバムと位置付けた方が適切なヴォリュームである。
  ” Slow Burn ” 以外は銀緑オレンジの 『 Everyone Says 'Hi' 』 に収録された 『 Toy 』 からの楽曲を中心に構成されている。 銀緑オレンジの流通量が少なかたことを踏まえると、『 Toy 』 の存在とその完成度の高さを期待させた作品である。
  『 Heathen 』 の中でも素晴らしい ” Slow Burn ” を見せ玉にして 『 Toy 』 の凄さをチラ見せし、しかもチラ見せしただけで放置しておく。 見事としか言いようがない。
  (追加 : 2025年1月25日)
2003
Music From The Motion Picture Charlie's Angels : Full Throttle New!
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	映画化されたチャーリーズ・エンジェルの2作品目、『 チャーリーズ・エンジェル  フルスロットル 』 のサウンドトラック。
  本作品にはデヴィッド・ボウイによる ” Rebel Rebel ” の新録が収録されており、その後 『 Reality 』 のボーナス・ディスクに収録され、更にはその後のツアーでも披露されている。
  個人の嗜好以外の何物でもないが、オリジナルのテイクの方が好みである。
  (追加 : 2025年10月25日)
Underworld Music From The Motion Picture New!
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	『 Reality 』 に先行してリリースされた映画 『 Underworld 』 のサウンドトラック。 NINやTOOLのメンバーを交えた ” Bring Me To The Disco King ” の別テイクが収録されている。
  ” Bring Me To The Disco King ” については、『 Black Tie White Noise 』 の頃からレコーディングを試みては上手くまとめることができなかったと言われており、それらがどのようなアレンジであったかは判らないが、ここでは思いっきりダークな方向に振り切った内容にまとめられている。
  もしかしたらこのミックスを仕上げることで、アルバムに収録することができるテイクを完成させることができたのかもしれない。
  (追加 : 2025年1月25日)
Reality : David Bowie New!