Volume 1 : 1969-71
- 21st Century Schizoid Man ( Fripp, Sinfield, McDonald, Lake, Giles ) /
21世紀の精神異常者
- I Talk to the Wind ( Sinfield, McDonald ) / 風に語りて
- Epitaph ( Fripp, Sinfield, McDonald, Lake, Giles ) / エピタフ
- Moonchild ( Fripp, Sinfield, McDonald, Lake, Giles ) /
ムーン・チャイルド
- In The Court of the Crimson King ( Sinfield, McDonald ) /
クリムゾン・キングの宮殿
- Peace - A Theme ( Fripp ) / 平和/テーマ
- Cat Food ( Fripp, Sinfield, McDonald ) / キャット・フード
- Groon ( Fripp ) / グルーン
- Cadence and Cascade ( Re-Mix ) ( Fripp, Sinfield ) /
ケイデンスとカスケイド(リミックス)
- The Sailor's Tale ( Abridged ) ( Fripp ) /
セイラーズ・テイル(アブリジッド)
- Ladies of the Road ( Fripp, Sinfield ) /
レディース・オブ・ザ・ロード
- Bolero ( Re-Mix ) ( Fripp ) / ボレロ(リミックス)
Volume 2 : 1972-74
- Larks' Tongues in Aspic : Part One ( Abridged ) ( Cross, Fripp, Wetton,
Bruford, Muir ) / 太陽と戦慄パート I(アブリッジド)
- Book of Saturday ( Fripp, Wetton, Palmer-James ) /
ブック・オブ・サタデー
- Easy Money ( Fripp, Wetton, Palmer-James ) / イージー・マネー
- Larks' Tongues in Aspic : Part Two ( Fripp ) /
太陽と戦慄パート II
- The Night Watch ( Fripp, Wetton, Palmer-James ) /
ナイト・ウォッチ
- The Great Deceiver ( Fripp, Wetton, Palmer-James ) /
グレート・ディシーヴァー
- Fracture ( Abridged ) ( Fripp ) /
フラクチャー(アブリッジド)
- Starless ( Abridged ) ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Palmer-James ) /
スターレス(アブリッジド)
- Red ( Fripp ) / レッド
- Fallen Angel ( Fripp, Wetton, Palmer-James ) /
フォールン・エンジェル
- One More Red Nightmare ( Fripp, Wetton ) /
ワン・モア・レッド・ナイトメア
Volume 3 : 1981-84
- Elephant Talk ( Music by King Crimson ; Words by Adrian Belew ) /
エレファント・トーク
- Frame by Frame ( Music by King Crimson ; Words by Adrian Belew ) /
フレイム・バイ・フレイム
- Matte Kudasai ( Music by King Crimson ; Words by Adrian Belew ) /
待ってください
- Thela Hun Ginjeet ( Music by King Crimson ; Words by Adrian Belew ) /
セラ・ハン・ジンジート
- Heartbeat ( Music by King Crimson ; Words by Adrian Belew ) /
ハート・ビート
- Waiting Man ( Music by King Crimson ; Words by Adrian Belew ) /
ウエイティング・マン
- Neurotica ( Music by King Crimson ; Words by Adrian Belew ) /
ニューロティカ
- Requiem ( Music by King Crimson ) / レクイエム
- Three of a Perfect Pair ( Music by King Crimson ; Words by Adrian Belew )
/ スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペア
- Sleepless ( Music by King Crimson ; Words by Adrian Belew ) /
スリープレス
- Discipline ( Music by King Crimson ) / ディシプリン
- The Sheltering Sky ( Music by King Crimson ) /
ザ・シェリタリング・スカイ
- The King Crimson Barber Shop ( Levin ) /
ザ・キング・クリムゾン・バーバー・ショップ
Volume 4 : Live 1969-84
- Get Thy Bearings ( Donovan, / variations Fripp, McDonald, Lake, Giles ) /
ゲット・ザイ・ベアリングス
- Travel Weary Capricorn ( Fripp, McDonald, Lake, Giles, Sinfield ) /
トラヴェル・ウィーリィ・カプコーン
Plumpton Festival, England; August 9th. 1969:
- Mars ( Holst, arranged Fripp, McDonald, Lake, Giles ) / マーズ
Fillmore West, San Francisco; December 10th, 1969:
- The Talking Drum ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Muir ) /
ザ・トーキング・ドラム
21st Century Schizoid Man ( Fripp, Sinfield, McDonald, Lake, Giles ) /
21世紀の精神異常者
recorded at the Amsterdam Concertgebouw on November 23rd. 1973:
- Asbury Park ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford ) /
アズベリー・パーク
recorded at The Casino, Asbury Park on June 28th. 1974:
- Larks' Tongues in Aspic: Part Three (Excerpt) ( Belew, Bruford, Fripp,
Levin ) / 太陽と戦慄パート III
recorded at Le Spectrum, Montreal on July 11th. 1984 and the Tokyo Kani
Hoken Hall, April 28th. 1984
- Sartori in Tangier ( Belew, Bruford, Fripp, Levin ) /
サートリ・イン・タンジール
recorded at Le Spectrum, Montreal on July 11th. 1984.
- Indiscipline ( Belew, Bruford, Fripp, Levin ) / インディシプリン
recorded at The Arena, Frejus on August 27th, 1982:
CDのBOXセットが大流行した90年代初頭にリリースされた、4枚組編集盤。 ライブだけで1枚あるだけではなく、強引に編集した曲がそれなりに収録されており、ボリュームも考えれば初心者向けのベストとしての性格は薄く、まさにクリムゾンを好きな人向けの作品。
『 A Young Person's Guide To King Crimson 』 後の資料も補完されており、資料性は高いのだが、演奏者のクレジットが収録アルバムそのままになっているなど、詰めの甘いところもある。
Volume 1 : 1969-71
” Cat Food ” はシングル・バージョン。 『 A Young
Person's Guide To King Crimson 』 に収録されているものと同じテイク。
” Groon ” は、” Cat Food ”
のB面として1970年にリリースされたもの。 メンバーはジャイルズ・ジャイルズ&フリップ。
” Cadence and Cascade ( Re-Mix ) ”
は、本作品リリース時にも話題になった、フリップとハスケルの関係の悪さを象徴するようなリミックスをされたテイク。 ヴォーカルがブリューに差し替えられている。
” Sailor's Tale ( Abridged ) ”
は、原曲を約5分短縮して、何故かタイトルに 「 The 」
が付加されている。
『 Lizard 』 の中でもたいした曲ではない ” Bolero ( Re-Mix )
”は、わざわざベースをレヴィンに差し替えてハスケルとの関係を表面化している。
本曲の後に、リリース毎に収録/オミットが繰り返される、『
Islands』
最後のスタジオでのリハーサル・ノイズが収録されている。
Volume 2 : 1972-74
” Larks' Tongues in Aspic : Part One ( Abridged ) ”
は、対して意味もなく3分短くしている。もったいない。
” Fracture ( Abridged ) ”
の短縮は、本編集盤の作品的価値を見事なまでに落としている。
” Starless ( Abridged ) ” の短縮も酷い。 ” Red ”
以下の2曲をオミットしてでも本曲は完全収録するべきであったと思う。 ヴォーカル・パートだけで終わってしまう本曲を聴いていると、ウェットンの情けないソロ・ライブでのテイクが彷彿され、暗い気持ちになってしまう。
Volume 3 : 1981-84
” The King Crimson Barber Shop ”
は、レヴィンによるコーラス・ナンバー。 ピーター・ガブリエルのファーストで、「
Leader of Barbershop Quartet 」
とクレジットされていたレヴィンのお遊びにすぎない曲。
Volume 4 : Live 1969-84
” Get Thy Bearings ”
は、1969年8月9日、プロンプトン・フェスティバルでのライブ。 『
Epitaph 』
収録バージョンに比べ、加工されている部分が少ないだけに、曲としての全容はつかみにくい所もある。 ヴォーカル・パートよりインスト・パートの方が遙かに格好良い。
” Travel Weary Capricorn ”
もプロンプトン・フェスティバルでのライブ。 もし初期クリムゾンが空中分解していなければ、2枚目のアルバムに本曲は収録されていたのであろうか? 空中分解したのも悪くないと思えるような面白くない曲。 『
Epitaph 』 収録バージョンより、若干長め。
” Mars ”
は、1969年12月16日、フィルモア・ウェストでの初期クリムゾン最後のライブ。 スタジオ・テイクに比べて装飾が少ない分、曲構造が単純で明確である。 『
Epitaph 』 収録バージョンに比べ、若干短め。
” The Talking Drum ”
は、1973年11月23日のアムステルダムでのライブ。 本曲に突入する前のインプロ部分も収録されており、ウェットンの切れまくったベース・ソロを堪能する事ができる。 しかし”
Larks' Tongues in Aspic Part 2 ”
に繋がらず、唐突に終了してしまうことで欲求不満が高まる。
” 21st Century Schizoid Man ”
も1973年11月23日のアムステルダムでのライブ。 『 USA
』
での同曲と比べると大人しめな印象を受けるが、フリップのギター・ソロは長く格好良い。
” Asbury Park ”
は、1974年6月28日のアズベリー・パークでのライブ。 『
USA 』
と同じテイクをリミックスしたとクレジットされているものの、単にリミックスの違いではすまない差もあり、謎は残る。
” Larks' Tongues in Aspic: Part Three (Excerpt) ”
は、1984年7月11日のモントリオールと同年4月28日の東京簡易保険ホールのテイクをリミックスしたもの。ギター2本が絡むパートと、その後のフリーの演奏部分を強引にくっつけただけで、たいしたものではない。
” Sartori in Tangier ”
は、1984年7月11日のモントリオールでのライブ。 ディシプリン・クリムゾンでは珍しく、フリップがギターを弾きまくっていて格好良い。
” Indiscipline ”
は、1984年8月27日のフランスのフレジュスでのライブ。 イントロでのブルーフォードのドラム・ソロが大きく割愛されているのが残念。