King Crimson Data Base
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Live In Vienna ( Japanese Edition )  -2017-

CD1

  1. Walk On :Monk Morph Music Of The Chamber / 入場:モンク・モーフ・ミュージック・オブ・ザ・チェンバー
  2. The Hell Hounds Of Krim / ザ・ヘル・ハウンド・オブ・クリム
  3. Picture Of A City / 冷たい街の情景
  4. Dawn Song / 夜明けの歌
  5. Suitable Grounds For The Blues / ブルースに適した環境
  6. VROOOM / ブルーム
  7. The ConstruKction Of Light / ザ・コンストラクション・オブ・ライト
  8. The Court Of The Crimson King / クリムゾン・キングの宮殿
  9. The Letters / ザ・レターズ
  10. Sailor's Tale / 船乗りの話
  11. Interlude / 間奏曲
  12. Radical Action II / ラディカル・アクション II
  13. Level Five / レヴェル・ファイヴ
  14. Fairy Dust Of The Drumsons / フェアリー・ダスト・オブ・ザ・ドラムサンズ
  15. Peace / 平和
  16. Cirkus / サーカス

CD2

  1. Indiscipline / インディシプリン
  2. Epitaph / エピタフ
  3. Easy Money / イージー・マネー
  4. Devil Dogs Of Tessellation Row / デヴィル・ドッグス・オブ・テセレーション・ロウ
  5. Red / レッド
  6. Meltdown / メルトダウン
  7. Larks' Tongues In Aspic Part Two / 太陽と戦慄 パート2
  8. Starless / スターレス
  9. Heroes / ヒーローズ
  10. 21st Century Schizoid Man / 21世紀のスキッツォイド・マン

CD3 Live in Japan 2015

  1. Dec 7th : Walk On : Soundscapes / 入場:サウンドスケープ    Tokyo
  2. Dec 7th : Larks' Tongues In Aspic Part One / 太陽と戦慄 パート1    Tokyo
  3. Dec 8th : One More Red Nightmare / 再び赤い悪夢    Tokyo
  4. Dec 9th : A Scarcity Of Miracles / ア・スケアシティ・オブ・ミラクルズ    Tokyo
  5. Dec 10th : Banshee Legs Bell Hassle / バンシー・レッグス・ベル・ハッスル    Tokyo
  6. Dec 12th : Radical Action ( To Unseat The Hold of Monkey Mind ) / ラディカル・アクション(トゥ・アンシート・ザ・ホールド・オブ・モンキー・マインド)    Osaka
  7. Dec 13th : Meltdown / メルトダウン    Osaka
  8. Dec 16th : Radical Action II / ラディカル・アクション II    Tokyo
  9. Dec 17th : Peace / 平和 : Tokyo
  10. Dec 19th : The Talking Drum / ザ・トーキング・ドラム    Takamatsu
  11. Dec 21th : 21st Century Schizoid Man / 21世紀のスキッツォイド・マン    Nagoya
  12. Bonus Track : Islands ( Jun 28th 2017 Chicago ) / アイランズ

Robert Fripp    Guitars & Keyboards
Jakko Jakszyk    Guitar & Voice
Tony Levin    Bass & Stick
Mel Collins    Saxes & Flute
Pat Mastelotto    Drums
Jeremy Stacey    Drums & Keyboards ( 2016-2017 )
Gavin Harrison    Drums
Bill Rieflin    Drums & Keyboards ( 2016 )  Keyboards ( 2017 )

Live In Vienna  December 1, 2016    Museumsquartier, Hall E

ビル・リーフリンがお休みし、ジェレミー・スティシーが加わった2016年編成のキング・クリムゾンのライヴ・アルバム。
本作は本来、2015年編成のキング・クリムゾンのライヴ・アルバムに 『 Radical Action 』 に次ぐ作品として全世界発売される予定であった。  日本発売元であるWOWOWエンタテインメントは、輸入盤との価格差を補うため、日本盤特典として2015年の来日公演からのライヴを1枚追加までしていた。
しかし、2017年編成のキング・クリムゾンの6月のシカゴでのライヴが King Crimson Collectors' Club の Special Edition として急遽発売が決まったため、本作品の海外での発売は延期されており、現在のところ日本オリジナル盤が全世界で唯一リリースされたいる。

本作品の良さは、” Cirkus ”、” Dawn Song ”、” Indiscipline ”、そして ” Heroes ” が収録されたことである。 勿論、何故 ” Fracture ” が収録されていないのかという思いは残るが、トニー・レヴィンの The Road Diary によれば、当日は ” Fracture ” が演奏されていないこと、そして当日演奏された全曲が本作品に収録されていることがわかるから仕方がない。
特に80年代のクリムゾンの楽曲はブリューの個性が立ち過ぎていることから演奏されることは無いと思っていたのだが、” Indiscipline ” が原曲に忠実でないアレンジで、見事に演奏されている。 ラストでブリューが 「 I like it 」と叫ぶところは、ドイツ語で 「 ich mag das 」 と叫んでおり、ご当地シリーズとして続くことを期待したい。

日本オリジナル盤は、2015年の日本での全10公演から1曲ずつ(とオープニング・アナウンス)が収録されている。 『 Radical Action 』 に収録されていてながらウィーンでのライヴには収録されていない曲、というのが一つの選択基準になっているのか、比較的地味めな選曲となっている。
日本語アナウンスの「ザ・エレメンツ~」は、懐かしかったが。

そして日本オリジナル盤のラストには、6月のシカゴでのライヴから ” Islands ” が収録されている。 『 Live In Chicago 』 のティーザー・プロモーションだったのが、ほぼ同時にその 『 Live In Chicago 』 がリリースされてしまったところに、海外アーティストの作品をリリースする日本のレコード会社の難しさが現れている。

(追加:2017年10月25日)