- Heroes ( Bowie / Eno )
Recorded live at Admiralspalast, Berlin, 12 Sept 2016
- Starless ( edit ) (Cross/Fripp/Wetton/Bruford/Palmer-James )
Recorded live at Museumsquartier, Vienna, 1 Dec 2016
- Easy Money ( Fripp/Wetton/Palmer-James )
Recorded live at Salle Pleyel, Paris, 3 Dec 2016
- Pease ( Fripp/Sinfield )
Recorded live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo 16 Dec 2015
- The Heel Hounds of Krim ( Harrison/Rieflin/Mastelotto )
Recorded live at Museumsquartier, Vienna, 1 Dec 2016
- Heroes ( radio edit ) ( Bowie / Eno )
Recorded live at Admiralspalast, Berlin, 12 Sept 2016
Pat Mastelotto Drums
Bill Rieflin Drums
Gavin Harrison Drums
Jakko Jakszyk Guitar & Vocals
Robert Fripp Guitar
Mel Collins Saxes & Flute
Tony Levin Basses & Stick
Produced by Chris Porter, Robert Fripp & David Singleton on behalf
of King Crimson
デヴィッド・ボウイの ” Heroes ” のカヴァーを前面に出したクリムゾンのシングル。
2016年初にボウイが亡くなり、同年秋のクリムゾンのツアーで ” Heroes ” が演奏された際にトリビュートという意向を強く感じることができた。
ボウイの楽曲において、そしてフリップのセッション参加曲において最高峰とも言える本曲が演奏されたことは素晴らしいし、そしてフィジカル・メディアとして一般流通されたことにも意義があると思う。
また、本作品にはウェットンが参加していた時代の楽曲である ” Starless ” と ” Easy Money ” の2曲が収録されている。
ほぼ全時代の楽曲がレパートリーとなっている中、ウェットン時代の、しかもウェットンがヴォーカルをとる楽曲が2曲収録されているところに、2017年に亡くなったウェットンに対するトリビュートの意向があるものと思われる。
ライヴ盤でありながら歓声を極力カットした編集は 『 Radical Action 』 と同じなのだが、” Heroes ” と ” Easy
Money ” にだけ、曲終了後に歓声や拍手がいきなり収録されている。 これを私は、ボウイとウェットンに対する追悼であり、愛であると信じている。
キング・クリムゾンというバンドを好きで、本当に良かった。
- ” Heroes
” は、youtube
の映像でも確認できる通り、ジェレミー・スティシーはキーボードを演奏しており、トリプル・ドラムスではなくツイン・ドラムス編成での演奏である。
コリンズによるサックス以外は原曲そのままのアレンジであり、何よりもフリップのロング・トーンがそのまま体現できるところが、本曲の素晴らしさである。
- ” Starless ( edit ) ”
は、タイトル通りエディット・ヴァージョンで、ヴォーカル・パートの終了とともに、唐突に終了する。
- ” Easy Money ” は、後半のインスト・パートが若干長めになっており、マステロットの活躍場面が増えている。
- ” Peace ” は、日本盤のみに収録されており、2015年の日本でのライヴ音源。
- ” The Heel Hounds of Krim ” は、リーフリン在籍時から演奏されていたトリプル・ドラムスによる楽曲。
リーフリンの代りにスティシーが叩いているが、作曲クレジットはリーフリンのままにしている。
- ” Heroes ( radio edit ) ” は、1曲目の短縮版。 タイトル通り、本曲がラジオで放送されることを期待したい。
(追加:2017年6月10日)