Adrian Belew Guitar, lead vocal
Robert Fripp Guitar and devices
Tony Levin Stick, bass guitar, support vocal
Bill Bruford Batterie
Music by King Crimson, elephantcsity by Belew
Produced by King Crimson and Rhett Davies
フリップとブルーフォードの関係復活、ブリューの加入、ブルーフォードによるジェフ・バーリンの推薦そしてフリップの却下、オーディションによるレヴィンの加入によって、新バンド”ディシプリン”が結成される。 リハーサル後4月30日から5月16日までツアーを行うが、途中
「 このバンドはキング・クリムゾンである 」
というフリップ理論によりうやむやのうちに改名。 そのままレコーディングに突入したクリムゾンは、9月に本作品をリリース、10月からアメリカ、カナダ・ツアー、そして12月に日本初コンサートを行う。
英米でももちろんだが、こと日本ではクソミソにけなされた作品。いわゆるプログレ・フォーマットなるものを使用しなかったことだけでけなされたとしか思えないほど、無意味な議論がなされていた。
「 実はディシプリン・クリムゾン凄い説 」
が、ダブル・トリオ・クリムゾン時代に急浮上したことは記憶に新しいが、「
よく言うよ 」
の一言である。 好き嫌いが分かれるのは確か、それだけのことである。 無意味な再評価は必要ないと思う。
2本のギター+スティック、スティック(ベース)+ドラムがたたきだすコンビネーションの凄まじさは、フリップがクリムゾンのベストの一つとして本作品を挙げることを充分に納得できるだけの説得力がある。 ブリューのヴォーカルだけはやはり下手だと思うけど。
以下は、2001年に発表された 30th Anniversary Edition についての補足です (追加:2001年4月25日)
本作品において、The Definitive Edition
リリース時に差し替えられた ” Matte Kudasai ”
のオリジナル・バージョンが ” Matte Kudasai ( alternative version ) ”
として追加収録されている。
ヒョロヒョロとしたフリップのギターがカットされてしまっている
The Definitive Edition 以降のヴァージョンよりも、” Matte Kudasai (
alternative version ) ”(つまり原曲)の方が個人的には好きである。