Volume One Ladies Of The Road
- Pictures Of A City ( Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield ) / 冷たい街の情景
- The Letters ( Fripp, Sinfield ) / ザ・レターズ
- Formentera Lady (abridged) ( Fripp, Sinfield ) / フォーメンテラ・レディ
- The Sailors Tale ( Fripp, Sinfield ) / 船乗りの話
- Cirkus ( Fripp, Sinfield ) / サーカス
- Groon ( Fripp ) / グルーン
- Get Thy Bearings ( Donovan improv Fripp, Collins, Burrell, Wallace ) /
ゲット・ザイ・ベアリングス
- 21st Century Schizoid Man ( Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield ) /
21世紀のスキッツォイド・マン (from Live at Summit Studios)
- In The Court Of The Crimson King ( McDonald, Sinfield ) / クリムゾン・キングの宮殿
Volume Two Schizoid Men
1-11 ( Fripp, Collins, Burrell, Wallace )
including 21st Century Schizoid Man ( Fripp, Lake, McDonald, Giles, Sinfield )
Mel Collins saxes, flute & mellotron
Boz Burrell bass & vocals
Robert Fripp guitar & mellotron
Pete Sinfield FOH sound & VCS3 on Volume One
Ian Wallace drums
King Crimson Collectors' Club
の番外編としてリリースされた本作品は、同クラブからリリースされた
Lineup 2 の作品を中心としたコンピレーション。
Volume One
は、同クラブからのベストという形態をとりながら、曲に新しい編集を行ったり、未発表テイクを収録している。 同クラブの作品のDGM盤、ポニー・キャニオン盤を全て持っている人も購入せざるを得ない見事な作品。
Volume Two は、” 21st Century Schizoid Man ”
のギターとサックスのソロを強引に編集したもの。 『 Earthbound 』
のテイクや、未発表のテイクまで含まれている。
強引な編集により、作品としての目新しさを感じることができるものの、やはり使い回しの感は否めない。 Lineup
2の作品については、さすがにこれで打ち止めとしてほしい。
- ” Pictures Of A City ” は、『 Live At Summit Studios 1972 』
から、ほぼそのまま収録されている。
- ” The Letters ” は、『 Live At Plymouth 1971 』
から、これもほぼそのまま収録されている。
- 「 abridged 」 とクレジットされている ” Formentera Lady
” は 『 Live In Detroit, MI 』
収録テイクのものだが、ヴォーカル・パートが大幅に割愛されている。
- ” The Sailors Tale ”
は、ちょっと怪しげな編集。 前半部分は 『 Live At Summit Studios 1972
』 っぽいが、後半のソロ・パートは 『 Live In Detroit, MI 』
と思われる。。
- ” Cirkus ” は 『 Live In Detroit, MI 』
収録テイクのものだが、最初のヴォーカル・パートがなくなっている。
- ”Groon” は、『 Live At Summit Studios 1972 』
からの収録。サックス・ソロ、ギター・ソロ、ドラム・ソロの全て短縮されている。 特にドラム・ソロの削除が顕著で、原曲に比べコンパクトにまとまっており個人的には適切な編集だと思う。
- ”Get Thy Bearings” は謎のテイク。 King Crimson Collectors'
Club において、同曲は 『 Live At Plymouth 1971 』
にのみ収録されているが、単に一部を削除しただけにはとどまらず、明らかに異なるテイク。
- ” 21st Century Schizoid Man ” は、『 Live At Summit Studios 1972
』 のテイクからギター・ソロの後半部分を削除したもの。
- ” In The Court Of The Crimson King ” は、『 Live In Detroit, MI
』
収録のブルース・バージョン。 イントロのブルース・パートが終わったところで唐突に曲が終了し、続きを聴きたきゃ
King Crimson Collectors' Club から購入しろ、という意図が明確伝わる。
(追加:2002年12月10日)