1981
キング・クリムゾン 至高の音宇宙を求めて
著者:北村昌士
出版社:新興楽譜出版社
『 A Young Person's Guide To King Crimson 』
のブックレットの翻訳を中心にまとめられたもの、と言ってしまえばそれまでなのかもしれないが、出版された時はどうやってこれだけの情報を入手したのだろうと驚愕したものである。 いかに当時クリムゾンに関する情報が不足していたかを端的に表していると思う。
ただ内容自体はそんなことを別にしても、当時の他のシンコー・ミュージックの ROCK BOOKS とは一線を画する素晴らしい出来具合である。 巻末のディスコグラフィーも素晴らしく、後述の
『 地球音楽ライブラリー キング・クリムゾン 』
が出版されるまでの間はこれとフールズ・メイト13、14号を頼りにするしかなかった程である。
(追加:1999年7月25日)
1993
ロバート・フリップ キング・クリムゾンからギター・クラフトまで
著者:エリック・タム著、塚田千春訳 出版社:宝島社
フリップへのインタビュー、雑誌記事の丹念な収集によって書かれた素晴らしい論文。 ただし、本著出版までの著者の道のりは笑えない。 悲しくて涙が出そうになる。 |
1995
地球音楽ライブラリー キング・クリムゾン
著者:松井巧、吉原聖洋、岩本晃市郎 出版社:TOKYO FM出版
これまた素晴らしいカタログ。 |
2004
キング・クリムゾン
編集長:岩本晃市郎 出版社:ストレンジ・デイズ
控訴審判決が出たとは言えやりにくかったのか、『
地球ライブラリー キング・クリムゾン 』
以来久々のクリムゾン本。 |
2006
キング・クリムゾン・UKアナログ盤・ガイドブック
文・監修:岩本晃市郎 出版社:ストレンジ・デイズ
クリムゾンとクリムゾン関連作品のアナログ・ジャケットが、カラーのみでひたすら紹介される作品。 |
2007
クリムゾン・キングの宮殿
著者:シド・スミス著、池田聡子訳 出版社:ストレンジ・デイズ
シド・スミス渾身のクリムゾン本。 |
Musical Guide to In The Court Of The Crimson
King by King Crimson
Musical Guide to In The Wake of Poseidon by King Crimson and McDonald and Giles by
McDonald and Giles
Musical Guide to Larks' Tongues In Aspic by King Crimson
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著者:Andrew Keeling
CD-ROM
版でポセイドンと戦慄のガイドを出したこともあるアンドリュー・キーリングによる解説本。
自らフルート奏者としても活動しているだけに、音楽的解説は専門的で、半端な英語力だととても太刀打ちできない。 巻末の写真を眺めているだけでも充分楽しいが。
(追加:2011年8月25日)
2015
文藝別冊 キング・クリムゾン 二十一世紀的異常音楽の宮殿
編集人:阿部晴政 出版社:河出書房新社
2015年、キング・クリムゾンの12年振りの来日に伴い関連書式が多く出版された。 その中で発売時期が一番早かったのこちらである。 |
SHINKO MUSIC MOOK THE DIG Special Edition キング・クリムゾン
編集人:笹川孝司 出版社:シンコーミュージック・エンタテイメント
雑誌 『 THE DIG 』 のスペシャル・エディションとして出版されたもの。 |
2016
レコード・コレクターズ増刊 キング・クリムゾン
編集人:浅野純 出版社:ミュージック・マガジン
『レコード・コレクターズ』誌におけるキング・クリムゾン特集、記事を一冊にまとめたもの。 |
2017
SHINKO MUSIC MOOK THE DIG Special Edition キング・クリムゾン ライヴ・イヤーズ 1969-1984
編集人:笹川孝司 出版社:シンコーミュージック・エンタテイメント
キング・クリムゾンのライヴ音源を、DGM Live からのダウン・ロード販売作品まで含めて紹介している本。 |
2018
KING CRIMSON'S MUSIC, HISTORY & CONNECTION キング・クリムゾンと変革の時代 A Guide Book for Progressive Rock
編:ストレンジ・デイズ 出版社:角川書店
改めてストレンジ・デイズが編集にあたったクリムゾン本。 キング・クリムゾンの来日公演に合わせて出版された。 |
キング・クリムゾン・ディレクトリー
監修:松井巧 出版社:スペースシャワーネットワーク
本書は、巻末にも記載されている通り2004年にストレンジ・デイズから出版された 『 キング・クリムゾン 』 と雑誌 『 ストレンジ・デイズ 』 の記事をベースに加筆、編集を施し、更にディスコグラフィーを更新した内容となっている。 |
2022
ピンク・フロイド VS キング・クリムゾン プログレ究極対決 ロックの未来を変えた2大バンドの両極
著者:大鷹俊一 + 高見展 + 茂木信介 出版社:DU BOOKS
プログレッシヴ・ロックの、というかロックの論評に真正面から対峙した作品。 |