King Crimson Data Base
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BEAT Discography

2024

Neon Heat Disease  Live In Los Angeles : BEAT

Disc 1

  1. Neurotica
  2. Neal And Jack And Me
  3. Heartbeat
  4. Sartori In Tangier
  5. Model Man
  6. Dig Me
  7. Man With An Open Heart
  8. Industry
  9. Larks' Tongues In Aspic Part III

Disc 2

  1. Waiting Man
  2. Sheltering Sky
  3. Sleepless
  4. Frame By Frame
  5. Matte Kudasai
  6. Elephant Talk
  7. Three Of A Perfect Pair
  8. Indiscipline
  9. Red
  10. Thela Hun Ginjeet

Disc 3

Blu-ray Concert
Blu-ray Bonus Video Interview

  1. Crew Arrives
  2. Beginning Tour Interview
  3. Mid Tour Interview
  4. End Tour Interview

リリースは2025年

BEAT
Adrian Belew
Steve Vai
Tony Levin
Danny Carey

The United Theater On Broadway
November 10, 2024

 

BEAT は凄い。
The Crimson ProjeKt も良かったが、比較にならない程 BEAT は凄い。 ともにバンド名はロバート・フリップがつけたにもかかわらずである。 そして前者にはエイドリアン・ブリューとトニー・レヴィンに加えパット・マステロットが参加していることで、キング・クリムゾンのメンバーが1人多い3人が参加しているにもかかわらずである。

一番の違いはやはり、ブリューの怨念にも近い思い入れなのだろう。
2014年以降の再結成キング・クリムゾンからブリューは外されている。 そしてその再結成キング・クリムゾンにおいて、当初はセットリストから外されていた Discipline Crimson 期の楽曲も追加されている。 これらのことでブリューの心中が穏やかでなかったことは想像に難くない。
それ故 BEAT についてはその構想段階から相当綿密に計画したに違いない。
何でもできちゃう大編成ではなく Discipline Crimson と同じメンバー数にしたこと、完コピができることを示した上でオリジナル・パートを追加していること、そして「フリップじゃない」と誰にも言わせないスティーヴ・ヴァイの起用等は単なる思いつきではないはずである。 これらの結果、オリジナルの再現にこだわった上で BEAT としてのオリジナリティに溢れていることが、その最大の魅力になっていると言える。

ただ BEAT のこの後どこに向かうかが最大の課題だと思う。
2026年のヨーロッパ・ツアーは既に発表されており、そこまでは現行コンセプトのまま進んでいくのだろう。 ただその後も Discipline Crimson 期の楽曲だけでもう一巡するのはやはり無理がある。 一方レパートリーを「ブリューが在籍していた時期のキング・クリムゾン」に広げてしまうと、バンドのコンセプトが崩壊してしまう。
対策は既に検討をしているのだろうが、斜め横の解決策が出てくることに期待したい。

最後に、BEAT というバンド名の由来だが、ブリューはインタビューにおいてロバート・フリップに勧められたと答えている。 それはそれで正しいのだろうが、ブリュー自身が BEAT という名前にはこだわりがあったはずである。
ブリューが地元ナッシュビルで不定期に活動していたバンドの名前が BEARS で、今回が BEAT。 ともにレコード屋では BEATLES の近くに陳列されるはずである。ビートルズへの愛情が音にも溢れているのはベアーズだけだが、自分の作品がビートルズと並ぶことにブリューは望んでいたはずである。
日本のように先ずジャンル毎に分けて陳列されると意味がないんだけどね。

(追加 : 2026年1月10日)