King Crimson Data Base
    David Bowie Discography

1973

Raw Power : Iggy And The Stooges

  1. Search And Destroy
  2. Gimme Danger
  3. Your Pretty Face Is Going To Hell ( Originally titled "Hart To Beat" )
  4. Penetration
  1. Raw Power
  2. I Need Somebody
  3. Shake Appeal
  4. Death Trip
  • Mixed by David Bowie and Iggy Pop

  • イギー・アンド・ザ・ストゥージスの本作について未だ誤解している人も多いが、『 淫力魔人 』 こそが本作の原題であり、『 Raw Power 』 はワールド・ワイドで発売している際のタイトルに過ぎない。
    そう言いたくなる程の素晴らしさが本作品にある。 最高級のオーディオだと細かな良さがわかるということのもなく、モノラルのラジカセの方が本質がわかるということもなく、只々滅茶苦茶に歪んだ音の固まりがどんな再生装置を通してもそのまま提示され、ひたすら圧倒される。
    デヴィッド・ボウイが本作品にどれだけ寄与したか実際には判らない。 後の作品と同じく、ボウイはイギー・ポップをそのまま提示することに腐心しているように思える。 イギー・ポップをコントロールしようとして諦めたのではなく、彼に対するリスペクトが現れているところに、本作品の良さがある。
    (追加:2018年11月25日)

 

1974

Diamond Dogs : David Bowie

  1. Future Legend
  2. Diamond Dogs
  3. Sweet Thing
  4. Candidate
  5. Sweet Thing ( reprise )
  6. Rebel Rebel
  1. Rock 'N Roll With Me
  2. We Are The Dead
  3. 1984
  4. Big Brother
  5. Chant of the Ever Circling Skeletal Family
  • Tony Newman....Drums
    Anysley Dunbar....Drums
    Herbie Flowers....Bass
    Mike Garson....Piano
    Bowie....Guitar, Saxes and Mellotron

    Strings on 1984 arranged by Tony Visconti
    Guitar on 1984 ・ Alan Parker

  • Ziggy Stardust 自体を封印したものの、その後処理の過程で生まれた作品。
    ” Sweet Thing ” メドレーでのプログレッシヴな展開、" Rebel Rebel " から ” We Are The Dead ” でのジギー時代の精算、頓挫したジョージ・オーウェルの 『 1984 』 の舞台化構想から生まれた ” 1984 ” と ” Big Brother ”、といったバラバラなマテリアルを、” Diamond Dogs ” と ” Chant of the Ever Circling Skeletal Family ” で括り、更に印象的なジャケットを持ってくることでトータル・アルバム風にまとめたデヴィッド・ボウイの手腕は素晴らしい。 勿論その前提には個々の楽曲の良さあるわけで、「何をやっても許される」のではなく「何をやっても上手くいく」70年代のボウイを象徴している作品である。
    個人的には、ボウイが好きな曲だけを集めたとされる 『 iSelect 』 にも収録されている ” Sweet Thing ” メドレーでのボウイのギターが、一番のお気に入りである。
    (追加:2019年6月10日)

 

David Live : David Bowie

  1. 1984
  2. Rebel Rebel
  3. Moonage Dream
  4. Sweet Thing
  1. Changes
  2. Suffragette City
  3. Aladdine Sane
  4. All The Young Dudes
  5. Cracked Actor
  1. Rock 'n' Roll With Me
  2. Watch That Man
  3. Knock On Wood
  4. Diamond Dogs
  1. Big Brother
  2. The Width Of A Circle
  3. Jean Genie
  4. Rock 'n' Roll Suicide
  • Earl Slick : Guitar
    Herbie Flowers : Bass
    Gui Andrisano : Vocak Backings
    Warren Peace : Vocal Backings
    Michael Kament : Electric Piano, Moog, Oboe
    Tony Newman : Drums
    Pablo Rosario : Percussion
    David Sanborn : Alto Sax, Flute
    Richard Grando : Baritone Sax, Flute
    Mike Garson : Piano

  • David Live was culled from performances on the 14th & 15th July 1974 at the Tower Theater, Philadelphia.

  • デヴィッド・ボウイ、初の公式ライヴ・アルバム。
    本作の評価が低い理由はいくつかあると思う。 そもそもの演奏に覇気がないのは勿論だが、発売当時から80年代頃までの間(もっと長かったかもしれない)この時期のデヴィッド・ボウイがアメリカ・マーケットを明確に意識した音楽を試みていたことへの認識が低かったことを挙げられると思う。 『 Young Americans 』 と、タイトルから判りやすく表現する前、既に 『 Diamond Dogs 』 制作過程からボウイがアメリカ・マーケットを狙っていたことなど、私も全然判っていなかったので、” Rock 'n' Roll Suicide ” を演奏・収録するなら、” Ziggy Stardust ” が何故無いんだ、などと思っていた。 本当に申し訳ありません。
    ボウイの情報が有り余るほど普及している今の状態で聴くと、アメリカ・マーケットを意識していたとは言え、まだまだ模索状態ということもあり、デヴィッド・サンボーンのサックスとパブロ・ロサリオのパーカッションがブラック・ミュージック色が、ボウイの楽曲との微妙なミスマッチが面白かったりする。
    (追加:2019年6月10日)

 

David Live (2005 Mix) : David Bowie

  • リリースは2005年

  • リリースは2016年

 

  1. 1984
  2. Rebel Rebel
  3. Moonage Dream
  4. Sweet Thing / Candidate / Sweet Thing ( reprise )
  5. Changes
  6. Suffragette City
  7. Aladdine Sane
  8. All The Young Dudes
  9. Cracked Actor
  10. Rock 'n' Roll With Me
  11. Watch That Man
  1. Knock On Wood
  2. Here Today, Gone Tomorrow
  3. Space Oddity
  4. Diamond Dogs
  5. Panic In Detroit
  6. Big Brother
  7. Time
  8. The Width Of A Circle
  9. The Jean Genie
  10. Rock 'n' Roll Suicide
  • David Bowie : Vocals
    Earl Slick : Guitar
    Herbie Flowers : Bass
    Gui Andrisano : Vocak Backings
    Warren Peace : Vocal Backings
    Michael Kament : Electric Piano, Moog, Oboe
    Tony Newman : Drums
    Pablo Rosario : Percussion
    David Sanborn : Alto Sax, Flute
    Richard Grando : Baritone Sax, Flute
    Mike Garson : Piano

  • David Live was culled from performances on the 8th, 9th, 10th, 11th and 12th of July 1974 at the Tower Theater, Philadelphia.

  • トニー・ヴィスコンティによって、新たにプロデュース、ミックスされた 『 David Live 』。
    新たなミックスによって、『 David Live 』 の本質が判った、のなら良いのだが、やはり元の演奏状態が良くないだけに大きく印象が変わるところはない。
    ジャケットの写真が綺麗になったことと、追加収録曲を楽しめば良いと思う。
    更に、2016年に 『 Who Can I Be Now 』 に収録ヴァージョンにおいては、ジャケットの写真の反転が修正された後、単独作品でも修正写真が採用されている。
    (追加:2019年6月10日)

 

Cracked Actor ( Live Los Angeles 74 ) : David Bowie

  • リリースは2017年
  1. Introduction
  2. 1984
  3. Rebel Rebel
  4. Moonage Dream
  5. Sweet Thing / Candidate / Sweet Thing ( Reprise )
  6. Changes
  7. Suffragette City
  8. Aladdine Sane
  9. All The Young Dudes
  10. Cracked Actor
  11. Rock 'n' Roll With Me
  1. Knock On Wood
  2. It's Gonna Be Me
  3. Space Oddity
  4. Diamond Dogs
  5. Big Brother
  6. Time
  7. The Jean Genie
  8. Rock 'n' Roll Suicide
  9. John, I'm Only Dancing ( Again )
  • David Bowie - vocals, guitar, harmonica
    Earl Slick - guitar
    Carlos Alomar - guitar
    Mike Garson - piano, Mellotron
    David Sanborn - alto sax, flute
    Pablo Rosario - conga
    Doug Pauch - bass
    Greg Enrico - drums
    Warren Peace, Gui Andrisano, Anthony Hinton, Luther Vandross, Ava Cherry, Diane Sumler and Robin Clark - Backing vocals

  • Recorded live at the UNIVERSAL AMPHTHEATRE , LOS ANGELES on 5th September, 1974

  • 7月に一旦ダイアモンド・ドッグ・ツアーを終了させた後、未完に終わったセッション 『 The Gouster 』 に着手、その後再び行われた2回目のダイアモンド・ドッグ・ツアーからの音源。
    『 David Live 』 以上に演奏のソウル度が高まっているのは、『 The Gouster 』 のレコーディングからの流れかもしれない。 ただ、同作収録予定だったが、 ” It's Gonna Be Me ” や ” John, I'm Only Dancing ( Again ) ” が秀逸なソウル・ナンバーとなっている一方、” Changes ” や ” Space Oddity ” での演奏の中途半端さが違和感を高めている。
    この後、ボウイは 『 Young Americans 』 として次作をまとめていくのだが、そこには ” It's Gonna Be Me ” や ” John, I'm Only Dancing ( Again ) ” は収録されていない。 過度なソウル指向を抑えた結果が、「プラスティック・ソウル」だとするならば、そのきっかけとなったのは、この2回目のダイアモンド・ドッグ・ツアーでの演奏なのかもしれない。
    (追加:2019年6月10日)

 

1977

The Idiot : Iggy Pop

  1. Sister Midnight
  2. Nightclubbing
  3. Funtime
  4. Baby
  5. China Girl
  1. Dum Dum Boys
  2. Tiny Girls
  3. Mass Production
  • Recorded by David Bowie

  • デヴィッド・ボウイが、制作に大々的に関与した作品。
    『 Low 』 と同時期、同プロダクションでありながら、音の肌触りは大きく異なっている。 それはシンセサイザーによる綺羅びやか且つ憂鬱な音色が存在しないこともあるが、『 Low 』 でのドタバタとしたファンク・ビートとは異なる粘っこいリズムによる所が大きい。
    この辺り、プロデューサーとしてこそクレジットされることがなかったイーノの存在の有無が影響しているように思える。 もしボウイがイーノ抜きで 『 Low 』 を制作していたら、同じとは言わないまでも本作品と音の傾向は似ていたはずである。 参加することで新たなアイディアを加えるだけではなく、音そのものを変えてしまう程のケミストリーが生じてしまう何かがこの時期のボウイとイーノの間に存在していたことを、図らずも本作品が証明している。
    (追加:2018年11月25日)

 

TV Eye 1977 Live : Iggy Pop

  • リリースは1978年
  1. TV eye
  2. Funtime
  3. Sixteen
  4. I Got a Right
  1. Lust for Life
  2. Dirt
  3. Nightclubbing
  4. I Wanna Be Your Dog
  • live-treated piano    David Bowie

  • 1977年から1978年のデヴィッド・ボウイの活動が量的にも質的にも充実していることを証明する作品。
    自身の 『 Low 』 と 『 "Heroes" 』、そしてイギー・ポップとの 『 The Idiot 』 と 『 Lust For Life 』 と、歴史的名作を次々とリリースした上に、イギー・ポップとはライヴまで行っている。 デヴィッド・ボウイが宇宙人であることを差し引いたとしても、この時期ボウイは地球上に複数名存在していたと私は睨んでいる。
    ボウイが参加している4曲は、『 The Idiot 』 リリース直後のライヴから収録したもので、同作のプロモーション活動にまで関与していることを示している。 当時のライヴの写真をみると、ボウイはキーボード奏者に徹し前面に出ていないようにしている。 ただそれは、その思わせぶりがまた話題になることを充分に承知した上でのボウイの策略であり、見事に成功している。
    (追加:2018年11月25日)

 

Lust For Life : Iggy Pop

  1. Lust for Life
  2. Sixteen
  3. Some Weird Sin
  4. The Passenger
  5. Tonight
  1. Success
  2. Turn Blue
  3. Neighborhood Threat
  4. Fall in Love with Me
  • Drums - Hunt Sales
    Bass - Tony Sales
    Guitars - Carlos Alomar, Ricky Gardner
    Piano - David Bowie
    Vocals - The Band

  • Produced by Bewlay Bros. for RCA Records / Recorded by David Bowie

  • 『 Trainspotting 』 の冒頭の映像が脳内再生されてしまう ” Lust for Life ” から始まるイギー・ポップの作品。
    前作 『 The Idiot 』 と同じく、ボウイのベルリン時期にレコーディングされているが、音の傾向はまた異なっている。 ジャスト感が無いというか、意図的にずらしているとしか思えないリズムをバックにしたギター・オリエンテッドな作品となっている。
    結局の所、一緒に曲を創ろうが、演奏しようが、レコーディングしようが、デヴィッド・ボウイっぽさが全く作品に反映しないのがイギー・ポップとの関係の面白いところである。 しかもそこに、イギー・ポップがボウイを拒否したところもなく、ボウイのプロデュース能力の欠如を感じさせることもなく、あぁこうなるよなぁ、としか思えないところが凄い。 後にボウイが、大ヒットすることが前提だった自己の作品にこの時期のイギー・ポップの楽曲を多く取り上げているが、そこにイギー・ポップさが全く感じられないところも、また面白い。
    (追加:2018年11月25日)

 

1980

Soldier : Iggy Pop

  1. Loco Mosquito
  2. Ambition
  3. Knocking 'Em Down ( In The City )
  4. Play It Safe [ co-writes ]
  5. Get Up And Get Out
  6. Mr. Dynamite
  1. Dog Food
  2. I Need More
  3. Take Care Of Me
  4. I'm A Conservative
  5. I Snub You
  • Personnel :
    Glen Matlock
    Ivan Kral
    Klaus Kruger
    Steve New
    Barry Andrews

  • イギー・ポップが、パンク〜初期 New Wave 系ミュージシャンと制作した作品。
    本作品の最大の良さは、バリー・アンドリューズが参加していることである。 本作品がレコーディングされたのは、アンドリューズが XTC を脱退してリーグ・オブ・ジェントルメンでロバート・フリップと活動を始める迄の期間と推測されるが、セッションとは思えない程の記名性の高い演奏を行っている。 メインの楽器はここでもシンセサイザーではなくオルガンで、ピコピコではなくヘコヘコと鳴る細かいパッセージと、歪みが無いロング・トーンは最高である。
    本作品でのデヴィッド・ボウイは ” Play It Safe ” の共作に留まっている。 演奏や制作に直接関わっている作品においてもイギー・ポップをたてること重きを置いているボウイだけに、共作曲からボウイらしさを確認することは困難である。
    (追加:2018年11月25日)

 

1986

Blah-Blah-Blah : Iggy Pop

  1. Real Wild Child ( Wild One )
  2. Baby, It Can't Fall
  3. Shades
  4. Fire Girl
  5. Isolation
  1. Cry For Love
  2. Blah-Blah-Blah
  3. Hideaway
  4. Winners And Losers
  • Produced And Mixed By David Bowie And David Richards

  • デヴィッド・ボウイがプロデュースを行い、そのボウイの 『 Never Let Me Down 』 がダメ作品になった戦犯として位置付けられているアーダル・キジルケイが殆どの楽器を演奏しているイギー・ポップの作品。
    商業的に久しぶりに成功した作品と言われているが、それはイギー・ポップのセールス尺度での話であって、ボウイのそれとは異なる次元の話である。 それだけにボウイが本作品に手応えを感じ、その後断続的にキジルケイを音楽パートナーとして重用してしまったのは残念である。
    このデジタル・シンセサイザーにデコレートされた音に興味は全く湧かないが、ことイギー・ポップのヴォーカルだけとってみれば他の作品と全く変わりはない。 これはボウイが制作に関与した他のイギー・ポップの作品と同じことで、ジャケットでケミカルウォッシュのジーンズを履いていることを除けば、イギー・ポップはの良さは損なわれていない。
    80年代の音触りだけを利用したイギー・ポップと、80年代台の音そのものに自らハマっていったボウイの違いが明確に提示されており、つくづく残念である。
    (追加:2018年11月25日)

 

1989

Tin Machine : Tin Machine

  1. Heaven's In Here
  2. Tin Machine
  3. Prisoner Of Love
  4. Crack City
  5. I Can't Read
  6. Under The God
  7. Amazing
  8. Working Class Hero
  9. Bus Stop
  10. Pretty Thing
  11. Video Crime
  12. Run
  13. Sacrifice Yourself
  14. Baby Can Dance
  • Tin Machine are :
    guitar / vocals : David Bowie
    lead guitar : Reeves Gabrels
    drums / vocals : Hunt Sales
    bass / vocals : Tony Sales

    many thanks to our good friend Kevin Armstrong for rhythm guitar and hammond b.3

  • デヴィッド・ボウイが結成したバンド、ティン・マシーンのファースト・アルバム。
    『 Let's Dance 』 から 『 Never Let Me Down 』 の流れを断ち切ろうとして更に失敗した作品、として位置づけられることが多い作品であるが、そこまで悪く言う必要は無い。
    ギター・オリエンテッドのミドル・テンポの楽曲には凡庸なところもあるが、” Under The God ”、” Bus Stop ”、” Pretty Thing ”、” Sacrifice Yourself ” といったハイ・テンポな楽曲は魅力ある内容である。
    突出した作品ではないが、期待度が高いアーティストの普通レベルの作品であり、決して悪い作品ではない。 個人的好みもあるとは思うが、ティン・マシーンの作品は良くないから聴かない、というフィルターは無くなっても良いと思う。
    (追加:2018年9月10日)

 

Maggie's Farm ( Live ) + Tin Machine : Tin Machine

  1. Tin Machine
  2. Maggie's Farm ( Live )
  3. I Can't Read ( Live )
  4. Bus Stop ( Live Country Version )
  5. The Interview
  • Track 1, taken from the album 'tin machine'
    Tracks 2,3 & 4 recorded live at la cigale, paris.

  • ティン・マシーンのライヴ入りシングル。
    残念ながら選曲が悪い。 バンドとしての名前をアピールするために ” Tin Machine ” を収録したのはわかるが、本曲こそライヴ・テイクにしてその盛り上がりを見せるべきだったと思う。 ライヴ3曲も、もっとアップ・テンポで盛り上がる曲にしておけば、ライヴに対する期待がもっと高まったはずである。
    (追加:2018年9月10日)

 

1990

Fame 90 : David Bowie

  1. Fame 90 ( with Queen Latifha )
  2. Fame 90 ( House Mix )
  3. Fame 90 ( Gass Mix )
  4. Fame 90 ( Hip Hop Mix )
  5. Fame 90 ( Absolutely Nothing Premeditated / Epic Mix )
  • ティン・マシーンとして活動中の1990年、ソロ楽曲との決別をとの決別を前提にデヴィッド・ボウイはソロ活動を行う。 Ryko からのCD再発に伴う大人の事情もあったのかもしれないが、本来ならばティン・マシーンとしての活動前に精算しておくべき活動には唐突感があった。 一方でティン・マシーンに対する期待倒れ感からか、好意的に受け止められたと記憶している。
    本作品は、『 Changesbowie 』 リリースに伴いリリースされたシングルで、同アルバムに収録されていた John Gass によるミックスの他、ハウスだヒップ・ホップだラップだと、当時やりそうなミックスが施された楽曲が収録されている。 ソロ楽曲との決別が前提だっただけに仕方がなかったのかもしれないが、もう少しボウイが作品制作に絡んで欲しかった。
    (追加:2018年9月10日)

 

Young Lions : Adrian Belew

Young Lions

  1. Young Lions
  2. Pretty Pink Rose
  3. Heartbeat
  4. Looking For A U.F.O.
  5. I Am What I Am
  6. Not Alone Anymore
  7. Men In Helicopters
  8. Small World
  9. Phone Call From The Moon
  10. Gunman
  • Instruments and vocals by Adrian Belew
    With David Bowie vocals on "Gunman" and duet on "Pretty Pink Rose"
    The voice of The Prophet Omega on "I Am What I Am"
    Van Kampen percussion ensemble on "Young Lions"
    Van Kampen is : Willem Van Kruysdijk, Mies Wilbrink, Dree Van Beeck and Ellen Gieles
    Mike Barnett string bass on "Phone Call From The Moon"

  • デヴィッド・ボウイの Sound + Vision Tour に Music Director 兼ギターリストとして参加した時期のエイドリアン・ブリューのソロ・アルバム。
    ボウイが参加している ” Pretty Pink Rose ” は、当時のボウイの楽曲の中でも突出して素晴らしい内容であり、ボウイの全キャリアにおいても名曲として挙げることができる。 このことは、代表曲のオンパレードだった Sound + Vision Tour において、本曲が選ばれたことからもよく分かる。
    『 Never Let Me Down 』 のピーター・フランプトンとも、ティン・マシーンのリーヴス・ゲイブレルスとも発生しえなかったケミストリーが、ブリューとの間では一瞬の内に発生したことが興味深いし、この後ボウイとブリューのコラボレーションが継続しなかったことも残念である。
    (追加:2018年9月10日)

 

1991

Tin Machine II : Tin Machine

  1. Baby Universal
  2. One Shot
  3. You Belong In Rock N' Roll
  4. If There Is Something
  5. Amlapura
  6. Betty Wrong
  7. You Can't Talk
  8. Stateside
  9. Shopping For Girls
  10. A Big Hurt
  11. Sorry
  12. Goodbye Mr. Ed
  • David Bowie : Lead & Backing Vocals, Rhythm Guitar, Piano & Saxophone
    Reeves Gabrels : Lead & Rhythm Guitars, Backing Vocals, Vibrators, Drano & Organ
    Hunt Sales : Drums, Percussion, Lead & Backing Vocals
    Tony Sales : Bass & Backing Vocals

    Tim Palmer : Additional Piano and Percussion
    Kevin Armstrong : Piano on " Shopping For Girls " ; Rhythm Guitar on " If There Is Something "

  • デヴィッド・ボウイのソロ活動を経てリリースされた、ティン・マシーンのセカンド&ラスト・スタジオ・アルバム。
    シングル・カットもされた冒頭の ” Baby Universal ” に惹かれ、ロキシー・ミュージックの ” If There Is Something ” で再度惹かれるが、そのまま失速してしまっている。 部分部分では盛り上がるところもあるのだが、楽曲自体の完成度が高いのは前述の2曲のみである。 そしてその部分部分で盛り上がるところも、所詮ギターがハード・ロック的展開をする所であり、デヴィッド・ボウイの凄さに盛り上がる訳ではない。
    普通レベルのファースト・アルバムを徒に悪くいう必要は無いと思うが、本作品は好きではない。
    (追加:2018年9月10日)

 

Sound + Vision Remix : David Bowie VS 808 State

  1. Sound + Vision    808 Giftmix
  2. Sound + Vision    808 'lectric Blue Remix Instrumental
  3. Sound + Vision    David Richards Remix
  4. Sound + Vision    Original Version
  • 808ステイトがリミックスした ” Sound + Vision ” を収録した作品。
    ” Sound + Vision ” が選曲された理由は、当時のデヴィッド・ボウイのツアーが Sound + Vision Tour と名付けられていた事に他ならないのだが、ズッタン・バッタンと鳴り響くドラムの音に弄り甲斐があったのだと思う。
    原型を留めない程のリミックスに陥っていないのは好感が持てるが、それでも最後にオリジナル・ヴァージョンが流れるとホッとしてしまう。
    (追加:2018年9月10日)

 

1992

Radio Session : Tin Machine

  1. Baby Universal
  2. Stateside
  3. If There Is Something
  4. Heaven's In Here
  • David Bowie : Lead & Backing Vocals, Rhythm Guitar
    Reeves Gabrels : Lead & Rhythm Guitar, Backing Vocals
    Hunt Sales : Drums, Lead & Backing Vocals
    Tony Sales : Bass & Backing Vocals

  • First Broadcast date : 13 August 1991

  • セカント・アルバム発売時期に BBC で放送されたスタジオ・ライヴ。
    本作品は、ボウイのソロ活動後のティン・マシーンが、プラスティック・ハード・ロックであることを証明してしまっている。 かつてのプラスティック・ソウルという表現には、一見自虐的な様でありながらジャンルとして確立してしまう程の完成度があったが、本作でのプラスティック・ハード・ロックには間借り感しか無い。 きれいに歪んだギターや、コントロールされた尽くしたフィードバックはスタジオ・ライヴならではのものだろうが、ハード・ロックが本来持つ荒さも粗さもない。 プロモーション活動として BBC での放送は有効だったのかもしれないが、本質的な弱さを露呈してしまう結果になってしまっている。
    (追加:2018年9月10日)

 

Tim Machine Live Oy Vey, Baby : Tin Machine

  1. If There Is Something    Recorded in Tokyo
  2. Amazing    Recording in Chicago
  3. I Can't Read    Recorded in Boston
  4. Stateside    Recorded in New York
  5. Under The God    Recorded in Sapporo
  6. Goodbye Mr. Ed    Recorded in Tokyo
  7. Heaven's In Here    Recorded in New York
  8. You Belong In Rock & Roll    Recorded in Chicago
  • Tin Machine is
    David Bowie    Vocals, Rhythm Guitar, Sax
    Reeves Gabrels    Lead Guitar, Vocals
    Tony Sales    Bass, Vocals
    Hunt Sales    Drums, Vocals
    with
    Eric Schermerhorn    Rhythm Guitar, Backing Vocals

  • ティン・マシーンのライヴ・アルバムであり、ラスト・アルバム。
    特定の1ヶ所でのライヴではなく、アメリカと日本でのライヴを集めたため、分断され流れが感じられない結果になっている。 何故このような編集を施したのかが良くわからない。 バンド、としての活動の集大成としてのライヴ・アルバムであるにもかかわらず、発掘音源集のような内容になってしまっていることが残念である。
    一部の楽曲のミックスにデヴィッド・ボウイの名前がクレジットされているものの、本作品に対するボウイの関与は限りなくゼロに近いはずである。 ソロ集大成ライヴを行った後のボウイに、ディン・マシーンに対する興味は殆ど無くなっていたと思われる。 そうでなければ、こんな雑な作品のリリースを許すはずなどない。 そう信じたい。
    (追加:2018年9月10日)

 

Songs From The Cool World

  1. Real Cool World : David Bowie
  2. Play With Me : Thompson Twins
  3. Disappointed : Electronic
  4. Papua New Guinea ( 7" Original ) : The Future Sound Of London
  5. N.W.O. : Ministry
  6. The Witch : The Cult
  7. Sex On Wheelz : My Life With The Thrill Kill Kult ( Glamour Dyke Mix )
  8. Ah-Ah ( Mix 1 ) : Moby
  9. Mindless : Mindless
  10. Next Is The E ( Long Arms Mix ) : Moby
  11. Do That Thang ( Polite Mix ) : Da Juice
  12. Her Sassy Kiss : My Life With The Thrill Kill Kult
  13. Greedy : Pure
  14. Under : Brian Eno
  15. Industry And Seduction : Tom Bailey
  • 実写とアニメを融合した映画のサントラに、ティン・マシーン後のデヴィッド・ボウイのソロ楽曲が収録されている。
    デジタルなビートに管楽器が被さる楽曲、そしてプロデューサーにナイル・ロジャースの名前がクレジットされていることから、翌1993年にリリースされる 『 Black Tie White Noise 』 と同時期のレコーディング、あるいはそのプリプロダクションと想像される。
    ティン・マシーン後ということで意図的に差異化を模索するのは当然だと思うが、潔い程にティン・マシーン的な要素が無い。 変化に躊躇が無いのはデヴィッド・ボウイらしいが、その変化後にまだまだ未消化な所が残る楽曲である。
    (追加:2018年9月10日)

 

Real Cool World : David Bowie

  1. 12"" Club Mix
  2. Cool Dub Thing #2
  1. Cool Dub Thing #1
  2. Cool Dub Overture
  • そして 『 Songs From The Cool World 』 に収録されていた ” Real Cool World ” の12インチ盤。 4つのリミックスが収録されている一方、オリジナル・テイクは含まれていない。
    『 Let's Dance 』 以降のシングルの別テイクにデヴィッド・ボウイが直接関与したことは殆ど無い。 デヴィッド・ボウイ自身に、そうした行為に対する興味が殆どなかった事によるものだと思うが、本作もその例外ではない。
    ただ、シングル曲のリミックスよりも 『 Black Tie White Noise 』 の制作に集中して取り組んでいたことが、同作の成功に繋がったのだと思う。
    (追加:2018年9月10日)

 

1993

The Buddha of Suburbia : David Bowie

  1. Buddha Of Suburbia
  2. Sex And The Church
  3. South Horizon
  4. The Mysteries
  5. Bleed Like A Craze, Dad
  6. Strangers When We Meet
  7. Dead Against It
  8. Untitled No.1
  9. Ian Fish, U.K. Heir
  10. Buddha Of Suburbia ( featuring Lenny Kravitz on guitar )
  • David Bowie : Vocals, Keyboard, Synths, Guitar, Alto & Baritone Sax, Keyboard Percussion
    Erdal Kizilcay : Keyboards, Trumpet, Bass, Guitar, Live Drum, Percussion
    David Richards : Engineering, Programming

    Bleeds Like a Craze, Dad    Drums, bass, guitar - 3D Echo, Piano - Mike Garson
    South Horizon    Piano - Mike Garson

  • 復活作 『 Black Tie White Noise 』 と同年に発表されたデヴィッド・ボウイの作品で、その扱いリリース時もリリース後も低かった。
    リリース時は、BBCのドラマのサウンド・トラックという位置づけからオリジナル・アルバムから一段低く扱われ、リリース後も 『 Never Let Me Down 』 がダメ作品と位置づけられてしまった戦犯のアーダル・キジルケイが演奏に大きく関与しているということで無視されることが多かった。
    しかし今では、秀逸なメロディとアレンジが施された楽曲が多く収録されている名作として語られることが多い。 実際私も、そう思う。 そして本作品にイーノが強い関心を持ったことが、次作 『 1. Outside 』 をイーノがプロデュースすることに繋がったことを踏まえると、色々な面で本作品の位置づけは重い。
    (追加:2019年3月25日)

 

The Buddha of Suburbia : David Bowie

  1. Buddha Of Suburbia ( featuring Lenny Kravitz on guitar )
  2. Dead Against It
  • 『 The Buddha Of Suburbia 』 からのタイトル曲のシングル・カット。
    1993年というのはレニー・クラヴィッツが 『 Mama Said 』 に続く 『 Are You Gonna Go My Way 』 をリリースした年であり、そしてクラヴィッツがクラッシク・ロック復権の象徴としてもてはやされた頃であり、セールスのために起用したのも判らないでもない。
    ただアルバム 『 The Buddha Of Suburbia 』 の中で、本曲は必ずしも名曲ではなく、もっと他にも選ぶ曲はあったはずである。 カップリングに ” Dead Against It ” が選ばれたがせめてもの救いであったが、この辺りがままならなかったのが、当時のデヴィッド・ボウイの置かれた状況なのかもしれない。
    (追加:2019年3月25日)

 

1995

1. Outside : David Bowie

Outside

  1. Leon Takes Us Outside
  2. Outside
  3. The Hearts Filthy Lesson
  4. A Small Plot of Land
  5. segue - Baby Grace ( a horrid cassette )
  6. Hallo Spaceboy
  7. The Motel
  8. I Have Not Been To Oxford Tower
  9. No Control
  10. segue - Algeria Touchshriek
  11. The Voyeur of Utter Destruction ( As Beauty )
  12. segue - Ramona A. Stone / I Am With Name
  13. Wishful Beginnings
  14. We Prick You
  15. segue - Nathan Adler
  16. I'm Deranged
  17. Thru' These Architects Eyes
  18. segue - Nathan Adler
  19. Strangers When We Meet
  • Produced by Davie Bowie & Brian Eno

  • Musicians:
    David Bowie - Vocals, Saxophone, Guitar & Keyboards
    Brian Eno - Synthesizers, Treatments & Strategies
    Reeves Gabrels - Guitar
    Erdal Kizilcay - Bass & Keyboards
    Mike Garson - Grand Piano
    Sterling Campbell - Drums
    Carlos Alomar - Rhythm Guitar
    Joey Baron - Drums
    Yossi Fine - Bass
    Tom Frish - Additional Guitar on "Strangers When We Meet"
    Kevin Armstrong - Additional Guitar on "Thru' These Architects Eyes"
    Byrony, Lola, Josey & Ruby Edwards - Backing Vocals on "The Hearts Filthy Lesson" and "I Am With Name"

  • 『 The Buddha Of Suburbia 』 をオリジナル・アルバムとして認識される前の段階において、『 Black Tie White Noise 』 に続くオリジナル・アルバムとして位置づけられた作品。
    本作品リリース時の期待は高かった。 テーマが猟奇殺人、パート2以降のリリースの示唆、ナイン・インチ・ネイルズとのツアー、そしてイーノとの1979年の 『 Lodger 』 以来の共演とくれば、我らのデヴィッド・ボウイが戻ってきたと盛り上がるのは当たり前であった。
    ただ本作には、シングル・カットされた ” The Hearts Filthy Lesson ”、” The Hearts Filthy Lesson ”(『 The Buddha Of Suburbia 』 からの再レコーディング)、” Hello Spaceboy ” 以外に魅力的な楽曲が無いという残念な問題点があった。
    この3曲が突出しているだけにそれだけで充分な所もあるのだが、コンセプトありき、に縛られることなく曲の良さだけでアルバムをまとめる所に行き着くまでに、ボウイはもう暫く模索を続けることになる。
    (追加:2019年3月25日)

 

The Hearts Filthy Lesson : David Bowie

  1. The Hearts Filthy Lesson *Radio Edit
  2. I Am With Name *+Album Version
  3. The Hearts Filthy Lesson **Bowie Mix
  4. The Hearts Filthy Lesson ***Alt. Mix
  • 『 1. Outside 』 からのファースト・シングル。
    シングル・カットされた3曲以外の同作収録曲はほぼ変わらないとはいえ、” I Am With Name ” をカップリングしたのには流石に無理があったと思う。
    収録された ” The Hearts Filthy Lesson ” の3ヴァージョンの内、オドロオドロしさを強調しましたよと言わんばかりのトレント・レズナーによる Alt.Mix には余り惹かれないが、ボウイ自身の関与は疑わしいものの Bowie Mix. でのピアノ音が強調された所が個人的には一番好みである。
    (追加:2019年3月25日)

 

Strangers When We Meet : David Bowie

  1. Strangers When We Meet ( Edit )
  2. The Man Who Sold The World ( Live Version )
  3. Strangers When We Meet ( "Outside" Version )
  4. Get Real
  •  『 1. Outside 』 からのシングルの中で、最もお得度が高いのが本作である。
    前作 『 The Buddha Of Suburbia 』 から再録された ” Strangers When We Meet ” の短縮ヴァージョンとオリジナル・ヴァージョンの収録に加え、" The Man Who Sold The World " のライヴ・ヴァージョンと、日本盤 『 1. Outside 』 に収録された ” Get Real ” と が収録されている。
    " The Man Who Sold The World " は、ミックスにイーノがクレジットされており、ライヴ感どころか原曲のイメージもほとんど残っていない。 そして ” Get Real ” は、イーノと共作したポップな楽曲で、出来上がってみたら 『 1. Outside 』 の雰囲気に合わなかったことが、アルバムから外された理由と思われる。 良い曲なだけに、この辺りにコンセプト・アルバム制作の難しさが現れている。
    (追加:2019年3月25日)

 

1996

Hallo Spaceboy : David Bowie

  1. Hallo Spaceboy ( Remix )
  2. Under Pressure ( Live Version )
  3. Moonage Daydream ( Live Version )
  4. The Hearts Filthy Lesson ( LP Version )
  • ペット・ショップ・ボーイズがリミックスに留まらずプロデュースまでおこなった ” Hallo Spaceboy ” を収録したシングル。
    ヴォーカルに泣きの裏メロが絡む所は格好良いと思うが、個人的に 『 1. Outside 』 に収録されたオリジナルのテイクでの焦燥感あるアレンジの方が好みである。 オリジナルのテイクも、本シングルに収録しておいて欲しかった。
    ” Under Pressure ” と ” Moonage Daydream ” は、1995年のライヴから収録されている。 前シングル 『 Strangers When We Meet 』 での ” The Man Who Sold The World ” と異なりイーノは関与しておらず、純粋なライヴ・テイクとなっている。
    (追加:2019年3月25日)

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