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The Cheerful Insanity Of Giles, Giles & Fripp : Giles, Giles & Fripp  -1968-

The Saga Of Rodney Toady / ロドニー・トーディ物語 ( Fripp )

  1. North Meadow ( Peter A ) / 北国の草原 Newly-Weds ( Peter A ) / 新婚さん
  2. One In A Million ( Michael R ) / どこにもいる男
  3. Call Tomorrow ( Peter A ) / コール・トゥモロウ
  4. Digging My Lawn ( Peter A ) / ディギング・マイ・ローン
  5. Little Children ( Fripp ) / リトル・チルドレン
  6. The Crukster ( Michael R ) / クラクスター
  7. Thursday Morning ( Michael R ) / 木曜日の朝
Just George / ジャスト・ジョージ ( Michael R )
  1. How Do They Know ( Michael R ) / ハウ・ドゥ・ゼイ・ノウ
  2. Elephant Song ( Michael R ) / 象の歌
  3. The Sun Is Shining ( Michael R ) / 陽は輝いていても
  4. Suite No.1 ( Fripp ) / 組曲1番
  5. Erudite Eyes ( Fripp ) / エリュダイト・アイズ
bonus tracks
  1. She Is Loaded ( Peter A ) / シー・イズ・ローディド
  2. Under The Sky ( Fripp ) / アンダー・ザ・スカイ
  3. One In A Million - Mono Single Version ( Michael R ) / どこにもいる男(モノ・シングル・ヴァージョン)
  4. Newly-Weds - Single Version ( Peter A ) / 新婚さん(モノ・シングル・ヴァージョン)
  5. Thursday Morning - Mono Single Version ( Michael R ) / 木曜の朝(モノ・シングル・ヴァージョン)
  6. Thursday Morning - Stereo Single Version ( Michael R ) / 木曜の朝(ステレオ・シングル・ヴァージョン)

Produced by Wayne Bickerton

クリムゾンの前身バンドである、ジャイルズ・ジャイルズ&フリップの唯一のアルバム。 1968年6月28日に発表したシングル ” One In A Million / Newly - Weds ” についで、9月13日に発表されている。 本アルバムがリリースされた時には、イアン・マクドナルドとジュディ・ダイブルが既に加入しており、さらにセカンド・シングル ” Thursday Morning / Elephant Song ” を10月11日にリリースした後、ジュディ・ダイブルの脱退、ピーター・ジャイルズの解雇、ピート・シンフィールドの参加、グレッグ・レイクの加入により、キング・クリムゾンとしての歩みを始めることになる。

様々な解釈がなされる本アルバムだが、妥当なところとしては 「 たいしたこと無い作品 」 といったところであろう。 クリムゾンが無ければ、断続的ながらも再発されることはなかったはずである。
それでもいくつかピックアップすると以下の通りとなる。
” North Meadow ” と ” The Crukster ” ではフリップのギター・ソロが続く。 クリムゾン以降の歪んだトーンではないが、ジャズっぽい早いソロである。
” Elephant Song ” は管楽器による重いリフで曲が始まり一瞬期待が高まるが、でもそれで終わったしまう。
” Suite No.1 ” は、ただひたすらフリップのギターだけの曲。 もう少しシーケンシャルなフレーズになると、リーグ・オブ・ジェントルメンでのギターのようになる。
” Erudite Eyes ” では、ギターの音を色々と変え、多少歪んだ音も聞こえる。 よく言えば 『 Islands 』 でのギターに近いのかもしれない。
” She Is Loaded ” と ” Under The Sky ” はクリムゾンへの移行前頃と思われるアウトテイク。特に ” Under The Sky ” ではマクドナルド色が強い。
” Newly-Weds ” のシングル・バージョンには曲の前後にフリップのギターが付加されている。
” Thursday Morning ” のシングル・バージョンには、マクドナルドのクラリネットとヴォーカルが付加されている。
(追加:1995年10月25日)
(更新:2001年8月10日)