King Crimson Data Base
    ProjeKct Two

Physical Discs

Space Groove : ProjeKct Two

Space Groove
  • 1998年

Volume One : Space Groove

  1. Space Groove II / スペース・グルーヴ II
  2. Space Groove III / スペース・グルーヴ II
  3. Space Groove I / スペース・グルーヴ I

Volume Two : Vector Patrol

The Planet Zarg Quartet

  1. Happy Hour On Planet Zarg / 惑星ザーグの割引タイム
  2. Is There Life On Zarg? / ザーグに生命体は存在するか?
  3. Low Life In Sector Q-3 / Q−3地区の下等生物
  4. Sector Shift / セクター・シフト
  5. Laura In Space / 宇宙のローラ
  6. Sector Drift / セクター・ドリフト
  7. Sector Patrol / セクター・パトロール

Lost In Space

  1. In Space There Is No North, There Is No South, There Is No East, There Is No West / 宇宙に東西南北は存在しない
  2. Vector Patrol / ベクター・パトロール
  3. Deserts Of Arcadia ( North ) / アーケイディア(北)
  4. Deserts Of Arcadia ( South ) / アーケイディア(南)
  5. Snake Drummers Of Sector Q-3 / Q−3地区のスネーク・ドラマー
  6. Escape From Sagittarius A / サジタリウスAからの脱出
  7. Return To Station B / ステーションBへの帰還
  • Adrian Belew : V Drums
    Robert Fripp : Guitar
    Trey Gunn : Touch Guitar, Guitar Synth
  • ブリューの説明によると、彼が自身のスタジオにVドラムをセッティング(1997年11月19日)した直後から始まった3日間の演奏をそのままレコーディングしたもの。 なぜVドラムを導入する初日に偶然3人が揃っていたかとか、そういうことを考えてはいけない。
    演奏自体はインプロというよりも、セッションそのままで、2CDを連続して聴いていると確実に飽きる。
    本作品は、一連のプロジェクトの中で唯一のスタジオ・レコーディング作品であり、かつ日本以外では唯一単独作品としてもリリースされている。スタートレックをパロったブリューによるレコーディング日誌が添付されているが、パロディとしても日誌としても中途半端で面白くない。
  1. ” Space Groove II ” は、Vドラムとタッチ・ギターのカッティングとストリングス音をバックに、20分弱にわたりフリップがギターを弾きまくる(だけの)曲。
    前半はタッチ・ギターのカッティングをバックに歪んだロング・トーン中心のソロを、後半はストリングス音をバックに(エレピに近い)ピアノ音によるソロ、ラスト少しはギター・シンセのプリセット音のような中途半端な音のソロ、と盛り上がることなく終了。
  2. ” Space Groove III ” は、シンセ音と深いエコーのかかった歪んだギターとグラスの割れるようなギミック音が重なる曲。 誰がどのパートを出しているかなどとあまり考える気にもならない。
  3. ” Space Groove I ” は、Vドラムが若干重めになったものの、” Space Groove II ” と同じく、フリップのギターソロが延々と続く曲。 歪んだギター・ソロから、ピアノ音を中心としたシンセ音、後半はまた歪んだギターを中心にしたソロと、17分超続く。
  1. ” Happy Hour On Planet Zarg ” は、ストリングス系の音、エコーのかかった歪みのないギターが絡む。
  2. ” Is There Life On Zarg? ” は、ガンが「いかにもベース」という音を出し、その上にギター・シンセが絡むだけ。
  3. ” Low Life In Sector Q-3 ” は、セッション・アルバムである本アルバムの中でも、特に「音合わせ」そのままの曲。
  4. ” Sector Shift ” は、ガムラン風のドラムにストリングス系の音、装飾音が絡む、ディシプリン・クリムゾンのボツ曲のよう。
  5. ” Laura In Space ” は、前曲とシームレスというより、同一曲を2つにわけてみました、といった感じ。 注意していてもいなくても、曲が変わったタイミングは確実に聞き逃していまう。
  6. ” Sector Drift ” もまた前曲との切れ目が全くわからない。ただ、管楽器系の音、ボコーダー風のシンセが絡まってくるところが異なる。
  7. ” Sector Patrol ” は、前曲にしっかりとしたVドラムのループが重なるとともに、タッチ・ギターやいかにもシンセといった(多少下品な)ギターが絡む。
  8. ” In Space There Is No North, There Is No South, There Is No East, There Is No West ” は、静動静動と4つのパートからなる曲。 1回目の動のパート以外面白いところはない。
  9. ” Vector Patrol ” は、途中3秒ほどのブレイクを挟み、Vドラムのループとタッチ・ギターのカッティングに、様々な音のギター・シンセのソロが被さる。
  10. ” Deserts Of Arcadia ( North ) ”   では、重めのVドラムスにストリングス系の音が被さった後、歪んだギターによるソロ、エレピのような音のソロ、歪んだギター管楽器系の音のソロ、そして再びエレピのような音のソロと、約9分にわたる曲。
  11. ” Deserts Of Arcadia ( South ) ” は、遠くの方で3人が演奏しているような、ムードの演出だけのつまらない曲。
  12. ” Snake Drummers Of Sector Q-3 ” は、Vドラムによる小曲。
  13. ” Escape From Sagittarius A ” は、早めのリズムに激しいギター・ソロが絡むパート、ストリングス音中心のパート、ピアノ音のパートと、ロングトーン中心のギター・ソロのパート、管楽器系の音やエレピ音によるパートと、11分弱続く。
  14. ” Return To Station B ” では、ゆったりとしたリズムの上を、歪んだギター・ソロが遠くでなっているようにミックスされた、中途半端な曲。

 

Live Groove : ProjeKct Two

ライヴ・グルーヴ
  • リリースは1999年
  1. Sus-tayn-Z / サス-テイン-ズ
  2. Heavy ConstruKction / ヘヴィ・コンストラクション
  3. The Deception of the Thrush / ザ・ディセプション・オブ・ザ・スラッシュ
  4. X-chayn-jiZ / エクス-チェイン-ジズ
  5. Light ConstruKction / ライト・コンストラクション
  6. Vector Shift To Planet Detroit / 惑星デトロイトへのベクトル変換
  7. Contrary ConstruKction / コントラリー・コンストラクション
  8. Live Groove / ライヴ・グルーヴ
  9. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 惑星ブリュービロイドへのベクトル変換
  10. 21st Century Schizoid Man / 21世紀のスキッツォイド・マン
  • Adrian Belew    V-Drums
    Robert Fripp    Guitar
    Trey Gunn    Touch Guitar, Talker
  • 1998年の2月から7月にかけて、プロジェクト2は北米、日本、イギリスで断続的にコンサートを行う。 本作品はそのコンサートから収録、そのマテリアルを(多分)編集した作品である。
    先ず驚くのは、『 Space Groove 』 との圧倒的なまでの迫力の差。 セッションをそのまま収録したような 『 Space Groove 』 と比較する事自体が間違っているのかもしれないが、とても同じバンドの演奏とは思えないほどである。 
    また、後のプロジェクト、そして y2King Crimson の曲、フレーズが演奏されていることにも驚かされる。 悪い見方をすれば、フリップ(とメンバー)の作曲能力の欠如をあらためて実証しているだけなのかもしれないが、「次世代クリムゾンの調査・開発部門」としての役割をプロジェクト2が見事に果たしていることがわかる。 そしてそれとともにインプロ主体と考えられていたプロジェクト2の楽曲に、「作曲された曲」が含まれていたことがわかる。
    添付されたガンの日記は、やはり面白いものではないが、ツアー中の内容を書き留めているだけに資料性は高い。
  1. ” Sus-tayn-Z ” は、3分超のフリップとガンのデュエットの後、Vドラムスが入ってくるとともに歪んだロングトーン中心のギター・ソロとタッチ・ギターが絡む。 前作と曲のフォーマットこそ変わるところはないものの、ライヴだから、という点を差し引いても演奏は激しく格好良い。
  2. ” Heavy ConstruKction ” は、先ず最初のフリップとガンのユニゾン・パートに圧倒される。 その後2人のカッティングが絡むパート、ソロがフリーに絡むパートと続き、最後にまたユニゾン・パートに戻る。 前曲にもまさる緊迫した演奏を堪能することができる。
  3. ” The Deception of the Thrush ” は、ProjeKct Three、Four、y2King Crimson と演奏者のフォーマットを変えながらも演奏された曲。 マステロットのパワー・プレイが無いため、曲の骨格がわかりにくいところもあるが、反面フリップとガンのソロを楽しむことができる。
  4. ” X-chayn-jiZ ” は、” THRAK ” のインプロ・パートのような曲。 フリップのギターはピアノ音中心で、Double Trio Crimson 時代にブリューが多用したことを再現されても、今更なぁという感は否めない。
  5. ” Light ConstruKction ” は、ProjeKct Four でも再演された後、y2King Crimson の ” The ConstruKction of Light ” でも使われたフレーズが、ピアノ音でのソロを挟み曲の最初と最後に演奏される。
  6. ” Vector Shift To Planet Detroit ” は、地味なループをバックに、ガンとフリップがフリーキーに弾きまくるだけの曲。
  7. ” Contrary ConstruKction ” は、細かく忙しないVドラムに、ガンとフリップの抑揚のないロング・トーンが絡んでくる。 地味目の前曲から連続することにより、多少高揚感が喚起される。
  8. ” Live Groove ”では、ガンが前半はカッティング中心の演奏、中間部はストリングス音の演奏、最後は再びカッティングs中心の演奏をするなか、フリップが終始ひたすら弾きまくる。
  9. ” Vector Shift To Planet Belewbeloid ” は、サウンドスケイプ風の音から、Vドラムのソロと続く短い曲。 Vドラムでのフレーズは、ディシプリン・クリムゾン時代のステージ上でのブリューとブルーフォードのツイン・パーカッション時に似ている。
  10. ” 21st Century Schizoid Man ” は、まぁこんな程度のものでしょう、と以上の感慨を抱くことを拒否する演奏。 来日公演時には ” VROOOM ” のイントロを奏でていたが、ここでは中間部のみ演奏。
    無音状態が続いた後、ライヴ時の撮影行為によりフリップが演奏を中断、ステージから退いた後の観客の反応、そして演奏の再開が収録されている。

 

Live In Northampton : ProjeKct Two

COLLECTORS’ KING CRIMSON [BOX6] ProjeKct
  • リリースは2001年
  1. Vector Shift / ベクトル転換
  2. X-chayn-jiZ / エクス-チェイン-ジズ
  3. Vector Shift / ベクトル転換
  4. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 惑星ブリュービロイドへのベクトル転換
  5. Light ConstruKction / ライト・コンストラクション
  6. Heavy ConstruKction / ヘヴィ・コンストラクション
  7. The Deception of the Thrush / ザ・ディセプション・オブ・ザ・スラッシュ
  8. Sus-tayn-Z / サス-テイン-ズ
  9. Vector Shift / ベクトル転換
  10. Contrary ConstruKction / コントラリー・コンストラクション
  • Adrian Belew    V-drums
    Robert Fripp    guitar
    Trey Gunn    touch guitar, talker
  • July 1,1998
  • Produced by David Singleton and Alex Mundy on behalf of King Crimson & the King Crimson Collectors' Club
  • King Crimson Collectors' Club の第17弾としてリリースされた本作品は、1998年7月1日のメイン州ノーザンプトンのパール・ストリート・クラブでのライヴを収録したもの。 一般販売された 『 Live Groove 』 は複数会場からのセレクトであったが、本作品はプロジェクト2としての最後に近い段階での単一ライヴを収録している。
    インプロ主体と考えられていたプロジェクト2だが、実際には作曲された曲が多く、インプロは前後の同一パートに挟まれて演奏されることが多くあまり代わり映えはしない。 また、いくつかのフレーズが、後の y2King Crimson の楽曲で完成系として提示されており、種明かしが済んだ今となっては中途半端な印象が強い。 『 Live Groove 』 との重複曲が多く、本作品のリリースについては疑問が残る。
    まぁ、それ故に King Crimson Collectors' Club としてリリースしたのだと言われればそれまでなのだが。
    日本では、『 The Collectors' King Crimson Volume 6 』 の1作品としてリリースされいる。 オリジナルと収録曲に違いは無い。
  1. 3回登場してくる ” Vector Shift ” は間奏曲のようなもの。
    ここではギター・シンセの音合わせのようなパートの後、Vドラムスのカウントからロング・トーンを中心とした長めのギター・ソロ、ストリングス音によるソロ、ピアノ音によるソロ、と続く。
  2. ” X-chayn-jiZ ” は、やはりつまらない。 Double Trio Crimson 時代に ” THRAK ” でやり尽くされたことを、プロジェクト2のフォーマットで再現しただけのこと。 特にピアノ音のソロが空しい。
  3. 2度目の ” Vector Shift ” は、ストリングス音の後、木琴のような音が鳴っておしまい。
  4. ” Vector Shift To Planet Belewbeloid ” Vドラムによる短いソロ。
  5. ” Light ConstruKction ” は、ProjeKct Four での再演後、” The ConstruKction of Light ” でも使われたフレーズが、曲の最初と最後に演奏される。 途中のパートは平凡なギター・ソロとピアノ音のソロ。
  6. ” Heavy ConstruKction ” は、やはりプロジェクト2のベストだと思う。 途中のフリーのパートも格好良いが、何よりも曲の前後のユニゾン・パートの緊張感の高さに圧倒される。
    内容こそ全く異なるもののフリーのパートの前後を同じフレーズで固めるパターンは ” Light ConstruKction ” と同じで、連続するとその違いが明確になりおもしろい。
  7. ” The Deception of the Thrush ” は、さすがにマンネリをこえて面白みが全く無くなっている。 本作品の存在意義が疑問視される象徴が、本曲の収録だと思う。
  8. ” Sus-tayn-Z ” は、フリップのギターとガンのタッチ・ギターの絡みを中心にした曲。 ロング・トーンを中心とした絡みはやはり格好良いが、こういう曲のバックでタイコを叩くブリューの気持ちは、どういうものなのだろうか。
  9. 3回目の ” Vector Shift ” は、終始音合わせのような曲。 1分半を過ぎたところでブリューが一定のリズムを刻み始めるもののフリップもガンも投げやりな演奏。
  10. ” Contrary ConstruKction ” は、細かく忙しないVドラムとフリップとガンの抑揚のないロング・トーンの絡みを前後に、フリップとガンがフリーキーに弾きまくる。
    (追加:2002年8月10日)

   

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