King Crimson Data Base
    ProjeKct One

Physical Discs

Live at the Jazz Cafe : ProjeKct One

  1. 4 i 1
  2. 4 ii 2
  3. 1 ii 2
  4. 4 ii 4
  5. 2 ii 3
  6. 3 i 2
  7. 3 ii 2
  8. 2 ii 4
  9. 4 i 3
  • リリースは1999年
  • Tony Levin    bass, Stick, Synth
    Trey Gunn    touch guitar
    Bill Bruford    drums and percussion
    Robert Fripp    guitar
  • クリムゾンのサブ・グループとして最初に企画されたにも拘わらず、活動開始もアルバムのリリースもプロジェクト2に先を越されたプロジェクト1は、ブルーフォードが参加する唯一のプロジェクトであると同時に、Vドラムが使用されていない唯一のプロジェクトである。 本作品は、1997年12月1日から4日まで計8回(1日2回)、ロンドンのジャズ・カフェで行われたライヴから収録したものである。 
    他のプロジェクトと比べて、プロジェクト1の音が y2King Crimson との関連性が一番低いことからも、Vドラムの導入以前にブルーフォードの参加/不参加が、クリムゾンに(そしてフリップに)大きく影響を与えることを改めて認識することができる。 もはや芸の領域に入ったと言っても過言ではないブルーフォード&レヴィンのコンビネーションに、フリップの手癖そのままのギターが絡んでくるところは確かに興奮する。 が、やはりワン・パターンであることは否めない。
    曲のタイトルは、例えば ” 4 i 1 ” ならば、「4日めの1回目の1曲目」を表す。 安易と言うかフリップのタイトリング能力の一貫した欠如を端的にあらわしている。
  1. ” 4 i 1 ” は、イントロのストリングス音の後の切り込んでくるようなギターが凄まじく格好良い。 その後タッチ・ギターのカッティングをバックに弾きまくるところは多少中弛みしているものの、イントロ後のギター、ここは本当に格好良い。
    ブルーフォードのドラムは後半以降好き勝手に叩きまくり、フリップのギター以上に目立っている。
  2. ” 4 ii 2 ” は、” Neal And Jack And Me ” をさらに複雑にしたようなのリズム・パターンの上をフリップが弾きまくる曲。 本当にインプロであるとは思えないほどの、ブルーフォード&レヴィンの見事なコンビネーション。
  3. ” 1 ii 2 ” は、弦楽器群の3重奏から始まり、ブルーフォードが入ってきた後は緩やかなギター・ソロが続き、最後にシンセ音によるソロで終わる。
  4. ” 4 ii 4 ” は、単純なようで少しずつずれていくブルーフォード&レヴィンによるフレーズの上を、フリップとガンが最初はストリングス系の音を被せ、その後フリップは管楽器系音のギター・ソロを、ガンはカッティングを被せる。
  5. ” 2 ii 3 ” は、フリップのサウンドスケイプをバックにガンのタッチ・ギター(多分)のソロがひたすら続く曲。
  6. ” 3 i 2 ” は、おとなしめのパーカッションとフリップによるストリングス音に、スティックとタッチ・ギターが絡んでいく。 ブルーフォードのドラムが細かく激しくなるに従い、レヴィンはリズム中心に、ガンはメロ主体の演奏に移行していく。 フリップはひたすらストリングス音を弾きまくる。
  7. ” 3 ii 2 ” は、歪んだベース&ドラムの変拍子に、ガンとフリップのロング・トーンを多用したソロ二重奏が重なった後、ラスト1分半は4人が弾きまくり叩きまくりのテンションの高い演奏が続く。
  8. ” 2 ii 4 ” では、細かくも思いドラム&ベースの上を、タッチ・ギターのカッティング、フリップのソロが絡む。 曲構成自体は単純で意外にあっさりと終わる。
  9. ” 4 i 3 ” は、いたずらにフリップやガンによるストリングス音やソロの垂れ流しに終わるに逃げることなく、リフ/カッティングが中心となる曲構成。 重くヘヴィなリフ/カッティングは、プロジェクト1の楽曲の中で唯一 y2King Crimson に通ずるところがある。

 

Jazz Cafe Suite : ProjeKct One

  • リリースは2003年
  1. Suite One / スイート・ワン
  2. Suite Two / スイート・トゥー
  3. Suite Three / スイート・スリー
  • Robert Fripp - guitar
    Trey Gunn - Warr guitar
    Tony Levin - bass guitar, Stick, synth
    Bill Bruford - drums and percussion
  • December 1-4, 1997
  • King Crimson Collectors' Club の第22弾としてリリースされた本作品は、プロジェクト1の4日間(だけ)のライヴから編集したもの。 一般販売された 『 Live at the Jazz Club 』 もスタジオでのミキシングで手を加えられていたが、本作品は更に多くの編集がなされている。 収録された3曲とも、ライヴにおける複数の曲を編集したものと想像できる。
    1曲あたりの編集が長時間に及んでいるため、 『 Live at the Jazz Club 』 と比べとらえどころがなく、敷居の高い作品となってしまっていることは否めない。 とはいえ、音源の元となったインプロの出来が良かったことが幸いしてか、随所に緊張感溢れる演奏が収められている。
    また、ブルーフォードが2曲目と3曲目のミックスにクレジットされていることが嬉しい。 フリップとの関係には未だ複雑なしこりが残っているのだろうが、DGMとの関係を保っていることにほっとした。
    ジャケットのフリップのアホ面は、クリムゾン関連作品のジャケットの中でも秀逸な出来だと思う。
  1. ” Suite One ” は、30分にも及ぶ。
    低音のドローンを中心としたパートから、シンセと女声が絡むパート
    →ブルーフォードとレヴィンのリフをバックに、ギターと Warr Guitar が絡むパート
    →ブルーフォードとレヴィンのリフが更に忙しくなり、ギター音よりシンセ風の音が中心となって突如ブレイク
    →ギターと Warr Guitar がロング・トーンを中心に演奏、そこにリズム隊がゆっくりと絡んでくるパート
     徐々にギターとドラムの音が大きく、目立つようになっていく
    →レヴィンが細かいリフを弾き始め、ブルーフォードがそれに呼応。 さらにシンセ音とギターが絡む
    →ブレイクした後、レヴィンとブルーフォードが前パートと異なるリズムで演奏を始め、同じくシンセ音とギターが絡む
  2. ” Suite Two ” も15分に及ぶ演奏。
    ストリングス系の音とベースの演奏に、ブルーフォードがシンバルを中心に絡んでくるパート
    →更にシンセ音のギターが絡むにつれて、ブルーフォードのドラムが激しくなり、いったんブレイク
    →きらびやかなシンセ音に、ストリングス系の音が絡むパート
    →緩やかなリズムをバックに、フリップが弾きまくるパート
    →徐々にブルーフォードのドラムが激しくなり、シンセも絡んでくる
    →ストリングス系のシンセ中心の演奏の後、レヴィンのベース・ソロ
    →フリップとガンが絡みあうパート。 ソロにカッティング、ギターにストリングス音にピアノ音と何でもありの状態
  3. ” Suite Three ” だけちょっと短めで6分台の曲
    シンセによる音のお遊びのパート
    →ストリングス音をバックに、ブルーフォードとレヴィンのリズムの絡みを堪能するパート
    →ストリングス音が鳴りやみ、リズム隊にシンセ音でフリップとガンが絡んでくるパート

  (追加:2003年9月10日)
 (更新:2004年11月25日)

 

DGM Live Library

1997/12/ 1    Jazz Cafe, London, England

  1. 1 i 1
  2. 1 i 2
  3. 1 i 3
  4. 1 i 4
  5. 1 i 5
  6. 1 i 6
  1. 1 ii 1
  2. 1 ii 2
  3. 1 ii 3
  4. 1 ii 4
  5. 1 ii 5
  6. 1 ii 6
  7. 1 ii 7
  • ベスト選曲で一般販売をした 『 Live at the Jazz Cafe 』、ライヴ音源を編集してKCCCからリリースした 『 Jazz Cafe Suite 』 を経て、ProjeKct One の全4日8公演全てがついにというか、やっぱりというか、DGM Live からリリースされている。
    本作品はその初日2公演を収録したもの。
    4日間ひたすらインプロを続けたというだけあって重複度は少ないのだが、音だけを続けて聴いているとやはり飽きる。 実際のライヴ会場で観ることができたら興奮度も大きく異なったんだと思う。
    初日の演奏ということもあって、インプロというより単なるセッションに陥っているように思えるところもあり、『 Live at the Jazz Cafe 』 に初日の演奏が1曲(2,3日目が2曲、4日目が4曲)しか収録されていないの、判る気がする。
    (追加:2010年2月10日)
    (変更:2019年3月25日)

1997/12 /2    Jazz Cafe, London, England

  1. 2 i 1
  2. 2 i 2
  3. 2 i 3
  4. 2 i 4
  5. 2 i 5
  6. 2 i 6
  7. 2 i 7
  1. 2 ii 1
  2. 2 ii 2
  3. 2 ii 3
  4. 2 ii 4
  5. 2 ii 5
  • ProjeKct One の全4日8公演全の2日目を収録した作品。
    全編インプロがベースになっているが故に、曲毎の差異化が逆に難しくなっている。 公演毎、曲毎の違いを分析しながら聴くのが本来の楽しみ方なのかもしれないが、正直ちょっと難しい。
    そのため、どこか聴き覚えのあるリフが出てきたりすると、とても気になる。
    ” 2 ii 1 ” では、DGL Live でも紹介されている通り ” Smoke On The Water ” に似たリフを確認することができる。 音階よりもタイミングが似ているという微妙なものであるが、意識して演奏したものと思われる。 また、紹介文には記載ないが、” 2 ii 5 ” のラストには、Queen の ” Another One Bites The Dust ” が出てきたりする。 この辺り、2日目にしてこの編成でのインプロの限界が見えてしまったのかもしれない。
    (追加:2011年1月10日)
    (変更:2019年3月25日)

1997/12 /3    Jazz Cafe, London, England

  1. 3 i 1
  2. 3 i 2
  3. 3 i 3
  4. 3 i 4
  5. 3 i 5
  1. 3 ii 1
  2. 3 ii 2
  3. 3 ii 3
  4. 3 ii 4
  5. 3 ii 5
  6. 3 ii 6
  7. 3 ii 7
  • ProjeKct One の作品の中で、残念ながら最も魅力が乏しい作品である。
    前日の ” Smoke On The Water ” や ” Another One Bites The Dust ” からの借用は行き詰まり感の打破にはつながらず、本ライヴで新たな模索を試みたものの成果を出すところにまでは至っていない。 過度なまでに V-Drums に依存した ProjeKct Two は、その V-Drums が曲展開そのものを制限していたが、ブルッフォードが生ドラム(とシモンズ)に固執した ProjeKct One も、そのこだわりがインプロの展開に制限をかけているように思える。
    この後の ProjeKct Four での生ドラムと V-Drums の両立が、Double Duo 期のキング・クリムゾンに繋がったとしたなら、本ライヴの失敗が活かされているのかもしれない。
    (追加:2019年3月25日)

1997/12 /4    Jazz Cafe, London, England

  1. 4 i 1
  2. 4 i 2
  3. 4 i 3
  4. 4 i 4
  5. 4 i 5
  6. 4 i 6
  1. Interrupted Announcement
  2. 4 ii 1
  3. 4 ii 2
  4. 4 ii 3
  5. 4 ii 4
  6. 4 ii 5
  7. 4 ii 6
  • ProjeKct One の最終日の演奏を収録した作品。
    ProjeKct One の 『 Live at the Jazz Cafe 』 がリリースされた時、1曲目に収録されていた ” 4 i 1 ” の凄まじいまでの格好良さに圧倒され、ProjeKct シリーズの中では ProjeKct One が最もお気に入りであった。 しかし、こうして DGM Live から全公演がリリースされたものを聴くと、Project One の演奏のは冗長的は所が多く、インプロとして成果を出すまでには至っていなかったことが判る。 唯一のキラー・チューンである ” 4 i 1 ” も全体の中では浮いており、イントロ・パートなどは前もって相当の決めごとをしておいたように思える。 前3日の演奏を踏まえての苦肉の策であったのかもしれないが、それならそれでインプロにこだわらず、” 4 i 1 ” のような楽曲をもっと生み出してもらいたかった。
    (追加:2019年3月25日)

本作品は、DGM Live でダウンロード販売しています。  

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